スタッフレビュー詳細
スタジオサウンドを手のひらに
ビクタースタジオ監修モデルの第3弾です。音質へのこだわりはそのままに、機能面での強化が図られています。
【音質】
レンジが広く低域から高域までしっかり出ていますが、ボーカルなど中高域の刺さりは控えめで、耳に優しい落ち着いた音色です。
試聴の際にはロックやポップス系統の曲で試しましたが、ベースやドラムの迫力は出しつつもボーカルの明瞭感は上手く引き出してくれる印象です。クリアな音質よりもウォームで温かみのある音が好みの方におすすめです。
また、音質面で特徴的なものとしては、メーカー側で用意されているサウンドモードを6つ搭載していることです。中でもビクタースタジオのエンジニアの方々が監修した「PROFESSIONAL 1/2/3」というモードが非常に特徴的でした。
それぞれボーカル・音場・音の抜けに焦点を当てたチューニングで、いずれのパターンでも音質の変化はしっかり出てきますが、派手過ぎず違和感が少ないので曲によって色々試してみたくなる機能です。
【機能】
新たにノイズキャンセリングや外音取り込み機能を搭載し、スマートフォン向けアプリにも対応しました。
ノイズキャンセリングはそれほど強くありませんが、音質への影響は抑えられており独特の圧迫感も少ない印象でした。外音取込機能は使用時に自動的に音量を下げてくれるので、コンビニやスーパーでのレジの時に会話がしやすい仕様です。
また、めずらしい機能としてタッチキーの無効化や通話と音楽のボリュームを別で設定できたりします。飛びぬけた性能を持っているとまでは言えませんが、全体的に使いやすさを重視した機能だと思います。
【HA-FX100Tとの比較】
後継機という立ち位置であることもあり、全体的な音質の傾向は似ています。低域だけに注目するとFX100Tの方が力強く迫力のある音という印象を持ちました。反対に、音の広がりや細やかさではFX150Tの方が優れており、1つひとつの音の粒立ちに明確な違いがありました。同じ曲を聴いていてもギターやベースなど楽器の細かいフレーズの違いがはっきり出ている印象です。
どちらのモデルもいい意味でワイヤレスイヤホンらしくない音質という印象で、150Tではよりその傾向が強くなっています。有線イヤホンに慣れ親しんでいる方が違和感なく楽しめる音になっていると思います。
音質にこだわりつつも機能面の強化がなされ、かつ比較的手に取りやすい価格帯のイヤホンです。有線イヤホンはたくさん持っているけど、ワイヤレスにも興味が出てきたという方はぜひお試しください‼
試聴楽曲
TOTO 「Rosanna」
The 1975 「I'm In Love With You」
緑黄色社会 「Mela!」
量感イメージ
この商品に対する
他のスタッフのレビュー
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シャモ
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
Victor
HA-FX150T
ブラック
¥19800 税込
小さなイヤホンの中に「Victor」を凝縮!
まずケース全体が非常にコンパクトなため、カバンに入れてもかさばりにくいのが好印象です。また、イヤホン本体も片側約4.4グラムと非常に軽く、筐体もかなり小さいため比較的耳の穴が小さい方にもおすすめです! 次に音質ついては、全体の音の雰囲気はウォーム傾向で、低音は決して主張することなくタイトさを感じられます。また、音全体に優しさがあり、その中で中高域のボーカル部分の存在感が薄れることはなく、繊細な表現をしっかりと鼓膜まで届けてくれます。特に女性ボーカルでは、明瞭感とマイルドさを両立しており、伸びもよく長時間聴いていても疲れにくく心地よいです。 次に機能についてです。ノイズキャンセリングは強すぎずほどほどといった印象でした。またこれも一長一短で、強すぎても人によっては疲れを感じてしまう事もありますので「強力なノイズキャンセリングは苦手」という方には丁度よいのではないでしょうか。 またアプリにも対応しており、ボリュームを「92段階」とより細かく調整することができます。スマホ側で音量を上げると大きすぎる…… 下げると小さすぎる………なんてことありますよね。そういった問題をアプリによって最適な音量に調整することができ、快適かつ安全に使う事が出来ます! コンパクトでありながらしっかりと「Victorっぽさ」を感じられる完全ワイヤレスイヤホンだと思いました! ぜひ、ご検討くださいませ!
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しょうちゃん
@e☆イヤホン
Victor
HA-FX150T
ブラック
¥19800 税込
3つの顔、歪みのないサウンド
「HA‐FX150T」は3つの顔を持つ、歪みの無いなめらかなサウンドが心地良いイヤホンです。 シックなデザインで上品な印象のこちらのイヤホン。イヤホン本体の片側が約4.4g、充電ケースは29.2gと、非常に軽量かつポケットにもスッポリ入ってしまうほどコンパクトで、持ち運びの負担がかからず普段使いしやすい印象です。 このコンパクトな筐体からは想像できないほど機能も充実しています。ノイズキャンセリングは周囲の気になる雑音はしっかりと低減しつつも、耳への圧迫感は感じませんでした。また、外音取り込みの精度も高く、特に人の声をしっかり拾ってくれている印象でした。 音に関しては全体的になめらかな音で、臨場感のある生々しいサウンドです。低域は響きが良く、ボーカルの後ろにドンと構えている印象です。主張が激しい感じではなく、どこか余裕を感じる“上品な迫力”というイメージです。中域に関してはボーカルの距離が近く、他の帯域と比較して前に出ている印象です。高域に関しては、サラッと聴けるさわやかな音と解像度の高さが印象的でした。 「HA‐FX150T」の目玉機能として、ビクタースタジオのエンジニア3名がそれぞれの音作りの個性を盛り込みチューニングを行った、「PROFESSIONAL 1/2/3」の3つのプリセットサウンドモードも搭載しています。個人的にはこのイヤホンの個性を活かしつつ、よりボーカルがクッキリとする「PROFESSIONAL 1」が好みでした。 このコンパクトさでありながら本体のみで最大9時間の連続再生が可能な点など、普段使いに欲しい機能がギュッと詰まっているオススメの製品です。ぜひお試しください! 【試聴楽曲】 Linkin Park / One More Light L'Arc〜en〜Ciel / Vivid Colors milet / Again and Again
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ばらまつ
@e☆イヤホン
Victor
HA-FX150T
ブラック
¥19800 税込
Victorの本気。音質にも機能にも『すごい』イヤホン
Victorブランドの製品はなんて言っても音質の良さ。 聞き心地のいい低域のアタック感やボーカルの聴こえ方はさすがと言った印象です。そして音場の広さもあるのでライブ音源や映画なども楽しめます。この音質でこの価格は今までなかったのではないでしょうか。 そして注目したいのが『3つのサウンドモード』です。イヤホン本体の操作で変更可能なので聞いてる音源に合わせて簡単に変更可能です。 【PROFESSIONAL 1】 声のリアリティを重視したチューニング。ボーカルをフィーチャーした楽曲に。 【PROFESSIONAL 2】 音場の広がりをより感じられるチューニング。JAZZ、フュージョンに。 【PROFESSIONAL 3】 視界が晴れキラっとヌケの良さを感じるチューニング。80~90年代洋楽に。 特に1がおすすめです。通常時でもはっきり聴こえるボーカルが尚良く聴こえますし楽器とのバランスも良いです。 音質だけではない、機能面ですが、ノイズキャンセリング機能・外音取り込み機能搭載で日常の使用もストレスなくご使用頂けます! またIPX4搭載なので、ちょっとした雨や汗なども問題ないので運動の際なども使用OKです。 付属されているイヤホン先端部分のゴムは『スパイラルドットProイヤーピース』と言う名前でフラッグシップモデルで採用されている物と同じものが付属されております。 サイズは5サイズ同梱されていますので耳の大きさに合わせて付け替え可能です。『スパイラルドットProイヤーピース』単品でお求め頂く事も多い非常に人気のイヤーピースです。 Victorの本気イヤホン是非お手に取ってお楽しみください
このスタッフの他のレビュー
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なっかー
@e☆イヤホン 秋葉原店
Unique Melody
MEST MKIII CF
¥270000 税込
音の世界に浸れるイヤホン
いくつか派生モデルが登場してきましたが、MESTシリーズとしてはこれが3代目のモデルになります。ここ数年、ドライバー構成にハイブリッド型を採用するイヤホンが目立つようになりましたが、外観・音質共にこのブランドの技術力の高さが伺えるような仕上がりです。 【デザインや装着感】 イヤホン本体だけでなく付属品や外箱も含めて青色がベースカラーになっています。フェイスプレートの外側はゴールドで縁取られており、縁取りされた箇所にモデル名・シリアル番号が記載されています。画像では分かりにくいですがフェイスプレートにはラメも混ざっているので、見る角度で光り方が変化する部分も個人的に気に入っています。 元々装着感の良さには定評のあるブランドですが、本製品も装着感は良好です。外観だけ見ると10ドライバーかつ4種類のドライバーを採用しているとは思えない大きさです。遮音性能も同社のカスタムIEMと比較すると若干劣りますが、一般的なカナル型イヤホンと同程度のものになっています。 【音質】 深く引き締まった低域と、特に女性ボーカルが映える明るく明瞭感の強い中高域が特徴です。低域の量感はそれほど多くなく、タイトで締まった鳴り方です。かなり低い帯域まで鳴らしてくれるのに加えて、微妙な音の強弱や変化が分かるほどの高い解像度も兼ね備えているので、特に打ち込みの音源のキックの部分は非常に気持ちよく聴けます。 また、中域から高域は低域と比較するとやや強く主張してきます。明るく華やかではありますが刺さるような印象はあまりなく、1つ1つの音を丁寧に鳴らしている印象です。全体的にスピード感があり情報量の多い音なので、ゆったり腰を据えて聴くというよりも、特定の楽器やパートに注目したり楽曲の細部まで余すことなく聴きたいという方に向いていそうです。 【MKIIとの比較】 同じシリーズ製品ではありますが、音質の傾向はかなり異なっている印象です。低域の量感はMKIIの方が多く全体的にも押し出しの強い音に感じます。対してMKIIIの低域は量感こそ控えめですが、解像度の高さはこちらの方が優れています。中高域は静電ドライバーの個数と骨伝導ドライバーの違いもあり大きく変化しています。MKIIを初めて試聴した時も中高域の繊細さに驚いた記憶がありますが、MKIIIはよりきめ細やかで滑らかな音になっています。 個人的には古い年代の音源や音数の少ない曲はMKIIのやや暗く濃密な音で聴く方が楽しめますが、特にここ10年ぐらいに制作された最近の音源ではMKIIIの方が楽しめます。同一シリーズではありますが新旧モデルという風には捉えにくいので、MKIIから乗り換えるというよりは違いを楽しむという目的で検討していただいた方が良さそうです。 【イヤーピース】 イヤーピースはブランドオリジナルのものが2種類付属しています。素材は同じですが、穴のあり・なしで主に低域の量感や音の広がり方に変化が出てきます。穴ありの方が音場は広がりますがやや音自体がぼやけるような印象で、このイヤホンの特徴を生かすという点では個人的には穴なしの方が好みでした。 また、ノズルの太さは約5ミリで他社製イヤーピースも装置しやすい形状です。筐体をなるべく耳に密着させた時に低域部分の特徴がより強く出る印象なので、付属品と同じような高さの低いワイヤレスイヤホン向けとして発売されているようなものがおすすめです。(個人的にはAZLA SednaEarfit MAXを使用しています) 【まとめ】 MESTシリーズはこれで3台目の愛機ですが、初代とMKIIの良さを引き継ぎつつもMKIIIではより大きな進化を遂げています。ケーブルの取り回しには非常に苦労していますが、それが気にならないぐらいの魅力を持ったイヤホンです。音だけでなく見た目にもこだわりたい方、色々なジャンルの音楽を聴かれる方はぜひお試しください! 使用環境 SONY WM1ZM2 SHANLING UA1S
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なっかー
@e☆イヤホン 秋葉原店
Galaxy
GalaxyBuds2Pro
ボラパープル
¥34100 税込
小さいけれど機能と音に妥協なし
使用環境 Galaxy Z flip 4 試聴楽曲 BTS Butter Harry Styles As It Was 吉岡聖恵 凸凹 【装着感】 元々歴代のGalaxy Budsシリーズも小さくて軽量の製品が多かったですが、さらに小型になり耳の小さい方でも装着しやすくなりました。 実際に着けてみても数字で表されている以上に軽く、2~3時間着けたままでも痛みや疲れといったものは感じませんでした。 また前モデル(Galaxy Buds Pro)はノズル部分が特殊な形状をしていましたが、こちらは形状が一般的な円形になりました。 私自身は特に装着感に問題はないので純正品を使っていますが、ワイヤレスイヤホン向けの傘の高さが抑えられた製品であれば付け替えることができそうです。 より装着感を高めたり音質を調節したりするという面でもこの変更は非常に嬉しいポイントです。 【バッテリー】 ノイズキャンセリングオン・ボリューム50~60%でおよそ1時間使用して20%消費しました。 10時間以上再生できるような製品と比較すると少し物足りない印象もありますが、本体がより小型化されていることを考えると健闘していると思います。 また充電ケースはスマートフォン経由でのワイヤレス充電にも対応しています。 モバイルバッテリーやUSBケーブルがなくても充電ができるので、こちらをうまく使ってカバーしていけそうです。 【ノイズキャンセリングと外音取り込み】 ノイズキャンセリングはかなり強力で、地下鉄やトンネルの中での走行音もほとんど気になりません。 ノイキャン特有の圧迫感も非常に少なく、風の音も由来のノイズも入ってこないのであらゆる場面で快適に使うことができています。 外音取り込みモードも違和感なく周囲の音を取り込んでくれるので、日常生活で使いやすいものになっています。 また周囲の音に合わせての最適化や左右で取り込む音量の調節もアプリから行うことができ、より使用環境に応じて細かく調節することもできます。 さらにアプリから設定できる「音声検出」という機能が非常に優れています。 こちらはイヤホンを装着している人の声を検知すると外音取り込みモードに切り替わるというものですが、 切り替わりに要する時間が非常に短く、同時に音量も自動的に下げてくれるという優れものです! 似たような機能を持つ製品はありますが、実用性という部分では最も優れているなと感じました。 【音質】 前モデルから引き続き今回も音質面ではAKGが手掛けています。 全体的にクールでカッチリとした音で低域のぼわつきは少なく、中高域もクリアで解像度高めです。 開封直後はサ行の刺さりがやや気になりましたが、5~6時間使うと刺さりは収まってきてちょうどいい具合になりました。 イコライザは標準を含めて6種類とやや少なめですが、変化がはっきりと分かるチューニングです。 また音場も完全ワイヤレスイヤホンの中では広く、特に縦の方向への広がり方はかなり優れている印象です。 ボーカルが複数人いるグループやコーラスが入っているような曲を聴くと、解像度の高さも相まって音に包まれる感覚を味わうことができます。 個人的にはプロモーションにも関わっているBTSの曲にかなり相性が良く感じたので、試聴する際には試してみてほしいです! 【まとめ】 スマートフォンメーカーらしく機能満載ではありますが、24bitの音源をロスレスで聴くことでできるなど音質面にもこだわりの強い製品です。 またLE Audioへの対応が予定されるなど、今後の機能強化にも期待が持てます。 これまでのGalaxy Budsシリーズを使っていた方ほど進化に驚くと思うので、ぜひ店頭でお試しください!!
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なっかー
@e☆イヤホン 秋葉原店
audio-technica
ATH-TWX9
¥35090 税込
老舗ブランドの渾身作
創業60周年を迎えた老舗ブランドから、待望のハイエンドワイヤレスイヤホンが登場しました。 【音質】 全体的にやや硬めの音色で低域から高域まで全体をきれいに鳴らしてくれるタイプです。迫力のある音よりも繊細な音を求める方におすすめです。 個人的に印象に残った点としては音の分離感に長けており、ワイヤレスイヤホンにありがちな音が塊になって聴こえてくるという事がほとんど感じられなかったことです。楽曲・ジャンルをあまり選ばない印象ではありましたが、音数の多い曲の方がより長所が引き立つと思いました。 【機能面】 今回はオフィス内でノイズキャンセリングや外音取り込みの性能を確認しました。ノイズキャンセリングを有効にするとやや圧迫感は感じましたが、空調の音などの低い雑音はかなり低減しており音楽などのコンテンツに没入するという意味では非常に使いやすくなっています。 また価格帯が異なってはきますが、同社のCKR70TWやCKS50TWと比べてもノイズ低減の性能は大幅に向上している印象です。 外音取り込みについてはそれほど強力とは感じませんでしたが、周囲の音を自然に取り込んでくれるので使用時の違和感は少なく感じました。 【アプリ】 アプリを使用すると接続コーデックの変更、ノイズキャンセリングの最適化、外音取り込みの調節、イコライザーでの音質調節を行うことができます。 ノイズキャンセリングの最適化を行うと、周囲の雑音をより抑えてくれる印象でした。測定自体も10秒前後で終わるので、最適化をしたうえでのご試聴がおすすめです。 イコライザーについては5バンドでプラスマイナスそれぞれ12段階調節が可能でした。音質が大きく変わるタイプではなかったので、微調節して好みの音に近づけるという意味で使いやすくなっています。 ハイエンドモデルに相応しい音質と機能を兼ね備えたモデルです。イヤーピースが3種合計12ペア付属しておりイヤホン本体自体も小ぶりなので、音にこだわりたいけど装着感も妥協したくないという方はぜひお試ししてみてください。 【試聴環境など】 Galaxy S20 Ultra 吉岡聖恵 凸凹 Official髭男dism ミックスナッツ The 1975 Happiness Beyonce BREAK MY SOUL Harry Styles As It Was