スタッフレビュー詳細
さらに進化した。だから性能もコスパも音質も追求できちゃう!?
【ポイント】
・全面刷新が行われた定番機種の第3世代。
・低音ブースト機能が「XBass+」へと変更。
【デザイン】
「ZEN DAC」はシルバーなデザインで統一されていましたが、「ZEN DAC 3」では落ち着いたデザインとなりました。特に表面の装飾が特徴的で、高級感のあるデザインのように思います。良い意味でザ・オーディオ機器というよりも、アンティーク感があってオシャレな印象を受けました。
大きさは「ZEN」シリーズお馴染みのスリムでありながらコンパクトです。
【機能】
形は「ZEN DAC」とほぼ同じですが、細かい部分においてアップデートがなされています。対応フォーマットが以前の【PCM 384kHz、DSD 256】から【PCM 768kHz、DSD 512】へと拡張された他、背面のUSB入力端子がUSB Type-Cへと刷新されました。また、低音ブースト機能が以前は廉価グレードの「TrueBass」でしたが、上位機種に搭載される「XBass+」へと変更された点は要チェックです。「PowerMatch機能」も踏襲されています。
【音質】
エッジのある、というよりは艶のある鳴り方で、全体的に澄んだサウンドのように感じました。低音・高音ともにどこかをハッキリと強調するわけではなく、バランス良く鳴らしている印象です。強いて言えば、高域の方がシャキッとしているように思います。
中音域の輪郭もしっかりとしており、ボーカルの芯がクッキリ描写されている一方で、解像度の高さから楽器がボーカルに埋もれることなく、メリハリのある距離感で鳴っています。「XBass+」を使用することで、低音ブーストが稼働するので、シャキッとした高音に負けじとズンズン低音が鳴ります。低音が薄めになりがちな開放型ヘッドホンも、「ZEN DAC 3」と組み合わせて聴くことで、低音もしっかりと描写できるのではないでしょうか。
また、「ZEN DAC」と比較すると、サウンド全体がクッキリと明るくなった印象を受けました。「ZEN DAC」での低音は若干の丸みがありましたが、「ZEN DAC 3」ではその丸みを磨いてピカピカに輝かせたような、明瞭さが生まれたようです。高音もシンバルやハイハットの細かい余韻まで、丁寧に演出しているように思います。
今回、試聴するにあたってSENNHEISER【HD 800S(300Ω)】を使用しましたが、PowerMatch機能を使用することで体感そこまでパワー不足は感じませんでした。ただし【HDV 820】×【HD 800S】の組み合わせと聴き比べると、「ZEN DAC 3」では若干のパワー不足を感じます。
【総合すると・・・】
「ZEN DAC」と大きさ・形こそはほぼ同じですが、細かい点で様々なアップデートを遂げたのが、この「ZEN DAC 3」です。対応フォーマットの拡張や「XBass+」への変更により、音の鳴り方も「ZEN DAC」と比較して変化しました。スマートなサイズに直感的な操作感。シンプルだけども奥深い据え置きDACです。本製品の単体でもよし。「ZEN CAN」シリーズと組み合わせて出力をグレードアップしてみてもよし。
初めての据え置きDACデビューに、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
【試聴環境】
NW-WM1AM2からデジタル接続で試聴しました。
・高橋瞳「恋するピエロッティ」
・PIERROT「HILL -幻覚の雪-」
・WANDS「soldier」
量感イメージ
この商品に対する
他のスタッフのレビュー
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かわちゃん
@e☆イヤホン
iFi-Audio
ZEN DAC 3
¥39600 税込
マニアの方にこそ聴いてほしいエントリー機種
コンパクトなお値段とサイズ感で大満足の音質と性能が楽しめる製品シリーズがフルモデルチェンジされました! 音質についてご紹介すると、初代のモデルにあった不満点が払拭され、音質、傾向などが大幅に改善されている印象を受けました。 全体的な音質の印象は、見晴らしが良くクリアで、細かいディテールがしっかりと感じられるバランスです。この辺は今までのiFi-Audioに共通する傾向で、ブランドに詳しい方も、これまでのイメージ通りと想像して頂いて間違いないと思います。音の粒がとても細かく、音源に対して素直で派手さを押さえた音作りが特徴です。正確な音作りが施されています。 初代「ZEN DAC」のチューニングは初代「micro iDSD」など、昔のiFi audioのチューニングに通ずるものがあり、高域がドライでエッジがキツく、音源や組み合わせるイヤホンによっては刺さりが気になることもありました。しかし、「ZEN DAC 3」の高域は少ししっとりとしていて、しなやかな質感に感じます。しっかりとした解像感とマイルドさを良いバランスで両立しているのが魅力です。 「ZEN signature」シリーズに近い方向性で、細かい表現の中に音の艶感やしっとりとした表現、空気感を感じられるのも魅力の一つです。「ZEN DAC」は粒立ちの細かい音質ですが、「ZEN DAC 3」では艶感や空気感が強化されており、大きな進化を感じます。ボーカルのリアリティや生々しさも増し、あっさりめだった「ZEN DAC」に比べて音楽性を感じられる仕上がりになっています。 この要素は他社の同価格帯の据え置きDACと比較しても大きな魅力です。人工的な音質が苦手で自然な音質が好みの方には、決め手となる要素だと思います。もう一つの大きな特徴は低域の質感です。「ZEN DAC 3」の低域はエネルギッシュで力強く、引き締まったフォーカスと強めの立ち上がりやキック感が特徴です。ベースの弦の揺れなどの再現性も高く感じました。初代「ZEN DAC」は少し低域がモヤっとしていましたが、「ZEN DAC 3」ではむしろ魅力的な低域に仕上がっています。 「SENNHEISER HD 660 S」や「Meze Audio 109 Pro」などのミドルクラスまでのヘッドホンと組み合わせるのが理想的なパワーじゃないかなと思います。パワフルな低域なので音が痩せることなく引っ張ってくれるような印象を受けました。かなり音量を大きめにしても刺さりにくいのでかっちりとした音質の機器と組み合わせるのもいいんじゃないかなと思います。アナログステージはフルバランス設計なのでバランス接続だとさらにパワーが上がります。 ヘビーなハイエンドヘッドホンは、今後発売されるであろう「ZEN CAN 3」との組み合わせを想像すると楽しみですね。「ZEN signature」と音の傾向は非常に近いものがあり、音の再生レンジや音粒の多さなどで上回ります。より透明度があって見晴らしが良い感じです。DACとアンプがセパレートタイプなので、やはり越えられない壁はありますが、よりハイエンドオーディオのエッセンスを感じられるのが「signatureシリーズ」と言えるでしょう。 総じて、「ZEN signature」が欲しいけど予算で躊躇していたという方には「ZEN DAC 3」は非常に有力な選択肢になると思います。
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お~
@e☆イヤホン仙台駅前店
iFi-Audio
ZEN DAC 3
¥39600 税込
ZEN DAC後継機!ハイパワーかつ濃厚なサウンドに進化!!
【前作との違い】 前作「ZEN DAC」からの大きな変更点といえば、USB入力がUSB-Cに変更されたことです。スマートフォンからOTGケーブルなしでも接続できるようになり、誰でも気軽に使用できる据え置きアンプに進化しました! また、フィルターにも変更があり、ヘッドホンなどの低域不足を改善する「XBass+」を搭載しています。 【音質】 「ZEN DAC3」では音全体が重くなった印象を受けました。切れのあるシャープな高音にしっかり沈み込みを感じる低音が、前作との大きな違いです。「POWER MATCH」を使用することでポテンシャルをさらに広げることができました。イヤホン、ヘッドホン両方ともに適していて、iFI audioの音作りが好きな方や、初めての据え置きながらもハイパフォーマンスに憧れる方にうってつけの一機種と言えますね! 3.5mmアンバランス接続では「POWER MATCH」の恩恵を受けることができます。4.4mmバランス接続ではイヤホン、ヘッドホンのポテンシャルを最大限に発揮して、音楽体験をさらに一段階向上させてくれること間違いなしです! 【外見】 「ZEN DAC3」になり、デザインも変更され、前作から装飾が加わり、より高級感が増しました。通常の据え置きとしてだけでなく、装飾の一つとしても主張しています。色味にも変化があり、青系統のボディになり、「ZEN」シリーズのシグネチャーを連想させるカラーリングになりました。 【まとめ】 前作から性能が進化して、音楽体験を向上させてくれる「ZEN DAC3」は、音作りはiFIらしく、しっかりと新しいものを今作で作り上げてきたと実感しました。ハイパフォーマンスかつコストパフォーマンスもしっかりしている「ZEN DAC3」。据え置きに興味がある方、従来機を使用していてアップグレードに興味がある方にとてもおすすめの一品です。
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いけちー
@e☆イヤホン 秋葉原店
iFi-Audio
ZEN DAC 3
¥39600 税込
初めての据え置きDACアンプに挑戦したい方にオススメ!
iFi Audioより、人気の据え置きDACアンプ「ZEN DAC」の後継機「ZEN DAC 3」が登場しました。 【見た目と機能】 「ZEN DAC」に比べ、より落ち着いた暗い色調で、表面の装飾が高級感漂うデザインとなっています。また、背面のUSBポートはUSB Type-Cに変更されています。筐体もコンパクトで、置き場所に困らない点が魅力的です。 【音質】 中域の輪郭がはっきりしており、ボーカルが聴きやすいです。楽器との聴き分けもしやすく、比較すると「ZEN DAC」に比べて低域の量感がやや増えており、リズミカルに音楽を楽しめるでしょう。 初めての据え置きDACアンプを探している方にとって、非常に良い選択肢となるはずです。ぜひご検討ください。 視聴機器 TAGO STUDIO TAKASAKI T3-01 SONY MDR-MV1
このスタッフの他のレビュー
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えっさん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
qdc
SUPERIOR
Vermilion Red
¥12870 税込
エントリーモデルの超新星⁉︎
【2つの注目ポイント】 ・カスタム2pinコネクタ採用でリケーブルの幅が広い ・中低音を得意としたダイナミック型 今回レビューするのは1DD搭載のダイナミック型イヤホン「SUPERIOR」です。 【デザイン】 カラーバリエーションは2色。透き通った黒色で装飾された「Piano Black」、ルビーのように澄んだ赤色で装飾されている「Vermilion Red」となっています。 どちらもエントリーモデルながら高級感があります。細かい点を比較すると、フェイスプレートにあるテキストがPiano Blackは金色、Vermilion Redは銀色という違いがあります。 【リケーブルについて】 qdcは独自のコネクタを使用する場合が多いですが、本機はカスタム2pinのコネクタを採用しており、リケーブルの選択肢も大幅に増えたのは大きな特徴の一つといってもいいでしょう。 【音質】 気になる音質について、本機はダイナミック型ということもあって音に厚みや勢いがあり、モニター向けというよりもしっかりと音楽を楽しめるリスニング向けだと思います。 音の傾向としては中低音を得意とした印象です。確かな解像度と分離能力を持ち合わせていますが、やはり中低音を軸とした音作りに聴こえました。 過度に膨らみすぎない中低音はバスドラやスネアの芯をしっかりと捉え、奥行きや空気の響きもしっかりと再現されているのではないでしょうか。 また、中低音が得意なので、ボーカルへのフォーカスがしやすいように思います。ボーカルはクッキリと前に出て聴こえる為、ボーカルを重視して聴きたい人にもオススメです。 また、高音域は鳴らし切れていないという程ではありませんが、中低音に引っ張っている印象です。高音域を得意とする機種と比べるとやや煌びやかさが足りないかもしれません。ですが、持ち前の解像度と分離能力が、細やかにドラムのシンバルやギターの音色を奏でてくれます。 以上の音の鳴り方から、得意とする音楽は「ロック・ボーカルメインのPOPS・エレクトロ・EDMなど」という印象です。 繰り返しにはなりますが、中低音を得意とするため程よくズンズンと聴こえます。重低音程ではないけども、低音を求めつつ芯をしっかりと聴きたいなら相性が良いでしょう。 【まとめ】 中低音を得意とし、デザイン・解像度・分離性など総合的にエントリーモデルの新しいスタンダードとして君臨できるポテンシャルを秘めた機種だと感じました。 初心者の方にはもちろんのこと、今までのイヤホンからステップアップしてみたい中級者の方、サブ機として上級者の方にも。全ての方に一度は試聴していただきたいイヤホンです。 【試聴環境】 NW-WM1AM2→qdc SUPERIOR 【試聴楽曲】 ・LOUDNESS『THUNDER IN THE EAST[30th ANNIVERSARY Limited Edition]』M01「CRAZY NIGHTS」 ・BRAIN DRIVE『BRAIN WASHING』M01「Operation Mind Crime」 ・TEARS『ACROSS THE DREAM』M01「STAY DREAM」 ・MALICE MIZER『月下の夜想曲(シングル盤)』M01「月下の夜想曲」
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えっさん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
Campfire Audio
Moon Rover
¥189800 税込
どこから見ても、聴いても輝く
【ポイント】 - 世界888台限定で発売 - 各部品を個別に手作業で火炎処理したという美しいデザイン 【デザイン】 各部品を個別に手作業で火炎処理し、処理中に加えられた温度によって生み出されたグラデーションがなんといっても特徴的です。光を受けるとグラデーションの見え方が変化するので、眺めるだけでも楽しく、ウットリします。 チタンを採用しているため、軽量でスリムに感じました。 【音質】 ドライバー構成は「12mmのフルレンジプラナーマグネティックドライバー」1基を搭載しており、全体的にまとまりのある印象です。低域から高域にかけて、バランス良く描写してくれます。強いて言えば中域が少し後退している感じです。 モニター向けイヤホンのようなフラットさとは異なりますが、バランス良くリスニングを楽しめるようなサウンドです。また、駆動方式が「平面磁界駆動」という影響からか、高域を中心に煌びやかで高い解像度のように思いました。特にドラムのハイハットやシンセサイザーの打ち込みといった、細やかで艶やかな高域のサウンド描写がとても丁寧です。 普段のイヤホンなら後退して聴こえる細かい音が、一粒一粒しっかりと前に出て聴こえるので、音源の空気感がしっかりと伝わってくるのが特徴的に思います。 【総合すると・・・】 「プラナーマグネティックドライバー」と「平面磁界駆動」による組み合わせはある程度のフラットさを軸に、平面磁界駆動らしい細やかで煌びやかな、一粒一粒を丁寧に描写してくれます。 音の鳴り方はフラットで。だけどもモニター向けイヤホンのような忠実すぎるフラットさよりも、聴いて楽しめるフラットさが欲しい。そんなユーザーにぜひ一度お試しいただきたい製品です。 【試聴環境】 NW-WM1AM2→Moon Rover 【試聴楽曲】 - かまいたち「I LOVE YOU」 - BRAIN DRIVE「THE REBORN MAN」 - 聖飢魔Ⅱ「嵐の予感」
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えっさん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
Victor
スパイラルドットProイヤーピース
Mサイズ / 2ペア
¥1980 税込
柔らかく、透き通る。
【ポイント】 - 「スパイラルドット」シリーズ - スパイラル状の凸形状を追加 【デザイン/装着感】 黒を基調としたイヤーピースです。シリコン素材で柔らかく、耳触りの良い印象を受けました。触ってみるとサラサラしており、圧迫感も少ないです。全体的に厚みは薄いですが、遮音性も良いように思います。 ノズル部分を覗いてみると、「スパイラルドット」シリーズ特有のディンプル(小さく丸いくぼみ)と新たに追加されたスパイラル状の凸形状が見えます。イヤーピースの高さは若干低めで、サイズは平均的です。穴の大きさは広めで、フィルターは付いていません。 【音質/機能】 全体的に芯がありつつもクリアで風通しの良いサウンドのように感じました。特に中高域がナチュラルで柔らかく、上に抜けてくれるような解放感があります。ギターのかき鳴らす音色や、ピアノなどを丁寧に描写してくれます。特に弦楽器が綺麗に聴こえました。 低域はガッシリとはしていませんが、薄まることもなく、存在感はハッキリと残っています。良い意味で爽やかな低音ですので、ベースやドラムもズンズンとした圧が無く、自然体のような心地の良いリズムを聞かせてくれるのではないでしょうか。 以上のような性質から、音場はフワッと全体が広がります。音の密度は薄まりますが、ライブハウスからホールに移り変わったような広がりです。広がるだけでなく繊細さも向上します。 【総合すると・・・】 本製品は独自の音質向上技術「スパイラルドット」にスパイラル状の凸形状を追加されたモデルです。元々は「HA-FW1000T」や「HA-FX150T」に採用・付属されていたイヤーピースですので、有線イヤホンの他に一部TWSでも利用可能です。試しにTechnics「EAH-AZ60M2」に装着してみましたが、ケースに収まり、難なく装着できました。 【スパイラルドット++】や【スパイラルドット】と比べると、シリコンの柔らかさや音の鳴り方に変化が見られます。特に高域の鳴り方、抜け方、音の広がりの良さに優れているのがこの【スパイラルドットPro】のように思いました。音場の広がりやサウンドの柔らかさ、高域を心地よく聴きたい方などにお試しいただきたいイヤーピースです。 【試聴環境】 NW-WM1AM2→BUCK-TICK∞TAGO STUDIO T3-02 / EAH-AZ60M2 【試聴楽曲】 - FIELD OF VIEW 『12月の魔法』 - BUCK-TICK 『Heaven』 - BUKU 『ぼくたちだけの天国』
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えっさん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
SUPERTFZ
LIVE 1 PRO GT
¥8800 税込
キラキラボディにキラキラ音色
【ポイント】 「LIVE 1 PRO」をベースにブラッシュアップしたアップグレードモデル 亜鉛合金製の輝かしいフェイスプレート 【デザイン】 フェイスプレートには亜鉛合金製を採用しており、輝かしくアクセサリーのようです。一方で筐体はクリアなシェルとなっており、全体的に透明感と美しさを感じました。金属と樹脂のハイブリッド筐体となっています。 【音質】 全体的なバランスが良く、明るさのある印象です。どちらかといえばドンシャリな傾向です。 ドラムのスネアやベースといった低音域の芯をしっかりと鳴らしているように感じました。他方で、中音域や高音域は低音に埋もれず、ハッキリと聴かせてくれます。ボーカルはしっかりと前面に押し出され、高音域もクリアで明るいです。 音の凝縮度合いも混ざりすぎず、程よい距離感かと思います。 インピーダンスが55Ωと若干高めなので、スマートフォンなどで聴く場合には、いつもより音量を上げた方が良いかもしれません。 【総合すると・・・】 本製品は「LIVE 1 PRO」をベースにブラッシュアップしたモデルです。イヤホンのデザインは輝かしく、軽さも感じます。 ベースとなる「LIVE 1 PRO」と比べると、本製品の方が低音や音のアタック感が強めに感じます。 「LIVE 1 PRO」がクールでシャープな鳴り方をする一方、「LIVE 1 PRO GT」は潤いがあって明るい鳴り方をする印象です。明るい鳴り方をするので、J-POPやアニメソングなどを楽しく聴かせてくれるように思います。 どちらのイヤホンにも良さがありますので、店頭で聴き比べをするのも一興ではないでしょうか。 【試聴環境】 NW-WM1AM2 → 「LIVE 1 PRO GT」 【試聴楽曲】 BUCK-TICK「LOVE PARADE」 チェッカーズ「ONE NIGHT GIGOLO」 尾崎豊「銃声の証明」