スタッフ詳細
スタッフレビュー
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iFi-Audio
ZEN CAN Signature Standard
¥49500 税込
ちいこパワフル!「ZEN CAN Signature」の新たなスタンダード
登場して以降様々な派生モデルや『ZEN DAC Signature』とのバンドルモデルが展開されてきた『ZEN CAN Signature』は、大きな特徴として「ActiveEQ」という機能が搭載されていました。SENNHEISERやHIFIMAN、Meze Audioなど特定のヘッドホンに焦点を置いてチューニングされたイコライザー機能です。 一方でこの「ActiveEQ」を搭載しているがゆえに、多種多様なヘッドホンを使い分ける方には少々使いづらくむずがゆい思いをされた方もいらっしゃるかと思います。 『ZEN DAC Signature Standard』はこの「専用」という諸刃の剣から、使うヘッドホンを選ばない片刃の刀へと研ぎ直され、「XBass」というiFi-Audioの持つ新たな切れ味を得た、まさに「最強」が相応しい据え置きアンプです。 入力端子は「RCAシングルエンド」「3.5mmシングルエンド」「4.4mmバランス」の3種類で、ボタンひとつで切り替えられる構造になっています。 対して出力端子は本体前面の「6.3mmシングルエンド」「4.4mmバランス」と本体背面の「4.4mmバランスライン出力」の3種類。こちらは切り替え用のボタンなどは無く、入力方法を問わず全ての出力端子から同時に音を聴くことが可能です。 音の性質を知るために今回はiPhone13からApple純正変換コネクターとOYAIDEのミニミニケーブル『HPSC-SS』を用いて3.5mmシングルエンドに入力しました。ZEN DAC Signatureであることを考えると少々手荒な接続方法ですが、その分アンプならではの音は分かりやすかったです。 iPhoneに変換ケーブルで直接ヘッドホンを繋いで聴く際と比べて明らかに音の輪郭が滑らかになり、音場も広がり豊かになりました。 また、この接続状態であればインピーダンスの高いヘッドホンでも余裕を持って鳴らすことができ、iPhone直挿しでは到底鳴らし切ることの出来ない『DT 990 PRO (250 Ohm)』でも4段階で調整できるゲインの最低値「0dB」の状態で正面のボリュームノブを60%程度まで上げれば思い通りに鳴らすことが可能です。 ちっちゃいのにハイパワー。自動車で例えると「BMW M2」や「トヨタ GRヤリス」といったところでしょうか。扱いやすく生まれ変わったところを踏まえるとRE雨宮の「雨さんシャンテ」なんかがピッタリかも知れませんね(笑) スマホ直挿しでも十分すぎるほどの恩恵を得られる「最強」の据え置きアンプです。DAPのライン出力機能を用いたり、『ZEN DAC Signature』と組み合わせれば更なる音楽の楽しさを掴むことが出来るかもしれないですね。 ぜひ店頭にてお試しくださいませ! 試聴音源 ・You're Mine - Vestia Zeta ・She's a Lover - Red Hot Chili Peppers
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水月雨 (MOONDROP)
Starfield 2
¥19800 税込
夜空満開の星々とイヤホン、静寂な空に光るたったひとつの「Starfield 2」
水月雨(MOONDROP) Starfieldが「STELLARIS」という唯一無二な兄弟機を経由し、さらなる夜空を駆ける旅へと踏み出しました。 以前私はレビューにて、「Starfield」を『真夏快晴後の夜空』、「STELLARIS」を『冬の澄み切った夜空』と表現しました。同じような表現で例えるならば、「Starfield 2」は『真夏の夜夜中(よるよなか)、星の光だけが一面に広がる純黒の夜空』といったところでしょうか。 先代の「Starfield」よりも音の透き通り方や音域ごとの陰陽に拍車がかかり、まるで静寂で距離の計り知れない夜空の黒さと、距離や温度によって明るさが微妙に異なる星々の色の対比のような、「Starfield」や「STELLARIS」のシリーズにしか醸し出せない豊かな表現力により磨きがかかったように感じました。 ドライバーの材質は変更されていますが、音の広さ自体に差はないように感じます。カーボンナノチューブ振動板によって奏でられるフラットで広い音場は、「Starfield」というブランドの人気を確立させた魅力と言っても過言ではないと思います。対して「Starfield 2」はフラットなバランスを崩さない程度に中低音域の抑揚があるので、また違った楽しみ方が見つかるのではないでしょうか。 フェイスプレートのデザインは「STELLARIS」のデザインを継承し、ケーブルはプラグやコネクタ、分岐点に華やかな金色のパーツを使いつつも取り回しの良い形状のままです。ビルドクオリティもそのサウンドも一回り二回り……それ以上の進化を遂げた新"星"「Starfield」。ぜひご自身の目と耳で、天体観測にお越しくださいませ。 試聴音源 ・Blossom / Synthion ・Pineapple / Takanashi Kiara
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水月雨 (MOONDROP)
竹-CHU 2
¥4950 税込
Wan CHU (Want to) get CHU? レトロポップな世界へようこそ!
中国の深圳出身の水月雨 (MOONDROP)から、エントリーイヤホンの定番機「竹 -CHU」の後継モデルがついに発売になりました! 先代は自然で原音に忠実な音作りと、小ぶりで軽量かつかわいいデザインの本体が人気のエントリーモデルでした。2世代目になって大きく変わったのは、筐体の形とその仕様。同社の「蘭 -LAN」と同じ形状の筐体になり、それに伴いケーブルもCIEM 2pin規格の交換可能なものに変更されています。ドライバーも大きさこそ先代と同じですが材質が見直され、より高剛性かつ軽量になりました。 価格はほぼ据え置きでエントリークラスの域ですが、音はエントリーの域を遥かに超えた、最高にゴキゲンなサウンドでした。 先代と同様に自然さや忠実さは持ち合わせていますが、最初から丸く整えられた完成品というよりは、『面は毛羽立ち、角は指が切れそうなほど荒々しい原材料を職人の業で丁寧に研磨し、角を取り、究極の逸品として生まれ変わった魂の作品』こういった表現がふさわしいのではないかと思います。 中低音は深い位置から正確に叩き上げられるアッパーの如し。高音域は中低音域が全く邪魔をしない位置にあるおかげで、主張せずとも聴き取りやすい滑らかな音を奏でてくれます。 特に合うジャンルはシティポップやフュージョン! 個人的には2-StepやUK Garageといった昔懐かしいディスコナンバーも楽しみやすいと感じました。MOONDROPには珍しい、オールドナンバーとの相性がとことん良いイヤホンです。ぜひみなさんの耳でこのグルーヴを感じてみてください! 試聴音源 ・TwinTurbo / ピーナッツくん ・1:15 AM / Ayunda Risu
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水月雨 (MOONDROP)
MOONRIVER2-Ti
¥31500 税込
不自然で自然的。スマホとUSB DACだけで究極の非日常を
水月雨 (MOONDROP)よりUSB DACのフラグシップモデル「MOONRIVER2」の後継モデルが発売になりました! 「MOONRIVER2-Ti」のデザインテーマは「参差(しんし)の美」です。 しん‐し【参差】 ① 高さや長さが異なっていて、そろわないこと。等しくないこと。ふぞろいなこと。また、そのさま。 ② 互いに入り交じっていること。互いに交錯していること。また、そのさま。 ③ くいちがっていること。矛盾していること。また、そのさま。 ④ 願望・意図などがかなえられないこと、またそのさま。 (コトバンク, https://kotobank.jp/word/%E5%8F%82%E5%B7%AE-537586) 「空鳴-VOID」の時と同じく、マイナスイメージな言葉を利用し、儚さを表現した演出方法、コトバ遊びになっていますが、僕はこのキーワードから「不自然で自然な表現力を持ったDAC」という印象を抱きました。 まずデザイン。「MOONRIVER2」の特徴的なフォルムイメージは残しつつ、材質の変更に伴い全体的な印象は大きく変わっています。 表面はどこから見ても左右非対称なデザインで、不揃いな長さの曲線を組み合わせた幾何学的なデザインです。側面を見ると今度は曲線を描いていたラインが等間隔でまっすぐ並び、膨らんでいく本体の形状をより際立たせているようです。 底面は基板やDACチップが見えるように透明になっていますが、一部規則的な曲線で透かしたハーフクリアウィンドウの仕様です。 どこをとっても特徴的なデザインですが、いざ使ってみるとこの個性が際立つ素振りはありませんでした。むしろ直線的で左右対称なデザインの方が不自然で異様、そう感じさせる不思議な魅力が詰まっています。 次に音質について。DACチップの構成は「CS43198 x2」と先代MOONRIVER2から変わっていませんが、音の透明感、歪みの少なさはより鮮明になっています。 同社のUSB DAC「暁 - DAWN」や「LITTLE WHITE」のような、女性ボーカル 〜 高音域への伸びやかさが強調されたチューニングではなく、お淑やかなカマボコ傾向の音に収まっています。DACチップの巧みな質感表現を活かしたタイトめな中低音域がスパッと切りこみ、しっかり音を整えてくれるので、その分メロディーラインやボーカルは聴きやすい印象です。「ボーカルを聴かせるための低音」といった音は「Blessing 3」に通ずるものがあります。 何よりも印象的だったのが音の透明感です。 我々は普段雑音や空気中の塵など、ノイズにまみれた中で生活しています。そのため、吸音パネル等を利用して完全に雑音をカットした空間や、山間部の湖のほとりなど、ノイズのないナチュラルなものに対して、違和感があってしまうものです。 「MOONRIVER2-Ti」にはそういった『不自然で自然な透明感』があります。あまりにもクリアで、音に一枚ベールがかかっているんじゃないかと錯覚するほど透き通った音は他のUSB DACでは味わえない一番の魅力なのではないでしょうか。 不規則だからこそ馴染むデザイン。違和感を覚えるほど自然で透明な音。まさに矛盾した「参差」なUSB DACです。 ぜひ一度お試しください! 試聴音源 ・アンリアルヴェイル / アーニャ・メルフィッサ ・MESS / Hakos Baelz ・正体 / いろはにほへっと あやぶふみ
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水月雨 (MOONDROP)
Little White
¥14400 税込
白くて儚い御伽噺、水月雨の淡い世界観を手軽にワイヤレスで
今を輝く一等星、水月雨 (MOONDROP)から一冊の御伽噺。極上のBluetoothケーブルが発売されました! まるで一冊のファンタジー小説のようなパッケージをまとった左右一体型Bluetoothケーブル「Little White」。完全独立型ワイヤレスが主流の今、あえて左右一体型にするメリットは2つあります。 一つは連続使用時間。バッテリーが本体に内蔵されたもので完結しているため、一度に再生できる時間に優れています。 もう一つは駆動力。DAPや小型DACアンプを使わないと性能を引き出しづらいイヤホンである「群星-STELLARIS」や「Blessing3」でも簡単に鳴らし切れていたので、パワーに関しては申し分ないでしょう。 また、Bluetoothケーブルとしての機能面もしっかりと作り込まれています。 純正アプリケーション「MOONDROP Link」にて、水月雨 (MOONDROP)の各イヤホン用にチューニングされたEQを選択できます。音はもともと中高域寄りですが、DSPデジタル信号処理によって音を歪みなくイヤホンに合わせた調整が可能です。 さらに、ファームウェアアップデートでガイダンス音声を水月雨 (MOONDROP)のイメージキャラクターである「水月ゆき」に変更できます。ガイダンス音声に関しては変更しない理由がないので、ファームウェアの更新は必ず行いましょう! ワイヤレスでも音を妥協しない現代だからこそ、ネックバンド型の強みが活かせるのではないでしょうか。 「Little White」は有線イヤホンをワイヤレス化する上で最高の選択肢になり得る製品です。ぜひご検討いただければと思います。 接続したイヤホン ・水月雨 (MOONDROP) / KATO ・水月雨 (MOONDROP) / Blessing 3 ・水月雨 (MOONDROP) / STELLARIS
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SteelSeries
Arctis Nova 7 Wireless 【61553J】
¥26910 税込
多機能でスマート!ワイヤレスゲーミングヘッドセットならコレだ!
マイクがヘッドホン内に収納できる、スマートなゲーミングヘッドセット「Novaシリーズ」のフラグシップモデル「Arctis Nova 7 Wireless」のご紹介です! 同シリーズのエントリーモデルである「Nova 1」「Nova 3」に比べるとワイヤレス対応化に伴って重たくなっていますが、幅の広いヘッドバンドのおかげで圧迫感は大幅に軽減されているので、さほど重たさは気にならなかったです。 エントリーモデルと音質に関する差はほとんどありませんが、逆に言えばワイヤレス化しても音質は下がっていないということなので、メーカーの相当な努力が窺い知れます。 機能面に関しては、さすがフラグシップモデル。USBドングルを使えばPCやコンシューマー機、スマホなど、接続する相手を選ばないうえ、音の遅延もほぼゼロ。並行してBluetoothでの接続ができるので、コンシューマー機でゲームをやりながらスマホを使って友人と通話、なんてことを1台でできます。ただ、「有線接続とBluetooth」といった同時接続はできないので注意が必要です。有線での接続を視野に考えているのであれば、エントリーモデルの「Nova 1」をオススメします。 専用ソフトウェア「SteelSeries GG」を使うことで、本体保存式のイコライザーやマイクの感度、マイク・サイドトーン(ヘッドセットのマイクで拾った音を自分自身で確認できる機能)の強度などを調整、設定できます。PCで設定さえしておけば、コンシューマー機やスマホでも同じ設定で使えるので、まず始めにこの設定をしていただくと便利です。 あらゆる機器との接続を想定された、利便性の高いヘッドセットです。ステップアップしてワイヤレスでのゲーム環境を考えている方にはピッタリの製品だと思います。ぜひ一度お試しください!
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Skullcandy
Mod
TRUE BLACK
¥10800 税込
現実世界の「オーディオMOD」 導入して更に楽しく!!
ストリートスタイルとHi-Fiオーディオを繋ぐ架け橋、Skullcandyからコンパクトなワイヤレスイヤホン「Mod」の紹介です。 本体・ケースともにメーカーの象徴であるドクロのマークが入っている、非常にシンプルなデザインで服装や髪の色を選ばない外観です。 本体のサイズは非常に小型で、自分の耳だと耳甲介、一番深くなっている部分で収まってしまいました。このサイズであれば、ピアスやイヤーカフをしている方でもアクセサリーに干渉せず装着できそうです。 音の傾向は低音マシマシのアングラサウンド。サイズからは想像できないパワフルな重低音を奏でてくれるので、音楽をノリよく聴くにはもってこいです。 スナック感覚で楽しめる、ハキハキとしたファッショナブルなイヤホン。リーズナブルな価格も相まって、入門やサブ機に加えるのにオススメな1台です。是非一度お試しください! 試聴音源 ・Chewingood!!! (Long Version) / TORIENA ・Hello Mr. Breakbeats (Album Edit Ver.) / Remo-con
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Astell&Kern
A&norma SR35 【IRV-AK-SR35】
¥116980 税込
据え置かれた緻密で究極のDAP
Astell&KernのHi-Fiオーディオ製品へのこだわりを凝縮しつつも“スタンダードライン”という位置付けを確立し続けてきた「A&normaシリーズ」。「SR15」から始まり、「SR25」「SR25 MKII」と続き、いよいよ第三世代目の「SR35」が登場しました。 Astell&KernはSRシリーズ全てにおいて、特徴的な斜めに配置された画面や段階式ボリュームホイールのレイアウトなど、ハードウェアに関しては大きな変更を加えずに”据え置く”選択肢を取っています。 ディスプレイの解像度はSR15からSR25へと進んだ際に大幅に良くなりました。SR35はSR25と同様のHD画質で据え置かれています。また、CPUに関してはSR15からずっとQuad-coreを搭載しており、Octa-coreを搭載しFHDディスプレイを搭載したSP3000に比べてサブスクリプション系アプリでの音楽再生や「V-Link」を用いたYouTubeの動画視聴時の動作や使いやすさはどうしても敵わないところがあります。 一方で音に関しては常に唯一無二で同世代のプレイヤーの追随を許さない、そんな確固たるこだわりを感じられる性能で我々ユーザーを虜にし続けてきました。 SR35もそのDNAはしっかりと引き継いでおり、DACチップには「CS43198」を採用。SR25 MKIIまでは2基搭載されていたDACチップを種類はそのままに、4基搭載することで圧倒的な音の進化を遂げています。 「声DAP」と呼ばれたこれまでのSRシリーズに比べると、ボーカル帯域の音の主張は大人しくなりました。ただ中高音域が弱くなったわけではなく、中低音域が濃厚で輪郭のハッキリとした音作りになり、そのおかげで相対的なバランスが整ったように感じました。 DACチップを贅沢に4基フル稼働される「Quad DACモード」だと濃厚で緻密、音楽を芯の髄まで聴き込ませるような高カロリーサウンドを、2基のチップで稼働する「Dual DACモード」だと音自体はあっさり控えめながらも、新開発のアンプが奏でる迫力と繊細さが同居した表現力豊かなサウンドをたっぷりと身体に流し込めます。 あえて”据え置く”ことで完熟したプレイヤーを作り出したAstell&Kern、素直に脱帽しました。SR35というプレイヤーが秘めた究極の蜜を是非お試しください! 試聴音源 ・【歌ってみた】きゅうくらりん / いよわ feat.可不 【椎名唯華 / にじさんじ】(V-Linkを用いて試聴) ・PSYCHO / Hakos Baelz
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Fender Audio
AE2i
¥16500 税込
AE2i の「i」は iPhoneの「i」!?
Lightningコネクタ付近にはメーカーを冠する「F」のロゴが、本体にも「Fender」のロゴが刻印される形であしらわれた、見た目はスマートでとてもカッコいいポータブルDACが「Fender Audio」から発売になりました! 前述のとおりコネクタはLightning端子。Apple製品に搭載されている規格ではありますが、現行機種で考えると接続できるのがiPhoneのみなので、少々ニッチな製品であることは確かです。しかし、使用用途をあえて狭めることで、その用途に特化した「専用品」を作り出せます。 Appleが特許を取得しているDSPチップ、「A2M」を内蔵することで、iPhoneとの接続安定性や相性といったポータブルDACが抱えやすい問題とはおさらばしています。 専用アプリケーション「Audio Enhancer」を使用した際も、動作は非常にリニアで、まるでiPhoneにもともと同梱されていたかのような使い勝手の良さを持ち合わせていました。 音はアプリケーションのEQ設定次第で大きく変わります。初期設定されている「Fender」はロック向けのドンシャリ傾向、女性ボーカルやJ-POPを聴くのであれば全体的にフラット傾向に抑えたEQを「Custmize」で設定した方が聴きやすくなるかもしれません。 まさにiPhoneの「専用品」。専用と言い切っても過言ではないほど使いやすく、音も楽しめるポータブルDACです。iPhoneユーザーの方は是非一度お試しください! 試聴環境 iPhone13 → AE2i → Fender TEN 2 試聴音源 ・コイコガレ / milet, MAN WITH A MISSION ・WWW / HIMEHINA
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水月雨 (MOONDROP)
蘭-LAN
¥7200 税込
新解釈カマボコイヤホン
水月雨(MOONDORP)のエントリー有線イヤホン「蘭-LAN」が登場しました! パッケージは、MOONDORP製品にしてはおとなしめでお淑やかな印象です。 ドライバー構成は1DDで10mm ベリリウムメッキドーム型複合振動板を使用しているとのこと。名称だけだと分かりづらいですが、簡単に言い換えると「SSR/SSP」に使用されたドライバーを「Ariaシリーズ」と同サイズにボアアップしたハイパワーモデル、といった感じです。 ノズル部分に関しては、前述の2機種とは異なる凹凸のある形状になりました。イヤーピースが外れにくくなったのは地味ながらもとても嬉しいポイントです。 音はドライバーの大型化に伴って若干音量が必要になりましたが、スマホ直挿しでも十分鳴らせる範疇ではあります。スマホでも細かいボリューム調整ができると考えれば使いやすいモデルですね。 音質はさっぱりとしたカマボコ系。SSRよりも中低音はふくよかで、Ariaよりも輪郭のハッキリとしたサウンドです。 音は自然体でデザインもシンプルでおしゃれ。ブランドらしさはちゃんと残したボーカル特化イヤホンなので、カマボコ系イヤホンの入門機や、複数ドライバーを搭載したイヤホンのサブ機にもってこいではないでしょうか。 是非一度ご自身の耳でお確かめください! 試聴音源 ・モンダイナイトリッパー! / 名取さな ・レゾンデートル、前線より / 中島由貴