スタッフレビュー一覧
店頭スタッフが様々な商品をご紹介
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えっさん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
final
ZE3000 SV
¥11700 税込
燦然と輝く。ZE3000が進化。
【ポイント】 ・ZE3000が「コンフォートANC」も搭載して進化 ・ゲーミングモードも搭載 ・従来の6mmから10mmに大口径化させた自社開発ドライバー「f-Core SV(エフコア)」 【デザイン】 黒を基調としたデザインです。前モデルと同じくシボ加工が施されておりシックで高級感があるように思います。ケースから筐体部分が顔を出す「簡単キャッチ設計」が採用されておりシボ加工も相まって滑りにくく取り出しやすいです。 前モデルでは少し角ばったデザインでしたが、今作は丸みを帯びたデザインとなりました。大きさを比較すると、今作の方が筐体・充電ケース共に小さくなっており、装着感が向上し、軽量で持ち運びしやすくなった印象です。 【機能】 本モデルの進化ポイントとして、ノイズキャンセリング機能「コンフォートANC」が搭載されました。その効果は自然で柔らかな効き心地で、圧迫感が少なく快適です。外音取り込み機能についても、自然な集音性能があり、酔いや疲れを感じにくい点が特徴です。音がこもるような不快感もありません。 さらに、低遅延を実現する「ゲーミングモード」を搭載。ゲームはもちろん、映画や配信などの動画コンテンツも快適に楽しめます。また、「LDAC」に対応し、ハイレゾ音源の再生も可能に。 その他にも、風切り音を抑える「ウインドカット」機能や「7バンド イコライザー」など、多機能性を備えています。 【音質】 低音域にしっかりとした質感を持たせながらも、中高域の鮮やかさを兼ね備えたサウンド。特定の音域が突出することなく、バランスの取れた仕上がりです。 ドラムのキック音やベースの空気感を活かしつつ、楽器に埋もれない凛としたボーカルが中央に定位。煌びやかな高音域も特徴で、ピアノやギター、ハイハットの繊細さが失われません。 ワイヤレスイヤホンながら音場が広く、音の抜けも良好。硬すぎず自然で、明るめのサウンドに仕上がっています。フラットすぎず、ドンシャリでもない、エネルギッシュなサウンドが魅力です。 【総合すると・・・】 前モデル「ZE3000」は音質に特化したイヤホンでしたが、今作「ZE3000 SV」は、機能性と音質をさらに進化させたモデルです。 特に、近年重要視されるノイズキャンセリング機能を新たに搭載。圧迫感の少ない自然な効き目が特徴です。また、ゲーミングモードの搭載により、音楽だけでなくゲームや動画でも活躍します。 サウンド面では、前モデルで高評価だった自然な中高域にさらに明るさと抜けの良さが加わり、低音域にも深みが増しました。全体的な音のバランスや分離感が素晴らしく、ジャンルを問わず楽しめる仕上がりです。 小型軽量で自然なノイズキャンセリング、広がりのある音場、そしてエネルギッシュなサウンド。機能性と音質の両方に優れたワイヤレスイヤホンをお探しの方に、ぜひ試していただきたい製品です。 【試聴環境】 iPhone(アプリを使用・AAC再生) NW-WM1AM2→アプリ未使用(LDAC再生) 【試聴楽曲】 ・hide 「ピンクスパイダー」 ・BALZAC「shadow」 ・ZI:LILL「Bad Man」
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えっさん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
MADOO
MDX30イヤーチップ
Mサイズ / 2ペア
¥2250 税込
これぞ、イヤーピースの新たなるカタチ
【ポイント】 ・エリプス(楕円)形状による新たな音色・装着感 ・伸びやかな中音域・高音域 【デザイン】 清々しく淡泊なカラーリングです。サイズによってノズル部分が色分けされており、Sサイズはホワイト、Mサイズは水色、Lサイズは緑色(正確にはエメラルドに近い)となっています。 本製品最大の特徴は、この形状にあると言えるでしょう。エリプス(楕円)形状となっており、これは元である「MADOO」ブランドイヤホンのノズルに対応した形状です(他社のイヤホンにも装着可能です)。耳の中にグッと押し込める形のため、遮音性も高いように感じました。 【音質】 まず、「Project M」に装着して試聴しました。「Project M」は、純正イヤーピースを使用した場合に比較的フラットで鮮やかな音を楽しめる印象です。 純正イヤーピースと比較すると、中音域・高音域を軸とした鳴り方が特徴的です。力強さを持ちながらも、空間表現や解像度を高めるサウンドに感じました。 ボーカルラインやギターサウンドがカラッとパリッと目立つため、サウンド全体が明るくシャキッとしています。特に女性ボーカルの伸びやかさが自然で透き通っており、高音の男性ボーカリストとも親和性が高いのではないでしょうか。ストリングスやピアノのような高音域を鳴らす楽器の描写も鮮やかで、まるでホールで聴いているかのような音の抜けの良さを感じます。 低音域については、重低音とまではいかないものの、後退することなくしっかりと存在感を示しています。 次に、「EAH-AZ60M2」に装着して試聴しました(ちなみにケースにも収納可能でした)。この製品はデフォルトでパワフルな低音を奏でる印象があります。 特筆すべきは、低音域のくっきり感と、滑らかに変化した中音域・高音域。一音一音が艶やかで、全体の明るさが増したように感じられました。 【総合すると・・・】 多くの人々の耳道部分が真円ではないことに着目して誕生したエリプス(楕円)形状のイヤーピース「MDX30」。 その珍しい形状ゆえに、装着感や閉塞感は他のイヤーピースでは味わえない独自の魅力があります。耳にしっかりとハマりつつも、音は広がりを持ち、抜けの良い高音域が堪能できます。 「MADOO」製品以外にも装着可能ですので、普段の真円形イヤーピースで装着感がいまひとつだと感じる方や、抜けの良い音を求めたい方にぜひ試していただきたい製品です。 【試聴環境】 NW-WM1AM2 → Project M・EAH-AZ60M2 【試聴楽曲】 X JAPAN「Longing~跡切れたmelody~」 織田哲郎「ボクの背中には羽根がある」 奥井亜紀「銀のスプーンで」
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えっさん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
Kiwi Ears
KE4
¥29700 税込
聴こえる低音の鼓動・煌めく高音の生動
【ポイント】 ・豊潤な低音を提供するアイソバリックサブウーファーシステム ・医療グレードの樹脂による肌触りの良い筐体 【デザイン】 つややかな黒を基調とし、シェル部分には飴細工のような透明感あるシルバーを採用しており、クールな印象を与えます。ハイブリッド型ではありますが、筐体はそれほど大きくなく、医療グレードの樹脂を使用しているため、肌触りも優しい仕上がりです。 【音質】 音の鳴り方は低音域を中心としつつも、分離感があり、明るめの印象です。いわゆるドンシャリ傾向と言えるでしょう。 ドラムやベースはパワフルで迫力がありつつ、深みも感じられます。特にベースラインは耳で追いやすく、ズンズンと響くため、ベース音が好きな方には堪らない仕上がりかもしれません。 一方、中音域もしっかりと前に出ており、埋もれることなく、ボーカルがハッキリと聴こえます。 全体的には真っすぐなサウンドで、BAを2基搭載している恩恵もあり(超高域×1基、高域×1基)、高音域も低域や中域に引っ張られることなく鮮やかに聴こえます。低音域を中心としたイヤホンでは音の軸が定まりすぎて高音域が影に隠れることが多いですが、本製品ではギターのアルペジオやシンバル音も分離感を持って聴こえるため、スタイリッシュな仕上がりです。 【総合すると・・・】 本製品はDD2基・BA2基を搭載したハイブリッド型イヤホンです。 サウンドのメインは低音域ですが、BA2基の搭載により高音域が埋もれることなく奏でられ、全体的にスタイリッシュで分離感の良い音を実現しています。 特にロックサウンドは楽しく聴ける仕様で、低音域の迫力はモリモリです。それでいて、各アタック音が繋がりすぎず聴こえるため、楽器本来の低音をそのまま体感できるでしょう。 ギターのカッティングやアルペジオの描写も丁寧で、バンド全体の音がハッキリしており、サウンド全体を楽しめます。ボーカルも暖かく自然にしっかりと聴こえるため、ボーカルを中心にしつつ演奏も楽しみたい方にもおすすめです。 「音を楽しみたいけれど、バランスの良さも妥協したくない」そんな方に、ぜひ一度試していただきたい製品です。 【試聴環境】 NW-WM1AM2 → KE4 【試聴楽曲】 ・UP-BEAT「Vanity憂いの君」/「NO SIDE ACTION」 ・米米CLUB「浪漫飛行」
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えっさん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
radius
Beethoven
ブラック
¥23200 税込
骨伝導技術の新たなる形。音が響く・広がる・溶け込む。
【ポイント】 ・骨伝導イヤホンでありながら、完全ワイヤレス方式で装着できる ・リングパーツとシリコン製のイヤーフックで固定する「フローティングフィット システム」 ・音漏れを最小限に抑える 「リバーサルフェーズアンチリーク」 【デザイン】 従来の骨伝導イヤホンではネックバンドを採用することで、ドライバー部分をこめかみに押さえ音を響かせていましたが、本製品では完全ワイヤレス方式が採用されています。これにより、後頭部への負担が減り、パーカーやファー付きのアウター、髪を後ろでくくっている際などに使いにくかった骨伝導イヤホンの弱点を克服しているように感じます。 一見すると大きく見えるものの、筐体から伸びるリングパーツが耳甲介にフィットし、シリコン製のイヤーフックで固定されるため、ズレたり落ちやすいといったことはありませんでした。また、重さ・締め付けなども適度で、快適です。さらに、リングパーツの周囲には着脱式のシリコン製イヤーピースもあるので、装着感の調節もできます。 【機能】 音漏れ防止技術が搭載されており、お互いの会話が聴こえる程度の音量の場合、音漏れはほとんどありませんでした。 また、マイクも搭載しているため通話も可能です。ビームフォーミング技術やAI 技術によるAI コールノイズリダクションにより、クリアな声を相手に届けてくれます。 さらに、防水機能も備わっていますので外出先の急な雨でも安心です。 【音質】 高音域が非常に伸びやかで凛としている印象です。ストリングスを中心とした音源や女性ボーカルではその伸びやかさを遺憾なく発揮してくれます。 また、骨伝導イヤホンとは思えないほど音が力強く、サウンドも前面に押し出ている印象です。どこか遠くで鳴っているという感覚ではなく、しっかりと耳の近くで奏でているような感覚で、良い意味で骨伝導イヤホンらしからぬパワフルさと繊細さを感じられました。 また、中音域もしっかりとボーカルを捉えており、言葉が聞き取りやすいです。低音域に関しては耳を塞がない骨伝導イヤホンということもあり、若干控えめであるものの、ドラムのスネアやベースのスラップなどは、エネルギッシュに奏でてくれます。 【総合すると・・・】 完全ワイヤレス方式で快適に装着できる、新たな骨伝導イヤホンの形として誕生した「Beethoven」。一見すると大きく思える筐体ですが、独自の形状から締め付けや重さを感じさせない快適な装着感が実現されています。 骨伝導イヤホンとは思えないほどの滑らかさと音場の広さ、パワフルさに注目です。耳を塞がずクリアなサウンドが楽しめるので、音楽がさらに日常に溶け込むのではないでしょうか。 初めての骨伝導イヤホンや、骨伝導イヤホンの新しい形を体感してみたいという方には、特にお試しいただきたい商品です。 【試聴環境】 NW-WM1AM2→Beethoven(AAC) 【試聴楽曲】 ・X jAPAN「Forever Love」 ・LOUDNESS「Everyone Lies」 ・奥井亜紀「銀のスプーンで」
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えっさん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
NICEHCK
Himalaya
¥49500 税込
買ってすぐに楽しめる拡張性。安定性と雄大さも兼ね備え。
【ポイント】 ・ノズルとプラグは交換可能 ・フラッグシップチタン合金筐体を採用 【デザイン】 シルバーを基調としたデザインです。ケーブルには銀メッキOFCケーブルが採用されており、筐体と共に統一感があります。 筐体は「航空機グレードのチタン合金」を採用しており、これにより高い硬度を持ち、耐久性にも優れています。また、高い硬度により高調波の発生を効果的に抑制し、空洞共振を低減するという音質面での効果もあるそうです。チタンなので耳に触れると少しヒンヤリします。 【音質】 音の温度感としては寒色系で、全体的にモニター寄りな印象を受けました。どこかが角張らず全体的なバランスが良いサウンドです。特にクリアで抜けの良い高音域はまさにヒマラヤの頂の如き。特にギターの切れ味の鮮度をそのままに描写しているように思います。 また、中音域の軸がしっかりとしており、低音域に引っ張られません。ボーカルの定位置はそのままに、低音域も遠すぎず、薄すぎず、くっきりとした低音域を聴かせてくれます。 これら印象はゴールドノズル(バランス型)での印象です。本製品には、交換可能な3種類の音響ノズルが付属しており、好みに応じて音質を調整できます。 ・ゴールドノズル:バランス型 ・ブルーノズル:低域重視 ・グレーノズル:高域重視 ブルーノズルに変更すると、深い低音域に音の軸が当てはまり、本機の解像度はそのままに、ベース音やドラムがパワフルになりました。一方でグレーノズルに変更すると、高音域の抜けがさらに良くなったように思います。 【総合すると・・・】 本製品は高強度金属のチタン合金が筐体に採用・ドライバードームに 22μm の超薄型 CNT を搭載したNICEHCKのフラッグシップイヤホン。大きな特徴としてノズルとプラグが交換できる点にあるでしょう。 寒色系でモニター寄りのサウンド傾向が基本となりますが、付属の3種類の音響ノズルを使い分けることで、お好みに合わせた音の変化を楽しむことができます。「少し物足りない、かゆいところに手が届かない……」といったもどかしさも解消できるかもしれません。 さらに、イヤーピースやケーブルも将来的に交換可能で、組み合わせの幅は無限大です。このイヤホン一つで様々なサウンドを追求できるでしょう。プラグも交換可能(2.5mm/3.5mm/4.4mmプラグが付属)なので、購入後すぐにバランス接続で試聴できる点も手軽で魅力です。 お手軽さと拡張性が魅力のこの製品は、有線イヤホン初心者から上級者まで、幅広い方におすすめです。ぜひお試しください! 【試聴環境】 NW-WM1AM2→Himalaya 【試聴楽曲】 ・聖飢魔Ⅱ「嵐の予感」 ・BUCK-TICK「惡の華」 ・TWO-MIX「RHYTHM EMOTION」
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えっさん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
THIEAUDIO
Oracle MKIII
¥99000 税込
丁寧・繊細なのにパワフルさもあるという魅力
【ポイント】 ・前モデルからダイナミックドライバーが1基追加 ・IMPACT²を搭載し、低音の質感が向上 【デザイン】 青を基調としたデザインで、筐体にはキラキラとしたラメが施されており、色鮮やかで眺めているだけでも楽しめます。ハウジングは若干大きめな印象ですが、耳への肌触りや収まりは良く、ピタッとハマりました。 【音質】 「Oracle」シリーズ特有のフラットかつ鮮やかな音色はそのままに、本製品では前モデルである「Oracle MKII」からドライバーがアップグレードされています。 まず、ダイナミックドライバーが1基追加され、4ウェイクロスオーバー+3サウンドチューブという構成になりました。また、THIEAUDIOの最新サブウーファーシステム「IMPACT²」が搭載されていることもあり、低音域の質感が向上しています。前モデル以上にパワフルでアタック感のある低音を感じました。 高音域に関しては、2基のSonion製ESTドライバーにより、小さな音の粒まで鮮明に奏でられている印象です。ギターやドラムのハイハットなどもハッキリと聴かせてくれます。 【総合すると】 ドライバー構成などがアップグレードされた「Oracle MKIII」は、”プロフェッショナルなスタジオモニターのチューニングと技術的な解像度を、誰もが手の届く価格で提供することを目的とした”とあるように、どちらかと言えばモニターライクな鳴り方がします。 前モデルから定評のあった高精細なサウンドと、一音一音の丁寧さはそのままに、「IMPACT²」を搭載したことで低音の質感がさらに向上し、繊細さとパワフルさを兼ね備えた製品になっています。中音域や高音域も、さらに抜けの良いサウンドです。 迫力も丁寧さも求めつつ、モニター向けのサウンドで聴いてみたいという方に、ぜひご試聴いただきたい製品です。 【試聴環境】 NW-WM1AM2 → Oracle MKIII(バランス接続) 【試聴楽曲】 ・FLATBACKER「BURST 1986・巨大豚破壊」 ・萩原健一「愚か者よ」 ・BUG「Flower of Romance」
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えっさん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
SIVGA
Que
¥12980 税込
音が暖かいと耳が心地よい
【ポイント】 ・北⽶産ホワイトメイプルウッドを使用したハウジング ・新開発10mmベリリウム振動膜ダイナミックドライバー 【デザイン】 まず、つややかなウッドハウジングに目を奪われます。素材には変形に強い北米産ホワイトメイプルウッドが採用されており、亜鉛合金素材を使用した筐体と相まって、どこか北米の広大な森林の香りを感じられる、全体的に高級感漂うデザインだと思いました。 筐体は卵のような楕円形で、若干縦長ですがスリムな印象です。亜鉛合金の面積が意外と大きいため、耳に装着すると少しひんやりします。 【音質】 「Que」にはイヤーピースが二種類(黒軸/白軸)付属しています。今回のレビューでは黒軸メインで試聴を行いました。 ウッドハウジングの影響からか、全体的に暖かみのあるサウンドです。特に、野太くサウンドを包み込むような低音は、聴いている音楽をいっそう大人びた印象に仕上げてくれます。 中音域は他の音に埋もれることなく、しっかりと描写されるため、ボーカルがしっかりと前に出ます。一方で、高域に関してもシャキッとしたエッジのある鳴り方をするので、明るい感じがします。 サウンド全体の余韻やベールもナチュラルに表現されており、無理なくリラックスして音が奏でられている印象を受けました。 【総合すると…】 ウッドハウジングによる暖かみのあるサウンドが特徴的で、低域を中心とした描写ながらも音域全体に無理のない、肩の力を抜いた自然なサウンドを提供してくれます。また、付属する二種類のイヤーピースのうち黒軸は低音を強調している印象ですが、白軸では低音が少し抑えられ、全体のバランスが整えられたように感じました。 ふくよかな低音を求めつつも、自然で無理のない音を楽しみたい方には、ぜひ一度聴いていただきたい商品です。 【試聴環境】 NW-WM1AM2 → Que 【試聴楽曲】 ・BUCK-TICK「極東より愛を込めて」 ・BAAD「抱きしめたいもう一度」「君が好きだと叫びたい」 ・X JAPAN「Longing 〜跡切れたmelody〜」
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えっさん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
Campfire Audio
Moon Rover
¥189800 税込
どこから見ても、聴いても輝く
【ポイント】 - 世界888台限定で発売 - 各部品を個別に手作業で火炎処理したという美しいデザイン 【デザイン】 各部品を個別に手作業で火炎処理し、処理中に加えられた温度によって生み出されたグラデーションがなんといっても特徴的です。光を受けるとグラデーションの見え方が変化するので、眺めるだけでも楽しく、ウットリします。 チタンを採用しているため、軽量でスリムに感じました。 【音質】 ドライバー構成は「12mmのフルレンジプラナーマグネティックドライバー」1基を搭載しており、全体的にまとまりのある印象です。低域から高域にかけて、バランス良く描写してくれます。強いて言えば中域が少し後退している感じです。 モニター向けイヤホンのようなフラットさとは異なりますが、バランス良くリスニングを楽しめるようなサウンドです。また、駆動方式が「平面磁界駆動」という影響からか、高域を中心に煌びやかで高い解像度のように思いました。特にドラムのハイハットやシンセサイザーの打ち込みといった、細やかで艶やかな高域のサウンド描写がとても丁寧です。 普段のイヤホンなら後退して聴こえる細かい音が、一粒一粒しっかりと前に出て聴こえるので、音源の空気感がしっかりと伝わってくるのが特徴的に思います。 【総合すると・・・】 「プラナーマグネティックドライバー」と「平面磁界駆動」による組み合わせはある程度のフラットさを軸に、平面磁界駆動らしい細やかで煌びやかな、一粒一粒を丁寧に描写してくれます。 音の鳴り方はフラットで。だけどもモニター向けイヤホンのような忠実すぎるフラットさよりも、聴いて楽しめるフラットさが欲しい。そんなユーザーにぜひ一度お試しいただきたい製品です。 【試聴環境】 NW-WM1AM2→Moon Rover 【試聴楽曲】 - かまいたち「I LOVE YOU」 - BRAIN DRIVE「THE REBORN MAN」 - 聖飢魔Ⅱ「嵐の予感」
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えっさん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
Victor
スパイラルドットProイヤーピース
Mサイズ / 2ペア
¥1980 税込
柔らかく、透き通る。
【ポイント】 - 「スパイラルドット」シリーズ - スパイラル状の凸形状を追加 【デザイン/装着感】 黒を基調としたイヤーピースです。シリコン素材で柔らかく、耳触りの良い印象を受けました。触ってみるとサラサラしており、圧迫感も少ないです。全体的に厚みは薄いですが、遮音性も良いように思います。 ノズル部分を覗いてみると、「スパイラルドット」シリーズ特有のディンプル(小さく丸いくぼみ)と新たに追加されたスパイラル状の凸形状が見えます。イヤーピースの高さは若干低めで、サイズは平均的です。穴の大きさは広めで、フィルターは付いていません。 【音質/機能】 全体的に芯がありつつもクリアで風通しの良いサウンドのように感じました。特に中高域がナチュラルで柔らかく、上に抜けてくれるような解放感があります。ギターのかき鳴らす音色や、ピアノなどを丁寧に描写してくれます。特に弦楽器が綺麗に聴こえました。 低域はガッシリとはしていませんが、薄まることもなく、存在感はハッキリと残っています。良い意味で爽やかな低音ですので、ベースやドラムもズンズンとした圧が無く、自然体のような心地の良いリズムを聞かせてくれるのではないでしょうか。 以上のような性質から、音場はフワッと全体が広がります。音の密度は薄まりますが、ライブハウスからホールに移り変わったような広がりです。広がるだけでなく繊細さも向上します。 【総合すると・・・】 本製品は独自の音質向上技術「スパイラルドット」にスパイラル状の凸形状を追加されたモデルです。元々は「HA-FW1000T」や「HA-FX150T」に採用・付属されていたイヤーピースですので、有線イヤホンの他に一部TWSでも利用可能です。試しにTechnics「EAH-AZ60M2」に装着してみましたが、ケースに収まり、難なく装着できました。 【スパイラルドット++】や【スパイラルドット】と比べると、シリコンの柔らかさや音の鳴り方に変化が見られます。特に高域の鳴り方、抜け方、音の広がりの良さに優れているのがこの【スパイラルドットPro】のように思いました。音場の広がりやサウンドの柔らかさ、高域を心地よく聴きたい方などにお試しいただきたいイヤーピースです。 【試聴環境】 NW-WM1AM2→BUCK-TICK∞TAGO STUDIO T3-02 / EAH-AZ60M2 【試聴楽曲】 - FIELD OF VIEW 『12月の魔法』 - BUCK-TICK 『Heaven』 - BUKU 『ぼくたちだけの天国』
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えっさん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
SUPERTFZ
LIVE 1 PRO GT
¥8800 税込
キラキラボディにキラキラ音色
【ポイント】 「LIVE 1 PRO」をベースにブラッシュアップしたアップグレードモデル 亜鉛合金製の輝かしいフェイスプレート 【デザイン】 フェイスプレートには亜鉛合金製を採用しており、輝かしくアクセサリーのようです。一方で筐体はクリアなシェルとなっており、全体的に透明感と美しさを感じました。金属と樹脂のハイブリッド筐体となっています。 【音質】 全体的なバランスが良く、明るさのある印象です。どちらかといえばドンシャリな傾向です。 ドラムのスネアやベースといった低音域の芯をしっかりと鳴らしているように感じました。他方で、中音域や高音域は低音に埋もれず、ハッキリと聴かせてくれます。ボーカルはしっかりと前面に押し出され、高音域もクリアで明るいです。 音の凝縮度合いも混ざりすぎず、程よい距離感かと思います。 インピーダンスが55Ωと若干高めなので、スマートフォンなどで聴く場合には、いつもより音量を上げた方が良いかもしれません。 【総合すると・・・】 本製品は「LIVE 1 PRO」をベースにブラッシュアップしたモデルです。イヤホンのデザインは輝かしく、軽さも感じます。 ベースとなる「LIVE 1 PRO」と比べると、本製品の方が低音や音のアタック感が強めに感じます。 「LIVE 1 PRO」がクールでシャープな鳴り方をする一方、「LIVE 1 PRO GT」は潤いがあって明るい鳴り方をする印象です。明るい鳴り方をするので、J-POPやアニメソングなどを楽しく聴かせてくれるように思います。 どちらのイヤホンにも良さがありますので、店頭で聴き比べをするのも一興ではないでしょうか。 【試聴環境】 NW-WM1AM2 → 「LIVE 1 PRO GT」 【試聴楽曲】 BUCK-TICK「LOVE PARADE」 チェッカーズ「ONE NIGHT GIGOLO」 尾崎豊「銃声の証明」
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えっさん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
iFi-Audio
ZEN DAC 3
¥39600 税込
さらに進化した。だから性能もコスパも音質も追求できちゃう!?
【ポイント】 ・全面刷新が行われた定番機種の第3世代。 ・低音ブースト機能が「XBass+」へと変更。 【デザイン】 「ZEN DAC」はシルバーなデザインで統一されていましたが、「ZEN DAC 3」では落ち着いたデザインとなりました。特に表面の装飾が特徴的で、高級感のあるデザインのように思います。良い意味でザ・オーディオ機器というよりも、アンティーク感があってオシャレな印象を受けました。 大きさは「ZEN」シリーズお馴染みのスリムでありながらコンパクトです。 【機能】 形は「ZEN DAC」とほぼ同じですが、細かい部分においてアップデートがなされています。対応フォーマットが以前の【PCM 384kHz、DSD 256】から【PCM 768kHz、DSD 512】へと拡張された他、背面のUSB入力端子がUSB Type-Cへと刷新されました。また、低音ブースト機能が以前は廉価グレードの「TrueBass」でしたが、上位機種に搭載される「XBass+」へと変更された点は要チェックです。「PowerMatch機能」も踏襲されています。 【音質】 エッジのある、というよりは艶のある鳴り方で、全体的に澄んだサウンドのように感じました。低音・高音ともにどこかをハッキリと強調するわけではなく、バランス良く鳴らしている印象です。強いて言えば、高域の方がシャキッとしているように思います。 中音域の輪郭もしっかりとしており、ボーカルの芯がクッキリ描写されている一方で、解像度の高さから楽器がボーカルに埋もれることなく、メリハリのある距離感で鳴っています。「XBass+」を使用することで、低音ブーストが稼働するので、シャキッとした高音に負けじとズンズン低音が鳴ります。低音が薄めになりがちな開放型ヘッドホンも、「ZEN DAC 3」と組み合わせて聴くことで、低音もしっかりと描写できるのではないでしょうか。 また、「ZEN DAC」と比較すると、サウンド全体がクッキリと明るくなった印象を受けました。「ZEN DAC」での低音は若干の丸みがありましたが、「ZEN DAC 3」ではその丸みを磨いてピカピカに輝かせたような、明瞭さが生まれたようです。高音もシンバルやハイハットの細かい余韻まで、丁寧に演出しているように思います。 今回、試聴するにあたってSENNHEISER【HD 800S(300Ω)】を使用しましたが、PowerMatch機能を使用することで体感そこまでパワー不足は感じませんでした。ただし【HDV 820】×【HD 800S】の組み合わせと聴き比べると、「ZEN DAC 3」では若干のパワー不足を感じます。 【総合すると・・・】 「ZEN DAC」と大きさ・形こそはほぼ同じですが、細かい点で様々なアップデートを遂げたのが、この「ZEN DAC 3」です。対応フォーマットの拡張や「XBass+」への変更により、音の鳴り方も「ZEN DAC」と比較して変化しました。スマートなサイズに直感的な操作感。シンプルだけども奥深い据え置きDACです。本製品の単体でもよし。「ZEN CAN」シリーズと組み合わせて出力をグレードアップしてみてもよし。 初めての据え置きDACデビューに、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。 【試聴環境】 NW-WM1AM2からデジタル接続で試聴しました。 ・高橋瞳「恋するピエロッティ」 ・PIERROT「HILL -幻覚の雪-」 ・WANDS「soldier」
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えっさん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
FIIO
R9 【FIO-R9-S】
¥243720 税込
できたらいいな、はこれ一台で。
【ポイント】 ・1台で様々な役割を果たす据え置きプレイヤー。 ・前機種『R7』にはなかった『AV IN/OUT/ARCモード』が新たに搭載。 【デザイン】 シンプルな四角形デザインで、メタリックなカラーと鏡面仕上げが高級感を演出します。側面のハニカム構造が効果的な放熱を提供し、クールな印象を与えます。前機種『R7』よりも大きさは若干増していますが、デスクトップに圧迫感はありません。 【機能】 多様なモードが搭載されたデスクトップオーディオストリーマー。AndroidモードではSpotifyなどのアプリがスムーズに動作し、6.0インチFHDディスプレイも操作性が高いです。さらに『AV IN/OUT/ARCモード』の追加により、オーディオビジュアルの楽しみ方も広がりました。 【音質に関する感想】 FIIO『FT5』およびSENNHEISER『HD 800S』での試聴結果をまとめました。 まず、FIIOが開発した『PureMusicモード』では、中域がはっきりとし、高い解像度で音が鳴る印象を受けました。音場は適度に広がり、ボーカルが前面に出るような音の鳴り方をします。低音と高音が少し強調されていますが、ドンシャリサウンドとは異なり、多様な音楽ジャンルを自然に楽しむことができるでしょう。 次に、『Bluetooth受信モード』でのLDAC設定による試聴では、『PureMusicモード』の有線接続と比較して音質の差は感じられるものの、ハイレゾに相当する高音質で力強い音が楽しめました。このモードは様々なデバイスからの音楽再生に対応しており、多くのコーデックがサポートされています。 また、ゲインレベルは5段階から選べるため、高インピーダンスのヘッドホン(例:HD800S)も問題なく使用できると感じました。 このレビューが音質に関しての参考になれば幸いです。 【総合評価】 『R9』はこれ一台でデスクトップオーディオの可能性を広げるオールインワンデバイスです。デスクトップをスマートに整理し、空間をクレバーに活用します。 【総合すると…】 デスクトップオーディオストリーマー「Rシリーズ」の最上位モデルである「R9」は、多様なモードを搭載しており、これ一台でデスクトップオーディオの多くをカバーできます。 さらに、前機種「R7」にはなかった「AV IN/OUT/ARCモード」を新たに搭載したことで、オーディオビジュアルも楽しめるようになりました。 まさしく、オールインワンデバイス。これ一台でデスクトップをスマートに整理し、空間をクレバーに活用。豊富な入出力端子により、可能性は無限大です。 デスクトップオーディオを追求したい、デスクトップをコンパクトにまとめたい、デスクトップを始めてみたい方に、オススメのネットワーク対応据え置きプレイヤーです。 【試聴環境】 ・『PureMusicモード』: TM NETWORK『Get Wild』、Ado『うっせぇわ』 ・『Bluetooth受信モード』: チューリップ「サボテンの花」、X JAPAN「Rusty Nail」
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えっさん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
THIEAUDIO
Hype 10
¥143180 税込
震える、痺れる、心踊る。そんな低音をあなたへ。
【ポイント】 ・高性能ドライバーを採用した計12ドライバー(DD2+BA10)イヤホン ・IMPACT²による重低音 【デザイン】 雄大な雰囲気を醸し出すデザインやキラキラと光り輝く様は、宇宙さながらの美しさ。筐体を眺めているだけでもウットリと。そして、どこか奥ゆかしさを感じます。 筐体は若干大き目かと思います。耳の形に沿ってぴったりフィットする印象です。ハウジング部分は医療グレードの樹脂を使用しているのもあってか圧迫感が無く、程よいピタッとした装着感と同時に遮音性も高く感じました。また、特段重みや負担も感じませんでした。 【音質】 低音を得意とした印象です。ダイナミックドライバーを2基搭載していることによる迫力ある低音は耳の中にウーファーを積んだかのような、ズンズンとした低音を奏でてくれます。ベースはもちろんのこと、ギターのエッジやドラムの芯まで、バッチリと描写してくれます。 その一方でバランスドアーマチュアが10基搭載されており、解像度も高く、ズンズンとした重低音が細かい音の粒を潰すことなく、しっかり聴かせてくれる印象です。シンバル音であったり、打ち込み音なども埋もれることなく低音に混じって聴こえてきます。ロックからEDMまで、臨場感にあふれ、心を震わせるような低音を楽しめるのではないでしょうか? 【総合すると・・・】 Hype 10は高性能ドライバーを採用した12ドライバーイヤホンです。 高性能ドライバーが搭載され、DD2基から成る深みある低音と、BA10基からなる解像度の高さは、筐体のデザインと相まって没入感と共に、雄大な空間を創造してくれると思いました。 また、付属品の一つとして、付け替え可能なプラグが3種類(2.5/3.5/4.4mm)が用意されていますので、手軽にバランス化できます。さらに、イヤーピースはシリコンタイプとウォームタイプが付属してくるので、音の変化をそのまま楽しめます。 低音好きの方々や、ステップアップしてみたい方へ。ぜひお試しくださいませ。 【試聴環境】 NW-WM1AM2→Hype 10 【試聴楽曲】 ・D'ERLANGER『BASILISK』「Darlin'(Album Version)」 ・Yellow Magic Orchestra『SOLID STATE SURVIVOR』「SOLID STATE SURVIVOR」 ・猫騙「『WARP』「WARP」
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えっさん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
iFi-Audio
NEO iDSD2
¥154000 税込
聴き方は、さらに進化する
【ポイント】 ・前作にはなかった「XBass II」「XSpace」「Gain」機能の追加 ・Bluetooth モジュール「Bluetooth5.4」と「aptX Lossless」に対応 【デザイン】 前作と同じく近未来的なデザインです。スタイリッシュかつクール。前モデルではBluetooth用のアンテナが背面にありましたが、今作では内蔵される形となったので、ますますコンパクトに。 また、液晶ディスプレイも前作と同様に搭載されており、視覚的にも分かりやすいです。設置の向きは縦置き、横置きどちらにも対応しており、向きに応じて自動でディスプレイが切り替わります。 【機能】 前作から数多くの進化したポイントがありますが、最大の注目ポイントは「XBass II」「XSpace」「Gain」といったサウンド調整機能が搭載されたことでしょうか。これらはiFi-Audio「ZENシリーズ」などに搭載されている機能になりますが、前作「NEO iDSD」には非搭載でした。 これらが搭載されたことで、より直感的に、お手軽に自分好みの音に調節ができるようになりました。まさに痒い所に手が届く。 また、「Gain」は高インピーダンスなヘッドホン向けの設定の他に、イヤホン向けの「IMatch」という設定もありますので、イヤホンも安定して使用可能です。 【音質】 まずは、「Gain」はノーマル。「XBass II」「XSpace」を使用せずに聴いてみました。(beyerdynamic 「DT 1990 PRO (250 Ohm)」を使用) 一聴して感じたのは全体的な解像度の高さで、フラットな印象でした。前作と比べると若干ドンシャリ気味ではありますが、それでもフラットな範疇でのドンシャリな感じです。 次に「XBass II」を使用して聴いてみます。「XBass II」には「Bass」(低域がターゲット)、「Presence」(中高域が中心)、「Bass + Presence」(両方を同時に実行)といった3つのEQオプションが存在しており、鳴り方も変わってきます。 「Bass」で聴いてみると、ベースがゴリゴリと鳴りノーマルの状態よりもアグレッシブなサウンドに変化しました。 「Presence」にしてみると、ドラムのスネアやシンバル辺りが強調され、「Bass」と比べると「重低音」といった印象はなくなりますが、スッキリとしたサウンドに。 「Bass + Presence」は両方を同時に実行、とある通り、スッキリしつつ低音も主張しつつ、といったサウンドに聴こえます。 「XSpace」はその名の通り、空間が広がって聴こえます。オフだとレコーディングスタジオにいるような空間が、オンにすることで、スタジオが2倍3倍広がったような、そんな音の広がりがありました。細かいシンバル音やアコギ、ピアノの余韻などが、シットリと聴こえたように思います。 同じ音源でもかなりの変化がありますので、自分好みのEQを発見できれば、今まで以上に、音を楽しめそうです。ちなみに、「XBass II」と「XSpace」の併用も可能です。 【総合すると・・・】 前作「NEO iDSD」を更にスタイリッシュに。そしてサウンド調整機能が追加されるなど、「NEO iDSD2」は様々な進化を遂げた据え置きアンプです。 「ZENシリーズ」などには搭載されていたものの、「NEO iDSD」には搭載されていなかった「XBass」「XSpace」「Gain」機能がついに搭載され、前モデルよりもお手軽にサウンドを自分好みに調整できるようになった点は大きな注目ポイントです。それぞれの機能を使用するとサウンドの変化が大きい為、自分に合った設定を見つけると音楽を更に楽しく聴けると思います。 さらに、Bluetooth モジュール:Bluetooth5.4とaptX Losslessにも対応している為、有線だけではなくワイヤレスでも、今まで以上の音楽を体験できるのではないでしょうか。 【試聴環境】 NW-WM1AM2→NEO iDSD2(デジタル接続)→DT 1990 PRO (250 Ohm) 【試聴楽曲】 ・筋肉少女帯『一瞬!』「日本印度化計画」 ・X JAPAN『DAHLIA』「Rusty Nail」 ・小室哲哉『Digitalian is eating breakfast』「CHRISTMAS CHORUS」
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えっさん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
ASHIDAVOX
ST-31-02
¥22000 税込
音を届けるという役割は過去も現代も同じ
【ポイント】 ・業務用ヘッドホンの名機を音楽鑑賞用に再構築 ・レトロな温かみ 【デザイン】 黒を基調としたデザインです。外観自体はST-31そのままで、まさに“名機の帰還”という感じですね。シンプルかつクールな印象は、業務用だったという堅牢堅固な雰囲気と同時にレトロな印象も醸し出しているように思います。 側圧は若干強めの印象ですが、ハウジングは耳を覆うようなサイズでイヤーパッドも程よい柔らかさなので、側圧に対しての圧迫はあまり感じませんでした。 さらに、スライダーの調整も可能なうえ、ヘッドバンドはシンプルなレザーです。全体的に軽さがあります。 【音質】 「ST-31」を「音楽鑑賞用」として再発売したという背景にある通り、ある程度のフラットさはありつつも、音を楽しめるように芯のある低音や音の粒に対する明るさを兼ね備えたサウンドを奏でている印象です。 楽器の音色もそのままに、一音一音を丁寧に聴かせてくれるような感覚です。高音域が刺さるような鳴り方もせず、全体的な温かみある音色は正にレトロな鳴り方、というべきでしょうか。打ち込み音もしっかりと描写してくれます。 【総合すると・・・】 「ST-31-02」はASHIDAVOXより1990年に発売されたモニターヘッドホン「ST-31」を「音楽鑑賞用」として再発売されたモデルです。 音楽鑑賞用、つまりはリスニング向けですが良い意味でモニターチックな忠実さが残っているので、安定感のあるヘッドホンのように思います。音の分離感や繋がりもいい塩梅で、どんな音楽ジャンルでも安定して聴けるのではないでしょうか。 初めてのヘッドホンとしてもオススメできる製品です。 【試聴環境」 NW-WM1AM2→ST-31-02 【試聴楽曲】 ・KAN『野球選手が夢だった』「愛は勝つ」 ・CANTA『きらきら』「1400km/h」 ・BUCK-TICK『アトム 未来派 No.9』「New World」
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えっさん
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FAudio
Spring
¥105000 税込
奥が深い。シンプルだけども。
【ポイント】 ・新世代ダイナミックドライバー搭載 ・緑色で統一されたデザイン性 今回レビューするのは10.2mm ダブルレイヤーダイヤフラムダイナミックドライバー(Fiber+Titanium)を搭載したフラッグシップダイナミック型IEM、FAudio (エフオーディオ)「Spring」です。 【デザイン】 筐体は深い緑色で大人びた、落ち着いた雰囲気を感じます。付属するケーブル(純銅線と純銀線の混合芯線の4wireケーブル)も緑色なので、本体、ケーブル共に統一感のある色合いです。 大きさはどちらかと小さめでしょうか。若干丸みを帯びており私の耳にはスっとフィットしました。金属チックな筐体(ウルトラライトアルミニウム筐体)なので、着けると若干ヒンヤリします。 【音質】 全体的に落ち着きがあり、かつ深い空間を奏でてくれる印象です。音の鳴り方としては低音域が中心にありつつも、分離感も高く、透き通った中高域を鳴らしてくれます。 また、新世代ダイナミックドライバーを搭載、独自の特許技術「TripleBuilt-inAcousticChamber(T.B.A.C)」を採用など、音質向上につながる様々なこだわりがあるのもポイントでしょう。 良い意味で特定の音域が主張し過ぎず、バランスが整っており、音の強弱をそのままに再現されているように思います。フォークギターの弾きっぷりや、テクノサウンドの細かい電子音まで。ありのままを楽しめます。 スタジオ音源でもライブ音源でも、臨場感溢れる音を聴かせてくれるので、まさに音を楽しめる、どんな音楽ジャンルでも楽しく聴けるのではないでしょうか。 【総合すると・・・】 本製品は筐体、ケーブル共に深い緑色で統一され新世代ダイナミックドライバーが搭載された新世代フラッグシップシングルダイナミックIEMです。 付属する純正ケーブルは標準で4.4mmプラグを使用しており、買って直ぐにバランス接続で音楽を楽しめます。落ち着きのある、だけど解像度やエネルギッシュさも忘れない鳴り方は、どんな音楽ジャンルでも丁寧に、エキサイティングに聴かせてくれるように感じました。 また、純正イヤーピースも2種類あり、音の鳴り方の違いを発見できるのも本製品を楽しめるきっかけになるのでしょうか。 「バランス接続やイヤーピースによる音の変化を味わってみたい」 「イヤホンをグレードアップしてみたい」 そんな人にぜひ聴いてもらいたい製品です。 【試聴環境】 NW-WM1AM2→Spring (バランス接続) 【試聴楽曲】 ・Yellow Magic Orchestra『LIVE AT GREEK THEATER 1979』「RYDEEN(ライブ音源)」 ・川村カオリ『K』「ZOO」 ・X JAPAN『Jealousy』「Silent Jealousy」
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えっさん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
final
ZE8000 MK2 ブラック
¥36800 税込
第二世代が示した音の進化。装着感。
【ポイント】 ・新機構「シールドフィン」採用 ・前作から進化した繊細なサウンド 【デザイン】 イヤホンの見た目、ケースともに前作ZE8000から大きな変更点はありません。イヤホン本体とケースに凸凹状のシボ塗装が加工されている為、汚れが目立ちにくく、滑りにくいです。 イヤホン自体は他の完全ワイヤレスイヤホン(TWS)と比べるとかなり特徴的な形をしていますが、圧迫感がなくスッと耳にフィットします。というのも、イヤーピースの他に「シールドフィン」が搭載されているので、装着時に耳に当たる部分は全てがシリコンで密着するのです。結果、圧迫感がなくズレにくい、高いフィット感の装着性が体験できます。 【機能】 本製品には専用アプリがあります。(アプリの動作検証はiPhoneで行いました) まずノイズコントロールでは、ノイズキャンセリングと、4つの外音取り込みモード切り替えが可能です。ノイズキャンセリングに関しては自然な印象。窮屈な感じはせず、マイルドに外のノイズをカットしてくれます。 また、外音取り込みに関しては、音楽の再生音量はそのままで周囲の音が聴こえるようになるという「ながら聴きモード」などを含む、4つのモードがあることでシチュエーション毎に細かく調整できるのは、まさに痒い所に手が届く機能だと思いました。 イコライザー設定は直感的に、かつ細かく調整できる為、自分好みの音を探求できます。その他、専用アプリには様々な機能が備わっています。 【音質】 音の鳴り方に関してはある程度の引き締まりがあるものの、全体的な解像度や空間表現は高く感じました。 低音はドッシリとふくよかな印象で、中心にいてかなり臨場感があります。その一方できめ細かな音もしっかりと鳴らしてくれるため、聴こえなかった音が聴こえる体験を味わえるのではないでしょうか。 【総合すると・・・】 デザインは前作ZE8000から大きな変更はありませんが、新機構「シールドフィン」が採用されていることにより、装着感は飛躍的に向上しています。また、ノイズキャンセリングや外音取り込みに関しては自然な印象で圧迫感もないように思います。 さらに、専用アプリで細かく音を調整できるのも嬉しいポイントです。 低音を鳴り方の中心としつつ、各楽器の分離もよく解像度と迫力を兼ね備えた、オーケストラのみならず幅広くジャンルで音を楽しめるイヤホンです。 【試聴環境」 NW-WM1AM2→ZE8000 MK2 iPhone(アプリを使用) 【試聴楽曲】 ・相川七瀬『ID』「夢見る少女じゃいられない」 ・X JAPAN『BALLAD COLLECTION』「Longing」 ・浜田麻里『INCLINATION』「Return to Myself」
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えっさん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
SHURE
AONIC 50 (第2世代) ブラック 【SBH50G2-BK-J】
¥57420 税込
音楽も映画もポッドキャストも楽しみたいあなたに
【ポイント】 ・第1世代を継承した音質 ・第1世代からさらに進化したノイズキャンセリング ・3つの空間オーディオモード搭載 今回レビューするのは50mmダイナミックドライバーを搭載したワイヤレスイヤホンAONIC 50 (第2世代)です。 【デザイン】 全体的に黒を基調としたカラーリングとなっており、手触りが良く上品で落ち着いたクールなデザインです。 また、ヘッドバンド部分はレザーで触り心地が良く、イヤーパッドはモチモチでクッション性があります。 【機能】 本製品には専用アプリ「ShurePlus™PLAY」に対応します。このアプリを使用すると、アクティブノイズキャンセリング(以下ANC)の調整や外音取り込みモード設定、イコライザー設定、空間オーディオモードなど、その他細かい設定が可能です。(アプリの動作検証はiPhoneで行いました) 第一世代に比べて強化されたというANCは窮屈さはなく、自然でいて且つ没入感があります。さらに、専用アプリからANCの強弱(4つのモードを選択可能)を調整できます。 ANC関係でひとつ、特徴的なのが「MaxAware」という機能です。この機能は外部の音を完全に遮音するのではなく、外部の音を低減しつつ周囲の状況や会話を把握できるように調整してくれる機能となっています。 また、外音取り込みに関しても自然な取り込みだと思いました。こちらもアプリの方から取り込みの強弱を調整できます。 さらに、空間オーディオモードには音楽モード・シネマモード・ポッドキャストモードが搭載されています。 個人的に嬉しいアプリから調整できる機能は、「ボタンコントロールの設定」です。R側にあるスライドスイッチをアプリを通してカスタマイズが可能です。自分の用途に合わせてカスタマイズする事でアプリを起動せずにサッとスライドできる為、非常にお手軽で便利。正に「痒い所に手が届く」カスタマイズ設定だと思いました。 【音質】 音の鳴り方としては、EQオフのデフォルトの状態では艶のある重低音に、シャキッとした高音域を感じるドンシャリ系に思えました。パワフルでエキサイティングな音の描写がなされており、POPやロック、EDMなど幅広く、楽しく鳴らしてくれそうです。 先述したように、専用アプリ「ShurePlus™PLAY」からイコライザー調整が可能なので、音の鳴り方は細かく自分好みにカスタマイズできます。プリセットも用意されており、搭載されているEQも低音カット・高域ブーストなど7種類。それぞれが細かく音の鳴り方を変えてくれるので、音楽を聴く楽しみが広がるのではないでしょうか。 また、空間オーディオモードの音楽モードでも音楽を聴いてみました。スタジオ音源に関しては臨場感が高まり音に熱狂でき、ライブ音源では音源となり得るデータ以上の広がりがあり、目を閉じると本当のライブ会場のような煌めきを感じました。 【総合すると・・・】 第1世代の良い所は継承し、更に進化したAONIC 50(第2世代)。専用アプリ「ShurePlus™PLAY」を通して細かい設定が可能です。さらに、空間オーディオモードも搭載されており、音楽以外にも幅広く使用できる製品だと思います。特に空間オーディオモード(音楽モード)を使用してライブ音源を聴くと臨場感が広がりますので、とても楽しく音楽が聴けました。 音楽はもちろん、その他も楽しみたいというお客様に是非、お試しいただきたいワイヤレスヘッドホンです。 【試聴環境】 NW-WM1AM2→AONIC 50(第2世代) iPhone(アプリを使用) 【試聴楽曲】 ・ANTHEM『LAST ANTHEM』M11「WILD ANTHEM(ライブ音源)」 ・doa『Open_d』M10「英雄」 ・尾崎豊『回帰線』M05「卒業」
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えっさん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
Astell&Kern
AK UW100MKII 【IRV-AK-UW100-MKII】
¥14850 税込
クールに、ありのままに。時にホットに。
・本体は五角形。ケースは六角形。 ・専用アプリを使ってDACフィルターを調整できる。 今回レビューするのはKnowles社BAドライバー×1(シングルフルレンジ)を搭載したワイヤレスイヤホンAK UW100MKIIです。 【デザイン】 イヤホン本体が五角形。充電ケースが六角形というワイヤレスイヤホン界隈では珍しい(?)デザインをしています。 本体は黒を基調にタッチセンサーは灰色でロゴが装飾されていて、全体的にクールでスタイリッシュなデザインのように感じました。 イヤホン本体が五角形という珍しい形をしていますが装飾感は問題ありません。耳にスッとハマり密閉感・遮音性があって良いのではないかと思います。 【機能】 本製品には専用アプリがあります。(アプリの動作検証はiPhoneで行いました) アプリを通してアンビエントモード(外音取り込み)の周囲音の調整(4段階)を初めイコライザー(用意されている6種類のイコライザーに加えて自身で調整できるUser EQ)・装着検出・タップ操作カスタマイズ・DACフィルター選択、と多くの機能を自分好みに調整が可能です。 アンビエント(外音取り込み)に関しては自然な印象を受けました。先述したようにアプリの方で調整ができるので、用途に応じて幅広く対応できるのは嬉しいポイントです。 【音質】 「ワイヤレス環境でも「原音に忠実な音楽を届ける」というブランドの理念を実現した完全ワイヤレスイヤホン」という本製品。 音の印象としては紹介の通り、モニター向けな鳴り方に思えます。中音域をしっかりと捉えつつ、低音域と高音域をメリハリをもって鳴らしている印象です。 フラットで全体の音がグッとしていますが、どの音も埋もれる事が無く、この点ではモニターイヤホンとして実用的なサウンド描写なのではないでしょうか。 また、専用アプリでイコライザー(EQ)の設定、そしてDACフィルターの設定が可能な為、デフォルトでは全体的にフラットな音を自分好みに調整ができるので、リスニング用イヤホンとしても活躍しそうです。 【まとめ】 本製品はKnowles社BAドライバーを搭載した完全ワイヤレスイヤホンです。 五角形の珍しいデザインはクールでスタイリッシュ。オシャレのワンポイントになりそうです。 ワイヤレス環境でも「原音に忠実な音楽を届ける」というブランドの理念を実現した完全ワイヤレスイヤホンという事で、音の鳴り方はフラットでモニター向けな鳴り方をしていますが、専用アプリを通してEQやDACフィルターが調整できますので、ただモニター用、という使い方ではなく、リスニング用としても活躍するイヤホンではないかと思いました。 【試聴環境] NW-WM1AM2→AK UW100MKII iPhone(アプリを使用) 【試聴楽曲】 ・T-BOLAN『SO BAD』M05「ためらいの真実」 ・X『BLUE BLOOD』M02「BLUE BLOOD」 ・UP-BEAT『HERMIT COMPLEX』M01「Dear Venus」
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えっさん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
MACKIE
MP-20TWS
¥22660 税込
迫力と分離性を求めたいあなたに
【ポイント】 ・10mmDD+Knowles BAを搭載 ・MIS™ ハイブリッドアクティブノイズキャンセリング 今回レビューするのは10mmDDとKnowles BAを搭載したワイヤレスイヤホンMP-20TWSです。 【デザイン】 黒を基調としたデザインです。ケースは丸みを帯びた長方形で、角丸四角形のような形です。イヤホンの形も丸みを帯びており、耳に馴染みやすい印象を受けました。グッと奥に押し込んでも痛みがなく、装着感・遮音性共に快適です。 【機能】 本製品はMackieが独自に設計開発したという「MIS™ ハイブリッドアクティブノイズキャンセリング」が搭載されています。引き締まったような効きというよりも、自然に音をカットしてくれるようなノイズキャンセリングに感じました。また、外音取り込みもノイズキャンセリングと同様に、自然な印象を受けます。 さらに、3基のKnowles SiSonic™ マイクによって、通話を高品質に行えます。 【音質】 音の鳴り方としては迫力と同時に分離性があります。 低域部分はドッシリと深みのある重低音を鳴らしてくれます。一方で高域部分は重低音に押しつぶされることなく、太く繊細に音を奏でており、バランス良く双方の音が鳴っているように感じました。 このように感じるのは、本製品の低音域に10mmDD・中高音域にKnowles BAというドライバー構成が理由かもしれません。 【総合すると・・・】 本製品は10mmDD+Knowles BAを搭載し、アクティブノイズキャンセリングにも対応した完全ワイヤレスイヤホンです。 Mackieが独自に設計開発したという「MIS™ ハイブリッドアクティブノイズキャンセリング」は自然で窮屈さを感じず、外音取り込みも自然な印象を受けました。 また、低音域に10mmDD・中高音域にKnowles BAというドライバー構成からなる音は、深みある重低音が鳴りつつも高音域を細かく鮮やかに奏でます。 アコースティックギターやシンセサイザーの音なども、低域に引っ張られることなくしっかりと音が聴こえますので、「重低音に音の好みを感じつつも全体の雰囲気を崩したくない」という方に是非、試聴していただきたいワイヤレスイヤホンです。 【試聴環境】 NW-WM1AM2→MP-20TWS 【試聴楽曲】 ・槇原敬之『Cicada』M04「HAPPY DANCE」 ・TM NETWORK『ORIGINAL SINGLES 1984-1999 [Disc 3]」M05 「Love Train」 ・チェッカーズ『GO』M07「I LOVE YOU SAYONARA」
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えっさん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
Noble Audio
SPARTACUS 【NOB-SPARTACUS】
¥278091 税込
剣闘士の名に恥じない音質
【ポイント】 ・4ウェイ6ドライバーのハイブリッド構成 ・全てのドライバーにSonion製ドライバーを採用 今回レビューするのは骨伝導ドライバーを2基、バランスド・アーマチュア(BA)ドライバーを4基搭載したイヤホン「SPARTACUS」(スパルタクス)です。 【デザイン】 琥珀色を基調としたデザインはSPARTACUS(スパルタクス。古代ローマの剣闘士)という製品名とも相まって、神秘的でかつ深みを感じます。装着感も耳にスッと馴染み圧迫感や違和感がなく、カスタムIEMを数多く制作するNoble Audioだからこそのクオリティだと思います。 【音質】 本製品から聴こえる音を端的に表現すると「深みある味わい」。低域は何年も大地に根を張る大樹の如く、ドッシリと芯があります。その一方で中域や高域が低域に引っ張られることなく、スタイリッシュに細かく、鮮やかなサウンドを聴かせてくれます。 これらの音の鳴り方は、超高域に1基のBAや高域&中高域用に2基の骨伝導ドライバー、中低域用に1基のBAドライバー、低域&超低域用に2基のBAドライバーと細かくドライバーを配置しているからこそではないでしょうか? 全体的な空間表現力が優れているので、どんなジャンルの音楽でも満遍なく楽しめるのではないかと思います。 ボーカル入りの音楽はもちろんのこと、インストルメンタル系の音楽では各楽器の細かい響きまで聴こえるので、静かな空間で目を閉じるとまさしく奏者が目の前で音を奏でているような印象を受けるかもしれません。特にドラムのシンバル音など金属系の楽器から聴こえる音の響きは驚くほどに繊細です。 【総合すると・・・】 本製品は4ウェイ6ドライバーのハイブリッド構成イヤホンです。カスタムIEMの実績豊富なNoble Audioによる造形は圧迫感を感じさせず、耳に馴染みやすい装着感だと思います。 その音域に合わせて搭載されているドライバー(4ウェイ6ドライバー)によって音は芯があり、それでいて繊細に聴こえ、どの音楽ジャンルでも満遍なく楽しめると感じました。 細かい音から太い音まで鳴らし、そして音の響きまでを丁寧に描写するので、目の前で音が奏でられているような上品な時間を過ごせるイヤホンだと思います。 【試聴環境】 NW-WM1AM2→SPARTACUS 【試聴楽曲】 ・高橋幸宏『音楽殺人(2021 Remaster)』M05「RADIO ACTIVIST」 ・三柴 理『BEST of PIANISM』M10「孤島の鬼」 ・大槻ケンヂとめぐろ川たんていじむしょ『愛がゆえゆえ(シングル)』M01「愛がゆえゆえ」 ・SOPHIA『15』M07 「Place~」
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えっさん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
LETSHUOER
S12 Silver【~3/7まで! DACポケットプレゼントキャンペーン!】
¥21990 税込
味わいませんか?平面磁界駆動型の音を。
【2つのポイント】 ・平面磁界駆動型イヤホン ・金属筐体でも重くなくフィットしやすい 今回レビューするのはDD1搭載の平面磁界駆動型イヤホン「S12 Silver」です。 【デザイン】 名前の通りSilverを基調としたデザインです。付属するケーブル(4芯銀メッキ単結晶銅ケーブル)もSilverなので、本体やケーブル共に統一感のある色合いです。まさにいぶし銀……? 金属筐体(アルミニウム製)ということもあって耐久性があり、それでいて軽く丸みを帯びた形状のため装着もしやすいです。また、両サイドには通気孔となる小さな穴が開いており、これは外耳道内の負圧の蓄積を緩和し、聴覚を保護する効果があるそうです。 【音質】 全体的にスッキリとしたドライで、かつ引き締まった音のような印象を持ちました。一音一音の分離感や距離感が鮮やかです。この点は音の振動を純粋に伝えられるという平面磁界駆動らしい鳴らし方といえるかもしれません。 また、低音はドンと地に足をつけたようにパンチのある音を鳴らしてくれます。ベースラインは非常にハッキリ、クッキリと聴こえます。さらに、中音・高音は明るく際立つような印象です。ドラムのシンバル音や打ち込みの細かい部分まで、しっかりと埋もれる事なく聴かせてくれるのではないでしょうか? 【総合すると・・・】 こちらの製品は名前の通りSilverを基調とした金属筐体・平面磁界駆動型イヤホンです。金属ですがアルミニウム製で軽く装着感があり、耐久性の高さも兼ね備えています。また、耳の負担を軽減する通気孔が備わっているのも特徴です。音の質感はドライで引き締まっており、一音一音が細かく聴こえるのでじっくりと一人の空間で聴くと新たな音が見つかるかもしれません。 ちなみに、アップグレードモデルとして「S12 PRO」がございます。聴き比べをしたところ、「S12 PRO」の方が解像度を重視したモニター寄り、「S12 Silver」は音にパンチを持たせて聴かせるリスニング寄りのイヤホンのように感じました。「S12 Silver」「S12 PRO」共に長所がありますので、聴き比べをするのも一興かもしれません。 平面磁界駆動型のイヤホンを試してみたい、体感したい。そんなニーズにピッタリな製品だと思います。 【試聴環境】 NW-WM1AM2→S12 Silver 【試聴楽曲】 ・SOFT BALLET 『INCUBATE』 M08 「ENGAGING UNIVERSE」 ・WANDS『BURN THE SECRET』 M06「真っ赤なLip」 ・槇原敬之『君は僕の宝物』M011「君は僕の宝物」
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えっさん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
intime
iGa-Phone (HEY-SMITH 猪狩秀平モデル)
¥7680 税込
体感しませんか?お手軽にミュージシャン監修の音を。
【ポイント】 ・「碧 Light」を基にHEY-SMITH 猪狩秀平さんがチューニング ・「音質」と「空間」を徹底的に追求 今回レビューするのはDD1基、VST1基搭載のハイブリッド型イヤホン「iGa-Phone (HEY-SMITH 猪狩秀平モデル)」です。 【デザイン】 赤色と青色(薄く透明感のある水色に近い青色)を基調としたデザインです。右(R)側が赤。左(L)側が青色とセパレートされており、また、本体にL・Rの文字が記載されているため左右の判別が一目で分かります。 さらに、イヤホン本体の側面には「HEY-SMITH」のバンドロゴが金色で印字されています。ファングッズとしても、邦ロックファンにとっても映えるポイントではないでしょうか。イヤホン本体のサイズは比較的小さく、装着感・遮音性・持ち運び共に抜群です。 【音質】 「正しい音を聴く」ことをコンセプトにチューニングされたという「iGa-Phone」。「碧 Light」をベースにしていますが、猪狩さんによるチューニングにより「碧 Light」とは異なる鳴り方をしており、よりモニターイヤホンとして音を調整したような印象です。 まず、全体的に音の芯がクッキリ、ハッキリと聴こえます。どの音も一粒一粒がしっかりと輝いて描写されているようです。ドラムは力強くも抜けの良い音を聴かせてくれます。ベースは芯があり深みのある低音を、ギターに関してはエネルギッシュにグイグイ。そしてボーカルは中央にドンと構えており、ロックサウンドの空気感、臨場感をありのままに奏でてくれるイヤホンではないかと感じました。 ミュージシャンがチューニングを監修しているのもあってか、「ロックのみならずオールラウンダーなイヤホンなのではないか」とも。テクノポップを本機で試聴してみましたが、テクノの細かい電子音も色鮮やかなに明るく聴こえます。 他のジャンルも試したくなる鳴り心地です。「この曲ってどう聴こえるんだろう?」と1曲1曲の再生が楽しみになるかもしれません。 【総合すると】 HEY-SMITHのギタリスト猪狩秀平さんが「正しい音を聴く」ことをコンセプトにチューニングされたイヤホンです。バンドロゴが記載された本体は邦ロックファン必見。左右で異なるカラーリングの為、判別も簡単にできます。 また、音は全体的に苦手がなく芯がしっかりとした、メリハリのあるエネルギッシュなサウンド。ロックはもちろんのこと、どのジャンルでも音をキレイに鳴らしてくれるオールラウンダーな機種だと感じました。濁りのない澄んだサウンドと空気感は、正にミュージシャンが聴いていた「音」なのかもしれません。 HEY-SMITHのファンはもちろん、邦ロックファン、全ての音楽ファンに一度は試聴してみてほしいイヤホンだと思います。モニター用としても、リスニング用としても幅広く使用できるのではないでしょうか。 【試聴環境】 NW-WM1AM2→iGa-Phone 【試聴楽曲】 ・HEY-SMITH 『Now Album』M03「True Yourself」 ・SNAKE HIP SHAKES『NO DOUBT ZIGGY SONGS』M05「I'M GETTIN'BLUE」 ・Yellow Magic Orchestra 『SOLID STATE SURVIVOR』M05「BEHIND THE MASK」 ・Plastics 『WELCOME PLASTICS [Deluxe Edition]』M03「COPY」
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えっさん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
TANGZU
CHANGLE
¥2790 税込
滑らかなサウンドで聴いてみたい。そんな貴方に。
【2つの注目ポイント】 ・気品溢れるデザイン ・滑らかなサウンド 今回レビューするのはDD1搭載のダイナミック型イヤホン「CHANGLE」です。 【デザイン】 金と銀を基調としたカラーリングで、本体には渦の模様が施されています。高級感があって気品溢れる印象です。左側が青、右側が赤と色が割り振られており、左右の判別が一目で分かるのも嬉しいポイントです。また、本体のサイズは小さめなので、耳の小さな方でも装着しやすいと思います。 【音質】 音の鳴り方としては“分離性や低音を強調する”というよりも「丁寧にバランス良く鳴らす」印象です。音のメリハリをつけるというよりかは、全体を滑らかに協調性をもって鳴らすというべきでしょうか。 低音と高音どちらもドンと目立つ鳴り方ではありませんが、鮮やかに聴こえます。どちらかと言えば高音を得意とする印象なので、ストリングスを中心としたサウンドや、高音を活かしたAORなどは滑らかな鳴り方と相まって得意とするジャンルだと思います。 ハードロック・メタル系に関してもギターを綺麗に鳴らしてくれるので、重低音よりも煌びやかに聴きたい人にはオススメです。 【まとめ】 試聴して、「CHANGLE」はサウンド全体を滑らか、かつ丁寧に鳴らすことを得意としたイヤホンだと感じました。デザインは金と銀を基調として高級感があり、眺めるだけでもウットリできます。また、サイズが小さいので耳の小さな方も装着しやすい機種です。 音楽全体を丁寧に聴きたい人や、初めてのイヤホンにオススメです。 【試聴環境】 NW-WM1AM2→CHANGL 【試聴楽曲】 ・Yngwie Malmsteen『Anthology 1994-1999』 M02「Never Die」 ・小野正利『The Best Single Selection』M06「もっと美しくなれ(アルバムバージョン) ・FIELD OF VIEW『FIELD OF VIEWⅠ」M02「突然」
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えっさん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
qdc
SUPERIOR
Vermilion Red
¥12870 税込
エントリーモデルの超新星⁉︎
【2つの注目ポイント】 ・カスタム2pinコネクタ採用でリケーブルの幅が広い ・中低音を得意としたダイナミック型 今回レビューするのは1DD搭載のダイナミック型イヤホン「SUPERIOR」です。 【デザイン】 カラーバリエーションは2色。透き通った黒色で装飾された「Piano Black」、ルビーのように澄んだ赤色で装飾されている「Vermilion Red」となっています。 どちらもエントリーモデルながら高級感があります。細かい点を比較すると、フェイスプレートにあるテキストがPiano Blackは金色、Vermilion Redは銀色という違いがあります。 【リケーブルについて】 qdcは独自のコネクタを使用する場合が多いですが、本機はカスタム2pinのコネクタを採用しており、リケーブルの選択肢も大幅に増えたのは大きな特徴の一つといってもいいでしょう。 【音質】 気になる音質について、本機はダイナミック型ということもあって音に厚みや勢いがあり、モニター向けというよりもしっかりと音楽を楽しめるリスニング向けだと思います。 音の傾向としては中低音を得意とした印象です。確かな解像度と分離能力を持ち合わせていますが、やはり中低音を軸とした音作りに聴こえました。 過度に膨らみすぎない中低音はバスドラやスネアの芯をしっかりと捉え、奥行きや空気の響きもしっかりと再現されているのではないでしょうか。 また、中低音が得意なので、ボーカルへのフォーカスがしやすいように思います。ボーカルはクッキリと前に出て聴こえる為、ボーカルを重視して聴きたい人にもオススメです。 また、高音域は鳴らし切れていないという程ではありませんが、中低音に引っ張っている印象です。高音域を得意とする機種と比べるとやや煌びやかさが足りないかもしれません。ですが、持ち前の解像度と分離能力が、細やかにドラムのシンバルやギターの音色を奏でてくれます。 以上の音の鳴り方から、得意とする音楽は「ロック・ボーカルメインのPOPS・エレクトロ・EDMなど」という印象です。 繰り返しにはなりますが、中低音を得意とするため程よくズンズンと聴こえます。重低音程ではないけども、低音を求めつつ芯をしっかりと聴きたいなら相性が良いでしょう。 【まとめ】 中低音を得意とし、デザイン・解像度・分離性など総合的にエントリーモデルの新しいスタンダードとして君臨できるポテンシャルを秘めた機種だと感じました。 初心者の方にはもちろんのこと、今までのイヤホンからステップアップしてみたい中級者の方、サブ機として上級者の方にも。全ての方に一度は試聴していただきたいイヤホンです。 【試聴環境】 NW-WM1AM2→qdc SUPERIOR 【試聴楽曲】 ・LOUDNESS『THUNDER IN THE EAST[30th ANNIVERSARY Limited Edition]』M01「CRAZY NIGHTS」 ・BRAIN DRIVE『BRAIN WASHING』M01「Operation Mind Crime」 ・TEARS『ACROSS THE DREAM』M01「STAY DREAM」 ・MALICE MIZER『月下の夜想曲(シングル盤)』M01「月下の夜想曲」