スタッフレビュー一覧
店頭スタッフが様々な商品をご紹介
-
かやちゃん
@e☆イヤホン 秋葉原店
TANGZU
XUAN NV
¥15980 税込
どんなジャンルも心地よく聴けるソフトで滑らかなチューニング!
様々な楽曲で活躍してくれそうなオールラウンダーなイヤホンが「TANGZU」から登場です! ・外観と装着感 赤に輝く筐体に金の主張しすぎない模様が刻まれていて、高級感とお洒落な雰囲気を感じることができます。筐体は少しだけ大きめですが、耳に馴染む形状で違和感を感じませんでした。やや太めのケーブルですが、柔らかく取り回しがしやすいです。 ・音 全体的に柔らかく滑らかなサウンドだと思いました。様々な音がスッと自然に入ってくるような感覚を覚え、聴き心地が良かったです。低音は中高音に比べると押し出しが強く、十分な迫力を感じることができます。中高音はさらっとしつつもほんのり輪郭をとらえられるいいバランスだと思いました。 特定の音楽ジャンル向け、というよりも色々な楽曲に合わせられる万能なイヤホンだと感じました。店頭では実際に音や装着感を試すことができます! 機会がありましたら是非お越しくださいませ!
-
えっさん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
Campfire Audio
Moon Rover
¥189800 税込
どこから見ても、聴いても輝く
【ポイント】 - 世界888台限定で発売 - 各部品を個別に手作業で火炎処理したという美しいデザイン 【デザイン】 各部品を個別に手作業で火炎処理し、処理中に加えられた温度によって生み出されたグラデーションがなんといっても特徴的です。光を受けるとグラデーションの見え方が変化するので、眺めるだけでも楽しく、ウットリします。 チタンを採用しているため、軽量でスリムに感じました。 【音質】 ドライバー構成は「12mmのフルレンジプラナーマグネティックドライバー」1基を搭載しており、全体的にまとまりのある印象です。低域から高域にかけて、バランス良く描写してくれます。強いて言えば中域が少し後退している感じです。 モニター向けイヤホンのようなフラットさとは異なりますが、バランス良くリスニングを楽しめるようなサウンドです。また、駆動方式が「平面磁界駆動」という影響からか、高域を中心に煌びやかで高い解像度のように思いました。特にドラムのハイハットやシンセサイザーの打ち込みといった、細やかで艶やかな高域のサウンド描写がとても丁寧です。 普段のイヤホンなら後退して聴こえる細かい音が、一粒一粒しっかりと前に出て聴こえるので、音源の空気感がしっかりと伝わってくるのが特徴的に思います。 【総合すると・・・】 「プラナーマグネティックドライバー」と「平面磁界駆動」による組み合わせはある程度のフラットさを軸に、平面磁界駆動らしい細やかで煌びやかな、一粒一粒を丁寧に描写してくれます。 音の鳴り方はフラットで。だけどもモニター向けイヤホンのような忠実すぎるフラットさよりも、聴いて楽しめるフラットさが欲しい。そんなユーザーにぜひ一度お試しいただきたい製品です。 【試聴環境】 NW-WM1AM2→Moon Rover 【試聴楽曲】 - かまいたち「I LOVE YOU」 - BRAIN DRIVE「THE REBORN MAN」 - 聖飢魔Ⅱ「嵐の予感」
-
れんれん
@e☆イヤホン
SHANLING
ME600
¥52470 税込
どっしり&ハキハキ!低音の「アウトライン」が美しい……。
これらのワードが気になるあなたにぜひオススメなイヤホン、SHANLING(シャンリン)「ME600」のご紹介です! ・流れるような気品あるデザインと快適な装着感 ・パワフルなベースラインと滑らかなボーカル ・3.5mm、4.4mmに変更可能なモジュールプラグ採用 【外観&装着感】 本体を手に取ってまず目を引くのは、細かい溝が幾重にも刻まれた金属筐体です! ハウジング側は落ち着いた光沢のあるブラック、ノズル側は美しい輝きを放つローズゴールドと、2面性のあるデザインが特徴的です。 耳甲介に沿うようにカーブした筐体は耳にすっぽりと収まり、遮音性とホールド感は申し分ありません! 編み込まれたケーブルも非常にソフトで、取り回しも良好です♪ 【音質】 「ME600」では3.5mmと4.4mmを付け替えられるモジュールプラグを採用しているので、今回はアンバランスとバランス接続での音の違いを聴き比べてみました! ・3.5mm(アンバランス接続) 元気よく弾ける低高音域とスムースな中音域が混ざり合い、非常にインパクトのあるサウンドです! 特に低音域の押し出しが強めかつ輪郭がクッキリと感じられるので、ベースラインを見失わずにしっかりと追えるのが聴いていて楽しい……! 全体的に手前にドンドン寄ってくれる賑やかさはありますが、一定ラインでの距離感は保てているので、それほど聴き疲れもしにくいチューニングだと感じました。 ・4.4mm(バランス接続) 曲の展開によっては少し量感のバラツキを感じていた低音域がしっかり整えられ、より聴きやすくなった印象です。これによりボーカルが鮮明に浮かび上がり、細かいリズムを刻むハイハットシンバルや要所で入るカッティングギターも明るくメリハリのついたサウンドに変化しました! 【まとめ】 上品かつスタイリッシュなデザイン、迫力と繊細さを兼ね備えたサウンドが印象的でした! 他にも付属のイヤーピースや3種類のチューニングノズルを付け替えることで、サウンドに更なる幅を持たせることができます。ぜひお試しください! 【試聴環境】 iPhone12 mini → FIIO「Q11」→ SHANLING(シャンリン)「ME600」 【試聴楽曲】 藤井 風 / 満ちてゆく 槇原敬之 / CLOSE TO YOU 星街すいせい / ビビデバ ラプラス・ダークネス / drop candy
-
KJ
@e☆イヤホン
STAX
SR-X1
¥59400 税込
確かな再現性とフラットなサウンドのエントリーモデル
ブラックカラー基調の、金属素材が映える高級感あるデザインが印象的。スタックスでは珍しいカラーリングで、シックで落ち着いた統一感のある色合いが渋かっこいいデザインです! シープスキンのイヤーパッドは滑らかで上品。見た目も良いですが、軽量なので長時間の使用でも疲れにくいです。 音質は非常にフラットで正確なサウンドが魅力です。低域はしっかり制御されていて、中域はこもらず明瞭。高域も柔らかく自然に鳴ります。どの帯域も精密に表現され、高解像度でクリアなサウンドが楽しめます。芯のある弾む楽器の音が、軽やかに響き渡る気持ちよさが特に印象的でした! 確かなパフォーマンスを発揮してくれる、エントリー機でも本物の静電型サウンドが味わえる魅力的なヘッドホンです!
-
KJ
@e☆イヤホン
STAX
SRS-X1000
¥108900 税込
本物を味わえる大人の入門セット
ヘッドホン・アンプ共に、ブラックカラーが基調。ヘッドホンは金属素材が映える高級感あるデザインです。ざらっとした質感と、正面がメタリックなデザインのアンプは重厚感があり、どっしりとした見た目が渋くかっこいいです。スタックスでは珍しいカラーリングで、シックで落ち着いた統一感のある組み合わせが、インテリアとしても楽しめますね! シープスキンのイヤーパッドは滑らかで上品。見た目も良いですが、軽量なので長時間の使用でも疲れにくいです。 音質は非常にフラットで正確なサウンドが魅力です。低域はしっかり制御されていて、中域はこもらず明瞭。高域も柔らかく自然に鳴ります。どの帯域も精密に表現され、高解像度でクリアなサウンドが楽しめます。芯のある弾む楽器の音が、軽やかに響き渡る気持ちよさが特に印象的でした! アンプとセットになっている商品の中では比較的価格も抑えめなので、また一つオーディオの深みにはまれる入門セットとしてももってこいな大人のハッピーセットです☆
-
なおティー
@e☆イヤホン
iBasso Audio
D16 TAIPAN
¥247500 税込
最高クラスの音質を外出時にも体験したいという方へ
地響きのような深い超低域から、針のように細い超高域まで、すべて滑らかにクリーンな音に変化させてくれます。最高クラスの音質と持ち運びできるサイズ感を両立したポータブルDACアンプ「D16 TAIPAN」のご紹介です。重量はあるものの、この音質なら納得の一品です! 一般的なスマートフォンより一回り大きいサイズで、ディスプレイ以外ほぼ全て黒色の金属で構成された重厚感のある外観です。持つとかなりの重みを感じるので、電車や徒歩などの移動時に持ち歩いて使うというよりは、室内で机などに置いて聴く用途が合いそうです。 正面から見ると、上下側面に入出力端子やスイッチが揃っていて、端子の上部に「COAX」や「OUT」などの表記が書かれている親切な設計です。また、USB-C端子が充電用とDAC用で2つ用意されており、充電中もDACとして使用できるのが地味にうれしい仕様ですね。 操作は電源ON/OFFのトグルスイッチと大小2つの音量調節ツマミのみというシンプルな構成です。ツマミは押し込むことも可能で、ディスプレイの表示/非表示や出力の設定切り替えなどができます。 音質は、ノイズがすこぶる少ないクリーンなサウンドという印象です。イヤホン本来の個性は残しつつ、すべての音が滑らかでかつ明瞭に聴こえてきます。全ての帯域の音がまんべんなく精密に聴こえてくるため、普段聴いている曲でも新しい音を発見することがあり、驚きの連続でした。 特に重低音は顕著にクッキリとした音に変化しており、音程や定位が聴き取りやすいです。凄く深い音をここまで綺麗にまっすぐ鳴らしてくれるDACは、ここ2023〜2024年のポータブルDACの中では初めて聴いたかもしれません! 音場も広めの印象で、すべての音から半歩下がって俯瞰して聴くような感覚です。楽器の数が多い曲でも、一つひとつの音の位置感覚が分かりやすいです。 外出時に持ち込めるDACの中ではトップクラスに音質が良いと感じたポータブルDACでした。カフェやホテルなど、家にいる時以外の時間でも音質にこだわりたい方にぜひおすすめです。また、省スペースな据え置きDACアンプとして使用するのもおすすめできる性能です!
-
BAMBI
@e☆イヤホン 秋葉原店
ACTIVO
ACTIVO P1【IRV-ACTIVO-P1】
¥69300 税込
シンプルなデザイン。シンプルなサウンド。
音のレスポンスが良く、アタック感が必要な楽曲でも十分に再生してくれます。広がりや余韻は強くはないですが余計な味付けをせず、比較的音源そのままを忠実に再生してくれるプレイヤーだと思います。アナログな楽曲もデジタルな楽曲も難なく鳴らしてくれます。 高域はシャープながら刺さらず、中域は一歩前にあり聴きやすいです。低域は量感よりも質感という感じです。全体的に寒色系に感じ、Astell&KernによるチューニングなのでしっかりとAstell&Kernらしさも感じられます。EQもいじってみましたが、大きく変化するのではなくほんのりと変化する感じです。 本体はアルミニウムとポリカーボネートの組み合わせにより、滑らかな曲線を描いていることで吸い付くような質感で手に収まりやすく、重量は約155gという軽さ。最近のDAPの中ではサイズも重さもコンパクトなので持ち運びに苦労しないと思います。触れればわかるシンプルな物理ボタンが両サイドに配置してあるので、ポケットの中でも再生停止、音量調整が出来ます。そのうえ4.4mmバランス接続も搭載しています。 また、Wi-Fi接続によりサードパーティー製のアプリのインストールが可能です。さらに、Bluetooth5.3なのでBluetoothレシーバーとしても安定した接続性を保ってくれます。バッテリーも20時間と大容量なので外出時でも安心です。 シンプルなデザインで近未来的にもレトロポップにも感じられる、男性でも女性でも使えるプレイヤーです。
-
とむ
@e☆イヤホン 秋葉原店
Nostalgia Audio
Tesseract(Universal Fit)
¥660000 税込
どこまでも深く、思わず目を閉じてしまう一本。
Nostalgia Audioより、全世界150台限定の渾身の一本「Tesseract」をご紹介します。 濃密で深みのある中低域、それを左右から包み込むように鳴る高域。まず一聴してすぐに感じたのは、まるで自分自身が音楽の真ん中にいるような感覚でした。最低音や最高音のような帯域に関しては、すっきりと丁寧にまとめられており、聴き疲れしにくいバランスに仕上がっています。センターとサイドの分離感も素晴らしく、往年の洋ロックからアコースティック音楽まで、その場に自分がいるような感覚で楽しませてくれます。 また、メーカー独自のフル3Dプリントで成形された本体は引き締まったスタイリッシュなデザインとなっており、その設計思想は外見だけでなく、イヤホン内部に関しても精密に設計されています。片側16ドライバーながらも他製品に比べてサイズが抑えられているため、装着感・フィット感共に非常に良く、音質面も併せて長時間のリスニングに適しています。 ぜひ店頭でご試聴ください。
-
えっさん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
Victor
スパイラルドットProイヤーピース
Mサイズ / 2ペア
¥1980 税込
柔らかく、透き通る。
【ポイント】 - 「スパイラルドット」シリーズ - スパイラル状の凸形状を追加 【デザイン/装着感】 黒を基調としたイヤーピースです。シリコン素材で柔らかく、耳触りの良い印象を受けました。触ってみるとサラサラしており、圧迫感も少ないです。全体的に厚みは薄いですが、遮音性も良いように思います。 ノズル部分を覗いてみると、「スパイラルドット」シリーズ特有のディンプル(小さく丸いくぼみ)と新たに追加されたスパイラル状の凸形状が見えます。イヤーピースの高さは若干低めで、サイズは平均的です。穴の大きさは広めで、フィルターは付いていません。 【音質/機能】 全体的に芯がありつつもクリアで風通しの良いサウンドのように感じました。特に中高域がナチュラルで柔らかく、上に抜けてくれるような解放感があります。ギターのかき鳴らす音色や、ピアノなどを丁寧に描写してくれます。特に弦楽器が綺麗に聴こえました。 低域はガッシリとはしていませんが、薄まることもなく、存在感はハッキリと残っています。良い意味で爽やかな低音ですので、ベースやドラムもズンズンとした圧が無く、自然体のような心地の良いリズムを聞かせてくれるのではないでしょうか。 以上のような性質から、音場はフワッと全体が広がります。音の密度は薄まりますが、ライブハウスからホールに移り変わったような広がりです。広がるだけでなく繊細さも向上します。 【総合すると・・・】 本製品は独自の音質向上技術「スパイラルドット」にスパイラル状の凸形状を追加されたモデルです。元々は「HA-FW1000T」や「HA-FX150T」に採用・付属されていたイヤーピースですので、有線イヤホンの他に一部TWSでも利用可能です。試しにTechnics「EAH-AZ60M2」に装着してみましたが、ケースに収まり、難なく装着できました。 【スパイラルドット++】や【スパイラルドット】と比べると、シリコンの柔らかさや音の鳴り方に変化が見られます。特に高域の鳴り方、抜け方、音の広がりの良さに優れているのがこの【スパイラルドットPro】のように思いました。音場の広がりやサウンドの柔らかさ、高域を心地よく聴きたい方などにお試しいただきたいイヤーピースです。 【試聴環境】 NW-WM1AM2→BUCK-TICK∞TAGO STUDIO T3-02 / EAH-AZ60M2 【試聴楽曲】 - FIELD OF VIEW 『12月の魔法』 - BUCK-TICK 『Heaven』 - BUKU 『ぼくたちだけの天国』
-
KJ
@e☆イヤホン
Nostalgia Audio
NA5(Universal Fit)
¥137500 税込
爽やかでハイセンスな万能サウンドの有線イヤホン
夏を感じさせる爽やかなデザインが特徴です。明るい色を使っていますが、透明のシェルとフェイスプレートの配色センスが非常に良く、どこか色気も感じる個性的なデザインが魅力的です。外での使用時には、周りの目を引くこと間違いなしですね★ 音質に関しては、非常にバランスの取れたサウンド。すべての音域がクリアに再現され、特にボーカルの表現力が際立ちます。楽器の生々しさが美しく、それぞれの音がメリハリを持ちながらも、綺麗に溶け込むように調整されている印象です。低域から高域まで、音の始まりから終わりまでが鮮明に表現される高解像度のサウンドはこのイヤホンの大きな魅力です。 見た目は存在感たっぷりで、音はまじめなデキるイヤホン! ギャップ萌えです♡
-
なおティー
@e☆イヤホン
Nostalgia Audio
Tesseract(Universal Fit)
¥660000 税込
Nostalgia Audioの本気はすごかった!
しっかり一つひとつ濃い音で、かつ音量バランスや音色を過度に変化させず、それでいて見通しの良いサウンドを作り出すNostalgia Audioの技術力に思わずスタンディングオベーション! そんな匠のチューニング力が詰め込まれたイヤホン「Tesseract」をご紹介します。 フェイスプレートからケーブルまで、全体的にサイバーチックなカッコよさを放つ見た目。イヤホン収納箱や外箱などの付属品全ての質が高く、所有欲が爆上がりしそうです。特に外箱の大きさはビックリしますよ! フェイスプレートは金属製のもので、少し重みを感じます。また、多ドライバーゆえに筐体が太く、装着感に不安を感じたものの、実際に着けてみると意外にも耳への負担は少なく感じました。ノズルが耳に深く差し込みやすい形であったり、筐体が耳にフィットしやすい曲線を描いていることで耳の負担が和らいでいるといったところでしょうか。 音質は、見通しの良さと高域の実体感が高い点が特徴的です。中域〜中高域が少し濃いめのバランスで、ストリングスやギターが伸び良く生き生きと鳴っているのが目立っていました。 他の音域については、重低音はかなり控えめの鳴りで、必要最低限の音圧という印象。低域はハリが良く、スッキリした音色です。ボーカルは、程よい距離感で温かみのある声で綺麗に鳴らしてくれます。高域は、定位感の高さと解像度がずば抜けていて、シンバルやハット音の生感に驚きました! まとめると、分離感が高くて見通しが良く、ヴァイオリンやピアノなどの楽器の質感がリアルに聴こえるサウンドが特徴的なイヤホンです。オーケストラやPOPSなど、楽器やシンセサイザーなどの音数が多い曲におすすめだと感じました!
-
しゅーてぃ
@e☆イヤホン 秋葉原店
Nostalgia Audio
NA7(Universal Fit)
¥198000 税込
耳元に創造される、最前列の空気感。
【音質】 一聴してまず感じたのは、圧倒的な量感の低音です。J-POPなどでは胸を打ち抜くような鋭いキックと下腹を持ち上げるようなベースが、クラシックでは目の前でグランカッサが響くような大迫力の低音を楽しめます。それでいて、ギター、シンセ、ピアノ、ストリングスなどの楽器が一歩引いた位置から楽曲を支える柱となっている印象を受けます。ボーカルは中音域が厚めに取られている関係上、母音の存在感は大きいですが、ややクリアさに欠ける面がありました。 もう一つ特徴的な点が、楽曲の背後に広がる空間の広さです。各楽器・ボーカル自体は近い位置で鳴っているのですが、その裏側に空間が広がっており、そこに反射して返ってくる残響感が他のイヤホンにはないユニークなポイントだと感じました。特にライブ音源やクラシックなどの臨場感を重視する場合には、他のイヤホンでは感じることのできない空気感を得られます。全帯域を通して丸みを帯びたウォームなサウンドとなっており、ストリングスやトランペットなども刺さることなく滑らかに表現し、エレキベースやキックなども角の取れた「面」での圧力を感じられました。 【外装】 5BA+2静電ドライバーという構成ながら、筐体が大きすぎることはなく、付け心地はかなり軽い印象でした。ケーブルは癖のない黒い被膜の銀メッキ銅ケーブルとなっており、取り回しがしやすく、1.6m・3.5mmと1.3m・4.4mmの二種類が付属しているので、場面を選ばず使用できます。 【まとめ】 圧倒的な低音で腹の底から楽曲を楽しみたい方、コンサート会場の最前列のような臨場感で楽曲に没入したい方に特にオススメです! ぜひ一度お試しください! 【試聴環境・楽曲】 Astell&Kern AK HB1(Type-C/4.4mmバランス接続) Earth, Wind & Fire「In the Stone」 Official髭男dism「Universe(Live)」 サイトウ・キネン・オーケストラ「ハリーの不思議な世界」(映画『ハリー・ポッターと賢者の石』から / 2023年 サントリーホールにてライヴ録音)
-
かやちゃん
@e☆イヤホン 秋葉原店
Nostalgia Audio
NA3(Universal Fit)
¥77000 税込
柔らかなボーカルを味わいたい方におすすめです!
黒のフェイスプレートにシルバーで刻印された型番とロゴ。「Nostalgia audio」の他モデルよりも落ち着いたデザインで、クールな印象を受けます。カスタムモデルであれば、もっと派手にすることもできるので、お好みに合わせてぜひお試しください。 特筆すべきはボーカルです。他の楽器隊の音よりやや強調されていて、聴きやすく感じました。柔らかくも伸びやかな音で、特に女性ボーカルと相性が良いように感じました。低音はややタイトで、中高音に比べると少ないですが、存在をしっかりと感じられました。中高音は滑らかで優しく広がりのある音です。空間は近すぎず狭すぎず、ちょうどいいバランスのように感じました。 メリハリのある元気なサウンドよりも、ゆったりとした落ち着きのあるサウンドが好きな方におすすめです! 実際に試聴することができますので、機会がありましたらぜひ手に取ってみてください!
-
せめちゃん
@e☆イヤホン
水月雨 (MOONDROP)
U-2
¥7200 税込
個性的な見た目のインナーイヤー型イヤホンが水月雨から登場しました!
まず目を引くのが、その見た目です。パッと見たときに「おっ、これはなんだ?」と思わせるようなデザインです。イヤホンに個性を求める人にはたまらないですね。 その個性的な見た目ながら装着感が良く、滑り落ちずに耳へのおさまりもGOOD。耳にぴったりフィットして安定感も抜群でした。イヤホン自体が軽くできていて、長時間つけていても疲れにくいので、ずっと音楽を楽しみたい人にはピッタリなイヤホンだと思います。 音質に関してもかなり印象的です。低音は控えめですが、その分表現力があるので音色をしっかり捉えられます。特にボーカルが少し前に出てくる感じがあり、アーティストが近くで歌っているかのような感覚です。インナーイヤー型らしく、音の空間をしっかり感じることができるのもポイント高いですね。 さらに、声が楽しく聴けるというのも魅力の一つだと感じました。動画配信を楽しむのにも最適ですし、音ゲーなども楽しくプレイできそうです。 イヤホンを選ぶときに重視するポイントが「装着感」「個性的なデザイン」「クリアなボーカル」なら、この「U-2」はぜひ一度試してほしいイヤホンです!
-
すけさん
@e☆イヤホン 秋葉原店
Victor
HA-A30T2
ブラック
¥9900 税込
かわいいワンちゃんとガチ過ぎる性能
可愛らしいVictor犬(ニッパー)デザイン、小ぶりな筐体、素敵なカラーバリエーションとキャッチーな要素を完備したエントリーイヤホン……というだけではありません! オーディオマニアをも唸らせる、締まった低域と細やかな表現力。聴きやすいサウンドバランスに加えて、自らの拘りを反映できるイコライザーも完備! ・はじめてのワイヤレスイヤホンに! ・メイン機に! ・ サブ機に! ・プレゼントに! 見た目、使用感、音質の全ての要素でオススメできるエントリーイヤホンの傑作です! まずは外観から、ケースもイヤホン本体も非常にコンパクト! ポケットに入れても邪魔になりにくい、携帯性の高いサイズです。前作と比べると少し本体の厚みが増しましたが、装着感としては全く支障なし。個人的にはワンちゃんがより目立つ形になるのでむしろ良いのでは?と思っています。 ケースデザインも、外と中で色を変えるインナーカラーがおしゃれで可愛いですね。とはいえ主張の激しいタイプの可愛さでもないので、男性にもオススメしやすいです。 音質面では、アタックと余韻がともに優秀で、ウッドハウジングを想起するほど豊かな低域が目立ちますが、中域の細やかさと情報量にも注目していただきたいところ。ボーカル表現も自然で聴きやすく、歌ものはオールジャンル相性が良さそうです。全体としてはかなりウォーム寄りですが、音像がぼやけることはなく、空間も広めにとられているので聴き心地抜群です。 ノイズキャンセリングについては賛否が分かれるところでしょうか。価格帯の中ではちょっと弱めの部類です。しかし、不自然に効きすぎるとかえってノイキャン酔いに繋がりやすいので、はじめてワイヤレスイヤホンを買う方にはこのくらいから始めることをオススメします。また、本機の持つ空間表現や余韻感を楽しむ上では、むしろノイズキャンセリングそのものをオフにするのが個人的にはオススメです。 アプリについては、かなり詳細に設定を変更でき、自分の好みを細かく反映できるので非常に好印象です。個人的には誤操作を防ぐためのタッチ無効があるのがありがたいですね。その他にも、インジゲーターの点灯を抑制、プロンプト(音声アナウンスやビープ音)を抑制、サイドトーン(通話音声をナチュラルにする)、低遅延モードなどが設定できます。 タッチキー設定については片耳使用の時とそうでない時、音楽用と通話用のそれぞれ4種を個別に設定でき、日常のあらゆるシーンでスムーズに使用できます。 イコライザーは、デフォルトで3種(FLAT, BASS, CLEAR)があり、これだけでもかなり音色に違いが出ますが、カスタムがまた楽しい! Victorアプリおなじみのパラメトリックイコライザーを採用しており、周波数帯域とその増減はもちろん、影響を与える周波数幅も設定できるので、音楽にこだわりを持っている方ほどイコライザーをいじる手が止まらなくなるのではないでしょうか。 はじめてワイヤレスを選ぶ方はまず間違いなくこのイヤホンを候補のメインにして問題ないと思います。こんなに全てが高水準のイヤホンはなかなかありません。HA-A30Tをお持ちで乗り換え先を探されている方ももちろん本機がオススメです。私もA30Tを愛用していましたが、本機を一聴して即決で購入しました。後継機と言いつつも仕様や音質が大きく変化してしまっていた、ということはないので安心してお買い求めください。そのアップグレード幅に驚くはずです。 音質にこだわりをお持ちの方は、ウォームで中低域を中心としたサウンドバランスがお好みであればかなりオススメです。逆にパッキリとした輪郭の音がお好みであれば他の選択肢もあるかもしれません。メイン機をお持ちの方や普段は有線イヤホンをご利用中の方は、イコライザーが遊べる使いやすいサブ機としてひとつ持っておくと便利かつ楽しいかもしれません。ご検討ください。 【試聴楽曲】 ずっと真夜中でいいのに「あいつら全員同窓会」 Monkey Majik + 吉田兄弟「Change」 宇多田ヒカル「二時間だけのバカンス(feat. 椎名林檎)」 HOYO-MiX「凛々しい遊侠」 結束バンド「転がる岩、君に朝が降る -恒星- LIVE ver」
-
れんれん
@e☆イヤホン
Sonos
Ace
ブラック
¥74800 税込
Hi-Fiサウンドを贅沢に持ち歩こう!
今回はパワフルかつ広大なサウンドと、豊富な機能を高水準で備えたワイヤレスヘッドホン、Sonos「Ace」のご紹介です! 【外観&装着感】 全体的にマットな質感と曲線的な造形が気品と落ち着きを感じさせます。見た目の美しさだけではなく、左右が一目で分かるようにイヤーパッドの内側の色が非対称になっているのも小さい部分ですがありがたいポイントですね。 ヘッドバンドのスライダー部分は細かい調整が可能な無段階タイプで、側圧はやや強めの印象です。しっとりとしたイヤーパッドが耳の周りを隙間なくピッタリと覆ってくれるので、多少動いてもズレる心配は無さそうです! 【機能】 本体右側に付いているスライド式ボタン「コンテンツキー」の操作が想像以上に直感的かつ快適で、「音量操作」「再生/停止」「曲送り/戻し」などの基本的な操作がボタン一つで完結するのは個人的にかなり画期的に感じました! アクティブノイズキャンセリング(以下ANC)は音楽を流していない状態でも減音を感じられるほど強力で、空調ノイズや足音をしっかりと抑えてくれます。ANC特有の閉塞感も極めて少ないので、自然な減音をお求めの方にオススメです。 また、コンテンツキーの下部にある丸いボタンを押すとアウェアモード(外音取り込み)に切り替えが可能です。音の方向や大きさをかなり自然に伝えてくれるので、装着したままでの会話も快適に出来ました! 【音質】 音を出した瞬間、厚みと透明感のあるサウンドに圧倒されました……! サブベースの揺らぎも滑らかに鳴らしきる深みのある低音域、レスポンスの良い中音域と心地よく伸びる高音域がバランスよく合わさり、時代やジャンルの隔たり無く楽しめるサウンドに仕上がっていると感じました! また、分離感にも優れており、特に「Dolby Atmos」対応音源では弦楽器のような同じポジションかつ混ざりやすい音であってもしっかりとそれぞれのパートを分けて聴くことができました。かなり聴き込んだ曲でも「え、ここでそんな音鳴ってたの……⁉」と素で驚くレベルで音が分かれるので、ぜひお気に入りの楽曲で試聴してみてください! 【まとめ】 洗練されたデザイン、アクセシビリティと高機能の両立、広い空間表現と力強いサウンドを楽しめるSonos「Ace」は、最高のHi-Fiサウンドを贅沢に持ち歩きたい方にオススメの1台です。ぜひお試しください! 【試聴環境】 iPhone12 mini 【試聴楽曲】 ACE COOL / 興味 LE SSERAFIM / Perfect Night 初星学園 & 藤田ことね / Yellow Big Bang! 藤井風 / 満ちてゆく
-
なおティー
@e☆イヤホン
FIIO
FA19
¥187000 税込
力強さと繊細さの両方を兼ね備えた最強イヤホン
解像度抜群のパワフルサウンドを鳴らす、FIIO渾身のフラグシップモデルが登場! ボーカルやドラムの力強い音から、ヴァイオリンやピアノの繊細な音まで、精密にかつ伸び伸びと鳴らしてくれます。FIIO製品の音色が好きな方は特に必聴です! 銀色の直線が斜めに交差する幾何学模様のフェイスプレートに透明なシェル、全体的にメカニカルなデザインです。シェルの側面には周波数特性を切り替えるディップスイッチが搭載されています。このスイッチは非常に小さく、指ではほぼ切り替え不可能なため、SIMピンや竹串のような先端が細いものを使うことを推奨します。 10基のドライバーが搭載されているためシェルが少し厚く、装着時には少し耳からはみ出ますが、筐体の重さは多ドライバーイヤホンの中ではかなり軽く、耳への負担はあまり感じませんでした。 音質は、アタック感の強いクリアなサウンドという印象です。全体的に解像度が非常に高く、音の芯がぶれたり、音同士が混ざり合ってぼやけたりすることがほとんどありません。それでいて、一つひとつの音の圧をしっかり感じ取れるパワフルさもあり、聴きごたえも抜群。繊細さと迫力という相反する要素を兼ね備えたサウンドは最強ではないでしょうか! 各帯域を説明すると、低域は深く音圧をしっかり感じる強い音。中域は輪郭がはっきりとしていて、奥行きを感じる厚みが印象的。高域は耳が痛くならない絶妙な鋭さを持ち、非常にすっきりした感覚です。 特に高域の伸びが良いのが特徴で、ボーカルやピアノ、ストリングスの音が透明感ある綺麗な音で鳴らしてくれます。オーケストラやバラードのジャンルに合うと思います。 ディップスイッチをONに切り替えると、低域〜中低域の厚みと広がりが増し、躍動感あるサウンドに変化しました。Jazzやクラブ寄りのサウンドを聴く方にはこちらがピッタリだと思います! まとめると、パワフルな音でありながらも、細部の音まで拾い上げる精密さも備えた万能イヤホンだと思いました。FIIO製品の特徴的なすっきりとした音色が好きな方、ボーナスをもらった際のご褒美品を探している方に、「FA19」をぜひとも検討してみてはいかがでしょうか!
-
えんじ
@e☆イヤホン 秋葉原店
SIMGOT
EA500 LM
¥15300 税込
どんな自分もこれ一本で!一面では魅力が測れない、もっと知りたくなるイヤホンです!
「EA500の後継機」で片付けてしまうのはもったいない! 様々な表情を見せてくれる新作イヤホン「EA500 LM」のご紹介です。 こちらの製品、付属してくるのはイヤホンとケーブル、キャリングケース、イヤーピースとノズルがそれぞれ3ペアと、一見シンプルな内容です。ただ、この「三種のノズル」が本機の肝となり、多様な表現を聴かせてくれます。 前作「EA500」でも二種のノズルが付属していましたが、本機のノズルをそれぞれ試してみた結果、交換による変化を楽しむという意味で、付属の本数が増えたこと以上の満足感を得ることができました。 ですので、本機は特に、イヤホンのカスタマイズに馴染みがない方にこそおすすめしたい逸品です。 ノズルを換えたところでそこまで変わる? 本体部分は同じなのに? と思われる方もいらっしゃるでしょう。私も最初はそう思っていました。 そんな方にこそ、ほんの一手間でその日の気分やシーンにアジャストできるこのイヤホンの強みをお伝えしたいと思います。 まず、イヤホンそのものの仕上がりは、バランス感覚に優れた苦手の少ない優等生という感じです。「EA500」よりも中低域の量感が少し増し、描写力も向上したように感じますが、帯域バランスは比較的整っています。意図的に特徴を作らず、特定のジャンルに特化させないところに好感が持てました。細やかな表現も上手ですが、空間がややコンパクトなので、密度感も損なわれることがないのが絶妙です。 上記のような性質ゆえ、ノズルを換えたからといって繊細で優しい美音系から重低音ゴリゴリ極太サウンドに変身!というような極端な変化量とは違います。例えるなら、一人の人間の会社での顔、休日自宅でのんびりしている時の顔、友人とランチに出掛けた時の顔、のように、同じ人にも様々な表情がある、といった雰囲気が近しいでしょうか。それでは、各ノズルの個人的な分析を列挙していきます。 【金色ノズル/赤色リング】 明るい音という印象です。全体として柔らかめの音色ですが、音の芯の部分は的確に捉えてくるのできっちりとした印象を覚えます。清々しく伸びやかな中高域はまさに華やかです。余韻感もありますが残り過ぎず、輪郭がぼやけることがありません。対して低域は、量感こそしっかりしていますが、決して前に出過ぎることはなく、あくまで主役は上の帯域であるとの意思表示かのようです。「縁の下の力持ち」という佇まいでした。このような可憐且つ上品な音色はクラシックやジャズテイストのインスト楽曲との相性が抜群でしたが、そこに歌が加わることで、また違った表情を見せてくれます。歌声の距離が近く描写は細やかなので、ボーカリストそれぞれの表現や感情が流れ込んでくるかのようでした。言葉の力を感じられる表現です。そしてそれらを前述の特性を持つ楽器隊が品良く飾り立てる様は、時に目を閉じて聴き入りたくなるようなドラマチックな仕上がりとなっていました。 【銀色ノズル/赤色リング】 ニュートラルサウンドという印象です。残響感も少なく、質感、定位含めて正確な音を出してくれます。聴き手の感情が持っていかれすぎないので、楽曲の構成を把握したり、分析的に聴きたい時にうってつけのサウンドであると言えるでしょう。リスニング時は、個人的にはテクノの鳴りが特に好印象でした。小気味良さがクセになるサウンドで、電子音との親和性は抜群です。このリズムの取りやすさ、というより思わずリズムを刻みたくなる要因は、このノズルの低域の締りも一役買っているのでしょう。スマートな歯切れの良さが気持ち良く、このまま作業やワークアウトに出掛けたい気分になりました。捗ること間違いなしです。 【銀色ノズル/黒色リング】 最も弾力感のあるサウンドです。全ての音が弾むようで、これぞ元気サウンド!といった感想です。アタック感が強く、分離感も確かなものがあるので、ロック全般が得意です。ロックであれば、疾走感のある爽やかなものから、激しく重たいハードなものまで網羅できる印象でした。また、EDMなどのダンスミュージック系の、特にテンポが速めのものともピッタリです。跳ねるような音の質感が、トランスと呼ばれるような楽曲の中毒性をさらに高めてくれました。上記の質感ゆえ、ヒップホップとの相性も素晴らしいものがあります。そもそも曲全般がリズミカルなものがほとんどなので、ボーカル、演奏共に聴き応え十分です。三種のノズルの中で最も活きが良いので、ボルテージを上げてくれるような楽曲での運用を特におすすめします。 以上が各ノズルのざっくりとした所感となります。同じイヤホンでもここまで風合いを変えられるので、毎朝コーディネートを選ぶように、「今日はどの音にしよう?」なんて胸躍る生活も楽しそうだなぁと想像を巡らせながら聴いていました。皆様それぞれのご感想も是非お聞かせいただければと思いますので、この機会に是非、イーイヤホン店頭でお試しください!全店でご試聴可能です! 「EA500 LM」、私の今のイチオシでございます!
-
わか
@e☆イヤホン
Sonos
Ace
ソフトホワイト
¥74800 税込
「見た目」「音質」「ノイズキャンセリング性能」の全てがトップクラスのワイヤレスヘッドホン
【ポイント】 ・非常に高性能なノイズキャンセリング ・一聴して「良い音」と感じられるバランスの良いサウンド 【装着感・着脱検知機能】 程よい弾力のイヤーパッドと頭頂部に触れる部分が頭を包み込むようにフィットします。ヘッドバンドはやや細めですが、頭にかかる力がきちんと分散されており、1時間以上装着しても痛みを感じることはありませんでした。 着脱検知機能の感度と精度が非常に優秀で、特にヘッドホンを一時的に外した状態から再度装着した際に、一時停止していた音楽が即座に再生再開されるのは非常に好印象です。 【ノイズキャンセリング・外音取り込み機能】 「Sonos Ace」の推しポイントの1つとして挙げられるのが高いノイズキャンセリング性能です。2024年6月時点で販売されているワイヤレスヘッドホンの中でトップクラスの性能だと感じました。空調のやや低いノイズからキーボードの打鍵のような高いノイズまでしっかりとノイズキャンセリング効果を実感できました。また、ノイズキャンセリング特有の閉鎖感も少ない印象を受けました。 外音取り込み性能(アウェアモード)もノイズキャンセリング性能同様非常に高く、特に「自然さ」という点において優れていると感じました。音量が適切で、特定の帯域だけ強調されておらず、自身の発する声も違和感がありません。ヘッドホン越しで聞く周囲の音と、ヘッドホンを外して直接聞く周囲の音はほとんど変わりがありませんでした。 【音の印象】 低域から高域までバランスの良いサウンドを奏でます。低域の量感がやや多めで、深いところまでしっかりと沈み込みます。ボーカルは近めに配置されており、暖かさが感じられ、細かな息遣いまで届けてくれます。高域は繊細かつ細かな音までしっかりと表現してくれます。ボーカルや高域の刺さりは感じません。一つひとつの音の解像度が高い一方で、音が硬すぎず、長時間の試聴でも聴き疲れすることはありませんでした。 【Dolby Atmos音源】 音源をDolby Atmos音源に変更すると、外方向へ空間がグッと広がるような印象を受けます。全体的に音と自身との距離が遠ざかり、まるで楽曲という作品空間の中に紛れ込んだかのような没入感を体験できます。アプリ上からヘッドトラッキング機能をONにすることで、より音楽の空間に没入できました。 【まとめ】 「見た目」「音質」「ノイズキャンセリング性能」どの角度から見ても満足できるヘッドホンです。ぜひお試しください! 【試聴環境】 iPhone 14 Pro→Sonos Ace 【試聴楽曲】 IVE - 해야 (HEYA) YOASOBI - アイドル ※Apple Musicにて通常音源とDolby Atmos音源を試聴 ※量感イメージの評価は通常音源にて採点
-
BAMBI
@e☆イヤホン 秋葉原店
Unique Melody
The Multiverse Mentor 【UNM-1567】
¥730000 税込
開放感を感じるハイエンド
まず一聴して思うのは、音場が広い、狭いではなく「解放感がある」ことでした。 程よいリバーブ感で余韻が広がり、伸びる音はスッと消えるときもきちんと消えます。 キレと余韻が同居している印象を受けます。 高域は煌びやかに、中域は暖かく、低域は多くはないが倍音があり豊かです。 個性が無いようで有る、実に優等生な音を届けてくれます。 生楽器、特にアンプラグドな物との相性がいいと思います。 また、上流(DAP、DAC)を変えることでそれぞれのキャラクターを上品に出してくれます。 アナログライクなDAPはアナログライクに、繊細なDAPは繊細に出しつつ、イヤホンの味が加わります。ハイエンドだからこそ出来る懐の深さを感じる一本です。 試聴環境 ・iPhone13 ・BTR7 ・PAW Gold TOUCH ・N7 ・A&ultima SP3000T 試聴楽曲 ・ハンバートハンバート「プカプカ」(BTR7) ・布袋寅泰「BAD FEELING」(BTR7) ・The Eagles「Hotel California」(PAW Gold TOUCH、N7、A&ultima SP3000T)
-
なおティー
@e☆イヤホン
SENNHEISER
HD 620S
¥56925 税込
自然で清々しい音に包まれて
音楽・映画鑑賞、ゲームプレイなど、プライベートでの様々な用途に合う相棒ヘッドホンとしてピッタリな商品が登場です! SENNHEISERのヘッドホンによく共通している縦長で楕円型のハウジング。よく見てみると、表面には光沢のある粒が散りばめられたザラザラとした質感の模様があり、控えめなデザインや色合いながらも重厚感と高級感を醸し出しています。 特徴的なのがアームが片側のみの構造をしている点で、ヘッドバンドからハウジングにかけての緩やかなS字曲線がとてもオシャレ。 ヘッドバンドには、ヘッドホンスタンドに立てかけた際にズレ落ちないように中央に凹みがあります。スイーベル構造や折りたたむ機能がないものの、こういった部分で収納時の配慮がある点は好印象です。 装着感に関しては、側圧が少し強めの安定した着け心地でした。側圧が強いと言われると頭が痛くなりそうと想像される方も多いですが、その分ヘッドパッドが分厚くてかつ柔らかいため、締め付けられる感覚は小さかったです。 音質は、全帯域の音がハッキリと聴こえやすい明瞭度の高いサウンドという印象です。音の輪郭を強調させたり、タイトな音にして音場に余裕をもたせたりなど、音色をクッキリさせる味付けがされている感覚はなく、それでいて一つひとつの音が混ざることなく認識できるという点はこのヘッドホンの凄いところ! 総括すると低域の深い響きから、高域の繊細な揺れまで、はっきり聴こえてかつナチュラルなサウンドが魅力的なヘッドホンです。様々なジャンルの音楽を聴くのはもちろんのこと、ゲームプレイや映画視聴など幅広い用途に使える万能機だと思います! 家で使うヘッドホンの購入もしくは買い替えを検討されている方に、ぜひ「HD 620S」はいかがでしょうか!
-
しばちゃん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
Meze Audio
LIRIC II
¥330000 税込
より広大に、より聴きやすくなった驚異の密閉型ヘッドホン
"開放型のようなサウンドイメージングの広がりを実現"した『LIRIC』から、さらに洗練され進化したのが『LIRIC II』です。 人間工学に基づいたデザインはフィット感抜群の本体の形状はそのままに、『LIRIC』のハウジング部分のレザー素材が『LIRIC II』では木目のマッカーエボニーに変更され、さらに落ち着いた高級感を醸し出しています。 『LIRIC II』のイヤーパッド側からドライバーユニットを覗くと、聴き疲れを軽減する最新技術である『QWRM』の表示が真ん中に見え、個人的にとてもかっこよく感じました。 サウンド面では「LIRICをより洗練した」と仰る通り、ベースとなる音の傾向は大きく変わらないように感じます。ただ、『LIRIC II』は初代『LIRIC』と比べ、とても耳当たりの良い聴きやすいサウンドになりました! 特に全体を通して感じるのは音の滑らかさ。初代『LIRIC』もとても素晴らしいのですが、個人的にさっぱりとしたパリッと感があり、少し歯擦音がキツく感じられるところがありました。『LIRIC II』になるとその辺りが滑らかに抑えられているように感じました。 さらに『LIRIC II』では、初代より立体的で広大なサウンドを少し俯瞰的に捉えやすく感じます。こういったところは少し硬質なサウンドに感じられた初代『LIRIC』と比べて、聴きやすく感じる一因だと思います。 ここまでいうと、やっぱり新しいし『LIRIC II』のほうが良さそうに思われがちですが、正直好みの差だと思います。一音一音がハッキリとしたサウンド&音への没入感は初代『LIRIC』、滑らかで立体的な生っぽさ&ゆったりと腰を据えた聴き方は『LIRIC II』。このようにどちらも素晴らしい長所が垣間見えるので、ぜひこちらの2機種をe☆イヤホンの店頭でお試しください!
-
しゅーてぃ
@e☆イヤホン 秋葉原店
Meze Audio
LIRIC II
¥330000 税込
澄み切った空気感と上質な耀き。
Meze Audioより発売された密閉型平面磁界駆動型ヘッドホン「LIRIC II」。その前作である「LIRIC」との比較を交えてご紹介します。 【音質】 一聴して感じたのは、平面磁界駆動特有の切れ味鋭い高音域です。少し刺さる感覚がありますが、ハッキリと表現されており、まるで宝石の輝きのように感じました。低音は重心が低く、厚みがあるのでしっかりとした土台として機能しています。 全体的なバランスとしてはブライトな印象を受けました。空間は左右には程よい広さがあり、上下にはほんの少しだけある印象です。その空間に満ちる空気感が他のイヤホン・ヘッドホンとは一線を画すピュアさを帯びていて、まるで森林の中のような空気の綺麗さを感じられます。音そのものに関してはかなりドライかつ繊細で、一音一音を正確に分離させて鳴らすことに重きを置かれているように感じます。 【外装】 一番のポイントはイヤーパッドがマグネットを使用した着脱設計になったことです。メンテナンス性が向上したことで気軽にイヤーパッドを交換できるようになりました。イヤーカップ部分には綺麗な木目のマッカサエボニーが使用されており、見た目にも楽しめるデザインになっています。全体の重量感としてはそこまで重たくなく、また厚みのあるイヤーパッドのおかげで長時間の使用でも疲れにくいです。 【前作との比較】 外観はほとんど違いがないので同じような使用感ですが、音質に関しては得意不得意が出てきます。高音域は前作よりも今作の方が強くシャープに出ており、前作は少しマイルドな印象を受けます。 低音域にも違いがあり、今作の方が40Hz付近にピークがあるのに対し、前作は250Hz付近にピークがあるため、少し重心が高めに感じました。 全体の雰囲気も今作はかなりドライで澄んだ空気感を持っているのに対し、前作は少しウェットで芳醇な空気感を持っているため、お互いに好き嫌いがはっきり分かれるサウンドです。 【まとめ】 平面磁界駆動特有の切れ味鋭いサウンドがチープにならず、より高級感のある洗練されたサウンドに昇華されています。ロックやポップスを聴くには高音域の刺さりと情報量の多さがネックになりますが、ヴァイオリンやピアノなどの生楽器を主とするオーケストラ楽曲にはピッタリの相性です。オーケストラの楽器一つ一つの音を情報量多く楽しみたい方に特におすすめのヘッドホンです。 【試聴環境・楽曲】 Amp:FiiO K9 Pro ESS Earth, Wind & Fire「In the Stone」 DIALOGUE+「プライベイト」 サイトウ・キネン・オーケストラ「帝国のマーチ(映画『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』から / 2023年 サントリーホールにてライヴ録音)」
-
せめちゃん
@e☆イヤホン
Shokz
OpenFit Air
White
¥19880 税込
まるで空気のような装着感!
耳を塞がないイヤホンで大人気の「OpenFit」に仲間が増えました! 「OpenFit」と基本の形状は似ているものの、細かい部分では違いが見て取れます。 耳掛け部分には穴が開いていて、音の鳴る部分も含めて全体的に少し大きくなったような印象を受けました。ただ、筐体が長く大きくなったように感じますが、実際はスペックよりもやや軽く感じます。 重さはほぼ変わらずにサイズだけが大きくなったことで、イヤホン全体に重量が分散しているように思います。「OpenFit」で感じたような耳の後ろに掛かるバッテリーなどの重さもなく、「装着感が軽いっ!」という感じです。 音に関しては「Shokz」らしく、低音がしっかりと出ているバランスの良いサウンド! 元モデルと比較して、低音は控えめになりましたが、その分ボーカルなど声がクリアに目立つので、音量を下げても聴き取りやすいです。動画を流し見したり、ラジオアプリを聴いたりなど、小さい音量でもはっきりと声が聴き取れるのは、かなり良いポイントですね。 本当に着けてるかどうか疑ってしまうほど軽い装着感の「OpenFit Air」! ぜひお試しください!
-
お~
@e☆イヤホン仙台駅前店
SUPERTFZ
LIVE 1 PRO
¥7700 税込
メリハリのある鋭いサウンド!ライブ音源におすすめ!!
【音質】 このイヤホンのファーストインプレッションでは、分離感というよりは、低音と高音がお互いの良さを保ったまま一つの音として成り立っていると感じました。楽器の音とボーカルがいい塩梅で鳴っており、かなりバランスの良い汎用性の高いイヤホンであると言えますね! 低音はしっかりとしたアタック感があり、低い音をしっかりと感じることができます。高音では、個人的にピアノやハイハットの音との相性が良く、解像度の高さとキレの良さを感じることができました。 個人的な感想とおすすめの点として、ピアノ音源を聴く方や邦ロックなどで楽器一つ一つに集中して聴く方に、この「LIVE 1 PRO」はかなりおすすめの一品であると思います。汎用性が高く、日常の中で使用する機会が多いイヤホンだと言えますね! 【外見】 イヤホンのフェイスプレートにはラメが入っており、派手ながらも白系統で統一されていて上品な印象を受けました。ハウジング形状は万人受けする形状になっており、フィット感がかなり良いイヤホンでした!ケーブルのイヤーループ部分もしっかりとフィットする形状になっているため、おすすめです。 【まとめ】 汎用性が高く、高解像度かつキレのある中高音が印象的な「LIVE 1 PRO」は、1万円以下の中でもリケーブルができるので、リケーブルができない機種からのステップアップとしてかなりおすすめの機種の一つです。低音が好きな方、ピアノなどの繊細な高音を楽しみたい方、ライブ音源でボーカルと楽器をしっかり別々で楽しみたい方などにかなりおすすめのイヤホンとなっております。ぜひこのレビューがみなさまのオーディオライフに役立てば嬉しいです!
-
ほーりー
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
qdc
8Pro【QDC-8PRO-S】【~7/31まで!買い替えキャンペーン!】
¥247500 税込
どんな音楽もおまかせあれ!
1つで異なる3種類の音が聴けるすごいイヤホンです。サウンドはさすが「8BAシリーズ」をベースにしているだけあり、解像度がとても高いです。音場の広さは「8BAシリーズ」とは少し異なり、横に広がっています。ほどよい密度でとても聴きやすく、好印象です。 【ベースの機種との比較】 スタジオモニター用の「Studio」は、中音域の輪郭がよりはっきりしており、ボーカルがより聴きやすくなりました。雰囲気が少し乾燥しているのも聴きやすさの理由の一つだと思います。少し密度がほしい方はベースとなっている「8SS」も試聴してみてください。 ライブモニター用の「Live」は、やや高域が強くなり、全体のバランスが取れています。低音域の量感はそのままで、リズム体は変わらず楽しめること間違いありません。ですが、雰囲気はベースモデルよりは少しだけすっきりしているので、濃く味わいたい方はベースモデルの「8SL」も試聴してみてください。 リスニング用の「Hifi」は、音場が広くなったことで少しだけ雰囲気は変わりますが、上記2種類ほどの変化はありません。ベースモデルと同じく、上記2種類と比較して個人的に一番聴きやすく、誰にでも愛されそうなサウンドであることに変わりはありません。 【デザインと装着感】 ぱっと見は落ち着いた大人なカーボンファイバーですが、よく見るとヘリクスやトラガス部でカーボンファイバーがぐにゃぐにゃしているのがとても可愛いです!装着感はさすが「qdc」といったところ。ユニバーサルデザイン内でこれ以上ないほどピタッと密着してくれます。ただし、シェルはカスタムIEMのような形をしているので、合う合わないは事前に確認しておくことをおすすめします。
-
イブラ
@e☆イヤホン 秋葉原店
SENNHEISER
ACCENTUM True Wireless
ブラック
¥32890 税込
オールジャンルこなせる何でも屋
今回レビューする「Accentum true wireless」についてズバリ言うと、苦手なジャンルが少なく、フィット感がとても良いので、耳の小さな女性や幅広いジャンルの音楽を聴かれる方にオススメです! 筐体とケースに関して ケースが小さく、ポケットに入れても邪魔にならないサイズ感で、持ち運びにとても便利です! イヤホンの形状が「Momentum」や「CXシリーズ」とは違う新しい形状をしており、さらに小さめの筐体なのでフィット感がとても良いです。 機能面に関して ノイズキャンセリングと外音取り込みのどちらも性能が良く、フラッグシップの「Momentum 4」ほどではないですが、フィット感が良く密閉感が高いので「Momentum 4」に近い性能を感じました。風切り音カットに関しては、風切り音カットをオンにするとノイズキャンセリングは弱まりますが、風切り音を消す精度は高く、風が強くても難なく音楽を楽しむことができます。 音質に関して 音の粒立ちが良く、中域から高域にかけてとても伸びやかな音が印象的です。音の解像度も高く、低域がぼやけることなくベースラインを綺麗に聴き取ることができます。ボーカルも他帯域に消されることなく自然に鳴り、耳にスッと入ってくる心地よい声を届けてくれます。音場もとても広く、抜け感が非常に良いので、目をつむるとまるでホールにいるような感覚に浸れます。 総括 機能面、装着感、そして音質のどれをとってもバランスが良く、性能が高いため、幅広いジャンルの音楽や用途に使えるイヤホンだと思いました。是非、店頭でお試しください。
-
たけ
@e☆イヤホン 秋葉原店
FIIO
M23 Stainless Steel 【FIO-M23-SS】
¥159500 税込
FIIOから、台数限定のM23ステンレス筐体モデルが登場しました!
まず、目を引くのは、ステンレス素材の輝かしい銀色が側面のエッジを際立たせ、非常にカッコイイと感じさせる点です。ステンレス素材を採用したことで、通常モデルに比べてずっしりとした重さがあり、高級感と所有欲を大いに感じさせる仕上がりとなっています。 音質に関しては、全体のバランスに大きな違いはありませんが、音の密度と中高音域の響きがステンレスモデルの方が少し優れているように感じます。 また、ステンレスモデルには、本来別売りのレザーケースが付属品として同梱されている点も大きな魅力です。台数限定のスペシャルパッケージでの提供となるため、興味をお持ちの方はお早めにご検討ください!
-
なおティー
@e☆イヤホン
iFi-Audio
GO bar 剣聖
¥85800 税込
実体感のある立体的な音を奏でる超音質ポータブルDAC
「GO bar 剣聖」は、解像度の高さや音のバランスの良さも勿論ですが、何といっても音の質感の良さが際立っています。物凄く上品な質感を持つ音で、オーディオを極めた人のために開発されたようなポータブルDACという印象です。 外観は、ヘアライン加工が施された眩い光沢を持つステンレス筐体です。正面の中央にはiFi Audioのアイコンと達筆に書かれた「剣聖」の文字があり、非常にたくましい見た目をしています。 正面から見て左の面には、各種操作ボタンが配置されています。これには、iEMatchの設定を切り替えるスライド式のスイッチ、音量の上げ下げのボタン、XBass+とXSpaceのON/OFF切り替えのボタンが含まれます。 XBass+とXSpaceの操作については、ボタンを押すごとにXBass+のON、XSpaceのON、両方ともON、といった形で切り替わる仕様です。 裏面には音源のフォーマットやXBass+・XSpaceなどの表記が並んでおり、再生している音源や状況に応じてランプが点灯します。全体的に簡素なUIではありますが、丁寧な表記で、かつ分かりやすい操作感があります。 音質については、濁りやボヤけがほとんどなく、見通しの良い音場と、奥行きが広い立体的な音色が特徴です。デジタルのような平たくギザギザした音から、滑らかで上下左右に厚みを感じる実体感のある音へと変化しており、まるで楽器がそこにいるかのような感覚になります。 XBass+ をONにすると、中域〜高域の音の質感や量感をそのままにしつつ、低域の広がりが増します。余韻が広がるというよりは、ベース音が音場全体を均等に塗りつぶしているような感覚があり、クッキリとした質感で減衰することなくどこまでも伸びていく重低音が心地よいです。 XSpaceをONにした場合は、高域の鋭さが増し、音場全体の明瞭度が上がります。 XBass+とXSpaceどちらもONにすると、各々の特徴がそのまま合わさり、低域と高域を焦点に当てたメリハリのあるサウンドに変化します。 このようにサウンドのモードを切り替えることで、ナチュラルなサウンドからウォーム寄りのサウンドやメリハリのあるサウンドなど、様々な音質に変化するため、全ての音楽ジャンルに合うポテンシャルを持っています。 携帯性を保ちながらも音質に極力こだわりたい方や、デジタル感のない滑らかで立体的な音を求めている方におすすめです! 試聴環境: スマートフォン → 'GO bar 剣聖' → SUPERIOR (4.4mm)
-
えっさん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
iFi-Audio
ZEN DAC 3
¥39600 税込
さらに進化した。だから性能もコスパも音質も追求できちゃう!?
【ポイント】 ・全面刷新が行われた定番機種の第3世代。 ・低音ブースト機能が「XBass+」へと変更。 【デザイン】 「ZEN DAC」はシルバーなデザインで統一されていましたが、「ZEN DAC 3」では落ち着いたデザインとなりました。特に表面の装飾が特徴的で、高級感のあるデザインのように思います。良い意味でザ・オーディオ機器というよりも、アンティーク感があってオシャレな印象を受けました。 大きさは「ZEN」シリーズお馴染みのスリムでありながらコンパクトです。 【機能】 形は「ZEN DAC」とほぼ同じですが、細かい部分においてアップデートがなされています。対応フォーマットが以前の【PCM 384kHz、DSD 256】から【PCM 768kHz、DSD 512】へと拡張された他、背面のUSB入力端子がUSB Type-Cへと刷新されました。また、低音ブースト機能が以前は廉価グレードの「TrueBass」でしたが、上位機種に搭載される「XBass+」へと変更された点は要チェックです。「PowerMatch機能」も踏襲されています。 【音質】 エッジのある、というよりは艶のある鳴り方で、全体的に澄んだサウンドのように感じました。低音・高音ともにどこかをハッキリと強調するわけではなく、バランス良く鳴らしている印象です。強いて言えば、高域の方がシャキッとしているように思います。 中音域の輪郭もしっかりとしており、ボーカルの芯がクッキリ描写されている一方で、解像度の高さから楽器がボーカルに埋もれることなく、メリハリのある距離感で鳴っています。「XBass+」を使用することで、低音ブーストが稼働するので、シャキッとした高音に負けじとズンズン低音が鳴ります。低音が薄めになりがちな開放型ヘッドホンも、「ZEN DAC 3」と組み合わせて聴くことで、低音もしっかりと描写できるのではないでしょうか。 また、「ZEN DAC」と比較すると、サウンド全体がクッキリと明るくなった印象を受けました。「ZEN DAC」での低音は若干の丸みがありましたが、「ZEN DAC 3」ではその丸みを磨いてピカピカに輝かせたような、明瞭さが生まれたようです。高音もシンバルやハイハットの細かい余韻まで、丁寧に演出しているように思います。 今回、試聴するにあたってSENNHEISER【HD 800S(300Ω)】を使用しましたが、PowerMatch機能を使用することで体感そこまでパワー不足は感じませんでした。ただし【HDV 820】×【HD 800S】の組み合わせと聴き比べると、「ZEN DAC 3」では若干のパワー不足を感じます。 【総合すると・・・】 「ZEN DAC」と大きさ・形こそはほぼ同じですが、細かい点で様々なアップデートを遂げたのが、この「ZEN DAC 3」です。対応フォーマットの拡張や「XBass+」への変更により、音の鳴り方も「ZEN DAC」と比較して変化しました。スマートなサイズに直感的な操作感。シンプルだけども奥深い据え置きDACです。本製品の単体でもよし。「ZEN CAN」シリーズと組み合わせて出力をグレードアップしてみてもよし。 初めての据え置きDACデビューに、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。 【試聴環境】 NW-WM1AM2からデジタル接続で試聴しました。 ・高橋瞳「恋するピエロッティ」 ・PIERROT「HILL -幻覚の雪-」 ・WANDS「soldier」
-
しばちゃん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
HiByMusic
R8 II
Silver
¥356800 税込
『モバイルコンサートホール』に納得!
筐体は背面から側面にかけてラウンドボトム型の船底のようになだらかな曲線を描いており、大きな筐体でありながら非常に持ちやすい形状となっています。また、筐体背面にはスウェード調のハイテク高級素材「ALCANTARA」を採用し、外科用グレードのステンレススチールと組み合わさることで、非常に高級感のあるデザインが楽しめます。 フラッグシップモデルだけあって、R8 IIはプレーヤーサイズとしては大きめな部類に入ります。HiByMusicの別のフラッグシップモデルであるRS8と比較しても、R8 IIは若干高さと厚みがあります。重さについてはRS8よりは軽いものの、515gとしてはかなり重い部類です。 R8 IIはAndroid 12を搭載しており、素のAndroidに近い操作感で使用できます。Wi-Fi環境下では動画配信アプリや音楽ストリーミングアプリを楽しめます。また、アプリによってはWi-Fi環境下で保存したデータをオフライン環境下でも楽しむことが可能です。ただし、サードパーティー製のアプリの動作保証はいたしかねますので、ご注意ください。 サウンドは全体的に解像度が非常に高く、透明度の高い美音系で表現されます。とにかく上品で艶っぽい優しさが感じられるサウンドで、空間表現は「モバイルコンサートホール」という名の通り、広大に広がります。この音場の広さは音抜けも良く、爽快感を感じさせます。 オーディオ設定画面から変更可能な「ターボモード」をオンにすることで、搭載されている三段階のゲイン設定とは異なるサウンドの変化を体験できます。ターボモードをオンにすると、音全体にメリハリが加わり、臨場感や躍動感といったサウンド自体の力強さや立体感が増します。 ぜひ、この「惚れ込むほど美しい音」をR8 IIで体験してみてください。 【試聴環境】 イヤホン:qdc 10SE 試聴楽曲 3時12分 / TAKU INOUE & 星街すいせい ギヴミー / 龍ヶ崎リン Don't You Worry Child (feat. John Martin) / Swedish House Mafia キミガタメ / Suara - Special Place Recording -Suara at 求道会館-
-
タナトス
@e☆イヤホン 秋葉原店
FIIO
M23 【FIO-M23-B】
¥121140 税込
ボーカル曲聴くなら、これ!
以前にM11 Plus LTD Aluminum Alloy(以下M11 Plus)を使用していた時期があり、今回のM23が後継にあたるということで気になっておりました。 音質に関して、それぞれのモードで聴いてみました。 【Pure Musicモードでの試聴時】 実際のサウンドはM11 Plusに近い音色で、クールさと艶のある明るさが合わさった音になっています。特に中域〜高域にかけての解像度がかなり向上しており、表現方法がより繊細で隈なく聴き取りやすく、M11 Plusに感じていた荒っぽさが無くなっています。個人的に女性ボーカルを多く聴くので、そういったニーズにより応えたDAPだと感じました。低域に関しては、以前と比べてやや控えめになったように感じており、量感が欲しい方は残念かもしれませんが、解像度と見通しの良さは向上しました。 【Androidモードでの試聴時】 音色は変わらずですが、シャキっとした音が全体的に緩くなったように聴こえます。これは単純に解像度が落ちたからかもしれませんが、逆に輪郭を暈したりとマイルドさを求める方にはこのモードがオススメです。普段はYouTube Musicを使用しており、M11 Plusの時と同じ程度に動作していました。 【Desktopモードでの試聴時】 Pure MusicモードとAndroidモード時と色合いの変化はあまり感じられませんが、使用前に比べて安定感のある音になり、レンジが広がって細く物足りなかった描写に厚みが増しました。聴き応えのある表現ができるようになります。レンジが広がった分、空間描写力もやや上がり、電源を変えた際に生じる特有の音の明瞭感も出て、よりクリーンに見通し良く音楽を楽しむことができます。同社のM15S(DC給電モード)との比較では、全体的な明瞭感や能率の良さは、若干M15Sの方が上ですが、ボーカルメインや生っぽい描写を好む方にはM23がオススメです。 操作感に関しては、Android特有の敏感なタッチ感はありますが、FIIOのDAP全体で言えるところですので、特に使いづらい点はありませんでした。個人的に改善された点として、アナログ端子の差込口が上部に配置されたことが挙げられます。これにより、Astell&KernのDAPのような使い心地で、スマホスタンドなどに置きながら試聴する際に便利です。 試聴環境:EMPIRE EARS Legend X,EFFECT AUDIO Ares S/8wire 試聴楽曲:星街すいせい『StellarStellar/THE FIRST TAKE』
-
れんれん
@e☆イヤホン
SENNHEISER
ACCENTUM Plus Wireless
ブラック
¥33399 税込
日常に快適さをプラス!パワーアップしたACCENTUMはかなりスゴい……⁉
ずっと着けていたくなる装着感とサウンド。そして日常使いに便利な機能がプラスされたSENNHEISER「ACCENTUM Plus Wireless」のご紹介です! 【外観&装着感】 前モデルの「ACCENTUM Wireless」と比べて大きく変わった点といえば、物理ボタンでの操作からタッチコントロールになった事です! ヘッドホン側面は電源ボタン以外無くなったので、見た目も触った感じもかなりスッキリした印象です。 イヤーカップの幅は比較的コンパクトで奥行きがあり、耳をすっぽりと包むような装着感です。内部のメッシュカバーにはLRの大きなプリントがされてあるので、装着する際に迷わないのも嬉しいポイントです。 また、側圧はやや強めですが、ヘッドバンドが無段階調整のおかげでフィッティングがしやすいと感じました! 伸縮幅もかなり長く、帽子を被ったままでも問題なく装着できました。 【機能】 ヘッドホン単体でもノイズキャンセリングや外音取り込みなどの機能は使用可能ですが、ゼンハイザー機器専用のスマートフォンアプリ「Smart Control」と接続することによって、音質と機能をより細かく調整できます! ノイズキャンセリングは音楽を再生していないと周囲の会話が微かに聞こえる程度で、空調や車の走行音などのノイズはかなりカットしてくれました。こちらのノイズキャンセリングの強さはアプリ内のスライダーバーで視覚的に変えられるので分かりやすいです! 個人的には中間よりやや左側に寄せると自然に聴こえました。 また、本機には周囲の環境に合わせて自動的に強度を調整してくれる「アダプティブノイズキャンセリング機能」、ヘッドホンを外した時に自動的に音楽が止まる「スマートポーズ機能」など、日常使いをさらに快適にしてくれる機能が豊富なのもポイントです! 【音質】 余裕と深みのある低音域、ツヤと輝きを感じる高音域、その間に塞がれることなく抜けてくる中音域と全体的にバランスの良いサウンドです。ジャンル問わずオールマイティにこなせますが、特にジャズやクラシックなど生音主体の楽曲との相性が良いと感じました! 【まとめ】 前モデルから総合的な利便性がパワーアップした SENNHEISER「ACCENTUM Plus Wireless」は、通勤通学など日常使いにぴったりのヘッドホンです。ぜひ店頭でお試しください! 【試聴環境】 ・iPhone12mini 【試聴楽曲】 星野源 / 喜劇 坂本龍一 / Mizu no Naka no Bagatelle OZROSAURUS / 沈黙と変な嘘 Michel Camilo / Two Much
-
なおティー
@e☆イヤホン
HiByMusic
Project Ace
¥39800 税込
価格帯をぶち壊すミドル帯のエース!
「この外観や音質は、ハイエンドイヤホンでしょ」と思い、実際の値段を見た時、目から鱗、いや、目からフェイスプレートが落ちました……。 冗談はさておき、驚異的な高域の明瞭さと分離感の高さが特徴的な有線イヤホン「Project Ace」をご紹介します! くすみがかった青色を基調としたアルミニウム合金の筐体。落ち着いた色合いに控えめな光沢と、主張の少ない余裕のある高級感が魅力的です。留め具やプラグの持ち手部分にも平目のローレット加工のような凹凸が施されており、どこを切り取っても美しい…… そして、一番目を引くのは五角形のフェイスプレートです。他製品にはあまり見られない斬新な形状は、「Moonlight」をコンセプトに、均衡のとれた五角形に、音質、バランス、サウンドステージ、ダイナミクス、音楽性の5つの要素を一つに融合する意味が込められています。 角張った筐体なので装着時はかなり苦戦するだろうと思いましたが、意外とすんなりと入ります。ノズルは短めで閉塞感は少ないですが、耳穴のサイズによっては隙間ができて音が抜けやすくなるため、差し込む際の角度調整やイヤーピースのサイズ交換など、装着感をあらかじめ吟味した方が良さそうです。 一聴した感想は、ハイエンドイヤホンに匹敵する音場の広さと明瞭な音を感じました。特に高域の解像度の高さと伸びの良さは驚異的で、弦楽器やドラムの金物などの音がきめ細かく、そして細部の揺れまでクリアに聞こえます。 低域から中域にかけては、音の立ち上がりと引きが素早く、スッキリした音色です。量感は少なめですが、芯がはっきりとしているため、高域に埋もれることなく鳴り響いています。 全体的に解像度と分離感が高く、繊細なサウンドなので、アコースティックやオーケストラを聴く際におすすめです! デザイン・音質・付属品など、値段を伏せて聴いたらハイエンド帯の価格と間違えるほどの完成度を持つイヤホンです!
-
なおティー
@e☆イヤホン
Maestraudio
MAPro1000
Shower Blue
¥12870 税込
モニターとリスニング両方使えるコスパ最強格イヤホン
モニターライクな解像度高いカチッとした音と、リスニングライクな余韻とふくらみを感じる柔らかい音が綺麗に混ざり合った良いとこどりイヤホン「MAPro1000」をご紹介します。 Boost Red、Shower Blue、Garal Blueと配色されたスケルトン筐体。試聴時はShower Blueを使用しましたが、彩度が高く遠目から見ても目立つ綺麗さがあります。また、中身のドライバーなどが透けて見えるオシャレさもあり、街中で装着すれば人目を奪うこと間違いなし! 筐体のサイズはとても小さくて、かつ非常に平たいです。装着した際は耳からはみ出ることがなく、多少体を動かしてもズレない安定感があります。重量もほぼ感じない軽さで、ノズルが浅めな点も相まって、長時間着けても痛くならない快適な着け心地でした。 試聴して思ったことは、左右を広く使っていて、バランス良く整ったサウンドという印象です。ステレオ感が強い上に音の芯がハッキリとしているので、同時に鳴っている楽器一つひとつの音を分けて認識しやすい感覚でした。 音の質感としては、低域から中域にかけてはふくよかで余韻を感じる音、中高域から超広域にかけては、解像度高く歯切れのいい音という印象です。特定の帯域が過度に強調することなくバランス良く鳴っており、どの音楽ジャンルでも綺麗に鳴らしてくれます。 まとめると全体的に解像度が高く、音場を広く使ったイヤホンです。楽器や歌などの収録時のモニターとしてピッタリだと思います。また、装着感も非常に良いため、長時間装着する傾向があるゲームプレイ時や、映画を見る際にもおすすめです!
-
かやちゃん
@e☆イヤホン 秋葉原店
qdc
SUPERIOR EX【無くなり次第終了! SUPERIOR Cable for Gaming-IEM2pinケーブルプレゼント!】
¥29700 税込
qdc × FitEar!お互いの強みが組み合わさった万能コラボイヤホンです!
新たに「qdc SUPERIOR」という名で呼ばれる1万円台の定番モニターイヤホンが、イヤホン界の重鎮「FitEar」の協力のもと、さらにパワーアップしました。 SUPERIORを使うことでイヤホン沼にハマった方も、従来のオーディオファンにもおすすめできる使いやすいイヤホンです。 ・外観と装着感 筐体はブラック一色のフェイスプレートで、qdcとFitEarのロゴが記載されているシンプルなデザインです。アルミニウム素材を採用し、ビルドクオリティの高さと高級感を感じさせます。樹脂よりも耳への当たりが強いため、馴染むまで少し時間がかかりますが、耳にぴったりとフィットする形状で高い遮音性を実現しています。 ・音質 特徴的なのは、くっきりと聴こえるボーカルラインです。中高音のまとまりが良く、低音に埋もれることなくボーカルをダイレクトに耳に届けます。低音は広がりと響きがあり、迫力を感じさせます。全体として角の取れたサウンドで、長時間聴いても疲れにくいです。POPS、ロック、クラシックなど様々なジャンルに合わせやすいチューニングです。 ゲームにおいても、FPSや音楽ゲームを含む様々なカテゴリでその良さを十分に発揮します。定位の良さと聴き疲れにくさが活かされています。 店頭では実際に音や装着感を確認できますので、機会がありましたら是非お越しください。
-
れんれん
@e☆イヤホン
日本ディックス
Scyne α01
¥132000 税込
まっすぐ広がる!見通しの良い高精細サウンド‼
一音一音が丁寧に並んだパーカッションと抜けのいいボーカル! 中高音域重視のチューニングがお好みの方にオススメな1DDイヤホン、日本ディックス「Scyne α01」のご紹介です‼ 【外観&装着感】 一見して落ち着いた輝きを放つプラチナメッキ加工と丸みのあるかわいらしいデザインは、もはや一種のアクセサリーであるかのような上品さを感じさせる仕上がりです! 重厚感のある見た目とは裏腹にイヤホン本体の重さは約8.6gと軽量で、小ぶりな筐体も相まって耳の穴の周囲にぴったりフィットします! 装着感のテストのため、強めに頭を振ってもほとんどズレを感じませんでした。 また、ケーブルは真っ直ぐでヨレの少ない太さと、巻き取りやすい程よい弾力で、普段使いでの取り回しも良さそうです。 【音質】 冒頭で述べた通り、全体的に中高音域の見通しが非常に良く、生き生きとしたボーカルとキレのあるパーカッションが印象的でした! 男性ボーカルは伴奏との馴染みが良いバランス重視で、女性ボーカルはそこから一歩前に踏み込んだインパクト重視なイメージです。 低中音域の量感は全体として見ると少し抑えめですが、キックドラムやベースの芯をしっかり感じられる密度のあるサウンドです。 また、分離感も非常に良く、様々な種類の楽器で演奏されるフュージョンバンドでも各パートを耳で追いやすいと感じました。多人数で編成されたバンドサウンド、もしくはオーケストラなどでポテンシャルを実感しやすいと感じました! 【まとめ】 1DDらしいコシのあるサウンドと、素材とこだわり抜かれた設計によって生まれる高精細なサウンドはまさにsynergy (シナジー:相乗効果)を感じる一本。 ハリのあるボーカルを楽しみたい方、楽曲の隅々まで聴き込みたい方にオススメのイヤホンです! ぜひ店頭でお試しください! 【試聴楽曲】 藤井風 / ガーデン 安野希世乃 / ちいさなひとつぶ Jason Mraz / Butterfly Oriental Express / Monsoon
-
えっさん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
FIIO
R9 【FIO-R9-S】
¥269940 税込
できたらいいな、はこれ一台で。
【ポイント】 ・1台で様々な役割を果たす据え置きプレイヤー。 ・前機種『R7』にはなかった『AV IN/OUT/ARCモード』が新たに搭載。 【デザイン】 シンプルな四角形デザインで、メタリックなカラーと鏡面仕上げが高級感を演出します。側面のハニカム構造が効果的な放熱を提供し、クールな印象を与えます。前機種『R7』よりも大きさは若干増していますが、デスクトップに圧迫感はありません。 【機能】 多様なモードが搭載されたデスクトップオーディオストリーマー。AndroidモードではSpotifyなどのアプリがスムーズに動作し、6.0インチFHDディスプレイも操作性が高いです。さらに『AV IN/OUT/ARCモード』の追加により、オーディオビジュアルの楽しみ方も広がりました。 【音質に関する感想】 FIIO『FT5』およびSENNHEISER『HD 800S』での試聴結果をまとめました。 まず、FIIOが開発した『PureMusicモード』では、中域がはっきりとし、高い解像度で音が鳴る印象を受けました。音場は適度に広がり、ボーカルが前面に出るような音の鳴り方をします。低音と高音が少し強調されていますが、ドンシャリサウンドとは異なり、多様な音楽ジャンルを自然に楽しむことができるでしょう。 次に、『Bluetooth受信モード』でのLDAC設定による試聴では、『PureMusicモード』の有線接続と比較して音質の差は感じられるものの、ハイレゾに相当する高音質で力強い音が楽しめました。このモードは様々なデバイスからの音楽再生に対応しており、多くのコーデックがサポートされています。 また、ゲインレベルは5段階から選べるため、高インピーダンスのヘッドホン(例:HD800S)も問題なく使用できると感じました。 このレビューが音質に関しての参考になれば幸いです。 【総合評価】 『R9』はこれ一台でデスクトップオーディオの可能性を広げるオールインワンデバイスです。デスクトップをスマートに整理し、空間をクレバーに活用します。 【総合すると…】 デスクトップオーディオストリーマー「Rシリーズ」の最上位モデルである「R9」は、多様なモードを搭載しており、これ一台でデスクトップオーディオの多くをカバーできます。 さらに、前機種「R7」にはなかった「AV IN/OUT/ARCモード」を新たに搭載したことで、オーディオビジュアルも楽しめるようになりました。 まさしく、オールインワンデバイス。これ一台でデスクトップをスマートに整理し、空間をクレバーに活用。豊富な入出力端子により、可能性は無限大です。 デスクトップオーディオを追求したい、デスクトップをコンパクトにまとめたい、デスクトップを始めてみたい方に、オススメのネットワーク対応据え置きプレイヤーです。 【試聴環境】 ・『PureMusicモード』: TM NETWORK『Get Wild』、Ado『うっせぇわ』 ・『Bluetooth受信モード』: チューリップ「サボテンの花」、X JAPAN「Rusty Nail」
-
にぺ
@e☆イヤホン 秋葉原店
VISION EARS
MEISTER
¥286000 税込
ボーカルを余すことなく表現する巨匠
音楽好きであれば、ボーカルに浸りたい、酔いしれたいと感じる時が少なからずあるでしょう。 そんな欲望を叶えてくれるのがMeisterです。 「日本限定モデル」という点も魅力的です。 肝心なサウンドの特筆すべき点は、そのボーカルの表現力です。 男性ボーカルでも女性ボーカルでも、アーティストの息遣いまで繊細に捉えつつ、存在感を強く感じさせるサウンドです。 今回はDAPにA&Ultima SP3000 Copperを使用し、ケーブルにはEffectAudio CODE24Cを採用しました。 以下は、ボーカルが際立つ曲とインストゥルメンタルでの所感です。 millennium parade & 椎名林檎「W●RK」 椎名林檎さんの妖艶な歌声と常田大希さんのワイルドな歌声をバックに、楽器隊が複雑な動きをする楽曲です。 2人の掛け合いはもちろん、ベースやバスドラムによって演出される低域も非常に迫力があります。 しかし、決して音が混ざることなく、分離しすぎることもなく、ちょうど良い塩梅で楽しむことができます。 小鳥遊キアラ「DO U」 特徴的な歌声でやや高めのキーで歌う女性VTuberの楽曲です。 高域の刺激が気になるかと思いましたが、気になることなく、刺さる手前で綺麗に伸びる印象です。 低域は弾むように小気味良く鳴り、非常に楽しく聴ける一曲です。 久石 譲「Kids Return」 弦楽器とピアノによるインストゥルメンタルで、今回は二胡を加えたアンサンブルバージョンを聴きました。 ボーカルの表現に優れるMeisterですが、ボーカルのないインストゥルメンタルでも中域の卓越した表現、低域の迫力、高域の伸びやかさが、完成度の高いサウンドを届けてくれます。 ボーカルに重点を置きながらもオールラウンドに再生できる、まさにマイスターの名に相応しい製品です。
-
すけさん
@e☆イヤホン 秋葉原店
Kinera Imperial
Verdandi
¥224210 税込
芳醇で自然な間違いなしの秀逸作!
とんでもないイヤホンが登場しました! 4種類6基のドライバーを絶妙にチューニングし、音域は広く、帯域バランスも音のつながりも共に自然です。濃厚でありながら聴き疲れしない、個人的にはパーフェクトなバランスのイヤホンです! 初めて聴いた時、音自体は全体的に近い印象ですが、余韻の広がりが豊かで窮屈さを感じさせない絶妙な空間表現と、違和感のない帯域特性に驚きました。 特に注目すべきは低域と中高域です。低域は骨伝導とダイナミックドライバーの組み合わせで、「キレと艶」「響き」が自然に融合し、不自然な分離がない生々しいベースラインを楽しめます。 一方、中高域はBAドライバーとESTドライバーの組み合わせで、「粒立ち」「抜けと華」が滑らかにつながり、ハイハットやシンバルのアタックからフェードアウトまでの変化を美しく表現します。ボーカルのエコーやコーラスの重なりも非常に魅力的です。 全体として、細かな空気感の表現が非常に優れており、ライブ音源などを中心に臨場感をたっぷりと味わえるイヤホンだと思います。 【試聴環境】 Astell&Kern KANN ALPHA iPhone 13 【試聴楽曲】 ずっと真夜中でいいのに「あいつら全員同窓会」 Monkey Majik + 吉田兄弟「Change」 宇多田ヒカル「二時間だけのバカンス(feat.椎名林檎)」 HOYO-MiX「野火」 結束バンド「転がる岩、君に朝が降る -恒星-LIVE ver」