スタッフレビュー詳細
A10000クラスのニュースタンダード
qdc「SUPERIOR」は迫力と繊細さを兼ね備えた、A10000クラスのニュースタンダードと言っても過言ではない有線イヤホンです。
【ポイント】
・高解像度でバランスの取れたサウンド
・カスタムIEM 2pin採用で広がるリケーブルの選択肢
qdcのエントリーモデルといえば、私の中では「Neptune」を思い浮かべます。Neptuneは1BAのイヤホンで、バランスの良さがとても印象的でした。
今回ご紹介するSUPERIORは1DD搭載のイヤホンです。また、qdcのユニバーサルフィットモデルはqdc独自のコネクタを使用しておりますが、本製品は他社の2pinと同じ規格を使用しており、リケーブルの選択肢が広がりました。
音に関しては各帯域ごとにレビューします。
【低音域】
膨らみ過ぎず芯の感じられる、どっしりとした低音を楽しめます。目の前にウーファーを置いたかのような空気の震えまで感じられました。
【ボーカル】
ボーカルはやや近めに配置されている印象です。他の帯域との分離感がハッキリとしており、ボーカルにフォーカスを当てて音楽を聴きたい方にもオススメできます。
【高音域】
細かな音までしっかりと届けてくれる印象です。1つひとつの音の線がやや太めに感じましたが、立ち上がりと抜けが早く高音過多には感じませんでした。
10000円前後の価格帯の有線イヤホンの中でもトップレベルにオススメできるイヤホンです。ミドル帯以上の価格のイヤホンを常用している方も是非!
試聴環境
iPhone 14 Pro→Earstudio ES100→qdc SUPERIOR
試聴楽曲
NewJeans - Super Shy
MAN WITH A MISSION - evils fall
YOASOBI - Halzion
量感イメージ
この商品に対する
他のスタッフのレビュー
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えっさん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
qdc
SUPERIOR
Vermilion Red
¥12870 税込
エントリーモデルの超新星⁉︎
【2つの注目ポイント】 ・カスタム2pinコネクタ採用でリケーブルの幅が広い ・中低音を得意としたダイナミック型 今回レビューするのは1DD搭載のダイナミック型イヤホン「SUPERIOR」です。 【デザイン】 カラーバリエーションは2色。透き通った黒色で装飾された「Piano Black」、ルビーのように澄んだ赤色で装飾されている「Vermilion Red」となっています。 どちらもエントリーモデルながら高級感があります。細かい点を比較すると、フェイスプレートにあるテキストがPiano Blackは金色、Vermilion Redは銀色という違いがあります。 【リケーブルについて】 qdcは独自のコネクタを使用する場合が多いですが、本機はカスタム2pinのコネクタを採用しており、リケーブルの選択肢も大幅に増えたのは大きな特徴の一つといってもいいでしょう。 【音質】 気になる音質について、本機はダイナミック型ということもあって音に厚みや勢いがあり、モニター向けというよりもしっかりと音楽を楽しめるリスニング向けだと思います。 音の傾向としては中低音を得意とした印象です。確かな解像度と分離能力を持ち合わせていますが、やはり中低音を軸とした音作りに聴こえました。 過度に膨らみすぎない中低音はバスドラやスネアの芯をしっかりと捉え、奥行きや空気の響きもしっかりと再現されているのではないでしょうか。 また、中低音が得意なので、ボーカルへのフォーカスがしやすいように思います。ボーカルはクッキリと前に出て聴こえる為、ボーカルを重視して聴きたい人にもオススメです。 また、高音域は鳴らし切れていないという程ではありませんが、中低音に引っ張っている印象です。高音域を得意とする機種と比べるとやや煌びやかさが足りないかもしれません。ですが、持ち前の解像度と分離能力が、細やかにドラムのシンバルやギターの音色を奏でてくれます。 以上の音の鳴り方から、得意とする音楽は「ロック・ボーカルメインのPOPS・エレクトロ・EDMなど」という印象です。 繰り返しにはなりますが、中低音を得意とするため程よくズンズンと聴こえます。重低音程ではないけども、低音を求めつつ芯をしっかりと聴きたいなら相性が良いでしょう。 【まとめ】 中低音を得意とし、デザイン・解像度・分離性など総合的にエントリーモデルの新しいスタンダードとして君臨できるポテンシャルを秘めた機種だと感じました。 初心者の方にはもちろんのこと、今までのイヤホンからステップアップしてみたい中級者の方、サブ機として上級者の方にも。全ての方に一度は試聴していただきたいイヤホンです。 【試聴環境】 NW-WM1AM2→qdc SUPERIOR 【試聴楽曲】 ・LOUDNESS『THUNDER IN THE EAST[30th ANNIVERSARY Limited Edition]』M01「CRAZY NIGHTS」 ・BRAIN DRIVE『BRAIN WASHING』M01「Operation Mind Crime」 ・TEARS『ACROSS THE DREAM』M01「STAY DREAM」 ・MALICE MIZER『月下の夜想曲(シングル盤)』M01「月下の夜想曲」
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ムービー
@e☆イヤホン 秋葉原店
qdc
SUPERIOR
Vermilion Red
¥12870 税込
ゲーミングイヤホンの新たな選択肢‼︎
今回はSUPERIORをゲーミングイヤホンとしてレビューしてみようと思います。 まずは装着感について、試聴の時間では非常に楽に感じました。長時間になると印象は変わる可能性もありますが、装着感の良い部類の機種だと思います。長時間ゲームをする方であれば、一度店頭で試していただきたいです。 音質面について、音のバランスは低域、高域、中域の順で強く感じました。音の質感は低域がこもって感じることもなく、高域がきつく感じることもなかったので、上手にバランスが取れている機種だと思います。 定位感の良さも相まって足音など聴き取りやすく、ゲーミングイヤホンとしても新たな選択肢になると感じました。 また、リケーブルにも対応しています。コネクタは2pinコネクタを採用しているので、選択できるケーブルの種類も多く好みに合わせやすいのも良いところですね。 イヤホンでゲームをプレイされる方はぜひお試しください!
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せめちゃん
@e☆イヤホン
qdc
SUPERIOR
Vermilion Red
¥12870 税込
このクオリティでエントリーモデル⁉
カスタムIEMなどの高級機が人気なqdcから、エントリーモデルが登場しました! パッと見て気になるのは筐体のデザインです。この価格帯ながら高級機にも負けない高級感に溢れていて、イヤホンマニアでも思わず「おっ……」と声が出てしまうクオリティです。 少し大きめな筐体になっていますが、装着感はとても良く感じました。自分の耳には違和感なくフィットし、ほとんどつけていることを忘れそうなほどです。 気になる音質について、SUPERIORはしっかりと最低音まで鳴らし切る深みと、ボーカルの輪郭が際立つような音色が特徴のイヤホンだと感じました! 全体的にはフラットよりもドンシャリ気味で、音楽を楽しむことに特化している印象でした。 低音の輪郭や音圧がしっかりと出ており、重低音が中低音にひっぱられることなく、奥行きのある音までしっかり再現されているように思います。レンジに少し余裕があるような感じで、音と音がぶつかることもあまりなく、かなりバランスのいいイヤホンです! さらに、カスタム2pinのコネクタを採用している点も魅力的です。qdc2pin規格のコネクタよりもより安価にケーブル交換ができるようになりました。リケーブルに興味がある方にもおすすめできます。 qdcの中でエントリーモデルという位置づけでありながら、高級感と拡張性、音質を兼ね備えたイヤホンだと感じました! 初めての高級イヤホンや、サブ機としても優秀なのでぜひお試しください! 【試聴楽曲】 SATOH / ON AIR Awich,唾奇,OZworld,CHICO CARLITO / RASEN in OKINAWA
このスタッフの他のレビュー
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わか
@e☆イヤホン
FIIO
K11
Silver
¥23650 税込
小さくてもしっかりとした駆動力を感じられる据え置きDACアンプ
FIIO「K11」はミニマルなデスクトップオーディオ環境構築にピッタリな据え置きヘッドホンアンプです。 【ポイント】 ・ディスプレイ搭載で様々な情報が視覚的にわかりやすい ・手のひらに乗るサイズ感でフルバランス構成 【見た目・操作面】 近い価格帯の同社の据え置きアンプ「K5シリーズ」や「K7シリーズ」と比較すると、本商品はおよそ半分の薄さです。前面にディスプレイが搭載されたことで視覚的に情報を得やすくなったことはとてもありがたく感じました。 ノブを2回押し込むことでヘッドホン出力とRCAの出力を切り替えることができます。普段はRCAで接続したスピーカーを使用して、集中して作業をしたり音楽を楽しみたい時にはヘッドホンを使用するといった運用において、使用しない機器を取り外すことなくアンプの操作だけで切り替えられるという仕様はとてもありがたいです。 【音の印象】 中〜低音域の力強さが特徴的です。ボーカルや、ボーカルよりもやや下の帯域にかけての音の存在感が増すためポップスとの相性が良いと感じました。全帯域を通して音の分離感が良く、接続するイヤホン、ヘッドホンの良さを引き出してくれる印象です。 今回のレビューでは、K11とiPhoneをLightning to USB Type-Cケーブルを使用して接続を行いました。iPhone側、K11側ともに特別な設定や操作の必要がなく、機器同士を接続するだけで認識してくれました。e☆イヤホン店頭にてご試聴の際にはスタッフにお声がけいただければ接続用のケーブルの貸し出しも行っておりますので是非お持ちのスマートフォンやDAPを接続してみてください! 試聴環境 iPhone 14 Pro→FIIO K11→MASSDROP x MEZE 99 Noir(99 Clasics用純正アップグレードケーブル使用) 試聴楽曲 YOASOBI - セブンティーン IVE - Baddie
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わか
@e☆イヤホン
FIIO
K7 【FIO-K7-B】
¥33550 税込
比較的安価でありながら最上位モデルのアンプを搭載した小型DACアンプ
FiiO「K7」は小さな筐体に使いやすさを詰め込んだ据置DACアンプです。 まず機能面でオススメできるポイントは、コンパクトな筐体でありながら十分すぎる入出力端子を備えているという点です。特に、比較的安価な価格帯で昨今のイヤホンヘッドホンのバランス出力の主流である4.4mmに対応している据置DACアンプはまだ少なく、K7は筆頭候補になること間違いなしです。 普段、自宅での音楽再生(ゲーム機の音声再生も含む)の際にスピーカーやヘッドホンを並行して使用している私が感じたK7の使いやすいポイントは、出力を切り替えスイッチによってヘッドホン出力とRCA出力で切り替えできるという点です。 小型のDACアンプの場合、RCA端子とヘッドホン端子の両方に機器が接続されていると、ヘッドホン出力が優先されるものや、RCAとヘッドホンの両方から出力する仕様のDACアンプが多い印象で、ヘッドホンとスピーカーの出力を切り替えたい時には、都度ケーブルの抜き差しが必要になります。 K7はヘッドホンとその他機器を繋ぎっぱなしにしておいて、「普段はスピーカーで音楽再生するけど、夜中にはヘッドホンで音楽を楽しむ」といった使い方をする際にもスイッチ1つで出力変更できるため、使い勝手がかなり良いと思います。 音に関しては、全体的に輪郭をハッキリと描き、解像感や分離感の高い音を出力してくれます。PC直挿しや小型のバスパワー接続のDACアンプとは一線を画す「良い音で音楽体験」が出来ます。 レビュー投稿の2023年6月時点では、K7にBluetooth機能を搭載した「K7BT」も登場しています。Bluetooth接続が必要な方はこちらも是非ご検討ください。
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わか
@e☆イヤホン
FIIO
KB1K【FIO-KB1K】
¥2200 税込
無限大の可能性を秘めたショートカットキーボード
FiiO「KB1K Black」(以下KB1K)はパソコンやFiiO製のDAPに接続して使用するショートカットキーボードです。 【おすすめポイント】 ・自由に設定できる3つのボタンと押し込み可能なボリュームを搭載(設定変更はWindowsのみ) ・ホットスワップ対応 私自身、小型のショートカットキーボードを自作して、会社のデスクでも自宅でも愛用しておりますが、いざ自作でショートカットキーボードを作成しようとすると自作キットの他にキースイッチとキーキャップを購入することになり、安めに見積もっても5000円位はかかってしまいます。そんな中KB1Kはなんと2000円前後(レビュー時点)で購入できる……。自作するのはなかなかハードルが高いと感じている方にとてもオススメできる商品です! KB1Kのオススメできる点は、安価であるという部分だけではありません。なんとこちらのキーボードは「ホットスワップ対応」なのです。 ホットスワップ対応キーボードとは、各キースイッチがはんだ付けされておらず簡単に着脱可能なキーボードのことを指します。ホットスワップに対応していることで、キースイッチが消耗して反応しなくなってしまった際や、打鍵感を変えたい際に気軽にキースイッチを変更できます。(※キースイッチの抜き差しには専用の工具を使用することをオススメします) 先行発売された「KB1」と比較すると、筐体素材がアルミマグネシウム合金からABS+アクリル樹脂素材に変更され、軽量化されています。底面の滑り止めがしっかり効くため打鍵の際に動いてしまう事はありませんでした。 キーキャップやキースイッチを変更して自分好みにカスタマイズできるKB1Kはキーボード沼への第一歩となる商品です。是非、手に取ってみてください!
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わか
@e☆イヤホン
Panther Audio
LEGEND K8(Universal Fit)
¥114000 税込
女神降臨
Panther Audio「LEGEND K8」は女性ボーカルをメインに聴く方に強くオススメできる有線イヤホンです。 【ポイント】 ・圧倒的な存在感のボーカル ・タイトな低音と抜けの良い高音のバランスが◎ 【見た目】 フェイスプレートには青や緑といった寒色系の色を中心とした、小さな破片が無数に散りばめられています。光のあたる角度によって虹色に光る様子は、見ているだけでも所有欲が満たされます。シェルは透明度が高く、BAドライバーや抵抗等のイヤホン内部の様子がハッキリと見えます。 【音の印象】 近くて存在感抜群なボーカルと引き締まった印象の低・高音域のバランスが良好です。全体的なバランスは、やや高音域寄りのかまぼこ型だと感じました。 【低音域】 低音域に関してはやや少な目な印象です。特に脳が震えるような深い低音に関してはしっかり抑えられており、低音域が膨らんでいないため、全体的に見通しの良いサウンドです。また、アタック感がしっかりと感じられるため、不足しているとは感じませんでした。 【ボーカル】 全ての音の中でボーカルが1番近くに聴こえます。まるでマイクを通さずに直接聴いているかのようなリアリティを感じました。 「LEGEND K8」の特徴的なボーカル表現を最大限楽しむために、イヤーピースは普段お使いのイヤーピースと同じ、もしくは若干小さめのサイズを使用して耳の奥にしっかりとカナル部分を入れることをオススメします! 【高音域】 細かな音までしっかりと聴こえてきます。ボーカルが非常に近くに配置されているため、中音域と比較するとやや距離を感じますが、抜けの良さも相まって全体をさっぱりとした印象にしてくれていました。 ボーカル重視イヤホンの中でもオススメ度の高い有線イヤホンです! e☆イヤホン店頭にて是非ご試聴ください! 試聴環境 iPhone 14 Pro→RADSONE ES100→Panther Audio LEGEND K8 試聴楽曲 NewJeans - Ditto 三月のパンタシア - 恋はキライだ