スタッフレビュー詳細
ZEN DAC後継機!ハイパワーかつ濃厚なサウンドに進化!!
【前作との違い】
前作「ZEN DAC」からの大きな変更点といえば、USB入力がUSB-Cに変更されたことです。スマートフォンからOTGケーブルなしでも接続できるようになり、誰でも気軽に使用できる据え置きアンプに進化しました! また、フィルターにも変更があり、ヘッドホンなどの低域不足を改善する「XBass+」を搭載しています。
【音質】
「ZEN DAC3」では音全体が重くなった印象を受けました。切れのあるシャープな高音にしっかり沈み込みを感じる低音が、前作との大きな違いです。「POWER MATCH」を使用することでポテンシャルをさらに広げることができました。イヤホン、ヘッドホン両方ともに適していて、iFI audioの音作りが好きな方や、初めての据え置きながらもハイパフォーマンスに憧れる方にうってつけの一機種と言えますね! 3.5mmアンバランス接続では「POWER MATCH」の恩恵を受けることができます。4.4mmバランス接続ではイヤホン、ヘッドホンのポテンシャルを最大限に発揮して、音楽体験をさらに一段階向上させてくれること間違いなしです!
【外見】
「ZEN DAC3」になり、デザインも変更され、前作から装飾が加わり、より高級感が増しました。通常の据え置きとしてだけでなく、装飾の一つとしても主張しています。色味にも変化があり、青系統のボディになり、「ZEN」シリーズのシグネチャーを連想させるカラーリングになりました。
【まとめ】
前作から性能が進化して、音楽体験を向上させてくれる「ZEN DAC3」は、音作りはiFIらしく、しっかりと新しいものを今作で作り上げてきたと実感しました。ハイパフォーマンスかつコストパフォーマンスもしっかりしている「ZEN DAC3」。据え置きに興味がある方、従来機を使用していてアップグレードに興味がある方にとてもおすすめの一品です。
量感イメージ
この商品に対する
他のスタッフのレビュー
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かわちゃん
@e☆イヤホン
iFi-Audio
ZEN DAC 3
¥39600 税込
マニアの方にこそ聴いてほしいエントリー機種
コンパクトなお値段とサイズ感で大満足の音質と性能が楽しめる製品シリーズがフルモデルチェンジされました! 音質についてご紹介すると、初代のモデルにあった不満点が払拭され、音質、傾向などが大幅に改善されている印象を受けました。 全体的な音質の印象は、見晴らしが良くクリアで、細かいディテールがしっかりと感じられるバランスです。この辺は今までのiFi-Audioに共通する傾向で、ブランドに詳しい方も、これまでのイメージ通りと想像して頂いて間違いないと思います。音の粒がとても細かく、音源に対して素直で派手さを押さえた音作りが特徴です。正確な音作りが施されています。 初代「ZEN DAC」のチューニングは初代「micro iDSD」など、昔のiFi audioのチューニングに通ずるものがあり、高域がドライでエッジがキツく、音源や組み合わせるイヤホンによっては刺さりが気になることもありました。しかし、「ZEN DAC 3」の高域は少ししっとりとしていて、しなやかな質感に感じます。しっかりとした解像感とマイルドさを良いバランスで両立しているのが魅力です。 「ZEN signature」シリーズに近い方向性で、細かい表現の中に音の艶感やしっとりとした表現、空気感を感じられるのも魅力の一つです。「ZEN DAC」は粒立ちの細かい音質ですが、「ZEN DAC 3」では艶感や空気感が強化されており、大きな進化を感じます。ボーカルのリアリティや生々しさも増し、あっさりめだった「ZEN DAC」に比べて音楽性を感じられる仕上がりになっています。 この要素は他社の同価格帯の据え置きDACと比較しても大きな魅力です。人工的な音質が苦手で自然な音質が好みの方には、決め手となる要素だと思います。もう一つの大きな特徴は低域の質感です。「ZEN DAC 3」の低域はエネルギッシュで力強く、引き締まったフォーカスと強めの立ち上がりやキック感が特徴です。ベースの弦の揺れなどの再現性も高く感じました。初代「ZEN DAC」は少し低域がモヤっとしていましたが、「ZEN DAC 3」ではむしろ魅力的な低域に仕上がっています。 「SENNHEISER HD 660 S」や「Meze Audio 109 Pro」などのミドルクラスまでのヘッドホンと組み合わせるのが理想的なパワーじゃないかなと思います。パワフルな低域なので音が痩せることなく引っ張ってくれるような印象を受けました。かなり音量を大きめにしても刺さりにくいのでかっちりとした音質の機器と組み合わせるのもいいんじゃないかなと思います。アナログステージはフルバランス設計なのでバランス接続だとさらにパワーが上がります。 ヘビーなハイエンドヘッドホンは、今後発売されるであろう「ZEN CAN 3」との組み合わせを想像すると楽しみですね。「ZEN signature」と音の傾向は非常に近いものがあり、音の再生レンジや音粒の多さなどで上回ります。より透明度があって見晴らしが良い感じです。DACとアンプがセパレートタイプなので、やはり越えられない壁はありますが、よりハイエンドオーディオのエッセンスを感じられるのが「signatureシリーズ」と言えるでしょう。 総じて、「ZEN signature」が欲しいけど予算で躊躇していたという方には「ZEN DAC 3」は非常に有力な選択肢になると思います。
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えっさん
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
iFi-Audio
ZEN DAC 3
¥39600 税込
さらに進化した。だから性能もコスパも音質も追求できちゃう!?
【ポイント】 ・全面刷新が行われた定番機種の第3世代。 ・低音ブースト機能が「XBass+」へと変更。 【デザイン】 「ZEN DAC」はシルバーなデザインで統一されていましたが、「ZEN DAC 3」では落ち着いたデザインとなりました。特に表面の装飾が特徴的で、高級感のあるデザインのように思います。良い意味でザ・オーディオ機器というよりも、アンティーク感があってオシャレな印象を受けました。 大きさは「ZEN」シリーズお馴染みのスリムでありながらコンパクトです。 【機能】 形は「ZEN DAC」とほぼ同じですが、細かい部分においてアップデートがなされています。対応フォーマットが以前の【PCM 384kHz、DSD 256】から【PCM 768kHz、DSD 512】へと拡張された他、背面のUSB入力端子がUSB Type-Cへと刷新されました。また、低音ブースト機能が以前は廉価グレードの「TrueBass」でしたが、上位機種に搭載される「XBass+」へと変更された点は要チェックです。「PowerMatch機能」も踏襲されています。 【音質】 エッジのある、というよりは艶のある鳴り方で、全体的に澄んだサウンドのように感じました。低音・高音ともにどこかをハッキリと強調するわけではなく、バランス良く鳴らしている印象です。強いて言えば、高域の方がシャキッとしているように思います。 中音域の輪郭もしっかりとしており、ボーカルの芯がクッキリ描写されている一方で、解像度の高さから楽器がボーカルに埋もれることなく、メリハリのある距離感で鳴っています。「XBass+」を使用することで、低音ブーストが稼働するので、シャキッとした高音に負けじとズンズン低音が鳴ります。低音が薄めになりがちな開放型ヘッドホンも、「ZEN DAC 3」と組み合わせて聴くことで、低音もしっかりと描写できるのではないでしょうか。 また、「ZEN DAC」と比較すると、サウンド全体がクッキリと明るくなった印象を受けました。「ZEN DAC」での低音は若干の丸みがありましたが、「ZEN DAC 3」ではその丸みを磨いてピカピカに輝かせたような、明瞭さが生まれたようです。高音もシンバルやハイハットの細かい余韻まで、丁寧に演出しているように思います。 今回、試聴するにあたってSENNHEISER【HD 800S(300Ω)】を使用しましたが、PowerMatch機能を使用することで体感そこまでパワー不足は感じませんでした。ただし【HDV 820】×【HD 800S】の組み合わせと聴き比べると、「ZEN DAC 3」では若干のパワー不足を感じます。 【総合すると・・・】 「ZEN DAC」と大きさ・形こそはほぼ同じですが、細かい点で様々なアップデートを遂げたのが、この「ZEN DAC 3」です。対応フォーマットの拡張や「XBass+」への変更により、音の鳴り方も「ZEN DAC」と比較して変化しました。スマートなサイズに直感的な操作感。シンプルだけども奥深い据え置きDACです。本製品の単体でもよし。「ZEN CAN」シリーズと組み合わせて出力をグレードアップしてみてもよし。 初めての据え置きDACデビューに、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。 【試聴環境】 NW-WM1AM2からデジタル接続で試聴しました。 ・高橋瞳「恋するピエロッティ」 ・PIERROT「HILL -幻覚の雪-」 ・WANDS「soldier」
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いけちー
@e☆イヤホン 秋葉原店
iFi-Audio
ZEN DAC 3
¥39600 税込
初めての据え置きDACアンプに挑戦したい方にオススメ!
iFi Audioより、人気の据え置きDACアンプ「ZEN DAC」の後継機「ZEN DAC 3」が登場しました。 【見た目と機能】 「ZEN DAC」に比べ、より落ち着いた暗い色調で、表面の装飾が高級感漂うデザインとなっています。また、背面のUSBポートはUSB Type-Cに変更されています。筐体もコンパクトで、置き場所に困らない点が魅力的です。 【音質】 中域の輪郭がはっきりしており、ボーカルが聴きやすいです。楽器との聴き分けもしやすく、比較すると「ZEN DAC」に比べて低域の量感がやや増えており、リズミカルに音楽を楽しめるでしょう。 初めての据え置きDACアンプを探している方にとって、非常に良い選択肢となるはずです。ぜひご検討ください。 視聴機器 TAGO STUDIO TAKASAKI T3-01 SONY MDR-MV1
このスタッフの他のレビュー
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お~
@e☆イヤホン仙台駅前店
日本ディックス
Pentaconn COREIR -ペンタコン コレイル- AL ALLOY
M 2ペア Yellow
¥3850 税込
満を持して登場!コレイル第2弾「AL ALLOY」‼
発売以降瞬く間に話題となった前作の「COREIR -コレイル- BRASS」は音が横に広がり臨場感が増す、大人気イヤーピースです。 今回ご紹介する「Pentaconn COREIR -ペンタコン コレイル- AL ALLOY」は金属コア素材にアルミ合金(AL ALLOY)が採用され、音が伸びやかになり縦の音作りや深い表現を可能にしたイヤーピースです。 【前作との違い】 ・高音の量感が増し、女性ボーカルの楽曲との相性がアップ ・シャープでメリハリのあるサウンドへ ・縦の音場表現が広がることで、低音の厚みが増しつつも抜けも良い高音も楽しめる ・分離感が増し、ボーカルを生かしつつも楽器をしっかり聴きとれる 【前作との共通点】 前作「BRASS」と「 AL ALLOY」のサイズ感はほとんど変わりません。そのため、普段シリコン製のイヤーピースをお使いの方でご検討中の方は、前作と同様に、1サイズ小さいものをお使いいただくことでしっかりとしたフィット感が得られ、長時間の使用でも耳への負担が低減できるのではないかと思います。 【まとめ】 大ヒットしたコレイルの第2弾! 特徴である金属コアには新たにアルミが採用され、高音域と低音域の分離感や音がシャープになり、縦の音場表現が綺麗になる印象です。 総じて、前作との違いをしっかりと感じられるイヤーピースでした。本レビューがご検討の参考になれば幸いです! 今回ご紹介した「Pentaconn COREIR -ペンタコン コレイル- AL ALLOY」は各実店舗にてお試しいただけますので、ぜひお手持ちの愛機でご体感ください!
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お~
@e☆イヤホン仙台駅前店
NAGAOKA
BT832 OWS
パールブルー
¥5980 税込
ながら聴きの真骨頂!完璧な装着感に感動
【音質】 NAGAOKA BY832 OWSはボーカルが良く聞こえる印象のながら聴きイヤホンです。低音は申し分なく出ており、かなりバランスの良い音作りをしていると感じました。特徴的なのは中高音のボーカルに特化していることです。音楽の中でもボーカルがくっきりと輪郭を感じることができ、ながら聴きなのに感動を覚えるほどでした。音は重くないので長時間の再生にも向いており、聴き疲れしない音作りながら最大8時間の駆動力があり、おすすめポイントです。 【外見・特徴】 音楽再生は最大8時間で、長時間の再生にも対応しています。NAGAOKA BY832 OWSの最大の特徴は120°の角度調整を可能とした可動式イヤーフックです。耳にかけるイヤホンは装着感が耳の形や大きさに依存してしまうことが多いですが、このイヤホンは角度を調節することで、耳の穴にしっかりとフィットさせることができ、上質な音楽体験を感じることができます。フィット感が向上し、頭を振っても落ちないので運動にも使用できます。 【まとめ】 NAGAOKA BY832 OWSはイヤーフック120°の角度調整ができることで、ながら聴きの装着感の問題を解決した最高のイヤホンです。ボーカルに強く、声物の音楽を聴きながら、移動や運動、動画の再生などに向いています。長時間の利用にも向いており、初めてながら聴きイヤホンを購入される方や、これまで装着感に不満があった方に非常におすすめの一機種です。 こんな方におすすめ! ・長時間つけていたいが、密閉型ではなく周りの音も聞こえるようにしたい ・はじめてのながら聴きイヤホンデビューをしたい ・他のながら聴きイヤホンは装着感が気に入らない ぜひこのレビューがみなさまのオーディオライフに役立てば幸いです!
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お~
@e☆イヤホン仙台駅前店
SUPERTFZ
LIVE 1 PRO
¥7700 税込
メリハリのある鋭いサウンド!ライブ音源におすすめ!!
【音質】 このイヤホンのファーストインプレッションでは、分離感というよりは、低音と高音がお互いの良さを保ったまま一つの音として成り立っていると感じました。楽器の音とボーカルがいい塩梅で鳴っており、かなりバランスの良い汎用性の高いイヤホンであると言えますね! 低音はしっかりとしたアタック感があり、低い音をしっかりと感じることができます。高音では、個人的にピアノやハイハットの音との相性が良く、解像度の高さとキレの良さを感じることができました。 個人的な感想とおすすめの点として、ピアノ音源を聴く方や邦ロックなどで楽器一つ一つに集中して聴く方に、この「LIVE 1 PRO」はかなりおすすめの一品であると思います。汎用性が高く、日常の中で使用する機会が多いイヤホンだと言えますね! 【外見】 イヤホンのフェイスプレートにはラメが入っており、派手ながらも白系統で統一されていて上品な印象を受けました。ハウジング形状は万人受けする形状になっており、フィット感がかなり良いイヤホンでした!ケーブルのイヤーループ部分もしっかりとフィットする形状になっているため、おすすめです。 【まとめ】 汎用性が高く、高解像度かつキレのある中高音が印象的な「LIVE 1 PRO」は、1万円以下の中でもリケーブルができるので、リケーブルができない機種からのステップアップとしてかなりおすすめの機種の一つです。低音が好きな方、ピアノなどの繊細な高音を楽しみたい方、ライブ音源でボーカルと楽器をしっかり別々で楽しみたい方などにかなりおすすめのイヤホンとなっております。ぜひこのレビューがみなさまのオーディオライフに役立てば嬉しいです!
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お~
@e☆イヤホン仙台駅前店
TinHiFi
T5s
¥13830 税込
深い低音と透き通った中高音‼
TinHiFi T5sは過去作T3Plus同様、1DDのドライバー構成を採用しています。1DDは変わらず、ドライバーの中身が今作で変更されています。 【音質面】 1DD構成らしい自然な鳴り方の印象を受けましたが、前作以上に低音の深さやボーカルとの分離感、解像度が大きく向上しています。寒色系ですが、低音の響きがウォームに感じるほど深い低音で、新しい感覚の音作りでした。金属ハウジングのため、音の響きとボーカルの締まりがしっかりと分離しており、ボーカルの伸びも感じられる万能な金属ハウジング1DDイヤホンです。 【外見面】 ケーブルは白と黒の4芯で編み込まれ、シンプルで取り回しも良く、好印象です! ハウジングは耳の軟骨部分にフィットする形状で、金属ハウジング特有の装着感が苦手な方でも使いやすい形状になっています。 【まとめ】 金属特有の装着感を克服した、長時間使用しやすいイヤホンです! 中高音の抜け感と残響間のバランスが良く、深い低音もしっかりしていて、「本当にこの価格で良いのか?」と思うほどです。かなり汎用性が高く、リスニングやゲームなどにも適しています。「低音も欲しいし、ボーカルもしっかり聴きたい!」という方に特にオススメで、コストパフォーマンスも高いイヤホンだと感じました。このレビューが気になる方に役立てば幸いです! 使用機種:ifi audio:go ble、iPhone 13 Pro 試聴楽曲:キネマ106「レンドエンズ-Rerrange-」