スタッフレビュー詳細
「楽しさ」も「正しさ」も、これ一本で!
量感たっぷりの低中音域と奥行きを感じる高音域が特徴のモニターイヤホン。CTMが展開するCEシリーズの最上位モデルであるCTM「CE320」のご紹介です!
【外観&装着感】
内部のドライバーがうっすら見えるクリアなハウジングに、印字は「CTM」のロゴのみという無駄を削いだシンプルなカッコよさを感じるデザインです。
いざ装着してみると耳にすっぽりと収まるほど本体は薄く、口を開け閉めしたり頭を強めに振ってもビクともしないほどのホールド感がありました!
洗練された見た目と装着感の時点で通常のイヤホンとは一味違う、「プロユースレベル」のイヤホンというのがビシビシ伝わってきます……!
【音質】
キックドラムの振動が肩にビリっと伝わる深い低音域、シンバルやウィンドチャイムなどの金属音が鳴り始めから終わりまで鮮明な高音域が印象的でした。
音場は各パートが「手の届く範囲」までグッと寄せられているモニターイヤホンらしい配置でした。加えて「前後の遠近感」による分離が抜群に上手く、ボーカル、ピアノ、ギターなどの中~高音域はしっかりレイヤー分けされていて非常に見通しのいいサウンドだと感じました!
【まとめ】
高音域にキラキラした飾りつけをしないモニターライクな側面と、迫力のある低中音域の盛り付けが共存したユニークなイヤホンでした。ボーカルと楽器ごとの音も聴き分けやすく、演奏や楽曲制作で使うイヤホンを検討中の方にお試しいただきたいです!
また、生楽器の表現が得意なのでバンド系やアコースティック、ローファイなサウンドとの相性は抜群! 素材の味を色んな角度から楽しめるイヤホンをお探しの方にもオススメです☆
今回ご紹介したCTM「CE320」はe☆イヤホン各実店舗でご試聴いただけます。ぜひお越しくださいませ!
【試聴楽曲】
小鳥遊キアラ / Sleep Talking
Daft Punk / Give Life Back to Music
OMSB / LASTBBOYOMSB
PUNPEE / Happy Meal
量感イメージ
このスタッフの他のレビュー
-
れんれん
@e☆イヤホン
BQEYZ
Winter Ultra (3.5mm/4.4mm)
¥39000 税込
ダイナミック+骨伝導ハイブリッドの「鳴らし分け」がスゴい!
今回ご紹介するイヤホンBQEYZ「Winter Ultra」は、広く暖かみのある低中音域を担うダイナミックドライバーと、伸びやかな高音域が特徴の骨伝導ドライバーを搭載したハイブリッドイヤホンです! 【外観&装着感】 立体的な曲線を描く美しいハウジングと、縁取りはシルバーのエッジが効いた特徴的なデザインです。ケーブル含めて青と銀の2色で構成された配色がシンプルかつスタイリッシュで、ファッションアイテムとしても楽しめそうです。 BQEYZ「Winter Ultra」は骨伝導ドライバーを採用しているためか、ノズル側は耳甲介に沿うよう高めに張り出した形状です。実際に装着してみるとピッタリとしたホールド感があり、遮音性も良好でした! 【音質】 暖かみのあるアコースティック・ドラムから唸るようなベースサウンドまで、一聴するだけでその表現豊かな低音域に引き込まれました……! 音場は近めですが、ブーミ―というほど過激な低音ではないので聴き疲れしにくいと感じました。 また、ボーカルのエリアがかなり広めに取られているのも印象的でした。男性、女性ボーカル共に他の帯域とぶつからず、あらゆるジャンルで安定感のある歌声を楽しめます。 バッキングのシンセ音やシンバルなどの高音域は、センターにある中音域をすっぽり覆ったユニークな配置です。量感は抑えめながら骨伝導ドライバー独特のステレオ感がマッチして、総合的に聴きやすいバランスにまとまっていると感じました。 【まとめ】 アグレッシブなベースサウンドから、しっとりと歌い上げるボーカルまで幅広く楽しめる低中音域が個人的にかなり刺さりました! ダイナミック+骨伝導ドライバーによるハイブリッドならではの魅力がたくさん詰まったイヤホンです。ぜひ店頭でお試しください! 【試聴楽曲】 Uk the Joker / I Want You beastboi. / TOO TURNT TAKU INOUE,星街すいせい / 3時12分 星野源 / 喜劇
-
れんれん
@e☆イヤホン
Nothing
Nothing Ear (2)
¥17800 税込
聴けば思わず楽しくなるディープ&クリアサウンド!
今回ご紹介するイヤホン「Nothing Ear (2)」は高い遮音性と装着感、迫るような低音とキレのある中高域が生み出すグルーヴ。そして「音楽を聴くことの楽しさ」を改めて体験できるイヤホンです! 【外観】 一目見ただけで「Nothing」の製品だと分かるクリアカラー、ケースだけでなくイヤホン本体も透明で基板の一部が見えるのはガジェットファンには堪らない外見だと思います。本体とケースにあしらわれた赤と白のドットはイヤホンの左右を表しており、デザインとしても非常に美しいと感じました。本体の取り回しも良く、薄めのケースはポケットに入れていても目立ちにくいサイズ感だと思います。 【装着感】 装着感はカナル型とインナーイヤー型の良いとこ取りのような感覚でした。自分は左右の耳の穴の大きさがかなり違っていて、イヤホンによっては耳の奥の方でサイズが合わずバランスが崩れて聴こえる事が何度もありました……。 ですがNothing Ear (2)はイヤーピースがかなり浅めに作られており、耳の入口に軽く押し込んで装着できます。加えてハウジング部分も小さめでちょうど耳甲介(耳の内側)にぴったりフィットする形状なので、高い遮音性も確保されています。左右のバランスもすぐに合わせられたので装着感はとても良好でした。同じようにカナル型イヤホンのフィット感で悩んでいる方にはぜひ試して頂きたいです! 【機能】 Nothing Ear (2)のアクティブノイズキャンセリング(以下ANC)は周囲の環境音に合わせてノイズキャンセリングの強弱を調整してくれる「アダプティブANC」がかなり優秀でした。試聴したところ店内BGMの高域部分や靴の音鳴りがほんの微かに聞こえるくらいで、店内での会話や扉から入る車の走行音などはほぼ聞こえなくなりました。 加えてパーソナライズドANCというモードがあり、こちらはユーザーの「聴こえ方」に合わせて自動的に音質を調節してくれる機能です。実際に専用アプリを使用して試したところ、通常のANCの静寂さに加えて低域が前に押し出すようになり、全体的に迫力あるサウンドになりました。こちらは個人に合わせて音質が変わるので、試聴した際にはぜひお試しいただきたい機能です! 【音質】 全体的に音場は近めで、各パートが手の届く範囲に寄せられた印象です。耳に刺さらないウォーム寄りのサウンドと相まって、音楽との距離感が縮まるようなサウンドに仕上がっていると感じました。 低域はかなり前面に出ていて、ほんの一瞬溜めてからグンッと持ち上がってくる勢いの良いベースやキックドラムがとにかく気持ち良いです! 音量を大きめにしてみても特定の帯域だけ出過ぎる、耳が痛くなるという事はほとんど感じませんでした。全体のバランスをしっかり保ったまま鳴らしてくれる、パンチは効きつつも安心感のある音だと思います。 一方で中高域はクイックに立ち上がるキレのあるサウンドで、ピアノやシンセサイザーのバッキングもしっかりと伝えてくれます。ボーカルはその中間で鳴っているイメージで、非常に抜けの良いクリアな音です。他の楽器に埋もれることなく芯のあるチューニングに仕上がっていると思います。 どっしりした低域とキビキビした中高域の掛け合いが本当に絶妙で、音楽を聴くことの楽しさを改めて体験させる、そんなイヤホンだと感じました! アッパーなダンスミュージックやテクノポップが好きな方には特にオススメです。ぜひお試しください‼︎ 【試聴楽曲】 nujabes / Counting stars Connor Price,Zensery / Drop ジャー・パンファン / Pure 星街すいせい / 自分勝手Dazzling
-
れんれん
@e☆イヤホン
水月雨 (MOONDROP)
菊-JIU
¥4230 税込
明瞭かつ広々としたサウンドに進化!
今回ご紹介するイヤホン「水月雨 (MOONDROP) 菊-JIU」は整然とした美しい中高音域が好きな方、小さくてオシャレなイヤホンを探している方、ポップソングやボーカルソングが大好きな方にオススメのイヤホンです! 【外観】 ハウジングのデザインが菊の花になっていて、前モデル「竹-CHU」のシャープなイメージから一転してソフトで可愛らしい印象を受けます。イヤホン本体は小さめに作られているので、耳の形を選ばず着けやすいデザインだと感じました! 【装着感】 こちらは前モデルと同様に「清泉 - Spring Tips」のイヤーチップが付属しており、耳にぴったりと収まる装着感は相変わらず素晴らしいです。また、同じく付属していたシリコン製のイヤーフックも試してみたところ、こちらも安定した優しい着け心地です。ケーブルが細めなので初めて耳掛けイヤホンを使う方にもオススメです! 【音質】 前作と比較するとブライト寄りのチューニングで、音場が広がった印象です。全体に余裕が生まれたので前後の奥行きも加わり、あまり目立たない音もしっかりと捉えられました。左右に薄く添えられているボーカルコーラス、ギターとベースの間で鳴っているエレクトリックピアノなどの情報がスッと耳に入ってくるような、モニター寄りに最適化された音作りだと感じました。 もともと評判だった中高域の表現力はさらに磨きが掛かっており、ボーカルやパッドシンセとの相性がバツグンです……! 鳴り始めから終わりまで気持ちよく伸びていく高音域は聴いていてとても安心感があります。音の傾向は若干クリア寄りですが、元の色を残してそのまま広げるような彩りのあるサウンドは健在だと思います。 唸るようなサブベース等の低音域はあまり目立ちませんが、タイトなキックドラムはしっかりと前に出てくれます。また、圧迫感は少ないので1時間しっかり試聴しても聴き疲れはほとんど感じませんでした。アコースティックギター、ドラム全般のキレがクセになる聴き心地でアップテンポな曲も落ち着いた曲も両方楽しめるイヤホンだと思います! Type-C接続になり、端子内に独自のチューニングが施されたDSPチップを搭載した「菊-JIU」は音場の広がり、定位感、そして一番の強みである中高域の明瞭さがもうワンランク上がったイメージです。前モデル「竹-CHU」の音を聴いたことがある方もない方も、ぜひ一度体験していただきたい商品です! 【試聴楽曲】 YOASOBI / アイドル YACA IN DA HOUSE / surikizu 土岐麻子 / 天国にいちばん近い島 花譜 / 私論理
-
れんれん
@e☆イヤホン
日本ディックス
Scyne α01
¥132000 税込
まっすぐ広がる!見通しの良い高精細サウンド‼
一音一音が丁寧に並んだパーカッションと抜けのいいボーカル! 中高音域重視のチューニングがお好みの方にオススメな1DDイヤホン、日本ディックス「Scyne α01」のご紹介です‼ 【外観&装着感】 一見して落ち着いた輝きを放つプラチナメッキ加工と丸みのあるかわいらしいデザインは、もはや一種のアクセサリーであるかのような上品さを感じさせる仕上がりです! 重厚感のある見た目とは裏腹にイヤホン本体の重さは約8.6gと軽量で、小ぶりな筐体も相まって耳の穴の周囲にぴったりフィットします! 装着感のテストのため、強めに頭を振ってもほとんどズレを感じませんでした。 また、ケーブルは真っ直ぐでヨレの少ない太さと、巻き取りやすい程よい弾力で、普段使いでの取り回しも良さそうです。 【音質】 冒頭で述べた通り、全体的に中高音域の見通しが非常に良く、生き生きとしたボーカルとキレのあるパーカッションが印象的でした! 男性ボーカルは伴奏との馴染みが良いバランス重視で、女性ボーカルはそこから一歩前に踏み込んだインパクト重視なイメージです。 低中音域の量感は全体として見ると少し抑えめですが、キックドラムやベースの芯をしっかり感じられる密度のあるサウンドです。 また、分離感も非常に良く、様々な種類の楽器で演奏されるフュージョンバンドでも各パートを耳で追いやすいと感じました。多人数で編成されたバンドサウンド、もしくはオーケストラなどでポテンシャルを実感しやすいと感じました! 【まとめ】 1DDらしいコシのあるサウンドと、素材とこだわり抜かれた設計によって生まれる高精細なサウンドはまさにsynergy (シナジー:相乗効果)を感じる一本。 ハリのあるボーカルを楽しみたい方、楽曲の隅々まで聴き込みたい方にオススメのイヤホンです! ぜひ店頭でお試しください! 【試聴楽曲】 藤井風 / ガーデン 安野希世乃 / ちいさなひとつぶ Jason Mraz / Butterfly Oriental Express / Monsoon