スタッフレビュー詳細
お手頃に本格サウンド、音楽の楽しさを感じられるイヤホン
シンガポールのイヤホンメーカーAAWから、エントリーモデルが登場しました。よりお求めになりやすい価格になりましたが、サウンドやデザインに妥協は見られません。
メタルプレートとアバロン(貝殻)素材を使用したフェイスプレートは、目を惹く美しさと上品な雰囲気を両立していて高級感があります。また、小さくコンパクトなイヤホン筐体は、耳の小さい方でも違和感なく装着できそうです。
サウンド面では、高音から低音まで満遍なく綺麗に出ている印象です。ダイナミックドライバーの太く迫力のある低音、NOVA(BA)ドライバーの繊細かつ高解像度で綺麗に伸びる高音とボーカルが特徴です。
弾むような元気な低音は、厚みや広がり、深さまで感じ取れるサウンドで、楽器音・電子音問わず様々な低音表現を器用にこなします。ドラムのキックの重さに小気味良さ、ベースラインの動きもはっきり聴き取ることができます。柔らかく優しい音も表現できるため、バラードなどのゆったりした楽曲にもマッチします。
高音は非常にくっきりしています。楽曲によっては少し刺さりがあるかもしれませんが、生々しい実在感のあるボーカルは、NOVAドライバーだからこそ出せる音だと思います。一聴では線の細さを感じますが、じっくり聴いてみると、高解像度に幅広く中高音域をカバーしてることに気づきます。目が覚めるような透明感とリアリティのあるサウンドで聴いていて気持ちいいです。
異なるドライバーを上手くまとめ、滑らかな音の繋がりと自然さ、音楽を楽しむための要素もしっかり詰め込まれているのがA2H+の凄いところですね。基本的にバランスの良い音なので、どんな楽曲ジャンルにも合う印象ですが、J-POPやバラードなどとの相性が特に良さそうです。
構成がシンプルなおかげか音量も取りやすく、iPhoneに直接つなげてもバッチリ良い音を楽しめます。また、アンプやプレーヤーなどを使用すれば、より高音質を楽しめる高いポテンシャルも持ちます。
あらゆる面で妥協を感じないA2H+をぜひお試しください。
試聴環境:iPhone-Lightningアダプター、Shanling UP5,NW-WM1am2
試聴楽曲:READY STEADY GO(L’Arc~en~Ciel),脳裏上のクラッカー(ずっと真夜中でいいのに),世界の約束(倍賞千恵子),誕生(はるまきごはん)
量感イメージ
この商品に対する
他のスタッフのレビュー
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りょうにぃ
@e☆イヤホン
AAW
A2H+ (Universal Fit)
¥19800 税込
お求めやすい価格でパワフルなサウンドが楽しめる
シンガポールの人気メーカー、AAWより「A2H+」をご紹介。 まず、最初に気になったのが、貝殻のようなテクスチャのアバロンシェルと、スマートな筐体。ホログラムのようなデザインで見た目も美しい。そして何より筐体が小ぶりなので装着感が良く、女性や耳の小さい方にもおすすめしたい製品です。 全体的に元気なサウンドというか、ダイナミックドライバーらしいパンチのある低域と、明瞭で臨場感のあるBAらしい高域、それらを絶妙なバランスで奏でてくれています。こういう音の鳴らし方、組み合わせの巧さ、さすがカスタムイヤホンのメーカーですね。 低域もただ唸った鳴り方ではなく、しっかり輪郭があり、キックの抜けも程良く、アタック感が気持ちいい。低音好きな方のニーズにも高いレベルで応えてくれます。 高域は音の伸びが良く、ヴォーカルも豊かに再現してくれます。ハットやキックも結構しっかり鳴るので、エージングした後がさらに楽しみになりました。 元気さ、まとまりの良さ、繊細さを併せ持ち、なおかつ、お求めやすい価格帯で音を楽しめるイヤホン。 是非店頭でご試聴ください。
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はみゅ。
@e☆イヤホン仙台駅前店
AAW
A2H+ (Universal Fit)
¥19800 税込
心臓に響く低音が最高!
とにかく心臓に響く低音が最高です!! バンドサウンドのずっしり感がたまりませんライブ後の余韻に浸る時にももってこいな感じ。ラップサウンドなどもオススメですよ~ 中音域や高音域は少し弱く感じてしまいますが決して足りない感じではなく程よく鳴らしてくれています! 元気な曲から優しい曲もなんでもこなせちゃう所もこの子の魅力の1つです、凄い良い 装着感もピッタリフィットしてくれて隙間ができることもなくとても良きです! 見た目もシンプルさの中にかっこよさがあって素敵ですよね〜! 是非1度お試しください〜!!
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かやちゃん
@e☆イヤホン 秋葉原店
AAW
A2H+ (Universal Fit)
¥19800 税込
低音を浴びよう
この製品の魅力は「唸るような低音」です。低音が出る製品は同価格帯にもたくさんありますが、ここまで沈み込むような厚い低域はなかなかないでしょう。 ライブハウスで聴く低音に近い印象を受けました。私含め、低音ファンにはたまりません。低域に比べると中高域は控えめに感じますが、埋もれることなくのびのびとなっています。 EDMやロックをよく聴く方におすすめです! このイヤホンを使用してライブさながらの低音を浴びて幸せになりましょう! e☆イヤホン店頭で実際に試聴できます。是非お越しくださいませ。 試聴環境 プレイヤー:iPhone X 試聴楽曲:picco 「Marry me (Twinfield Remix)」 BPM15Q「Pachim」
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マルフォイ
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
AAW
A2H+ (Universal Fit)
¥19800 税込
新たな王道になる??有線エントリーモデル?
カスタムIEMでお馴染みのAAWより2ドライバー構成のユニバーサルフィットモデルが登場。 オーロラのようなカラーリングでメーカーロゴと製品名をあしらい、シックでおしゃれなデザインです。 音質は、全体的に元気の良いサウンドに感じます。空気感の伝わるアタックが強めな低域と、残響感強めで刺さる一歩手前程度のシャキっとした高域です。 ギターやベースなどの弦楽器との相性がとてもよく、表現力が特に高いように感じました。伸びや余韻も良い感じに響いていました。 どんなジャンルの楽曲も卒なくこなせる傾向で、早い曲からゆったりな曲まで漫勉なく楽しむことができます。ただ、キラキラサウンドより、元気でノリの良い音を好む方にオススメしたいです。 有線イヤホンデビューの選択肢の1つとして、今後入ってくる機種だと思います! 試聴楽曲:ずっと真夜中でいいのに。/綺羅キラー Oasis/Wonderwall MUSE/Supermassive Black Hole 変態紳士クラブ/オレンジ
このスタッフの他のレビュー
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すずき
@e☆イヤホン
VISION EARS
PHÖNIX(Universal Fit)
Gold-Red
¥638000 税込
究められた無個性、圧倒的な定位感
13基のBAドライバーを搭載した、怒涛のフラッグシップモデルが登場しました。 黒を基調としたカーボンファイバー製のシェルは、光や角度によって積層ファイバーの断面がキラキラと表情を変えます。 カーボンの採用により、軽量かつ堅牢なつくりを両立しているようです。カスタムIEMを思わせる薄いイヤホン筐体はやや大ぶりで、人によっては収まりが悪いかもしれません。 肝心のサウンドですが、正直なところ評価が難しいです。 どこか強調された音域はなく、全音域でただひたすらに圧倒されるサウンドを実現しています。 全体の傾向としては、高域寄りのフラットサウンドと言えそうです。 凄まじい高域の解像度に透明感、生々しくディテールに優れた中域、どこまでも深く広い低域、パキパキに決まった定位感など、どこか突出しているというより、それら全てを適度に併せ持ち、絶妙なチューニングの元に融合され、Phönixのサウンドを創っている印象です。 また、その中で強いて際立った特徴と言えば、高解像度で安定感抜群な定位があげられると思います。 どこでどんな音が鳴っているか、まざまざと表現してしまう能力は唯一無二の魅力に感じます。 ロック、メタル、ポップスに合う、VEらしいスピード感もありますが、ジャズやクラシック、オーケストラなど、優れた定位感と解像度、適度な柔らかさを求められるジャンルにこそ、持ち味を最大限活かせると思います。 変革を起こし、不死鳥のように生まれ変わったPhönixをぜひお試し頂きたいです。
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すずき
@e☆イヤホン
Ultimate Ears
UE5Pro
¥89100 税込
『聴いていて楽しくなるイヤホン』ならこの子です
Ultimate Earsのエントリーモデルにして、オーディオファンからプロ用途まで、どなたにも適したもっとも万能なモデルがUE5Proです。 筐体は非常にコンパクト、カナル(ノズル)も細い設計で、幅広く色々な方の耳にフィットしそうです。 強いて言えばカナルが長めで、人によっては、装着感に慣れがいるかもしれません。 音についてですが、広く豊かなレンジ、各帯域の音圧に音バランスに至るまで、不足感は一切ありません。 くっきり高解像度タイプではありませんが、一音一音はっきり聴き取ることができます。 無理に音を誇張することもないため、ありのままの音を、パワフルかつ正確に鳴らしている印象です。 特筆すべきは中低音の量感で、楽しく聴けるバランスと、モニター的なバランス両方を、上手く保っています。 低音楽器の生々しさ・再現性には、光るモノがあります。 高音域も低音の量感に埋もれることなく主張し、ボーカルの細やかで繊細な表現も上手いです。 ドライバー数ゆえか、少し線の細い印象は抱きますが、極端に音数が多くない限り、破綻はしなさそうです。 弱ドンシャリな音バランスは、POPS・ROCK・EDMなどの現代的な楽曲と合いますが、基本どんな楽曲とも相性選ばず楽しめると思います。 発売から20年以上経ちますが、古臭さを一切感じないUE5Proのサウンドは、今の環境でもバッチリ活躍できそうです。 UEが誇る名機を、ぜひお試しください。 再生機器:Shanling UP5 試聴楽曲:犬かキャットかで死ぬまで喧嘩しよう!(Official髭男dism),アイシテの照明 feat.缶缶(Biz),涙そうそう(夏川りみ)
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すずき
@e☆イヤホン
Null Audio
Lune MKVII/8Wire
JH 7pin 3.5mm 3極 ストレート
¥49800 税込
粒立ちよく気持ちのいい高解像度サウンド
純正JH7Pinケーブルと比較し、一聴して感じるのは、非常に素直でバランスの良い音ということです。 Lune MKVIIは、中低域の厚みや艶感、高域の煌びやかさを特徴とするケーブルでしたが、8芯構成とすることで、優等生なサウンド傾向へシフトしました。 もちろん、各特徴の片鱗(良さ)も見えますが、イヤホン本来のサウンドを脚色するほどの味付けは感じません。 その特徴は、「低域の分解能」や「中高域の精細さ」など、純正では少し陰りのあった各帯域を、ほどよく強調しています。 まさに、元々のサウンドそのままを高解像度にグレードアップしてくれる印象です。 味付けや癖が少なく、イヤホンの持ち味を活かしてくれるサウンドは、リケーブルでの音質変化が分かりやすく、万人受けされやすいと感じました。 ただ、高解像化に伴いわずかにクール寄りなサウンドになるため、純正ケーブルの温かみのあるサウンドを好まれる方には、最初若干違和感があるかもしれません。 また、純正ケーブルと比較して線(ワイヤー)が太いため、どうしてもイヤホン装着時の“ケーブルの存在感”は増してしまいます。 ことケーブルの取り回しにおいては、線が細い純正ケーブルに軍配が上がります。ただ、Lune MKVIIも純正ケーブルと同様に、非常にしなやかで柔らかいケーブルですので、取り回しや取り扱いでの不便さは感じませんでした。 総評として、使用感や音質にクセが少なく、それでいて、確かな音質の向上を感じられるケーブルだと思います。どのモデルかに囚われず、JH7Pinユーザーのどなたにもオススメできるケーブルです。 「純正ケーブルが故障した」「リケーブルしたいけど選択肢が…」とお悩みの方は、ぜひ試してみてくださいね! 再生環境:Shanling UP5 再生楽曲:21g(古川本舗),六等星の夜(Aimer),夏の幻(GARNET CROW) イヤホン:JH Jolene(低域MAX),JH Jimi(低域50%)
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すずき
@e☆イヤホン
EFFECT AUDIO
Code 23 (ConX Basic to TermX Basic)
¥72600 税込
エネルギー満ち溢れる、極太・高解像度サウンド
「Codeシリーズ」に“EFFECT初の単線モデル”が登場し、それが「フラッグシップレベルの銅ケーブル」という、EFFECT AUDIOを知る人にとっては、情報量の多いケーブルかもしれません。 まずお伝えしたいのは、やはり単線ゆえに相応に硬いイヤホンケーブルであることです。EFFECTケーブルの中でもトップクラスの硬さだと思います。ただ、ケーブルの取り回しは素直であり、実際に通勤で使用しても普段使いがむずかしいレベルには感じません。そんなことよりも、多少の扱いづらさを差し引いても使い続けたいサウンドがCode23にはありました。 ずぶとく、厚く、高解像度で、適度なスピード感に広さと、一聴して素性の良いサウンドが眼前に広がり、ボーカルと楽器音(特にギター音)がとにかく映えます。うねりや高音域の自然な伸びは非常に艶めかしく、それでいて刺激はありません。変な癖がないのでどんなジャンルもいけますが、ロック・ボーカル系の楽曲が抜群に合う印象です。 また、特筆すべきは豊かな情報量と高いS/N比です。背景ノイズの少なさゆえ、真っ暗な静寂から音が立ち上がるような感覚と、音響特性がばっちりコントロールされた空間で奏でられたような生々しい描写力と音の鮮度に圧倒される情報量、それらが心地よくミックスされて耳に飛び込んできます。 取り回しを考慮してもお釣りがくるくらいのサウンド体験で、この音が楽しめるなら多少硬くても……と思ってしまうほどの、究められた銅の音をまざまざと見せつけられた気がします。金、銀、銅などさまざまな素材を駆使してきたEFFECT AUDIOだからこその説得力を感じました。 ■試聴機:VE MEISTER,NW-WM1AM2 ■試聴楽曲:花人局(ヨルシカ),Rock on.(ナノ),Rising Hope(LiSA),Hot Meal(Girls Dead Monster),お勉強しといてよ(ずっと真夜中でいいのに。)