スタッフレビュー詳細
愛機候補、現る。
歌入りの曲を聴いた時に、BGMが一歩奥に引いて ボーカルに主役を譲ってくれているような感覚があり、かつとりわけ女性の声に「突き抜けるような感じ」を与えてくれる特定の周波数が立っていて、ボーカルが非常に聴き取り易いです。
元々、Westone製品の極細ケーブルや 特徴的なイヤーピースの装着感が好みだったのですが、今回は特に試聴した瞬間「実用性の獣だ……使ってみたい……」と わくわくしました。
と言いますのも、歌を歌う自分にとってボーカルが際立っているものの、統一されたようなクリーンさが感じられる、私が日頃求めている ライブ用イヤモニの理想を思わせる音だったのです!
ライブハウスなどで歌う機会のある方や、リスニング用途でもボーカル好きな方、歌唱の繊細な表現を聴き逃したくないという方に推したい一機です。
量感イメージ
この商品に対する
他のスタッフのレビュー
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zoo
@e☆イヤホン 秋葉原店
Westone Audio
MACH 20 【WA-M20】
¥64900 税込
クッキリサウンドでポップスと好相性!
音色の輪郭が際立ちクッキリ感の強いサウンドです。アタックがしっかりしており、特にハイハットはきれいに感じられます。 中高域の伸びがとても印象的で、ボーカルや主旋律が鮮やかに表現されます。分離感が良く他の音に埋もれるようなことがないので楽曲の旨味を存分に味わうことができます。 低域は量感少なめでスピード感があり、明るく軽快に鳴らします。深いベースやキックを必要としないポップスや小編成のアコースティック系楽曲と相性が良いと感じました。 パンチがあり解像度が高くても刺さるような尖り方をしない、とても良く調整されたイヤホンだと感じます。明るく元気な楽曲を好まれる方におすすめです。
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しばちゃん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
Westone Audio
MACH 20 【WA-M20】
¥64900 税込
タイトに!自然に!!少し艶っぽく!!!
MACH 20 はWestone MACHシリーズの中でも、2BAドライバー搭載のモデルです。 MACHシリーズの統一感のある本体のデザインが、無性にアニメに登場する無機質な量産機のカッコよさに似ていてとてもテンションが上がります。僕だけでしょうか? 音質は引き締まった低域に、自然に引き立つボーカルが特徴的。低域はタイトながらも中低域で少し量感がましているおかげで、聴き応えをあまり損なわずにスピード感もあるサウンドが楽しめます。 ボーカルは『ハッキリとメリハリよく!』というよりは、『より自然に少しヴェールがかかった美麗さ』が目立ちます。 タイトで瞬発力のあるサウンドの中に見える艶やかさがとてもリスニングしていて楽しいモデルです!
このスタッフの他のレビュー
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ナキ
@e☆イヤホン 名古屋大須店
634ears
MIROAK-II Japan Limited
¥52800 税込
低音重視ウォーム系、でも他を御座なりにしない。
ステムに太さがありますが長さは短めで、筐体の軽量さも相まって快適な装着感です。 「ズシッ」とした低音域と、重厚なアタック感の低め中音~中音域が印象的で、ストリングス三重奏の音源を試聴した際には後方に配置されたコントラバスの音色が音階問わず最も目立って感じられました。 高め中音~高音域は控えめながらさっぱりとして、ヴォーカルのブレスや掠れなど歌唱表現の繊細さはしっかりと写すので思わずじっと聴き入ってしまいます。 いわゆる「ウォーム系」のイヤホンにおいて、音色の味付けが濃くてくどさが出てしまったりということが稀にありますが、本機ではそれを全くといって良いほど感じなかったので驚きました。低音域が印象的でありつつも、高め中音~高音域の軽やかな風合いが対比となり、全体の音色が暗く落ち込むのを防いでくれています。 また、音場は広い方ではありませんが、定位感が良く、特に前後の振りはかなり鮮明に感じられました。 個人的には、電子音よりもアコースティック、スローかミドルテンポの楽曲がよくマッチするように感じましたが現代的な楽曲も相性が悪いことは決してなく、音数の多さも優れた定位表現でもって見事に聴かせてくれます。そういった面では、音色の好みさえ合えばどんな楽曲を聴いても楽しませてくれる一本ではないでしょうか。 試聴環境:KANN MAX 試聴楽曲:未だ降りつもる雪/Crustacea 追憶/Kalafina 표정관리(Fronting)/SEVENTEEN
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ナキ
@e☆イヤホン 名古屋大須店
SoundsGood
Arianrhod
MMCX to 4.4mm Balanced
¥15800 税込
コスパ破壊神、お上品な味変ケーブル
白銀色の美しい見目から、ド派手で煌びやかな音を想像しましたが、確かにイヤホンの印象は大きく変わるものの、方向性としてはしっとりとした“お高級な味変”が叶う、価格に対してコストパフォーマンスに優れた一本でした。 女性ヴォーカルはやや落ち着いた位置に控え、まろやかでシルキーかつ「ぽわっ」と浮かんでいるように感じられるのが印象的です。“するーーーっ”と伸びていき、馴染んでフェードアウトしていくような高音のなんと優しいこと……普段であれば刺さりが気になる音源も非常に聴きやすかったです。 自分を中心にオーケストラが取り囲むような、バランス特有の定位感に、芯数・本数の多さによってか低めの中音〜低音域はやや質量と主張を増します。そこに余韻が加わってしっとりとした没入感が演出されており、アーティストによっては男性ヴォーカルがぐっと前面に出て、試聴した楽曲のジャンルによっても顔が変わるのが新鮮でした。 また、芯数の多さに対してケーブルは柔らかく、取り回しに苦労することはなさそうです。パーツ部等に重量が感じられるので、音色的にも腰を据えて聴くのが合いそうです。 エントリーモデルから一歩前進したい、リケーブルでイヤホンの味変ならぬ音変を楽しみたい方にお勧めいたします。 試聴環境:KANN MAX, SE846, SE215 試聴楽曲:君が手を伸ばす先に/藤田舞衣子 Ciao/Sonohra Chemical/VIXX
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ナキ
@e☆イヤホン 名古屋大須店
Jabra
Elite 10
Titanium Black
¥39600 税込
元来のJabraファンは勿論、新規ユーザーにも!
個人的に音質面で言及したいのが、奥行きと臨場感の表現の素晴らしさ! 眼前から奥に向かって広がる、迫力を兼ねつつも開放的な鳴りによる臨場感の演出が印象的です。 震えるような低音域は健在で、中音~高音域は輪郭が非常に鮮明で、歯切れが良くサッパリとしています。 しかし既存モデルと比較したとき、圧倒的に高音の量と存在感が増しました。しゅわりとした余韻が僅かに感じられ、高音域と低音域の対比でお互いを引き立て合っているように感じられます。 シリコンラバーコーティングによる快適な装着性に加え、形状は既存モデルと比較するとノズルが短くなり、耳介に据わるような装着感でインナーイヤーとカナル型の間のような形状に生まれ変わりました。 軽く、圧迫感の無い快適な装着感を叶えた上で、それでもアクティブノイズキャンセリング性能が「ごく自然・でもしっかり」なので驚きですね。音楽停止時でも、装着するだけで空調の音や人の雑踏が殆ど聴こえなくなります。また、音楽再生時にはカフェや商店会での人の話し声も殆ど気にならないほど低減されました。 最早お墨付きのマイク品質もテストしましたが、音声に嫌な鋭利さがなく、あくまでもナチュラルな風合いで相手方に音声を届ける力に長けているように感じました。 是非店頭にて実際にお試しくださいませ。 【試聴楽曲】 心誰にも/ゲーム実況者わくわくバンド Scentist/VIXX 疾る黒き獣魔/メギド72より
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ナキ
@e☆イヤホン 名古屋大須店
SHANLING
SONO
¥11880 税込
良い意味で、少しクセのあるイヤホン
良い意味でややクセのある音色に感じます。アンバランスでも楽器が斜め後方から覆うような鳴り方で、サウンドステージの表現が面白いですね…… 楽曲にもよりますが、ボーカルが一歩奥に位置するのでビートやグルーヴを楽しむEDMや打ち込み、VOCALOID楽曲、それからシンフォニックやインストゥルメンタルの楽曲と非常に相性良く感じました。 ダイナミックドライバーを2基搭載していることもあり、インピーダンス値に対して若干の鳴らしづらさはあります。スマートフォンに直挿しで聴いてみると、音数の多い楽曲や重厚な曲ではやや低めの中音域に靄がかかったような嵩張りを感じますが、DACやDAPを使用して少しパワーをかけてやると、質量のある低音が変に膨らむことなく、爽やかな中~高音をより楽しむことができました。また、高音域は金属筐体らしい涼やかな響きが印象的ですが、存外刺さりは気になりません。 是非店頭にてご試聴くださいませ。 試聴楽曲:ネオメロドラマティック/ポルノグラフィティ INTO THE VOID/VIXX ヴァイガルド防衛戦/メギド72より