スタッフ詳細
スタッフレビュー
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EMPIRE EARS
ODIN (Universal Fit)
¥500000 税込
圧倒的なスケール感、高解像度で鮮烈な高域
マルチドライバー構成を得意とする、アメリカのIEMメーカーEMPIRE EARSから、トリプルハイブリッド・7Way11ドライバーという、弩級のフラッグシップモデルが登場しました。 一聴して、圧倒的なスケール感と表現力に長けた、臨場感のあるサウンドが広がります。カナル型イヤホンですが、開放型を思わせるサウンドステージで、窮屈さや閉塞感は一切ありません。 2つのダイナミックドライバーが担当するサブウーファーは、安定した出力と低歪で濁りない低音を鳴らしています。2DDでも量感にくどさはなく、ほどよい厚みとパンチのある低音が、音全体にしっかりとした土台を作っている印象です。 7Wayと細かく帯域分けされてるおかげか、中音域のBAドライバーとの繋がりがスムーズで、一体となった自然で充実した中低音の聴き心地の良さは、長時間のリスニングでも疲れず楽しめそうです。 また、特筆すべき点は高音域の解像度にあります。前へ前へと、自然な伸びと共に主張する高音ですが、刺さらない程度の丸みを持ちつつ、透明感や粒立ちの良さを両立しています。 ESドライバー4基が繰り出す、絶妙にチューニングされた高音は、非常に鮮烈で純粋(ピュア)な印象を与えます。上記の特徴から、ボーカルやギターなどの高音成分を、特に気持ちよく再生してくれます。 マルチドライバーを思わせない、全音域のまとまりの良さは、楽曲をディテール豊かに再現します。 特徴的なクセがなく、基本どんな楽曲にも合いますが、ROCKやアコースティック系とは、特に相性がいいと感じました。 北欧神話の主神「ODIN」の名に恥じない、圧巻のサウンドをお楽しみください。 再生機器:Shanling UP5 試聴楽曲:波に名前をつけること、僕らの呼吸に終わりがあること。(キタニタツヤ),IMAWANOKIWA(いよわ),カワキヲアメク(美波)"
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EFFECT AUDIO
Centurion/8wire(ConX to 4.4mm Balanced)
¥770000 税込
フラッグシップに相応しい圧巻のサウンド
シンガポールの老舗ケーブルメーカーEFFECT AUDIOから、価格もサウンドも弩級のケーブルが登場しました。 一聴して、Centurionはどこかの帯域に特化したタイプではないと感じます。ドシッと腰を据えた低域をベースに、凄まじい描写力を持つ中高域のディテール、その場の空気・空間を感じるような、圧倒的な音場と定位感がCenturionの特徴です。 音の厚みも特筆すべき点で、サウンド全体に聴き心地のいい質感を与え、あっさりともくどくもない、非常に上質なサウンドを形成しています。判断が難しいですが、強いて傾向を言うなら“ロー寄りフラット”で、爽やかさは弱いですが、どこかピュアな印象を抱くナチュラルな音です。 中庸を極めたサウンドな為、元々個性の強いイヤホンの場合、逆にその特性を活かしきれないかもしれません。相乗効果含め、とことん味わうには、優れた定位感を持つイヤホンとの組み合わせがベストです。 楽曲ジャンルは選ばないですが、クラシック、オーケストラ、ジャズ音源との相性が抜群でした。 どれだけ音が良くても、硬く取り回しが悪いケーブルは躊躇されますが、Centurionは見た目から想像できないほど柔らかく、しなやかなケーブルに仕上がっています。細かいことですが、永く使っていく上では、重要なポイントになるのかなと思います。 この辺りにも、老舗ケーブルメーカーの高い技術力を感じました。 再生機器:Shanling UP5 試聴機種:Vision Ears VE6x2
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EMPIRE EARS
BRAVADO MKII
¥187000 税込
EMPIREサウンドを味わえるリスニングホン
MKIIへ進化し、デザイン・ドライバー構成ともに、大幅に刷新されました。 ブラックシェル筐体はそのままに、フェイスプレートに専用デザイン「Deep Field」が採用され、地味な印象を受ける初代BRAVADO(以降「初代」)と比較し、ググっと高級感が増したように思います。デザインの由来は、ハッブル宇宙望遠鏡から覗いた“銀河の一部分”を再現しているそうです。 カナルが長く安定感はあるものの、シェルのサイズがやや大ぶりになり、人によっては耳から飛び出しやすいかもしれません。 また、音を聴いてみると、進化したのはデザインだけではないことに気付かされます。 初代は1BA、1DDのシンプルな2ドライバー構成でしたが、MKIIはESドライバーを2基追加した、4ドライバー・トリプルハイブリッド構成になりました。ダイナミックドライバーも、上位機種ODIN、VALKYRIE MKIIと同様の、WEAPON IX+ドライバーを搭載しています。 高音域~低音域を担当する、上下のドライバーが進化、追加されたことで、低い音から高い音まで、解像度・情報量に余裕のある出音になりました。全域にわたるパワフルさはそのままに、より高解像度で細やかな表現力が磨かれています。初代に感じられた粗さは消え、音傾向を崩さずに、1、2ランクグレードアップしたように感じられます。 音場広めな弱ドンシャリ傾向なので、ROCK、POPSなどのノリ良く聴ける楽曲、ライブ音源などの空間を楽しめるような楽曲が合う印象です。上下帯域と比べるとボーカル帯は大人しく、ボーカル楽曲中心に聴く方にはしっくりこないかもしれません。 エントリーモデルですが、存分にEMPIREサウンドをお楽しみいただけます。
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EMPIRE EARS
BRAVADO MKII (Universal fit)
¥115500 税込
EMPIREサウンドを味わえるリスニングホン
MKIIへ進化し、デザイン・ドライバー構成ともに、大幅に刷新されました。 ブラックシェル筐体はそのままに、フェイスプレートに専用デザイン「Deep Field」が採用され、地味な印象を受ける初代BRAVADO(以降「初代」)と比較し、ググっと高級感が増したように思います。デザインの由来は、ハッブル宇宙望遠鏡から覗いた“銀河の一部分”を再現しているそうです。 カナルが長く安定感はあるものの、シェルのサイズがやや大ぶりになり、人によっては耳から飛び出しやすいかもしれません。 また、音を聴いてみると、進化したのはデザインだけではないことに気付かされます。 初代は1BA、1DDのシンプルな2ドライバー構成でしたが、MKIIはESドライバーを2基追加した、4ドライバー・トリプルハイブリッド構成になりました。ダイナミックドライバーも、上位機種ODIN、VALKYRIE MKIIと同様の、WEAPON IX+ドライバーを搭載しています。 高音域~低音域を担当する、上下のドライバーが進化、追加されたことで、低い音から高い音まで、解像度・情報量に余裕のある出音になりました。全域にわたるパワフルさはそのままに、より高解像度で細やかな表現力が磨かれています。初代に感じられた粗さは消え、音傾向を崩さずに、1、2ランクグレードアップしたように感じられます。 音場広めな弱ドンシャリ傾向なので、ROCK、POPSなどのノリ良く聴ける楽曲、ライブ音源などの空間を楽しめるような楽曲が合う印象です。上下帯域と比べるとボーカル帯は大人しく、ボーカル楽曲中心に聴く方にはしっくりこないかもしれません。 エントリーモデルですが、存分にEMPIREサウンドをお楽しみいただけます。
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EMPIRE EARS
ODIN
¥600000 税込
圧倒的なスケール感、高解像度で鮮烈な高域
マルチドライバー構成を得意とする、アメリカのIEMメーカーEMPIRE EARSから、トリプルハイブリッド・7Way11ドライバーという、弩級のフラッグシップモデルが登場しました。 一聴して、圧倒的なスケール感と表現力に長けた、臨場感のあるサウンドが広がります。 カナル型イヤホンですが、開放型を思わせるサウンドステージで、窮屈さや閉塞感は一切ありません。 2つのダイナミックドライバーが担当するサブウーファーは、安定した出力と低歪で濁りない低音を鳴らしています。 2DDでも量感にくどさはなく、ほどよい厚みとパンチのある低音が、音全体にしっかりとした土台を作っている印象です。 7Wayと細かく帯域分けされてるおかげか、中音域のBAドライバーとの繋がりがスムーズで、一体となった自然で充実した中低音の聴き心地の良さは、長時間のリスニングでも疲れず楽しめそうです。 また、特筆すべき点は高音域の解像度にあります。 前へ前へと、自然な伸びと共に主張する高音ですが、刺さらない程度の丸みを持ちつつ、透明感や粒立ちの良さを両立しています。ESドライバー4基が繰り出す、絶妙にチューニングされた高音は、非常に鮮烈で純粋(ピュア)な印象を与えます。上記の特徴から、ボーカルやギターなどの高音成分を、特に気持ちよく再生してくれます。 マルチドライバーを思わせない、全音域のまとまりの良さは、楽曲をディテール豊かに再現します。特徴的なクセがなく、基本どんな楽曲にも合いますが、ROCKやアコースティック系とは、特に相性がいいと感じました。 北欧神話の主神「ODIN」の名に恥じない、圧巻のサウンドをお楽しみください。 再生機器:Shanling UP5 試聴楽曲:波に名前をつけること、僕らの呼吸に終わりがあること。(キタニタツヤ),IMAWANOKIWA(いよわ),カワキヲアメク(美波)
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OEAudio
Multi-Plug Female
¥1320 税込
想像以上に快適・便利な交換式マルチプラグ
クリニックスタッフではない、いちスタッフの私自身が、はんだ付け作業~実際に使用するところまで、Multi-Plugに触れてみました。 簡潔に本製品の魅力をお伝えすると、 ・変換プラグ、ケーブルが不要になる ・1本のケーブルでさまざまな機器に対応できる ・リケーブル回数が減りイヤホン側の負担も減る ということが挙げられると思います。 プレーヤーなどの端子に合わせ、お手軽にプラグを交換できるのは想像以上にストレスフリーで、複数のケーブルを持ち歩くことがなくなりました。プラグ全長は非常に短くコンパクトで、交換式という認識がないと普通のプラグと勘違いするサイズ感です。 これまでの交換式プラグは、全長が長めだったり、プラグとの接続部が太めで、存在感のあるものが多かったですが、OEAudioのMulti-Plugは「より実用的」に重きを置いている印象です。 また、本製品を利用する懸念点として、以下の点が気にされる方もいると思います。 ・接点が増えることによる音質変化 ・基本カスタマイズ前提で敷居が高い ・作業が難しそう まずは音質変化ですが、顕著な変化は感じ取れませんでした。各接点は、素人目に見ても安心感のある品質で、各接合部にもグラつきや緩さはありません。 作業性については、たしかに“一般的なプラグパーツ”と比較すると、すこし難易度が高い印象を受けました。 コンパクトさと代償に作業スペースは狭めで、芯数が多かったり、線材が太いケーブルでは、より難易度が上がりそうです。 ただ、基本的にプラグ交換の作業経験があれば、問題なく扱えるパーツだと思いました。はんだ付けの経験や、作業する自信のない場合は、e☆イヤホンクリニック利用をご検討いただけますと幸いです。 カスタマイズ前提で敷居は高いですが、一度体験すると離れられない利便性があります 実際に使ってみて、楽しみの幅が広がるだけでなく、より愛機を永く大切に使っていくための、手助けをしてくれるプラグだと感じました。
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VISION EARS
VE7 (Universal Fit)
¥325000 税込
一皮剥けた、次世代モニターサウンド
イヤホン筐体は小ぶり設計で、耳が小さめの方でもストレスなく装着できそうです。個性的なフェイスプレートは「FIRE BLAZE」と名付けられた新デザインで、ポリマー素材を使用して製作されているとのこと。 サウンドについてですが、一聴して際立つのは、非常に優れた定位感です。声、楽器、電子音、それぞれの音の伸び引きの部分で、誇張なく自然で聴き取りやすい音像が広がります。 広義のフラットサウンドは、あっさり薄味なスッキリしたモデルが多いですが、VE7はほどよい濃厚さを持ち、スッキリとも濃すぎもしない、聴いていて楽しいサウンドに仕上がっています。音の輪郭がくっきり浮かび上がるサウンドは、今までのモニター機にはなかった感覚が味わえ、全音域での過不足を感じない聴き心地の良さに、VEが目指す「ニュートラルサウンド」を感じ取ることができました。ニュートラルでも退屈な音ではないという、この絶妙なチューニングに、聴き慣れた楽曲を全て聴き返したくなりました。 バランスが良く、用途や楽曲ジャンル問わず活躍できますが、モニター利用の場合は、楽器を演奏する方に強くオススメしたいモデルです。聴きやすさ、聴き取りやすさの両面で、抜群のパフォーマンスを発揮すると思います。 スペックの目新しさはないですが、特筆できる確かなアイデンティティを持つ、硬派で実力派なモデルです。
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VISION EARS
VE7
¥385000 税込
一皮剥けた、次世代モニターサウンド
イヤホン筐体は小ぶり設計で、耳が小さめの方でもストレスなく装着できそうです。個性的なフェイスプレートは「FIRE BLAZE」と名付けられた新デザインで、ポリマー素材を使用して製作されているとのこと。 サウンドについてですが、一聴して際立つのは、非常に優れた定位感です。声、楽器、電子音、それぞれの音の伸び引きの部分で、誇張なく自然で聴き取りやすい音像が広がります。 広義のフラットサウンドは、あっさり薄味なスッキリしたモデルが多いですが、VE7はほどよい濃厚さを持ち、スッキリとも濃すぎもしない、聴いていて楽しいサウンドに仕上がっています。音の輪郭がくっきり浮かび上がるサウンドは、今までのモニター機にはなかった感覚が味わえ、全音域での過不足を感じない聴き心地の良さに、VEが目指す「ニュートラルサウンド」を感じ取ることができました。ニュートラルでも退屈な音ではないという、この絶妙なチューニングに、聴き慣れた楽曲を全て聴き返したくなりました。 バランスが良く、用途や楽曲ジャンル問わず活躍できますが、モニター利用の場合は、楽器を演奏する方に強くオススメしたいモデルです。聴きやすさ、聴き取りやすさの両面で、抜群のパフォーマンスを発揮すると思います。 スペックの目新しさはないですが、特筆できる確かなアイデンティティを持つ、硬派で実力派なモデルです。
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VISION EARS
EXT (Universal Fit)
¥484000 税込
派手だけど上品、透明感とアタック感に優れた万能機
自然派なELYSIUMと比較し、サイバーで近未来感のある筐体デザインへと変貌しました。パーツ配置の関係でカナル部に独特な膨らみがあり、少し太めな設計です。シェルの形状から装着感は人を選びそうですが、多くの場合イヤーピースの調整で解決できると思います。 デザインは大きく変わりましたが、濁りのないピュアなサウンドには、間違いなくELYSIUMの特徴が受け継がれていると感じます。 4基のESドライバーによる、透明感とアタック感を持つ高音域は、ハッキリくっきり煌びやかに刺さる一歩手前までぐぐっと伸び、サウンドステージ全体に澄んだ空気感を作るとともに、VEの中でもピカイチなボーカルの明瞭さ、生々しさを誇ります。 また、2種のダイナミックドライバーが繰り出す、ハイレスポンスで適度に広い低域は、サウンド全体に生き生きとした活気を与えています。 繊細な音や速く激しい音の再現力、聴き応えのある程よいボーカルの厚み、全域にわたる自然な音の繋がりなど、異種ドライバー構成を思わせないサウンドの一体感は、EXTの特徴であり強みだと思います。 弱点としては、音源によって高域にドライ(乾いた)な印象を受けることがあり、その音の鋭さから、電子音で構成された楽曲、アコーススティックな楽曲は相性を選びそうです。 個性ゆえの相性はありますが、基本的にはさまざまな楽曲ジャンルで、エネルギッシュな高解像度サウンドを楽しめるモデルだと思います。
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VISION EARS
PHÖNIX(Universal Fit)
Gold-Red
¥638000 税込
究められた無個性、圧倒的な定位感
13基のBAドライバーを搭載した、怒涛のフラッグシップモデルが登場しました。 黒を基調としたカーボンファイバー製のシェルは、光や角度によって積層ファイバーの断面がキラキラと表情を変えます。 カーボンの採用により、軽量かつ堅牢なつくりを両立しているようです。カスタムIEMを思わせる薄いイヤホン筐体はやや大ぶりで、人によっては収まりが悪いかもしれません。 肝心のサウンドですが、正直なところ評価が難しいです。 どこか強調された音域はなく、全音域でただひたすらに圧倒されるサウンドを実現しています。 全体の傾向としては、高域寄りのフラットサウンドと言えそうです。 凄まじい高域の解像度に透明感、生々しくディテールに優れた中域、どこまでも深く広い低域、パキパキに決まった定位感など、どこか突出しているというより、それら全てを適度に併せ持ち、絶妙なチューニングの元に融合され、Phönixのサウンドを創っている印象です。 また、その中で強いて際立った特徴と言えば、高解像度で安定感抜群な定位があげられると思います。 どこでどんな音が鳴っているか、まざまざと表現してしまう能力は唯一無二の魅力に感じます。 ロック、メタル、ポップスに合う、VEらしいスピード感もありますが、ジャズやクラシック、オーケストラなど、優れた定位感と解像度、適度な柔らかさを求められるジャンルにこそ、持ち味を最大限活かせると思います。 変革を起こし、不死鳥のように生まれ変わったPhönixをぜひお試し頂きたいです。