スタッフレビュー詳細
スマホに4.4mmバランスを接続したい人に!
ボディ自体は「KA1」に比べて厚みが増していますが、端子が3.5mmから4.4mmに変わっていると考えるとその分の差であると感じられる程度で、超小型アンプであることには変わりありません。
音質は癖がなく全音域を底上げしたようなイメージで、純粋にバランス接続にした恩恵が分かりやすくなっています。バランス接続のケーブルを使わずに変換端子を使って3.5mmアンバランスのケーブルも繋いでみましたが、中音域と高音域が少し離れて女性ボーカルやチップサウンドの解像度が増して聴き込みやすくなったと感じました。
スマートフォンに入っている音源をあまり変えずにバランス接続で聴きたい方にはピッタリの商品だと思いました! 是非お試し下さい!
試聴プレイヤー:OPPO Reno7 A
視聴音源:
ワンダーラスト / sasakure.uk
アンダーキッズ / ツユ
量感イメージ
このスタッフの他のレビュー
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Hulk
@e☆イヤホン 名古屋大須店
水月雨 (MOONDROP)
破暁 - DAWN PRO
¥9450 税込
音も使用感も疲れ知らず。寝ずとも"暁"を覚えず!?
丸いカンカンに入った全てが"カン"ペキなスティック型DAC内蔵アンプ「暁 - DAWN」にもアップグレードモデルが登場しました!それがこの「破暁 - DAWN PRO」です! 以前の「暁 - DAWN」はケーブル一体型で接続端子はTypeC。筒形の筐体にプラグ形状は、3.5mmアンバランスか4.4mmバランスのどちらか片方のみ搭載で、別々のモデルで展開されていました。 「破暁 - DAWN PRO」は、筐体がスティック型DAC内蔵アンプに多い箱型の形状になり、ケーブルは脱着式になりました。また、プラグ端子は3.5mmと4.4mmを両方搭載したので、出力元のスマホやPC、そして出力先のイヤホンやヘッドホンの選択肢は大きく拡がり、音量調整用のボタンが搭載されたことも相まって取り回しが非常に良くなっています。見た目もスッキリとしていてカッコいいです。 そして何よりも筐体が軽い‼ 接続用のケーブルや外箱の丸缶の方が重たいんじゃないかと思えるくらい軽いです。スマホと有線イヤホンを接続するならば、スマホ純正の変換アダプターから「破暁 - DAWN PRO」に換えても何ら不自由することはないと思います。そのぐらい本当に軽いです‼ 音は水月雨 (MOONDROP)らしさ全開で、ボーカル〜高音域、特に囁き声の様な近くて細かな音の再現性は非常に高いと感じました。同社の上位モデルである「MOONRIVER2-Ti」のような深く鮮明な音の深度はありませんが、その分素直で聴き疲れしづらいのかなと思いました。 初めてのスティック型DAC内蔵アンプにもってこいですが、このアンプの良さを知ってしまった"暁"にはもう他のアンプが選べなくなってしまうかも……? エントリークラスだからと侮ることなかれ。ぜひお試しくださいませ! 試聴環境 ◆iPhone 13 → SHANLING L3 (OTGケーブル)→破暁 - DAWN PRO 試聴音源 ◆背後に注意 / 町田ちま ◆ETHYRIA / Enna Alouette ◆Tempesta's Claim / NIJISANJI EN x Azur Lane
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Hulk
@e☆イヤホン 名古屋大須店
Astell&Kern
AK PA10 【IRV-AK-PA10】
¥80980 税込
古き良きポタアン、最大の武器はその不便さ!?
オーディオ機器の専門特化性が極まる昨今、「DAP」プレイヤーは大型化・高価格化が進む一方で、「DAC」ポタアンはスマホに直挿しできるような小型・低価格の製品が多くなりつつあります。 一昔前に流行ったプレイヤー+ポタアン、例えばAK70にmojoを繋ぐといった使い方をする製品はもはや絶滅危惧種、UMAのような存在となってしまいました。プレイヤー自体の性能が大幅に上がっているのと、アンプを繋ぐこと自体ただでさえ大型で重量級なプレイヤーをさらに大きく、重たくしてしまうだけだからです。 そんな現代のオーディオ市場に、唯一無二のシーラカンスが登場しました。それが「AK PA10」です。 ・A級動作アナログアンプ搭載。 ・接続方法は4.4mm5極バランスこそあれどライン入力のみ。 時代を逆行したかのような超弩級のポータブルアンプですが、この製品を繋ぐ恩恵は多少大きくなっても、重たくなっても繋いだ状態で常用したいと思わせるほどです。 解像度や分離感が上がるといった印象はありませんが、その分厚みの増した濃厚で芳醇な音を楽しめます。 また、ジャンルは選びません。パワフルなので再生するイヤホンやヘッドホンも選ばないことを考えると、一家に一台置いておいてもいい製品なのではないでしょうか! 大きくて重たいことに所有欲を満たされる珠玉の逸品です。ぜひ一度お試しください。 接続機器 AK70MKII→Jet Short Cable→AK PA10→Fender TEN 2 試聴音源 Bad Company / Bad Company かわ世 / 百鬼あやめ
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Hulk
@e☆イヤホン 名古屋大須店
TANCHJIM
MINO
ブラック
¥7650 税込
MINOいいの‼おしゃかわイヤホンはエントリー機の新定番⁉
数々のハイコスパイヤホンを世に送り、かわいらしいパッケージと相まってエントリークラスを「侵略!侵略!」してきたメーカー「TANCHJIM」から、新たなインベーダーが仲間入りしました! シンプルなパッケージ。フタがスケスケでキャッチーな見た目のケース。使いやすいサイズ感のイヤホン本体に、やさしく効いたノイキャン。この価格帯で新定番となるには必要な装備で身を固め、メインウェポンである音質は低域のパンチを効かせて高音域の角を丸め、ボーカルやメインの楽器をしっかり聴かせてくれる、見た目以上にハイスペックな汎用ライフル持ち。強敵揃いの世界ですが自信たっぷりです。 「山椒小粒でピリリと辛い」。騙されたと思って聴いてみてください! きっとアナタのお耳にかなうはずです!
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Hulk
@e☆イヤホン 名古屋大須店
水月雨 (MOONDROP)
楽園 - PARA
¥49500 税込
まさに女性ボーカルの"楽園"‼ひとつで二度美味しい平面磁界型ヘッドホン!
水月雨 (MOONDROP)から、さらなる『楽園』を求めて平面磁界型ヘッドホンが登場しました! 「楽園 - PARA」という名を授かったこのヘッドホンは、ドライバーに100mmの大型振動板部品を採用し、開放型の筐体デザインを身に纏っています。 同様のドライバー、デザインを有する兄弟機「啓明星 - VENUS」との違いですが、VENUSよりも PARA の方が日常使いしやすくなったという表現がベストマッチだと思います。 デザインの美しさや材質の高級感、醸し出す雰囲気の神々しさは VENUS に軍配が上がりますが、その分疲れにくさや取り回しの良さはPARAの方が向上したように感じました。 VENUS が“聖皇直属の聖騎士団員”だとすれば、PARA は“雇われ傭兵”のようなラフさがあります。どちらも戦闘能力、つまり「音の良さ」は超一流です。 また、VENUS が”超”女性ボーカル特化型だったのに対し、PARA は最近の水月雨 (MOONDROP)らしいタイトめな中低音で、ボーカル域をしっかり支えるような佇まいです。 音の距離は「開放型にしては近いかな?」といった印象ですが、音の後ろに広がる余韻はかなり広く感じました。溶けてしまいそうな儚い歌声だと、より声に浸れそうです。 イヤーパッドはドライバーのマグネットを活用して固定されており、付属品の交換イヤーパッドに変えるだけでも音の違いを楽しめます。材質と形状の違いがあるため、音の広がり方や高音域の抜け方が異なります。開放型らしい広い音を楽しみたいのであれば「真円型」を、囁かれるような、PARA ならではの音を楽しみたいのであれば「楕円形」のイヤーパッドがオススメです。 ひとつで二度美味しい何でも屋。「楽園 - PARA」を是非お試しくださいませ! 試聴音源 ◆夜と雨 (feat.百鬼あやめ) ◆少女レイ / 緋月ゆい cover