スタッフ詳細
ばらねバラネ
TWITTER@e☆イヤホン大阪日本橋本店
大阪日本橋本店 カスタムIEM担当ばらねです。
オーダーメイドイヤホン“カスタムIEM”の良さを広めるべく頑張っています。
興奮すると早口になります。
愛機:HUM Pristine Reference,FitEar MH334,AAW A3H+ etc...
よく聴くアーティスト:電気グルーヴ,岡村靖幸,ピチカート・ファイヴ,AQUA,L'Arc〜en〜Ciel...
雑食なのでいろいろ聴きますが主にPOPSが好きなんだと思います。
スタッフレビュー
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カナルワークス
CW-L77
¥214500 税込
夢見心地のリスニング体験をあなたに
クリアなボーカルと中低域寄りのサウンドはまさにロックやPOPSのリスニングに最適です。 高域に4基のBAドライバーを搭載していますが高域のキツさはなく、程よい量感。刺さりもなくとても聴き心地が良いと思います。 中高域の解像度は流石カナルワークス。特におすすめしたいのはピアノが入ったJAZZやPOPSです。 すぐそこで演奏をしているかのような生々しさは、まさに夢見心地のリスニング体験ができます。 全体的に見ると低域の量感が少し多いように感じますが、いやらしさはなく、他の音域を邪魔しているようには感じませんでした。ボーカルを楽しみつつ、低域の厚みや迫力を心地よく楽しむことができます。 パワフルさと繊細さを兼ね備えたモデルなので、ライブ音源など迫力や臨場感、生々しさを求めている方に特におすすめです。 ※画像はカナルワークス カスタムIEM完成品例です
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AAW
A3H+
¥48400 税込
低音よりの心地よいサウンド
A3H+はやや低域寄りでノリの良いサウンドです。エントリーモデルのイヤホンとして懸念される音がぼやけるような感覚はなく、しっかりとフォーカスをとらえたサウンドは十分すぎるクオリティであると思います。 中域の解像度が高く、メロディやギターの定位もしっかりと感じられます。特にボーカルの表現が得意であり、歌ものとの相性は抜群です。高域は量感こそ控えめですが丸く伸び伸びと鳴ります。 そしてAAWの魅力はなんといってもデザイン!フェイスプレートはもちろんシェルの先端であるカナル部分までカラー選択できるので、しっかりとデザインにこだわれます。 ※画像はAAWカスタムIEM完成品例です
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64 AUDIO
N8
¥284600 税込
低域にメロメロ!!
伝説のベーシストとの共同開発して生まれたN8。タイトな低域が特徴的であり、深い所までしっかりと鳴らしてくれます。適度なアタック感も楽しく、病みつきになります。 中域がかなり近い位置にあるのでボーカルやギターのリスニングがとても楽しいです。分離も良いので一音一音をしっかりと聴きこむことができます。高域は程よい広がりをもっており、量感はそこまでありませんがしっかりめの低域、中域とのバランスがとても良いです。 金管楽器などの独特なビリビリした音の表現は少し抑えめ。個人的にはロックやエレクトロニカ系との相性が良いように感じました。バランスが良くボワつきのないしっかりとしたサウンドなので、リスニングだけでなく、ドラマーやベーシストのステージモニターとしてもお使い頂けると思います。 ※写真は64 AudioカスタムIEM完成品例です
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Flipears
ARTHA (Universal Fit)
¥257400 税込
シンプルさも個性も捨てたくない!そんな方に
ノーマル状態のARTHAは全体的なバランスがよく、クセがかなり少ないタイプです。低域はベースよりもキックが目立つ印象です。やや強めのアタック感が気持ちよく、楽しくリスニングできます。 中域はややウェット。特に潤いのあるボーカルが楽曲をより楽しませてくれます。ノーマル状態での高域はやや印象が薄く感じました。芯のある低域にflipearsらしいどっしりさをやや感じますが、使いやすいシンプルなサウンドであると感じました。 1のスイッチをオンにすることでベースが膨らみ、シンプルなサウンドから深みの感じる音質に変化します。音場も横に広がり、暖かい低域に音に包まれているような感覚を受けました。 2のスイッチをオンにすると、ノーマル状態では控えめであった高域のピークがぐっと高くなります。スネアのアタック感や余韻、ギターのジャキっとしたざらつきなどより繊細な表現を感じました。 確かに細やかな表現はしっかりと感じられましたが、どちらもスイッチをオンにすることでイヤな強調をされたり、全体のバランスが偏ったようなサウンドには変化しませんでした。 ノーマル状態がかなり整っているので、スイッチを動かすことでやや彩が加わり、より楽しいリスニングへと導いてくれます。 いろんなジャンルを聴くので基本的にはシンプルなサウンドが好きだけど、たまにはちょっと冒険もしたい...…!という方におすすめです。 ※画像はflipearsカスタムIEM完成品例です
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CUSTOM ART
Go ONE
¥60500 税込
シンプル、でもそれだけじゃない
シンプルかつ、ややモニター寄りな傾向のチューニングが得意なCustom Art。そんなブランドの1DDモデルということで、こちらのGo ONEもかなりシンプル、かつまとまりのあるサウンドです。しかしその中にも感じる迫力と聴きごたえ。まさにこのブランドでしか出せない1DDの魅力が詰まったモデルだと思います。 全体のバランスとしては中低域がしっかりのややピラミッドタイプ。シンバルなど金物は控えめで、すーっと流れるようです。きらきらとした高域好きにはやや物足りないかもしれません。 その分やはり際立つのはボーカルと低域。特に低域はもっちりとしており、ダイナミックドライバーらしい聴きごたえを感じます。どっしりと座ったベースと、疲れないくらいの心地よい音圧のキックがとても気持ちいいです。そこにしっとりとした質感のボーカルが加わり、全体を甘くまとめます。 音に包まれている感覚、というよりはやや俯瞰的に音楽を楽しめる機種だと思います。まとまりの良いシンプルなサウンドをお求めの方におすすめです。 ※画像はCustom Artの完成品例です
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AAW
Mockingbird
¥264000 税込
カスタムIEMでこの高域が!?
Mocking Birdは他のカスタムIEMでは味わえない暖かみを感じるイヤホンです。 全体的に音がまろやかで、ゆったりとした音源におすすめ。 コーンと伸び良い高域はやや丸みを帯びており、木製筐体のイヤホンを彷彿させます。 しっとりとした空気感を持っており、個人的にはジャズとの相性がとても良いと感じました。 全体のバランスは低域>=中域>高域で、ややどっしり気味。聴きごたえ抜群!とまではいきませんが、少し重めのサウンドです。 ボーカルの近さと表現力が得意なAAWらしく、こちらのモデルも潤いのあるボーカルを楽しめます。 低域はキックよりふくよかなベースラインの印象が強いです。 ダイナミックドライバらしい押し出しも感じますが、中高域に配置しているBAの繊細さを壊さない程度で、嫌なアタック感はありません。 高域は上に書いたように、まろやかで角が取れており、Mocking Birdが他に無いサウンドだと感じる一番のポイントです。 一聴すると甘く聴きやすいのですが、しっかりと上まで伸び伸びと鳴らすので、電子音など、高く硬い音が含まれた楽曲と合わせると、ガラッとキャラクターが変わります。 ただ、キャラクターの変化をしっかりと感じ取るには、ある程度の出力が必要だと感じました。 よりMocking Birdの色んな面を楽しみたい場合は、出力の安定したDAP等に接続しての使用をおすすめします。 音場が横にも縦にも広く、伸び伸びとした余裕を感じるサウンド。 ややどっしりだけど、聴き続けてもくどくない、そんなイヤホンをお探しの方は是非一度お試しください。 ※写真はAAWのカスタムIEM完成品例です
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AAW
ATH (Universal fit)
¥66000 税込
4つの音を楽しめてこの価格ってアリじゃない!?
ATHは様々なドライバの扱いが得意なAAWと正確さを求めた音つくりを行うCustom Artのタッグで生まれた最先端設計。この価格でしっかりとキャラクターの違う4種のサウンドが楽しめるだなんて…本当にいいの…?というのが一番の感想です。 まずはどちらのスイッチもOFFにした状態「Ref(Nomal)」で試聴しました。抑揚や余韻は控えめでまとまりのある落ち着いたサウンド。ボーカル、メロディはややウェットで、低域と高域はさらっとした質感です。高域はふわっと優しく全体を彩り、音圧も控えめなので全体的に聴いていて、その名の通り全体をバランスよく、真面目に鳴らす印象を受けました。 次は1をONにして「Bass」に。 Refに比べるとベースラインがしっかりと芯を捉えています。濃くなった分メロディがやや埋もれているものの、中低域も太くなることで音楽全体の聴きごたえがかなり上がり、満足感たっぷりです。 2をONにして「Classic」にすると、Refに比べ音場がぐっと横に広がり、一気に表現力が増しました。Refでは控えめだったシンバルや金管楽器など、金物の輪郭がピシっと整いハリのあるサウンドに。個人的にはこのClassicで女性ボーカルの音源を聴くのが一番楽しかったです。 最後に両方ONにして「Live」にしたところ、BassとClassicそれぞれの特徴である太く芯のあるサウンドと見通しよく包み込むサウンドが合わさり、まさにライブ会場で聴いているかのような生々しさ。全体的に音に丸みがあるので臨場感を求めている方にはやや物足りないかもしれませんが、ライブ音源に入っている拍手や歓声も聴き疲れなくリスニングできたのは個人的に好印象でした。 柔らかく丸みのあるシンプルなサウンドから、様々なキャラクターに変化するATH。 いろんな音源を、それぞれしっかり楽しみたい方におすすめです!
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Lark Studio
LSVI
¥93500 税込
デザインも音もこだわりたいならコレ!
私は同ブランドの下位モデルである「LSIV」を使用しているのですが、LSVIはかなりのレベルアップを感じました。 聴き比べて特に違いを感じたのはボーカルの解像度。より彩が良く、艶やかなボーカルを楽しめるようになっています。 全体のバランスは良いですが、やや中域の量感が多めに感じました。柔らかいサウンドですがほどほどの分離感があり、音数の多いメロディもごちゃつきは感じませんでした。上に書いた通り特にボーカルの表現が素晴らしく、価格を忘れるほどでした。 次に量感を感じるのは低域。特にベースラインが整っています。ザラっとシャープなベースではなくウォームなベースの音が好きな方におすすめです。キックは丸く音圧はほどほどです。濃さは感じますが音圧が強すぎない分くどくなく、聴き疲れがありません。 高域は無駄がなくスッと抜ける印象を受けました。ややさくっとしており、中低域の表現力を邪魔せず丁寧に支えています。 同価格帯の中でも音場が広い印象を受けました。厚みがありのびのびと余裕の感じるサウンドです。各音域の繋がりが丁寧かつクセが少ないので音源を選ばず、かなり使いやすいモデルだと感じます。 幅広いジャンルの音楽がお好みの方は是非ご検討ください! ※画像はLark Studioの制作例です
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Campfire Audio
Equinox
¥209800 税込
洋酒が効いたケーキのようなサウンド
Equinoxを聴いてまず「濃い、暖かい、甘い」という印象を受けました。濃密な低域に豊かなボーカル、粉砂糖のようにさらっと甘い高域。ブランデーが効いたチョコレートケーキのよう。 バランスは低域>中域>高域のピラミッド型です。特に印象的な低域は深く重く、少し柔らかさがありますがイヤなボワつきは感じません。面で押されているような感覚になるキックにダイナミックドライバらしさが伺えます。 中域はやや近め。ボーカルの表現力が高く、生々しさを感じます。また、弾けるようなスネアの再現度に感動しました。高域は細やかでさらっとしており、主張は少なめです。ふわっと広がり柔らかく余韻を残して抜けていくシンバルの表現が、Equinoxの濃密なサウンドを彩ります。 個人的にはアコースティックなどシンプルな音源との相性が好きですが、音数が多い音源でもごちゃついた印象はありませんでした。 Equinoxは全体的に濃密さと丸みを感じる甘いサウンドです。ゆったり音楽を楽しみたい方はぜひご検討ください。
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Campfire Audio
Supermoon
¥209800 税込
ソフトでまとまりの良いおしとやかなサウンド!
Supermoonは高解像度で伸びよく広い、上品なサウンドだと感じました。 細やかな高域、艶のある中域、芯のある低域が絶妙なバランスでまとまっています。 特にわたしが驚いたのは高域です。 煌びやかさは確かに感じるものの鋭さがなく、しゃきっとしているのに硬すぎない、絶妙な高域はこの機種ならでは。 低域は主張が激しくないものの、芯がありしっかりと存在感があります。 注目して聴いてみるとCampfire Audioらしい濃さも確かに感じ、楽曲によっては主張が強いと感じる方もいらっしゃるかもしれません。 各音域の繋がりはかなり滑らかで、どこかの音域だけ突出していて気になる…!といったことは感じませんでした。 少し中域がほかの音域に比べ一歩後ろにいるようにも感じられますが、繊細なメロディや甘いベースラインの彩りが豊かで、とても楽しくリスニングできます。 「この音域をしっかりと聴きたい!」という方よりはまとまり良く音楽を聴きたい方のほうがお好きかもしれません。 Supermoonは全体的に耳あたりが優しく、おしとやかなサウンドです。 濃いサウンドのEquinoxとも、きらきらと華やかなSolsticeの両機種とも違う良さがあります。 機会があればぜひ3機種を聴き比べていただきたい…!