スタッフレビュー一覧
店頭スタッフが様々な商品をご紹介
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マヨ
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
Cleer
ARC3 Sport Black&Red
¥26550 税込
Cleer ARCシリーズがさらに進化しました!
以前のモデルと比べてフック部分の形状がより立体的になり、耳の後ろにくる部分も小型化されています。快適なかけ心地に磨きがかかりました。はじめて装着したときは、あまりの軽い装着感に「なんだかズレてきてしまいそう…」という感覚を抱きましたが、その心配をいい意味で裏切る安定性で、眼鏡をかけている私でも長時間快適に使用できました。とはいえ、耳の形には個人差がありますので、可能であれば店頭にてお試しいただくことをお勧めします。 音質は上品で、適度なアタック感のある低域と、張りがあって近く感じるボーカル、そして繊細に伸びる高域で構成された爽やかなサウンドです。楽曲によっては若干「サ行の刺さり」が気になる場面もありましたが、イコライザーで高域を調整することで抑えることができます。ベースラインはそれほど主張しませんが、その分ローエンド側のリズム帯が明確に聴こえるので、スポーツシーンに向いたチューニングとも言えそうです。音声を立体的に表現するDolby Atmosにも対応しており、対応コンテンツを再生するとボーカル周りの空間表現に前後の奥行き感が生まれ、普段とはまた違った楽しみ方ができます。 機能切り替えや各種設定は、スマホ用アプリを使わなくても充電ケースの液晶画面からタッチ操作で変更することができ、装着から初期操作までをシームレスに行えるところがとても便利です。 快適性と豊富な機能を併せ持つ『Cleer ARC3 Sport』を、ぜひ一度お試しください。 【試聴環境】 iPhone 15 (Apple Music) 【試聴楽曲】 「岸辺露伴は動かない/岸辺露伴 ルーヴルへ行く」オリジナル・サウンドトラックより「実験室のブードゥー」 松田聖子/瞳はダイアモンド BOOM BOOM SATELLITES/BROKEN MIRROR
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マヨ
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
iBasso Audio
DX180
Blue
¥76626 税込
鮮度の高いクリアサウンドが魅力
【外観・操作感について】 筐体の素材や表面の質感に変化を持たせることで、色の濃淡が生まれ、直線的でありながらもシンプルすぎないデザインとなっています。少し大きめのボリュームノブは、左右どちらの手でもスムーズに操作できました。 画面遷移などの基本動作も比較的軽快で、Google Playからインストールした各種ストリーミングサービスのアプリも、大きなストレスなく利用することができました。 ※今回はApple Musicを利用しましたが、本レビューはアプリの動作を保証するものではありません。 【音質について】 適度に弾む暖かみのある低域と、少し明るめでサラリと水々しい中域〜中高域が特徴的で、スピード感も併せ持つサウンドという印象を受けました。空間の生々しさや音の鮮度が感じやすい音質です。本機由来のホワイトノイズはほぼ感知できないレベルに抑えられており、感度の高いイヤホンやカスタムIEMをお使いの方も安心してご利用いただけます。 本機はクアッド(4基)DAC構成を採用していますが、同じDACチップをデュアル(2基)構成で搭載する同社のスティック型DAC「DC04PRO」と比べ、奥・手前方向の定位がさらに丁寧に描写されていると感じました。左右にのみ移動していると思っていた音にも、わずかな奥行きを感じられるようになり、ライブ音源やASMR的な要素を含む楽曲をより臨場感豊かに楽しむことができます。 「携帯性と音質、どちらも諦めたくない」という皆様、iBasso Audio DX180をぜひ一度お試しくださいませ。 【試聴環境】 iBasso Audio DX180→THIEAUDIO Hype4 【試聴楽曲】 「岸辺露伴は動かない/岸辺露伴 ルーヴルへ行く」オリジナル・サウンドトラックより 「実験室のブードゥー」「大空位時代」 ドレスコーズ / ドレスコーズの味園ユニバース(Live) METAFIVE / METALIVE
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マヨ
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
EFFECT AUDIO
Code 24 (ConX Basic to TermX Basic)
¥121000 税込
太く、重く、硬め。だがそれでいい。
Effect Audio「CODE24」のご紹介です。前作「Code 23」から打って変わり鮮やかで深みのあるブルーとゴールドの組み合わせが高級感と爽やかさを感じさせるデザインになっています。 中心部分には線径の太い線材を3本撚り合わせたものを配置し、その周囲に太さが12種の線材を配置。単線ケーブルの特徴と言われる躍動感や滲みの少なさ、応答の俊敏さを活かしつつも一定のしなやかさを併せ持っています。実際に音を聴いてみると銀メッキ銅ケーブルの特徴がとてもよく出ており、女性ボーカルやブラスの音など中音域~中高域が伸びやかで心地い音色に仕上がっています。 ここまでは銀メッキ銅ケーブルによくある印象なのですが、「CODE24」はそれだけに留まらず全帯域にわたってのアタック感や明瞭さ、低音域の躍動感が非常に高いと感じました。前述した単線ケーブルの特徴が色濃く反映されていて「CODE24」の“太さ・重さ・硬さ”に説得力を感じます。 エネルギッシュなピアノジャズや弾むような打楽器が複数重なる楽曲を聴くとその効果をより実感でき、音楽を楽しく聴けていると実感できました。決して取り回しが良いとは言えない「CODE24」ですが、その音をぜひ一度ご体感いただきたい1本です。 【試聴環境】 iPhone 15 (Apple Music ロスレス) → DC04PRO → CODE24 → Hype4 【試聴楽曲】 「岸辺露伴は動かない/岸辺露伴 ルーヴルへ行く」オリジナル・サウンドトラックより「実験室のブードゥー」「ピアノソナタ 第一番」「大空位時代」
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マヨ
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
64 AUDIO
Volür【64A-7297】
¥367314 税込
落ち着いた音色の中に宿る躍動感
64 AUDIOのユニバーサル機共通の小ぶりな筐体サイズに10ドライバー、しかもそのうち2基がダイナミック型という高密度パッケージ。同社の設計技術には毎回驚かされます。螺鈿のようなフェイスプレートはパープルに色付けされ、落ち着いた深みのある輝きに高級感が漂います。 主張の激しい帯域はありませんが、中低域から低域にかけては量感豊かに鳴らすチューニングで、アタック感も十分ありました。決して量や圧に頼る低域表現ではなく、一音一音のディテールをしっかりと描くライブ感のある表現力が魅力です。 そういった低域の下支えもあり、中域から中高域は非常に色鮮やかでクリーンな印象。すうっと伸びる高域を含め、全体的にはしっとりと落ち着いた音色にもかかわらず薄味にならない絶妙なチューニングで、激しい曲調でも刺さることなく、それでいて満足感のある躍動的な音楽体験を得ることができました。 ジャンルを問わず充実のサウンドバランスを発揮してくれる64 AUDIO Volür(ヴォリュール)をぜひお試しくださいませ。 【試聴環境】 Astell&Kern KANN ULTRA 【試聴楽曲】 鷺巣詩郎:2EM01_B01"At The Very Beginning" 菊地成孔 & ペペ・トルメント・アスカラール:Le Rita
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マヨ
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
iFi-Audio
ZEN CAN Signature Standard
¥42030 税込
ヘッドホンを選ばない「ZEN CAN signature」を待っていた!
「小型で高出力なヘッドホンアンプと言えばコレ!」というほど圧倒的な存在感を示す「ZEN CANシリーズ」。「ZEN Air CAN」「ZEN CAN」「ZEN CAN signature」の3種がリリースされている中で「signature」のみ、特定のヘッドフォンに合わせた補正を行うActiveEQ機能が搭載されており、ややユーザーを選ぶ部分がありました。 今回ご紹介する「ZEN CAN Signature Standard」はそのActiveEQ機能を非搭載とする代わりに、低域を増強するXBassを搭載したモデルです。 無印ZEN CANと比べて、よりピントの合った解像度の高い繊細な表現が得意な印象で、サウンドにモニター性を求める方におすすめです。また、スペック上の数値にはなりますが、ActiveEQ機能搭載型よりもわずかにS/N比が高くなっています。 一台でどんなヘッドホンにも対応し得る「ZEN CAN Signature Standard」をぜひお試しくださいませ。
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マヨ
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
Campfire Audio
Andromeda Emerald Sea 【CAM-5720】
¥184900 税込
イヤホン界のレジェンドがカタチも音もマイルドになって登場
キレッキレのサウンドで長年にわたり名機として人気を博してきたCampfire Audio「Andromeda」の正統後継機が登場です。 外観はシャープなラインと滑らかな曲線の組み合わせが美しく、前作までのイメージを踏襲しつつも少しやわらかさを感じられる形状になりました。サイズは全体的に小ぶりになり、耳への収まりが良く快適です。 また、ケーブルはフラット形状へと変更され、サラッとした被膜とも相まって取り回し良く絡みにくい仕様となりました。3.5mm 3極、2.5mm 4極、4.4mm 5極をプラグ交換式ではなく三種類のケーブルを同梱するという豪華仕様にも音への強いこだわりが感じられます。 さらに、音質面ではより明確な変化が感じられます。個人的にAndromedaのイメージは「音の勢いと押し出しの強さ、スピード感、キレの良い高域」といった部分の印象が強かったのですが、今作「Andromeda Emerald Sea」は全体的にウォームでマイルドなサウンドへと変化。前作までの特徴は残しつつ、高域の主張が少しおとなしくなった為か中・低域がより深く量感豊かに感じられるサウンドとなっています。 音場はそこまで広くありませんが、小編成の生音など濃密な表現力と迫りくる中低音の躍動感を重視される方におすすめの1本です。
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マヨ
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
Tripowin
C8
MMCX 2.5mm 4極 ストレート
¥3630 税込
8芯ハイブリッド導体ケーブルを手軽に体感できる1本!
落ち着いた色味の銅箔線、銀箔線で構成されており、エントリークラスながら高級感を纏ったケーブルです。 繊維素材に薄い銅箔・銀箔を巻き付けるという技法を用い、8芯構造でありながら非常に軽く柔軟なため取り回しは良好です。耳かけ部分の癖付けが柔らかく、耳への負担も少なく感じました。 音質は全帯域とも非常にクリアで、中高域が癖なくスッキリと伸びてくれるため、聴いていて爽快です。また、8芯らしい音の肉付きやスケール感も持ち合わせており、ベースラインの重さとキレが印象的でした。 プラグとコネクターの種類も充実しているので、初めてのリケーブルやバランス接続に挑戦してみたいという方々に広くご使用いただける1本です。
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マヨ
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
Astell&Kern
A&futura SE300
¥178200 税込
アナログの音独特の感動を高い次元で再現
Astell&Kern初のR-2R DAC搭載機「SE300」が登場。今までのAstell&Kern製品とは一線を画す鮮明で躍動的な音質が魅力の1台です。 【外観について】 A&futura SE300のデザインコンセプトは「Stream(流れ)」とのことで、左右両サイドが異なる流線形になっています。特にボリュームノブがある右側は滔々と流れる水をイメージさせる凹凸の大きいデザインとなっています。左右の違いが一見アンバランスかと思いきや、左右どちらの手で持ってもしっくりくる絶妙な設計だと感じました。 【音質について】 どっしりと実体感のある生々しさと解像度の高さを見事に融合したサウンドに心が揺さぶられます。 一音一音の音圧がしっかりしており、楽曲を点の集合で表現するというより面の集合で迫りくるというような印象です。全体の音像に対し1つの音が占める面積が大きく、それに伴って曲全体のスケールもとても大きく感じられます。ボーカルやベース、バスドラムなど楽曲の芯になる部分は近く、外側の定位はかなり広い空間表現で、聴き手に圧迫感を与えることなく遠くの音もしっかりと感じられます。 【各モードの印象】 Class-Aアンプモード:レスポンスの良い少しスッキリとした印象で、クリアさが際立ちます。 Class-ABアンプモード:A級よりも少し肉付きの良い印象の音になります。低域のアタック感がわずかに増す印象です。 NOS(Non-Over Sampling)モード:A&futura SE300の強みの一つである力強さと歯切れの良さがしっかりと感じられます。電子音が多めの楽曲との相性が良い印象です。 OS(Over Sampling)モード:音の起伏がほんの少し強調される感覚があり、全体がより端正に研ぎ澄まされて細かいディテールを捉えやすく感じます。艶感も増す印象で微細な空気の動きを感じたい比較的小規模なライブ音源などと相性が良いと感じました。 これらのモード変更はメニュー画面のアイコンをタップするだけで瞬時に切り替えられるので、楽曲ごとに設定の組み合わせを追い込みたい時も直感的に行えました。 アナログライクな音質を追い求めている方にぜひオススメしたい1台! ぜひお試しください。 再生環境:TANGZU ZeTian Wu(Yongse Expert AgMax8にリケーブル) 試聴楽曲:菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール / Le Rita L'Arc〜en〜Ciel / Wings Flap 鮎川麻弥 / 風のノー・リプライ
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マヨ
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
iBasso Audio
DC04PRO
グレー
¥18315 税込
上質な無音が描き出す「そこにある音」
「DC04PRO」は数多くのスティック型DACを生み出してきたiBassoAudioの経験値が凝縮されたUSB-DAC/AMPです。高いデザイン性とビルドクオリティ、そしてこの価格帯でデュアルDAC/デュアルアンプのフルバランス回路構成という贅沢仕様に所有欲を掻き立てられます。 3.5mmと4.4mmバランスジャックの両方を搭載している機種のなかでは平均的な本体サイズで、角が面取りされている上にサラッときめの細かい表面仕上げも伴ってとても手になじみます。本体側面に搭載されたハードウェアボリュームコントロールキーの押し心地もよく、音楽を聴いていない時もずっと触れていたくなります。 音質はほんの少しウォームで余韻はスッキリと歯切れ良く、味付けは少なめ。同じDACチップを採用している同社「DC03PRO」は低域に少し厚みを持たせたチューニングに感じましたが、こちらは比較的フラットな印象。ノイズフロアの低さとデュアルアンプの制動力のおかげか、全体域にわたって輪郭がさらに明確になり、左右に加えて上下方向の定位感が増しているように感じました。この感覚は4.4mmバランス接続時の方が顕著で、同一線上だと他の音に紛れてしまいそうな遠くの小さな音にも僅かな高低差がつくことにより、ディテールの損失が抑えられています。 「うちゅうひこうしのうた / 坂本真綾」では縦横の安定した定位感により、宇宙船内という小さくパーソナルな空間と船外の広大な空間を見事に表現してくれました。また、バックグラウンドノイズをほぼ感じない静寂性により、真っ暗な宇宙空間と星々の輝きのコントラストをより印象深くイメージできました。 シンプルな曲調の楽曲で一音一音をじっくり楽しむもよし、音数の多いハイスピードな楽曲を一音漏らさず存分に味わうもよし。iBassoAudio「DC04PRO」をぜひ一度お試しください。 試聴環境 イヤホン:TANGZU(T Force Audio) ZeTian Wu 試聴楽曲:うちゅうひこうしのうた / 坂本真綾(Apple Music ロスレス) TK from 凛として時雨 / first death(Apple Music ロスレス)
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マヨ
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
ADV.
INTERCOOLER
¥43560 税込
キレっキレのハイレスポンスサウンド!
ADV.のスティック型DAC「INTERCOOLER」のご紹介です! 【外観について】 アルミの素材イメージを全面に押し出したシャープなデザインが目を引きます。本体サイズを測定してみたところ、「縦:約52mm、横:約22mm、厚み:約11mm」でした。3.5mmと4.4mmのジャックを搭載しているスティック型DACとしては比較的小さめです。 珍しいのが「付属のUSBケーブルがカラフルに光る」というギミック。こちらの機能は少々好みが分かれるところかと思いますが、ケーブル自体に組み込まれた機能のため、発光をオフにすることはできないようです。「光るのはちょっと……」という方は別途OTGケーブルをご用意ください。 【音質について】 レスポンスが良くパリッと歯切れの良いクール系モニターサウンドで、過度な余韻や響きが抑えられたシャープな印象を持ちました。全体的にやや近めの空間表現で、楽器の音がしっかりと粒立っていて遠くの音や埋もれがちな音もくっきり聴こえます。 「TK from 凛として時雨 / first death」では幾重にも折り重なるような激しいギターサウンドの中に含まれる微細な電子音も捉えることができました。 4.4mmバランス接続では低域の解像度・アタック感の向上が感じられ、ボーカルもより近く鮮明に。全体の解像感を底上げしつつも音の線は細くならないので、聴きごたえのあるサウンドがお好みなら4.4mm接続をお勧めします。 見た目もサウンドもキレのある「ADV. INTERCOOLER」をぜひお試しください。 試聴イヤホン:TANGZU ZeTian Wu(Yongse Expert AgMax8にリケーブル) 試聴楽曲:TK from 凛として時雨 / first death(Apple Music ロスレス)
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マヨ
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
Cayin
N7【SPK-A003】
¥272220 税込
艶やかで躍動感のある芳醇なサウンドにうっとり
聴く人の心を揺さぶる豊かなサウンドが人気のCayinからフルディスクリート・フルバランスデザインDAP、N7の登場です。 【外観に関して】 サイズと重量の数値を見ると比較的大きめの部類に入りますが、両サイドに丸みを持たせてあるのでしっかりと手になじみ、ホールド感は良好です。大きめのロータリー式ボリュームにも高級感が漂います。 各種ストリーミングサービスにも対応しており、試しにApple Musicをインストールしてみたところ、もたつきもなくサクサクと動作しました。 【音質に関して】 3.5mm、4.4mmバランス接続とも音の厚みと実体感が豊かなサウンドで、ピアノやドラムのアタックなど、ミュージシャンの力の込めどころをとてもエネルギッシュに鳴らしてくれます。 濃厚な音色ながら解像度も高く、程よい音場に展開される定位感との相乗効果で曲のライブ感をしっかりと感じられます。この感覚は4.4mmバランス接続のほうが強く感じられる印象です。 「坂本 龍一 / Merry Christmas Mr. Lawrence」では、シンセサイザーのクールさと温かみを見事に両立。電子音の要素が多い楽曲の場合はアンプモードをAB級にすることで「静」と「動」の描き分けをより明確に感じられました。 アンプモードをA級に切り替えると、ライブ音源やアコースティックな楽曲における現場の熱量や空気感がより豊かに。 「Bill Evans Trio / My Man's Gone Now」では会場の人の声や環境ノイズまでしっかりと聴き取ることができ、まるでその場にいるかのように楽しめました。古い録音でここまでの臨場感が得られることに驚きです。 様々な楽曲を心躍るサウンドで奏でてくれるCayin N7。ぜひお手に取ってお試しくださいませ。 試聴イヤホン:TANGZU ZeTian Wu(Yongse Expert AgMax8にリケーブル) 試聴楽曲:坂本 龍一 / Merry Christmas Mr. Lawrence(DSD音源) Bill Evans Trio / My Man's Gone Now(DSD音源)
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マヨ
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
Astell&Kern
AK HC2
¥9900 税込
ノイズ対策はバッチリ!ハイパワーでもとことんクリア!
スマホでのストリーミングサービス利用をメインにお考えの方にぴったりなポータブルUSB-DACケーブル『HC2』をiPhone 13 miniとApple Musicで使ってみました。 サイズ感は、4.4mmバランスジャック搭載機としては比較的小さめに感じます。この価格帯としては数少ないケーブル一体型ですが、実物を手に取ってみるとケーブルがとても高密度な編組被膜に護られていてかなり頑丈そうな印象を受けました。 あえてケーブル一体型とすることで接点が少なく済み、強固なシールド構造を実現できるためノイズによる干渉を極限まで抑えられるとのこと。実際に接続してみると、私の環境ではiPhone自身が通信する際や飛び交う電波などの影響によるノイズがほとんど感じられないことに驚きました。どんな使用環境でもノイズに厳しい目を向けるところにAstell&Kernのこだわりを感じます。 『声DAP』の異名を持つ同社の人気DAP『A&norma SR25 MKII』と同じDACチップを採用していることもあり、中高域のエッジは柔らかく、解像度の高い中低域にも少し温かみが感じられる音色。ノイズ対策の恩恵でもあるバックグラウンドの静けさの助けもあり、ボーカルの生々しさはもちろん細かいベースの唸りやドラムの響きなどをしっかりととらえることが出来ました。 音場の広がり方はSR25 MKIIよりも僅かながら横方向に広い印象があり、濃厚でグルーヴ感溢れるイヤホンや爽やかに広がる音場のヘッドホンなど、接続する機種の特色をうまく活かしてくれそうな安心感も魅力です。
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マヨ
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
iFi-Audio
GO bar
¥55000 税込
高出力&フラット!一本あれば大満足まちがいナシ!!
スティック型DAC/AMPのなかでは少し大きいのかな?と気になっていましたが、実際に手に取ってみると、サラリとしていてしっとりと手に馴染む質感や同社のmicro iDSDシリーズを連想させる形状など、高いビルドクオリティへの満足感が上回ります。実装されている多彩な機能を考えると、よくぞここまでコンパクトにまとまったなという印象です。 iPhoneに接続してApple Musicでストリーミング再生してみました。聴き始めてまず感じたのがバックグラウンドの静けさと透明感。「無」から曲が沸き上がるような……というと少々オーバーかもしれませんが、それに近い感覚で曲が持っている音だけを純粋に感じることができました。 高出力ながら低域から高域まで不必要な圧は感じさせず、フラットに、そして情報量豊かに描き出してくれるため、イヤホン・ヘッドホンを問わず長時間の使用でも楽しめそうです。 GO barにはiFi-Audio製品ではおなじみのXSpaceとXBass+に加え、デジタルフィルターモードが4種類搭載されました。デジタルフィルターというよりは「動作モードを切り替えて楽しめる」という方がしっくりくるかもしれません。4種の中でも特に気持ちよく聴けたのが『GTO(ギブズ・トランジェント・オプティマイズド)』モード。352/384kHzにアップサンプリングしつつ、わずかに柔らかい余韻が乗るようなモードに感じたのですが、なんともアナログライクな滑らかな音色と澄み渡る透明感を両立しているサウンドが心地良く、ジャンルを問わずいつまでも聴いていたくなってしまいました。 iFi-Audio渾身のスティック型DAC/AMP『GO bar』 ご来店の際はぜひお試しくださいませ!