スタッフレビュー詳細
生音感がたまらないモニターヘッドホン
全体的にメタリックで洗練されたデザインという印象を受けますが、イヤーパッド内部やプラグカバー部分のオレンジカラーがいいアクセントになっています。
かっこよくもあり、どこか可愛らしさもあり、個人的には好みのデザインです。
装着してみると予想以上につけ心地がよく、驚きました。側圧も軽めですが、耳をイヤーパッドがしっかり覆ってくれるので、ホールド感もちゃんとあります。
肝心の音に関してですが、全体的にドライで硬めなサウンドです。モニターヘッドホンらしいフラットで忠実な定位感はもちろんですが、弦を弾く音やドラムのタムが跳ねるときの生音感がとても印象に残りました。
ボーカルの声は味付け一切なしの忠実さで、モニターヘッドホンとしての精度の高さが窺えます。
開放型ヘッドホンなので音全体の窮屈さも感じず、伸び伸びとした空気感の表現が素晴らしいヘッドホンです。
折りたたみ可能で、持ち運びにも便利なので、スタジオ等への移動が多い方にぜひおすすめしたいモニターヘッドホンです。
量感イメージ
この商品に対する
他のスタッフのレビュー
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シャモ
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
NEUMANN
NDH 30
¥97020 税込
「摩擦音」の繊細なディティールも描き出すノイマンの開放型ヘッドホン!
まずこの機種を手に持った時、思っていた重量よりも軽くて驚きました。全体がメタリックカラーの為、ずっしりとした質感を想像していましたが本体の重量は370gとミドル~ハイの開放型のヘッドホンの中では軽い部類です。装着時の重量は長時間使用する際の疲れなどに影響するのでこういった点は非常にありがたいですね。 イヤーパッドは蒸れを感じにくいファブリック素材のイヤーパッドが採用されており、耳周りの当たりも気持ちいいです。側圧が少し強めに感じられますが、イヤーパッドの柔らかさで緩和されいい具合です。 音質に関して、低域の量感やヌケ感などの良い部分がたくさんありますが、個人的に気に入った部分としては「声のかすれ」がめちゃくちゃ好みでした! 「歯擦音(しさつおん)」と呼ばれるさしすせその音が良く聴こえるモニター系のヘッドホン派、個人的に苦手で今まで避けていたことが多かったですが、このNDH 30は高域の伸びの良さと、刺ささりそうな部分の抜け感が程よく「声のかすれ」具合を綺麗に表現してくれています! 深い低域や、とにかく解像感の高さなどを求める方には物足りない部分などあるかもしれませんが、声の息づかいや生っぽさを求める方に非常におすすめです! 【試聴環境】 ifi-audio ZEN DAC 【試聴楽曲】 菅原 圭 「ミラ」 Justin Bieber「Peaches」
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せめちゃん
@e☆イヤホン 秋葉原店
NEUMANN
NDH 30
¥97020 税込
衝撃の中音域に圧倒される!
ドイツの高級マイクメーカーNEUMANが生み出した、圧倒的な中音域の再現性を持つNDH30。 スタジオモニタースピーカーのサウンドを持ち運ぼうと開発された経緯からも伺えるように、定位の正確性と、リアルなサウンドを追求した解像度の高さが特徴だと思います。 先行機種のNDH20と比べて聴いてみると、NDH30の方はかなり空間的余裕があるように思えます。 楽器の位置をより忠実に再現していて、音源によってサウンドステージの距離感が変わるような感覚を個人的に覚えました。 密閉型のNDH20から開放型になったことによって、より立体感の溢れるヘッドホンになっている印象です。 そしてその開放型の恩恵は、ドライな感じがあ り、ハッキリとした音色に表れていると思います。 NDH30で最も特徴のある中音域は、どの帯域よりも鮮明に鳴って聴こえます。 ボーカルの息遣いや、レコーディング現場の空気感まで聴こえそうなほどクリアに聴こえました。 さらに低音域は量感があり、適度に丸く温かみのあるサウンドで、モニターヘッドホンらしい輪郭のくっきりした中高音をしっかりと支えているようなイメージが持てます。 個人的に偏見として持っていた「開放型でモニターライクなヘッドホンは、あまりリスニングに向かない」というような意見をNDH30が見事に覆してくれました。 実際に生の音を聴いているかのように感じられるので、楽曲制作のモニター用としても、そして音楽鑑賞のリスニング用としても、色んな目線で見ても"音が楽しい"と思えるヘッドホンなのではないでしょうか。 ヘッドホンに興味のある方に 一度は試聴していただきたいヘッドホンです!
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タナトス
@e☆イヤホン 秋葉原店
NEUMANN
NDH 30
¥97020 税込
余韻を感じるフラットサウンド
NDH 30はミキシングやマスタリング向きで、説明にもありますが特に昨今の『VRやゲームなどの没入型コンテンツのバイノーラルミックス作成』に対して、非常によく作りこまれているモニターヘッドホンです。 同ブランドの密閉型モデルのNDH 20にも感じましたが、通常のモニターヘッドホンには無いリバーブ感があり、これはゲームのBGMや環境音といった楽曲の調整に対して、大きなメリットになると思います。 NDH 20では艶のある質感やボーカルラインが前に来て、バックの楽器がやや後退するような描写がありましたが、NDH 30の場合は、開放されることで艶っぽさが乾いた質感となり、音抜けがよく高い解像度が出せるようになりました。 その結果ボーカルラインと楽器の区分けが上手くなり、より音を把握しやすくなっています。 装着感となりますがNDH 20に感じた側圧(しめつけ)が、一新されたヘッドパッドによって和らぎ長時間での使用もしやすくなりました。また緩くなったわけではなく固定力はしっかりしており、付けた際の重さもやや軽くなってより負担が軽減されました。 試聴環境:ADI2-DAC FS
このスタッフの他のレビュー
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マロン
@e☆イヤホン 名古屋大須店
FIIO
FD15
Black
¥28600 税込
ボーカルの表情が見えるイヤホン
ステンレス製の筐体で高級感のあるイヤホンです。ブラックとシルバーの2色展開ですが、どちらのカラーもスタイリッシュでかっこいいですね。 肝心の音に関しては、何と言ってもボーカルの質の高さがこのイヤホンの最大の魅力です。艶やかで明瞭感があり、歌っているアーティストの表情までも見えてくるような表現力の豊かさが印象的です。 深く、存在感のある骨太な低音域も印象的で、このイヤホンの魅力の1つと言えます。 全体として解像度もありつつ、ダイナミックドライバーらしい全体的に調和のとれたサウンドで、ダイナミックドライバーの良さが前面に出ています。複数のドライバー構成のイヤホンやハイブリッド構成のイヤホンも良いですが、ダイナミックドライバー1基構成のイヤホンにしか出せないこの唯一無二なサウンドは癖になりますね。 アニソンや歌ものとの相性が抜群にいいので、お試しの際は参考にしてください。 また、音導管を交換することができ、赤の音導管に変更すると重心がやや持ち上がります。個人的には音導管は黒が好みでした。 ボーカル・低音域重視の方、ダイナミックドライバーの音が好きな方におすすめのイヤホンです。 使用環境:iPhone 14 Pro(Apple Music) 使用楽曲:「小さきもの/林明日香」「僕のリリー/リーガルリリー」
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マロン
@e☆イヤホン 名古屋大須店
SUPERTFZ
LIVE 1 PRO GT
¥8800 税込
「音楽」を聴くイヤホン!
こちらは同時発売された「LIVE 1 PRO」のアップグレードモデルです。 亜鉛合金製のフェイスプレートが採用されており、見た目は少し落ち着いた雰囲気です。インピーダンスがやや高めなので、スマートフォン等で聴く場合は音量を少し上げると丁度よいかと思います。 肝心の音に関しては音全体が立体的で抑揚があり、音1つ1つに表情があります。まさに「音楽」を聴いている感じがします。全体的に明るく、重心はやや上の方ですが、下の帯域が軽いというわけではなく、ベースの低く唸るようなスラップ音なども気持ちよく表現してくれます。エッジの効いたノリの良いサウンドで、聴いていて楽しくなってきますね。 また、ボーカルが近いので、アニソンやポップスとの相性は抜群です。ノリの良い明るめな音が好きで解像度も欲しいという方におすすめです。 使用環境:iPhone 14 Pro(Apple Music) 使用楽曲:晴る/ヨルシカ
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マロン
@e☆イヤホン 名古屋大須店
Rose
QuietSea
ブラック
¥8800 税込
分離感と一体感の両立が聴いていて気持ちのいいイヤホン!
亜鉛合金製のクールでおしゃれなデザインが目を引きます。筐体自体は小ぶりで、耳が小さい方でも装着しやすいかと思います。 音質は全体的に硬めで音の密度が高く、音色は明るめです。やや中低音域寄りではあるものの、高音域も埋もれておらずボーカルと楽器音のバランスも◎、解像度が高いのと同時に音全体のまとまりも感じられる調和のとれたサウンドです。 ダイナミック型ドライバー1機のシンプルな構成が活きていますね。音自体がエネルギッシュで疾走感があるので、ボカロや打ち込み系、EDMなどのテンポ感のある楽曲との相性が特によかったです。 1万円以下のエントリーイヤホンをお探しの方、候補の1つに入れてみてはいかがでしょうか? 使用環境:iPhone 14 Pro(Apple Music) 使用楽曲:モザイクロール(Reloaded)/DECO*27 lgniter/Midnight Grand Orchestra Beautiful Now (feat. Jon Bellion)/Zedd
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マロン
@e☆イヤホン 名古屋大須店
NOBUNAGA Labs
Advance 8芯シリーズ(ヘッドホン用)
黒龍 (Kokuryu)4.4mm5極バランス/3.5mm4極バランス【NLA-KYU】
¥23664 税込
黒龍を対応ヘッドホン2機種で聴き比べてみました!
使用機器:SONY:NW-WM1AM2 使用機種:SONY:MDR-M1ST、AVIOT:WA-Z1PNK 使用楽曲:星街すいせい/Stellar Stellar ケーブルからプラグカバーまで黒一色で統一された、まさに「黒龍」を体現しているかのような格好いいケーブルです。存在感のある太めなケーブルですが取り回しは良好です。 3.5mm4極側のプラグは主にSONYの片出しヘッドホンと互換性があります。 プラグが異なるヘッドホンでは使用できないのでご注意ください。 今回は対応機種のSONY「MDR-M1ST」とAVIOT「WA-Z1PNK」、アンバランス接続製品2機種でそれぞれ音質を比較してみました。 【MDR-M1ST】 フラットで解像度が高い、モニターヘッドホンの定番として人気の機種ですが、 ケーブルを黒龍に変えて聴いてみると、全体的に音の厚みが増し、音が1歩近くなったような所感で、あくまで主観ではありますが、リスニングヘッドホン系のサウンドへと表情が変化した印象を受けました。定位感も良く、4.4mmバランス接続の恩恵もしっかりと感じさせてくれます。 レンジも広く、解像度も高いので、より繊細に音を聴き分けられる印象で、全体的に中低音域がしっかり鳴りますが、高音域も繊細に鳴らしてくれています。 【WA-Z1PNK】 こちらはややドンシャリ傾向で音の密度も高いので、ロックやEDMと相性の良さそうだな、と感じました。 ケーブルを黒龍に変えて聴いてみると、音場が広がり空間的な余裕が生まれているような印象を受けました。ほど良い距離感で音を味わいたい方におすすめしたい組み合わせです。 レンジが広くて解像度も高いのは、MDR-M1STと共通するポイントです。 密度が高く、元気でエネルギッシュだった音が、ケーブルを黒龍に変更することで少し落ち着いて開放感のある音にシフトしたかのように感じました。 総評として、8芯による情報量の高さと4.4mmバランス接続による定位感向上の恩恵をはっきり感じられるケーブルです。 音の表情がしっかり変化するタイプのケーブルなので、ご検討の際は参考にしていただけましたら幸いです。