スタッフレビュー詳細
音と見た目でスマートに聴けるイヤホン
コンパクトな外見でいろんな服装でも使え、2pin仕様と汎用性の高いリケーブルに対応している点が魅力のイヤホン。DSP(TYPE-C)やマイク付きモデルが別であり、今回はマイクなしでのレビューになります。
ボーカル〜ベース・ドラムにかけての描写が特徴的で柔らかくもしっかりと出ており、ギターやトランペットの音は刺さらず丸みがあるので、子音がきつくなく非常に聴きやすい印象です。
また、男性ボーカルは聴いた時の表現が良く、立ち位置が近くやや暖色な空気感のサウンドなので、生っぽさやつややかさがある男性ボーカルが聴ける醍醐味があります。
個人的にハードロックやメタルなどはスピード感が欲しいと感じたので、ジャズやバラードといった楽曲のボーカルものが一番よく映えました。
しつこくなく癖のないサウンドで素直に奏でてくれる上に、前述した音に刺さりのない丸みがあるため、ハードロックやメタルの楽曲を長時間聴いていても疲れない強みもあります。
再生環境:Galaxy S21
量感イメージ
この商品に対する
他のスタッフのレビュー
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つじ
@e☆イヤホン仙台駅前店
TANCHJIM
ONE
Type-C(マイク付き)
¥4860 税込
シンプルで軽快な着け心地、重厚な中低域
TANCHIJIM ONE DSPをご紹介! 一聴しての感想はとにかく元気でパワフル! 弾むような中低域とクリスピーな高域のコントラストが心地よく、色彩豊かなサウンドです。やや中域が控えめなものの、ボーカルもしっかりと聴き取れるバランスの良い印象でした! 特に高域の透明感が美しく、ギターの弦やシンバル、ブラスなどの金属的なものの表現が得意だと感じました。また、この軽さからは想像できないほどに中低域がしっかりと出ており、ベースやキックの迫力を損なうことなく再生します。 付属のケーブルに関してはリケーブルが可能となっており、しなやかで取り回しの良い質感です! プラグはTYPE-Cなので変換なしでそのままスマホ、PCと切り替えがストレスフリーでできる点も◎ 無印のONE(通常の3.5mmプラグモデル)と異なりDSPを内蔵しているため、比較すると立ち上がりが良く、くっきりとした印象でより元気なサウンドだと感じました! 軽快な装着感と色彩豊かで元気な鳴りのイヤホン。ぜひお近くのe☆イヤホン店舗にてお試しください!
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かんちゃん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
TANCHJIM
ONE
3.5mm(マイク無し)
¥4860 税込
重過ぎない低音サウンド
シンプルでまるっとした形に「ONE」というロゴが絶妙なアクセントでかわいらしいです! 同じTANCHJIM製品の「ZERO」と少し似ていますが、筐体は若干厚く、アルミ合金の範囲が広くなっています。内側は内部が透けるクリアでスタイリッシュなデザインで様々な場面や服装にマッチしそうです。 装着方法はストレート・耳掛け共に使用可能で、ケーブルがなめらかで絡みにくそうなのも嬉しいです◎ 個人的にTANCHJIM製品は中高域が煌びやかな印象的でしたが、「ONE」ではボーカルに劣らないベースの存在感がありました。「激しいベース!」と言うよりか全体的に「各音の響きの低音成分が増しているようなイメージ」で圧迫感がありません。高音の粒立ちが良いキラキラサウンドも健在で中域は少し控えめですが、その分ボーカルがバランスよく聴こえてきます。特に女性ボーカルの楽曲におすすめです! マイク付、Type-Cと種類も豊富なのでご使用環境に合ったものをお選びいただけます。店頭にてご試聴できますのでぜひ一度お試しくださいませ! 【試聴環境】 iPhone11 【試聴楽曲】 アドベンチャー/YOASOBI Step Into/femme fatale バイシクル/NICO Touches the Walls
このスタッフの他のレビュー
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タナトス
@e☆イヤホン 秋葉原店
NEUMANN
NDH 30
¥97020 税込
余韻を感じるフラットサウンド
NDH 30はミキシングやマスタリング向きで、説明にもありますが特に昨今の『VRやゲームなどの没入型コンテンツのバイノーラルミックス作成』に対して、非常によく作りこまれているモニターヘッドホンです。 同ブランドの密閉型モデルのNDH 20にも感じましたが、通常のモニターヘッドホンには無いリバーブ感があり、これはゲームのBGMや環境音といった楽曲の調整に対して、大きなメリットになると思います。 NDH 20では艶のある質感やボーカルラインが前に来て、バックの楽器がやや後退するような描写がありましたが、NDH 30の場合は、開放されることで艶っぽさが乾いた質感となり、音抜けがよく高い解像度が出せるようになりました。 その結果ボーカルラインと楽器の区分けが上手くなり、より音を把握しやすくなっています。 装着感となりますがNDH 20に感じた側圧(しめつけ)が、一新されたヘッドパッドによって和らぎ長時間での使用もしやすくなりました。また緩くなったわけではなく固定力はしっかりしており、付けた際の重さもやや軽くなってより負担が軽減されました。 試聴環境:ADI2-DAC FS
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タナトス
@e☆イヤホン 秋葉原店
CTM
CE320
SMOKE
¥52800 税込
ステージモニターに最適!
かなりマイルドな味付けの聴き疲れしにくいモニターイヤホンという立ち位置です。 パッと聴いた瞬間はモコモコ感のある低域が印象深いものの、長く聴くと分かりますが実際のサウンドバランスは“かまぼこタイプ”で、中〜低域の表現力が高いです。 音色はドライで、定位は手前にあるボーカルを中心に豊かなで量感のある低域が優しく包み込んで配置しており、音の遠さは感じず、捉えやすいサウンドです。リスニングで使用する際は、迫力がありながらも圧迫感がないため、長時間でも聴ける良さがあります。 また、本体が片耳約5gと軽量なので重さの面で装着疲れしにくく、イヤーピースが合えばしっかり固定ができます。 縦の奥行きがタイトで横の広がりがあるサウンドなので、装着のしやすさと軽量さを考慮すると、動けるステージモニターをお求めの方には特にオススメです。 試聴環境:Galaxy S21
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タナトス
@e☆イヤホン 秋葉原店
aune audio
AR5000
¥46900 税込
整った定位とボーカルが秀逸
シルバーカラーのシンプルで無骨な外観から、「どんな音なのだろう?」と興味がそそられます。 まずは装着感に関して、ハウジングの大きさやデザインから受ける印象とは裏腹に、おおよそ350g前後と軽量です。さらに、軽量でありながらも側圧は程よいと感じました。イヤーパッドのカバー「EarProfit」を付ける際にはL70のサイズがおすすめです。 また、リケーブルに関しては、3.5mm両出しとなっているものの、他社製品のケーブルの相性によっては挿さりがキツく感じられる場合があります。なので、リケーブルの際は思いっきり挿すのではなく、ゆっくり挿して行うことをオススメします。 そして、音質についてはやや中域が前にくる、全体的に透明度の高いサウンドです。ボーカルから高域にかけては、開放型ヘッドホンの中でも比較的あっさり目な位置づけだと感じます。中低域はキックやアタックが心地よく響いており、低域は量感で押し切るのではなく、澄んで見通しよく鳴らしてくれています。 音の立ち位置は近めで聴き取りやすいところにあり、特に女性ボーカルが前に来てくれます。音の近さ故に迫力があったり、パワフルに聴こえる部分もありますが、先述の通り量感で押し切る感じではないので、厚ぼったくはならずリズムよく聴ける楽しさがあります。 音が整っていて聴き取りやすく、透明度のある奥行きを感じたい……でもある程度はパワフルさが欲しい! そんな方におすすめしたいヘッドホンです。 試聴環境:Hiby R6 proⅡ
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タナトス
@e☆イヤホン 秋葉原店
beyerdynamic
DT 770 PRO
250 Ohm
¥22880 税込
重心低めのモニターサウンド
試聴環境:SPL Phonitor x DT 770 PROには、様々な環境で再生するのに適した32Ω / 80Ω / 250Ωのインピーダンスの3つがあり、今回は250Ωのモデルでの音質評価となります。 beyerdynamicならではの中高音域~高音域にかけてスッキリとした描写が見られ、ややバックの楽器演奏が前に来ており、中音域は少し俯瞰しているようなサウンドバランスです。特に低音域に関しては輪郭が緩く、量感も多いのでドラムやベースをメインに聴き込む方にオススメです。 色合いに関してはややウォームらしさはありますが、大きな癖はなくモニターならではの聞き取りやすい空気感で、満遍なく鳴らしてくれています。 同社の開放型モデルであるDT 990 PROと比較すると、見通しの良さや全体的な解像度はやや劣りますが、その分距離感が近く低音域の表現がしっかりあるので、フォーカスをしっかり捉えたヘッドホンだと思います。