スタッフレビュー詳細
ノイズ対策はバッチリ!ハイパワーでもとことんクリア!
スマホでのストリーミングサービス利用をメインにお考えの方にぴったりなポータブルUSB-DACケーブル『HC2』をiPhone 13 miniとApple Musicで使ってみました。
サイズ感は、4.4mmバランスジャック搭載機としては比較的小さめに感じます。この価格帯としては数少ないケーブル一体型ですが、実物を手に取ってみるとケーブルがとても高密度な編組被膜に護られていてかなり頑丈そうな印象を受けました。
あえてケーブル一体型とすることで接点が少なく済み、強固なシールド構造を実現できるためノイズによる干渉を極限まで抑えられるとのこと。実際に接続してみると、私の環境ではiPhone自身が通信する際や飛び交う電波などの影響によるノイズがほとんど感じられないことに驚きました。どんな使用環境でもノイズに厳しい目を向けるところにAstell&Kernのこだわりを感じます。
『声DAP』の異名を持つ同社の人気DAP『A&norma SR25 MKII』と同じDACチップを採用していることもあり、中高域のエッジは柔らかく、解像度の高い中低域にも少し温かみが感じられる音色。ノイズ対策の恩恵でもあるバックグラウンドの静けさの助けもあり、ボーカルの生々しさはもちろん細かいベースの唸りやドラムの響きなどをしっかりととらえることが出来ました。
音場の広がり方はSR25 MKIIよりも僅かながら横方向に広い印象があり、濃厚でグルーヴ感溢れるイヤホンや爽やかに広がる音場のヘッドホンなど、接続する機種の特色をうまく活かしてくれそうな安心感も魅力です。
量感イメージ
この商品に対する
他のスタッフのレビュー
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KJ
@e☆イヤホン
Astell&Kern
AK HC2
¥9900 税込
お手軽コンパクト!でもパワフル。
コンパクトな見た目からは想像できないパワーをもった「ハイレゾ対応ポータブル USB-DACケーブル」のご紹介です。 見た目通り非常に軽く、ポケットにも入るくらいの大きさなので持ち運びに最適です。デザインもどこか近未来を思わせる形状で個人的にストライク。 USB Type-Cポートを持つWindows PC、Mac、スマートフォン、タブレットと接続して使用可能。とても簡単に様々な端末で高音質を楽しめます。 また、付属のLightning変換アダプターによってiOSデバイスにも対応しています。 バスパワー式となっているので充電もいらず。ポケットやバッグに入れっぱなしでも問題なしです! 音に関してですが、リアオーディオ出力構造によりノイズを抑えて非常にクリア。はっきりとした純粋な音を届けてくれます。 個人的はに低域の力強さが印象的でした。物足りなさは全く無く、かなり厚みを出してくれると感じました。 ノイズを感じないため、ボーカルなどの繊細な音も埋もれることなく非常にクリアに聴こえました! こんなに手軽にクリアでパワフルなサウンドに変えてくれるなんて驚きです…… これ一つで様々な端末に対応できるのでかなりお買い得ですよ!
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かかりちょー
@e☆イヤホン 秋葉原店
Astell&Kern
AK HC2
¥9900 税込
音の密度を濃くするドングルDAC
試聴の際「FD5」「VE4.2」「AK ZERO1」の3機種で比較しました。その結果、接続したイヤホンの音に厚みをグッと持たせるドングルDACだと感じました。 元から低域の量感が多い「FD5」「VE4.2」で聴いた際は音に一体感が無くバラつきを感じる非常にブーミーな音になりました。 上記の点を踏まえスッキリとした鳴り方の「AK ZERO1」で試したところ非常に整った音になりました。スマホに直接接続した際は少し密度が薄く感じましたが、その部分が見事に改善され音が濃くなりました。 以上の点から元々味付けの薄いサウンドと非常に相性が良く、堅実に音をグレードアップしてくれていると感じました。 サイズはやや小さめで4.4mmのバランスジャックのみ搭載しております。出力レベルも高くそこそこパワーが必要なイヤホンも難なく鳴らせます。また、Android OS向けアプリによるアンプ部分の細かい音量調節が可能です。 スッキリ系のイヤホンを使っている方やもっと音を濃くしたい方にオススメです。
このスタッフの他のレビュー
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マヨ
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
Cleer
ARC3 Sport Black&Red
¥26550 税込
Cleer ARCシリーズがさらに進化しました!
以前のモデルと比べてフック部分の形状がより立体的になり、耳の後ろにくる部分も小型化されています。快適なかけ心地に磨きがかかりました。はじめて装着したときは、あまりの軽い装着感に「なんだかズレてきてしまいそう…」という感覚を抱きましたが、その心配をいい意味で裏切る安定性で、眼鏡をかけている私でも長時間快適に使用できました。とはいえ、耳の形には個人差がありますので、可能であれば店頭にてお試しいただくことをお勧めします。 音質は上品で、適度なアタック感のある低域と、張りがあって近く感じるボーカル、そして繊細に伸びる高域で構成された爽やかなサウンドです。楽曲によっては若干「サ行の刺さり」が気になる場面もありましたが、イコライザーで高域を調整することで抑えることができます。ベースラインはそれほど主張しませんが、その分ローエンド側のリズム帯が明確に聴こえるので、スポーツシーンに向いたチューニングとも言えそうです。音声を立体的に表現するDolby Atmosにも対応しており、対応コンテンツを再生するとボーカル周りの空間表現に前後の奥行き感が生まれ、普段とはまた違った楽しみ方ができます。 機能切り替えや各種設定は、スマホ用アプリを使わなくても充電ケースの液晶画面からタッチ操作で変更することができ、装着から初期操作までをシームレスに行えるところがとても便利です。 快適性と豊富な機能を併せ持つ『Cleer ARC3 Sport』を、ぜひ一度お試しください。 【試聴環境】 iPhone 15 (Apple Music) 【試聴楽曲】 「岸辺露伴は動かない/岸辺露伴 ルーヴルへ行く」オリジナル・サウンドトラックより「実験室のブードゥー」 松田聖子/瞳はダイアモンド BOOM BOOM SATELLITES/BROKEN MIRROR
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マヨ
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
iBasso Audio
DX180
Blue
¥76626 税込
鮮度の高いクリアサウンドが魅力
【外観・操作感について】 筐体の素材や表面の質感に変化を持たせることで、色の濃淡が生まれ、直線的でありながらもシンプルすぎないデザインとなっています。少し大きめのボリュームノブは、左右どちらの手でもスムーズに操作できました。 画面遷移などの基本動作も比較的軽快で、Google Playからインストールした各種ストリーミングサービスのアプリも、大きなストレスなく利用することができました。 ※今回はApple Musicを利用しましたが、本レビューはアプリの動作を保証するものではありません。 【音質について】 適度に弾む暖かみのある低域と、少し明るめでサラリと水々しい中域〜中高域が特徴的で、スピード感も併せ持つサウンドという印象を受けました。空間の生々しさや音の鮮度が感じやすい音質です。本機由来のホワイトノイズはほぼ感知できないレベルに抑えられており、感度の高いイヤホンやカスタムIEMをお使いの方も安心してご利用いただけます。 本機はクアッド(4基)DAC構成を採用していますが、同じDACチップをデュアル(2基)構成で搭載する同社のスティック型DAC「DC04PRO」と比べ、奥・手前方向の定位がさらに丁寧に描写されていると感じました。左右にのみ移動していると思っていた音にも、わずかな奥行きを感じられるようになり、ライブ音源やASMR的な要素を含む楽曲をより臨場感豊かに楽しむことができます。 「携帯性と音質、どちらも諦めたくない」という皆様、iBasso Audio DX180をぜひ一度お試しくださいませ。 【試聴環境】 iBasso Audio DX180→THIEAUDIO Hype4 【試聴楽曲】 「岸辺露伴は動かない/岸辺露伴 ルーヴルへ行く」オリジナル・サウンドトラックより 「実験室のブードゥー」「大空位時代」 ドレスコーズ / ドレスコーズの味園ユニバース(Live) METAFIVE / METALIVE
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マヨ
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
EFFECT AUDIO
Code 24 (ConX Basic to TermX Basic)
¥121000 税込
太く、重く、硬め。だがそれでいい。
Effect Audio「CODE24」のご紹介です。前作「Code 23」から打って変わり鮮やかで深みのあるブルーとゴールドの組み合わせが高級感と爽やかさを感じさせるデザインになっています。 中心部分には線径の太い線材を3本撚り合わせたものを配置し、その周囲に太さが12種の線材を配置。単線ケーブルの特徴と言われる躍動感や滲みの少なさ、応答の俊敏さを活かしつつも一定のしなやかさを併せ持っています。実際に音を聴いてみると銀メッキ銅ケーブルの特徴がとてもよく出ており、女性ボーカルやブラスの音など中音域~中高域が伸びやかで心地い音色に仕上がっています。 ここまでは銀メッキ銅ケーブルによくある印象なのですが、「CODE24」はそれだけに留まらず全帯域にわたってのアタック感や明瞭さ、低音域の躍動感が非常に高いと感じました。前述した単線ケーブルの特徴が色濃く反映されていて「CODE24」の“太さ・重さ・硬さ”に説得力を感じます。 エネルギッシュなピアノジャズや弾むような打楽器が複数重なる楽曲を聴くとその効果をより実感でき、音楽を楽しく聴けていると実感できました。決して取り回しが良いとは言えない「CODE24」ですが、その音をぜひ一度ご体感いただきたい1本です。 【試聴環境】 iPhone 15 (Apple Music ロスレス) → DC04PRO → CODE24 → Hype4 【試聴楽曲】 「岸辺露伴は動かない/岸辺露伴 ルーヴルへ行く」オリジナル・サウンドトラックより「実験室のブードゥー」「ピアノソナタ 第一番」「大空位時代」
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マヨ
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
64 AUDIO
Volür【64A-7297】
¥367314 税込
落ち着いた音色の中に宿る躍動感
64 AUDIOのユニバーサル機共通の小ぶりな筐体サイズに10ドライバー、しかもそのうち2基がダイナミック型という高密度パッケージ。同社の設計技術には毎回驚かされます。螺鈿のようなフェイスプレートはパープルに色付けされ、落ち着いた深みのある輝きに高級感が漂います。 主張の激しい帯域はありませんが、中低域から低域にかけては量感豊かに鳴らすチューニングで、アタック感も十分ありました。決して量や圧に頼る低域表現ではなく、一音一音のディテールをしっかりと描くライブ感のある表現力が魅力です。 そういった低域の下支えもあり、中域から中高域は非常に色鮮やかでクリーンな印象。すうっと伸びる高域を含め、全体的にはしっとりと落ち着いた音色にもかかわらず薄味にならない絶妙なチューニングで、激しい曲調でも刺さることなく、それでいて満足感のある躍動的な音楽体験を得ることができました。 ジャンルを問わず充実のサウンドバランスを発揮してくれる64 AUDIO Volür(ヴォリュール)をぜひお試しくださいませ。 【試聴環境】 Astell&Kern KANN ULTRA 【試聴楽曲】 鷺巣詩郎:2EM01_B01"At The Very Beginning" 菊地成孔 & ペペ・トルメント・アスカラール:Le Rita