スタッフ詳細
なっかーナッカー
X(Twitter)@e☆イヤホン 秋葉原店
e☆イヤホン秋葉原店2階ライフスタイル担当
《愛機(一部)》
SONY
「WM1ZM2,IER-M9,SA5000,WF-1000XM4,MDR-Z7,MDR-M1ST」
Unique Melody
「MEST MKII Custom,MAVIS(カスタムIEM),3DTerminator,2HT」
《好きなアーティスト》
いきものがかり,The 1975,MUSE
スタッフレビュー
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final
A6000
¥59800 税込
音を聴き込みたくなるイヤホン
【音質】 全体的にバランスの良い落ち着いた音で、暗闇から音がスッと湧き上がるような立体的な聴こえ方が特徴です。1つ1つの音の輪郭がはっきりと聴こえるのも印象に残りました。今回試聴した曲では、特にギターの音が際立って気持ちよく聴こえました。アップテンポな曲をノリよく楽しむよりも、テンポがゆったりとした曲や音数が少ない曲をじっくり味わうような聴き方におすすめです。 【A5000との比較】 A5000の方が全体的にやや明るい音で、特にボーカルの繊細な表現を得意とする印象です。一方で、中低域がやや太い鳴り方をしている分、楽器の音や空気感の表現はA6000の方が得意という印象を抱きました。価格差はありますが、上位・下位機種というすみ分けではなく、音の好みやよく聴く音楽のジャンルで選ぶ方が良さそうです。また付属のイヤーピースは異なりますが、筐体がほぼ同じなため、装着感や遮音性に大きな差は感じませんでした。 【その他】 A5000やA8000を初めて聴いた時にも感じたことですが、これまでと異なる評価法を基に設計されているためか、1回の試聴では音の特徴を掴みにくいと感じました。店頭でご試聴の際は、できれば時間を少し空けて複数回試してみてください! 【試聴環境】 WM1ZM2 【試聴楽曲】 Alex G「Runner」 Calvin Harris「Summer」 Fontaines D.C「Starburster」 いきものがかり「誰か」
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Nostalgia Audio
NA12(Universal Fit)
¥396000 税込
独特の浮遊感と豊かなボーカル
中高域の解像度の高さと独特の浮遊感が特徴的です。低域はBAドライバーのみが担当しています。タイトで締まった鳴り方ではなく、やや膨らみのある広がりのある鳴り方です。ダイナミックドライバーのような迫力のある低音ではありませんが、量感そのものは比較的多く感じました。 中域はBAドライバーに加えて骨伝導ドライバーが担当しています。多ドライバーらしい解像度の高さに加えて、骨伝導ドライバーを組み合わせることで独特の浮遊感や音の揺らぎを兼ね備えています。音数が多い曲だと少々聴き疲れする印象でしたが、ボーカルやギター、キーボードなどの音の表現には長けています。 高域もBAと静電の異なる種類のドライバーが担当しています。低域や中域と比べるとやや線が細くあまり目立つ印象ではありませんが、プロフェッショナルシリーズの下位モデルと比べるとより一音一音がはっきりと聴こえ、音が刺さるような印象も少なく、丁寧な表現が光ります。 今回試聴した中では特に1980年代にリリースされた楽曲との相性が良く感じました。また、テンポのゆったりした楽曲でボーカルをじっくり味わうような聴き方に適している印象です。曲やジャンルとの相性によって感じ方が大きく異なりそうなので、ご試聴の際は色々な楽曲でぜひお試しください。 試聴環境 WM1ZM2 試聴して相性が良かった楽曲 - TOTO 「Rosanna」 - 竹内まりや 「プラスチック・ラブ」 - Harry Styles 「As It Was」
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須山補聴器
MH335DW EX
¥237600 税込
ロングセラーモデルに新しい仲間が加わりました!
【音質】 解像度の高さと音の分離に長けている部分が特徴です。全体的に硬めでややドライな音色ですが、個人的には高域の刺さりはあまり感じませんでした。1つ1つの音ははっきりと分かれていますが、上下方向にはそれほど広がらず、横に広い印象です。 低域はBAドライバーのみのイヤホンとして見ると量感が多いですが、ダブルウーファーという言葉からイメージされるほどではありませんでした。解像度が非常に高く締まった音の鳴り方で、特に打ち込みの音源のキックは非常に気持ち良く感じられました。 中高域はボーカルにかかる帯域が若干強く、それより上の部分はややおとなしい印象です。全体的に控えめで「MH334」シリーズほど主張は強くありませんが、耳元近くで鳴っているのでボーカルの近さや息づかいなども感じやすくなっています。 【MH335DWとの比較】 ドライバー構成は同じで、ケーブルも現行品の場合は同じ013が付属しています。変更点としては、内部部品に最新のものを使用してのネットワーク調節、アコースティックフィルターの見直しや再調節になります。情報だけ見るとそれほど変更は多くないように見えますが、比較してみると音質の違いは大きく感じました。 低域を比較すると、「MH335DW」は全体的に音が近く押し出しの強い鳴り方が特徴的でしたが、「MH335DW EX」では量感こそ控えめに感じるものの、より深い帯域から音が沸き上がっているような印象を持ちました。中高域も「MH335DW」では丸くこもったような感触を持った部分が、「MH335DW EX」ではより鮮明にはっきりと聴こえるようになりました。 楽曲全体を俯瞰して聴きたい方には「MH335DW EX」が、反対にベースやドラムの音を乗りよく聴きたい方には「MH335DW」がそれぞれおすすめです。 【まとめ】 淡々とした鳴り方なのでノリよく音楽を楽しむという目的には不向きな印象ですが、楽曲を分析的に楽しみたい方や音数の多い曲を聴く方にはおすすめです。「MH335DW」シリーズは合わせて4製品ありますが、各モデル毎に音質も異なっているので、試聴の際はぜひ比較しながらお試しください。 【試聴環境】 WM1ZM2 【試聴楽曲】 Tyla 『Water』 Bleachers 『Modern Girl』 NewJeans 『Attention (250 Remix)』
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LETSHUOER
Cadenza 12
¥318000 税込
心地よい音色のハイエンドモデル
S12 PROなどが人気のLETSHUOERから、待望のハイエンドモデルが登場しました。 【デザイン・装着感】 筐体にはチタンを採用しており、鏡面仕上げで素材の性質上、傷はつきやすいですが、加工が難しい金属を丁寧に仕上げているため、所有欲を満たす仕上がりです。金属筐体のため、それなりの重量があり、ノズル部も太いため、装着感には個人差が出やすいです。しかし、個人的には耳をすっぽりと覆う形状が比較的快適です。店舗でお試しの際はイヤーピースの変更も可能ですので、ぜひお申し付けください。 【音質】 解像度が高く、全体的に丸みを帯びた音が印象的です。1音1音がはっきり分かれるタイプではないものの、音同士の距離感が掴みやすいです。派手さはそれほど強くありませんが、じっくり聴き込むほどに楽曲の良さが際立ちます。低域の量感が多く、膨らみのある鳴り方で、包まれるような音が好みの方には心地よく感じられるでしょう。中高域は明るく、真っ直ぐ伸びる金属筐体らしい音色で、高域が刺さるような印象はあまりありません。 また、Sonion社とKnowles社の部品を組み合わせた合計11基のドライバーは、音の重なりや干渉が非常に少なく、自然な聴こえ方をします。特に、ピアノやギターが含まれるテンポのゆっくりした曲ではその真価を発揮します。 【まとめ】 元々きめ細かな中高域やまとまりの良さが特徴的なブランドですが、Cadenza 12ではそれをさらに突き詰めた印象です。落ち着いた曲調の楽曲をじっくり聴き込みたいという方は、ぜひ一度お試しください! 試聴環境:WM1ZM2 試聴楽曲:いきものがかり『誰か』、Beyoncé『JOLENE』、Yaeji『With A Hammer』
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Unique Melody
MEST MKIII CF
¥261000 税込
音の世界に浸れるイヤホン
いくつか派生モデルが登場してきましたが、MESTシリーズとしてはこれが3代目のモデルになります。ここ数年、ドライバー構成にハイブリッド型を採用するイヤホンが目立つようになりましたが、外観・音質共にこのブランドの技術力の高さが伺えるような仕上がりです。 【デザインや装着感】 イヤホン本体だけでなく付属品や外箱も含めて青色がベースカラーになっています。フェイスプレートの外側はゴールドで縁取られており、縁取りされた箇所にモデル名・シリアル番号が記載されています。画像では分かりにくいですがフェイスプレートにはラメも混ざっているので、見る角度で光り方が変化する部分も個人的に気に入っています。 元々装着感の良さには定評のあるブランドですが、本製品も装着感は良好です。外観だけ見ると10ドライバーかつ4種類のドライバーを採用しているとは思えない大きさです。遮音性能も同社のカスタムIEMと比較すると若干劣りますが、一般的なカナル型イヤホンと同程度のものになっています。 【音質】 深く引き締まった低域と、特に女性ボーカルが映える明るく明瞭感の強い中高域が特徴です。低域の量感はそれほど多くなく、タイトで締まった鳴り方です。かなり低い帯域まで鳴らしてくれるのに加えて、微妙な音の強弱や変化が分かるほどの高い解像度も兼ね備えているので、特に打ち込みの音源のキックの部分は非常に気持ちよく聴けます。 また、中域から高域は低域と比較するとやや強く主張してきます。明るく華やかではありますが刺さるような印象はあまりなく、1つ1つの音を丁寧に鳴らしている印象です。全体的にスピード感があり情報量の多い音なので、ゆったり腰を据えて聴くというよりも、特定の楽器やパートに注目したり楽曲の細部まで余すことなく聴きたいという方に向いていそうです。 【MKIIとの比較】 同じシリーズ製品ではありますが、音質の傾向はかなり異なっている印象です。低域の量感はMKIIの方が多く全体的にも押し出しの強い音に感じます。対してMKIIIの低域は量感こそ控えめですが、解像度の高さはこちらの方が優れています。中高域は静電ドライバーの個数と骨伝導ドライバーの違いもあり大きく変化しています。MKIIを初めて試聴した時も中高域の繊細さに驚いた記憶がありますが、MKIIIはよりきめ細やかで滑らかな音になっています。 個人的には古い年代の音源や音数の少ない曲はMKIIのやや暗く濃密な音で聴く方が楽しめますが、特にここ10年ぐらいに制作された最近の音源ではMKIIIの方が楽しめます。同一シリーズではありますが新旧モデルという風には捉えにくいので、MKIIから乗り換えるというよりは違いを楽しむという目的で検討していただいた方が良さそうです。 【イヤーピース】 イヤーピースはブランドオリジナルのものが2種類付属しています。素材は同じですが、穴のあり・なしで主に低域の量感や音の広がり方に変化が出てきます。穴ありの方が音場は広がりますがやや音自体がぼやけるような印象で、このイヤホンの特徴を生かすという点では個人的には穴なしの方が好みでした。 また、ノズルの太さは約5ミリで他社製イヤーピースも装置しやすい形状です。筐体をなるべく耳に密着させた時に低域部分の特徴がより強く出る印象なので、付属品と同じような高さの低いワイヤレスイヤホン向けとして発売されているようなものがおすすめです。(個人的にはAZLA SednaEarfit MAXを使用しています) 【まとめ】 MESTシリーズはこれで3台目の愛機ですが、初代とMKIIの良さを引き継ぎつつもMKIIIではより大きな進化を遂げています。ケーブルの取り回しには非常に苦労していますが、それが気にならないぐらいの魅力を持ったイヤホンです。音だけでなく見た目にもこだわりたい方、色々なジャンルの音楽を聴かれる方はぜひお試しください! 使用環境 SONY WM1ZM2 SHANLING UA1S
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Victor
HA-FX150T
ブラック
¥19800 税込
スタジオサウンドを手のひらに
ビクタースタジオ監修モデルの第3弾です。音質へのこだわりはそのままに、機能面での強化が図られています。 【音質】 レンジが広く低域から高域までしっかり出ていますが、ボーカルなど中高域の刺さりは控えめで、耳に優しい落ち着いた音色です。 試聴の際にはロックやポップス系統の曲で試しましたが、ベースやドラムの迫力は出しつつもボーカルの明瞭感は上手く引き出してくれる印象です。クリアな音質よりもウォームで温かみのある音が好みの方におすすめです。 また、音質面で特徴的なものとしては、メーカー側で用意されているサウンドモードを6つ搭載していることです。中でもビクタースタジオのエンジニアの方々が監修した「PROFESSIONAL 1/2/3」というモードが非常に特徴的でした。 それぞれボーカル・音場・音の抜けに焦点を当てたチューニングで、いずれのパターンでも音質の変化はしっかり出てきますが、派手過ぎず違和感が少ないので曲によって色々試してみたくなる機能です。 【機能】 新たにノイズキャンセリングや外音取り込み機能を搭載し、スマートフォン向けアプリにも対応しました。 ノイズキャンセリングはそれほど強くありませんが、音質への影響は抑えられており独特の圧迫感も少ない印象でした。外音取込機能は使用時に自動的に音量を下げてくれるので、コンビニやスーパーでのレジの時に会話がしやすい仕様です。 また、めずらしい機能としてタッチキーの無効化や通話と音楽のボリュームを別で設定できたりします。飛びぬけた性能を持っているとまでは言えませんが、全体的に使いやすさを重視した機能だと思います。 【HA-FX100Tとの比較】 後継機という立ち位置であることもあり、全体的な音質の傾向は似ています。低域だけに注目するとFX100Tの方が力強く迫力のある音という印象を持ちました。反対に、音の広がりや細やかさではFX150Tの方が優れており、1つひとつの音の粒立ちに明確な違いがありました。同じ曲を聴いていてもギターやベースなど楽器の細かいフレーズの違いがはっきり出ている印象です。 どちらのモデルもいい意味でワイヤレスイヤホンらしくない音質という印象で、150Tではよりその傾向が強くなっています。有線イヤホンに慣れ親しんでいる方が違和感なく楽しめる音になっていると思います。 音質にこだわりつつも機能面の強化がなされ、かつ比較的手に取りやすい価格帯のイヤホンです。有線イヤホンはたくさん持っているけど、ワイヤレスにも興味が出てきたという方はぜひお試しください‼ 試聴楽曲 TOTO 「Rosanna」 The 1975 「I'm In Love With You」 緑黄色社会 「Mela!」
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Galaxy
GalaxyBuds2Pro
ボラパープル
¥34100 税込
小さいけれど機能と音に妥協なし
使用環境 Galaxy Z flip 4 試聴楽曲 BTS Butter Harry Styles As It Was 吉岡聖恵 凸凹 【装着感】 元々歴代のGalaxy Budsシリーズも小さくて軽量の製品が多かったですが、さらに小型になり耳の小さい方でも装着しやすくなりました。 実際に着けてみても数字で表されている以上に軽く、2~3時間着けたままでも痛みや疲れといったものは感じませんでした。 また前モデル(Galaxy Buds Pro)はノズル部分が特殊な形状をしていましたが、こちらは形状が一般的な円形になりました。 私自身は特に装着感に問題はないので純正品を使っていますが、ワイヤレスイヤホン向けの傘の高さが抑えられた製品であれば付け替えることができそうです。 より装着感を高めたり音質を調節したりするという面でもこの変更は非常に嬉しいポイントです。 【バッテリー】 ノイズキャンセリングオン・ボリューム50~60%でおよそ1時間使用して20%消費しました。 10時間以上再生できるような製品と比較すると少し物足りない印象もありますが、本体がより小型化されていることを考えると健闘していると思います。 また充電ケースはスマートフォン経由でのワイヤレス充電にも対応しています。 モバイルバッテリーやUSBケーブルがなくても充電ができるので、こちらをうまく使ってカバーしていけそうです。 【ノイズキャンセリングと外音取り込み】 ノイズキャンセリングはかなり強力で、地下鉄やトンネルの中での走行音もほとんど気になりません。 ノイキャン特有の圧迫感も非常に少なく、風の音も由来のノイズも入ってこないのであらゆる場面で快適に使うことができています。 外音取り込みモードも違和感なく周囲の音を取り込んでくれるので、日常生活で使いやすいものになっています。 また周囲の音に合わせての最適化や左右で取り込む音量の調節もアプリから行うことができ、より使用環境に応じて細かく調節することもできます。 さらにアプリから設定できる「音声検出」という機能が非常に優れています。 こちらはイヤホンを装着している人の声を検知すると外音取り込みモードに切り替わるというものですが、 切り替わりに要する時間が非常に短く、同時に音量も自動的に下げてくれるという優れものです! 似たような機能を持つ製品はありますが、実用性という部分では最も優れているなと感じました。 【音質】 前モデルから引き続き今回も音質面ではAKGが手掛けています。 全体的にクールでカッチリとした音で低域のぼわつきは少なく、中高域もクリアで解像度高めです。 開封直後はサ行の刺さりがやや気になりましたが、5~6時間使うと刺さりは収まってきてちょうどいい具合になりました。 イコライザは標準を含めて6種類とやや少なめですが、変化がはっきりと分かるチューニングです。 また音場も完全ワイヤレスイヤホンの中では広く、特に縦の方向への広がり方はかなり優れている印象です。 ボーカルが複数人いるグループやコーラスが入っているような曲を聴くと、解像度の高さも相まって音に包まれる感覚を味わうことができます。 個人的にはプロモーションにも関わっているBTSの曲にかなり相性が良く感じたので、試聴する際には試してみてほしいです! 【まとめ】 スマートフォンメーカーらしく機能満載ではありますが、24bitの音源をロスレスで聴くことでできるなど音質面にもこだわりの強い製品です。 またLE Audioへの対応が予定されるなど、今後の機能強化にも期待が持てます。 これまでのGalaxy Budsシリーズを使っていた方ほど進化に驚くと思うので、ぜひ店頭でお試しください!!
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audio-technica
ATH-TWX9
¥32139 税込
老舗ブランドの渾身作
創業60周年を迎えた老舗ブランドから、待望のハイエンドワイヤレスイヤホンが登場しました。 【音質】 全体的にやや硬めの音色で低域から高域まで全体をきれいに鳴らしてくれるタイプです。迫力のある音よりも繊細な音を求める方におすすめです。 個人的に印象に残った点としては音の分離感に長けており、ワイヤレスイヤホンにありがちな音が塊になって聴こえてくるという事がほとんど感じられなかったことです。楽曲・ジャンルをあまり選ばない印象ではありましたが、音数の多い曲の方がより長所が引き立つと思いました。 【機能面】 今回はオフィス内でノイズキャンセリングや外音取り込みの性能を確認しました。ノイズキャンセリングを有効にするとやや圧迫感は感じましたが、空調の音などの低い雑音はかなり低減しており音楽などのコンテンツに没入するという意味では非常に使いやすくなっています。 また価格帯が異なってはきますが、同社のCKR70TWやCKS50TWと比べてもノイズ低減の性能は大幅に向上している印象です。 外音取り込みについてはそれほど強力とは感じませんでしたが、周囲の音を自然に取り込んでくれるので使用時の違和感は少なく感じました。 【アプリ】 アプリを使用すると接続コーデックの変更、ノイズキャンセリングの最適化、外音取り込みの調節、イコライザーでの音質調節を行うことができます。 ノイズキャンセリングの最適化を行うと、周囲の雑音をより抑えてくれる印象でした。測定自体も10秒前後で終わるので、最適化をしたうえでのご試聴がおすすめです。 イコライザーについては5バンドでプラスマイナスそれぞれ12段階調節が可能でした。音質が大きく変わるタイプではなかったので、微調節して好みの音に近づけるという意味で使いやすくなっています。 ハイエンドモデルに相応しい音質と機能を兼ね備えたモデルです。イヤーピースが3種合計12ペア付属しておりイヤホン本体自体も小ぶりなので、音にこだわりたいけど装着感も妥協したくないという方はぜひお試ししてみてください。 【試聴環境など】 Galaxy S20 Ultra 吉岡聖恵 凸凹 Official髭男dism ミックスナッツ The 1975 Happiness Beyonce BREAK MY SOUL Harry Styles As It Was