スタッフレビュー詳細
重心低めなパワフルサウンドでありながらバランスの良さが光る有線イヤホン
See audio「Rinko」は重くてキレのある低音域を中心に、聴きごたえのある、まとまり感の良いサウンドを奏でてくれるイヤホンです。
【ポイント】
・しっかりと重さを感じる低音域
・低音域に負けない中~高音域
・抜けの良さや音場の広さを感じるサウンド
Rinkoの特徴としてまず挙げられるのが、重さと量感がありつつもゆるくなり過ぎないチューニングが好印象な低音域です。地鳴りのような振動を感じられるため、低音をしっかりと感じたい方には特にオススメできるイヤホンです。
ボーカルは近くに配置されている印象です。量感多めな低音域に埋もれることなくハッキリとした存在感を放っています。
高音域は他の帯域と比較するとやや控えめな印象ではあるものの、細かい音までしっかりと表現されていて聞き取りやすく、刺さりも感じませんでした。
懸念点があるとすれば、日本仕様のRinkoに付属しているケーブルは「4.4mm5極仕様」であるという点です。今まで3.5mmアンバランス接続のみの環境で音楽を楽しんできた方にとっては追加の投資が必要になってしまいますが、レビュー投稿の2023年5月時点でおよそ10000円前後の価格帯から4.4mmバランス接続可能なアンプが販売されておりますので、是非この機会に環境を一新してみてはいかがでしょうか?
試聴環境
iPhone 14 Pro→Earstudio ES100→See audio Rinko
試聴楽曲
YOASOBI - アイドル
LE SSERAFIM - Eve, Psyche & The Bluebeard's wife
量感イメージ
この商品に対する
他のスタッフのレビュー
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ちっくん
@e☆イヤホン
See audio
Rinko
White
¥16500 税込
『低重心で迫力ある低域と存在感のあるボーカルが魅力的!』
4.4mmバランスプラグが標準採用されたダイナミック×平面ドライバー搭載のハイブリッドイヤホンです。 パッケージがアニメキャラで可愛らしいSee audioですが、Rinkoのイヤホンデザインはとてもシンプルでブラックもしくはホワイトの単色をベースに「Rinko」のロゴのみの、さっぱりとしたデザインです。 また、付属ケーブルのプラグは平面ドライバーの特性を最大限生かすために日本向け仕様は4.4mmバランスプラグが採用されています。 音質に関しては、重心が低く迫力ある低域の中に存在感のあるボーカルを届けてくれます。4.4mmバランスプラグということもあって、音の厚みと解像度の高さが引き立っています。 Rinkoはアップテンポな楽曲、女性ボーカル、アニソンなどが楽しく聴けるチューニングになっているのでぜひ、試聴してみてください!! 【試聴環境】 ・XPERIA1 Ⅳ ⇨ SHANLING UA3 【試聴楽曲】 ・Won't Back Down / NBA YoungBoy, Bailey Zimmerman, Dermot Kennedy ・Ride Wit Us / AK-69 ・The Business / TIESTO ・WHEN I MOVE / KARA
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shazy
@e☆イヤホン 秋葉原店
See audio
Rinko
¥16500 税込
平面駆動の新境地
まず見た目について、パッケージから派手めな本体を想像していましたが、シックにまとまり引き締まったマットブラックカラーが特徴です。 本体は比較的小柄な部類に入る大きさですが、ドライバー構成の影響か若干の厚みは感じます。 何より驚いたのが、付属のイヤーピースです。サイズ毎に色が異なるため判別が容易で、作り込みと親切心を感じます。そのイヤーピースがシリコンの中にフォームタイプが入っているハイブリット型で装着感に期待を持てます 実際に装着してみると、見た目では本体に厚みを感じましたが、筐体のフィット感は個人的にしっくりきました。イヤーピースについてはフォーム特有の反発が程よく、動いたりしても外れるような気配はありませんでした。 サウンドについては押し出しが強く、ハリのある元気さを感じます。解像度は高く、細かい描写もしっかりと再現してくれるので、洋楽や邦楽、アニソンなどジャンルを気にすることなく、聴き入ってしまうサウンドです。 まとまったサウンド、粒感や引き締まった低域との相性を楽しむようなイヤホンだという印象でした。
このスタッフの他のレビュー
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わか
@e☆イヤホン
Null Audio
Lune MKVII
¥19800 税込
音場広め、輪郭クッキリなリケーブル
Null AudioのLuneシリーズの第7弾である本製品は銀色の4芯ケーブルで見た目の良さと取り回しの良さが光る製品です。 音の傾向としては、全体的にギュッと引き締まる印象でした。 特に、高音域に関しては解像度が上がり、かなり細かい音まで逃さずに聴くことが出来ました。ただし、元からサ行の刺さりが気になる楽曲に関しては、さらに強調してしまっている印象でしたので、気になる方は試聴していただくことをおすすめいたします。 ボーカルに関しては、頭の中の1番遠いところで鳴っている印象を受けました。前述の高音域の特性も相まって、ボーカリストの息遣いまで聞こえてきてとても好印象でした。 低音域に関しては、タイトな低音を聴かせてくれました。量感もしっかりと残っており、物足りなさは感じませんでした。 「全体的に音を引き締めたい!」「高音がちょっと物足りない!」そんな方にオススメしたいケーブルです。 試聴環境 iPhone 11→Earstudio ES100→Lune MKVII→AAW ASH(カスタムIEM) 試聴楽曲(Apple Music) 赤い公園 - オレンジ 4s4ki - m e l t
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わか
@e☆イヤホン
SONY
WF-1000XM5
プラチナシルバー
¥38000 税込
全てがブラッシュアップされたSONYの完全ワイヤレスイヤホン
SONY「WF-1000XM5」は静寂の中で高音質な音楽を楽しめるSONYの技術が詰まった完全ワイヤレスイヤホンです。 2021年6月発売の前モデル「WF-1000XM4」と比較すると、 ・イヤホン本体が小型化 ・ノイズキャンセリング性能の向上 ・より繊細な音までしっかりと音を届けてくれる といった変化を感じました。 手に取って最初に感じた好印象なポイントは、イヤホン本体が小型化されているという点です。性能面で進化しているにも関わらず小型化されており、装着感もより良好になっています。 ノイズキャンセリング性能に関しては、確実な進化を感じられました。私の体感では、日常的に使用している初代AirPods Proと比較して、本製品の方が「静寂感」と「ノイズキャンセリング特有の閉鎖感の少なさ」で上回っている印象でした。 外音取り込み機能も優秀で、違和感なく使用できました。音楽再生中であっても、左側本体を指で触れている間だけ音楽再生の音量を下げて外音取り込み機能を使用できるようになっており、とっさに声をかけられた際にも素早く対応できそうです。 肝心の音質に関しては、全体的にタイトで音の広がりを感じられるサウンドです。空間表現に長けている印象で、近い音は近くに、遠い音は遠くに、1つひとつの音がどこに置かれているのかしっかり感じ取れました。苦手とするジャンルは無く、レビューの際に聴いたどの楽曲も心地よく楽しめました。 各帯域ごとの音の印象は、 【低音域】 タイトでカッチリとした弾力を感じる低音が楽しめます。量感はしっかりとありますが、1つひとつの音が引き締められており、バランスが取れているように感じました。 【ボーカル】 近すぎず遠すぎず。まさにちょうど良い位置に配置されています。細かい息遣いまでしっかりと届けてくれます。 【高音域】 細かな音まで丁寧に表現されていました。立ち上がりと抜けのどちらも良く、繊細かつ鮮明な高音を楽しめます。 音質面、ノイズキャンセリング性能、装着感など、どの部分を切り取っても最高レベルの製品です。総合力を求める方には特にオススメです! ぜひお試しください! 試聴環境 iPhone 14 Pro→SONY WF-1000XM5 試聴楽曲 NewJeans - Super Shy FACT - a fact of life PEDRO - 東京
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わか
@e☆イヤホン
FIIO
Q11 【FIO-Q11-B】
¥14850 税込
手のひらに乗る高出力アンプ
FiiO「Q11」はお手軽に高出力サウンドを味わえるDAC搭載アンプです。Q11とスマートフォンやパソコンなどの再生機器をUSB Type-Cケーブルで接続するだけで使用できます。iPhoneユーザーの方もLightning端子のケーブルが付属するため別途の用意は不要です。 Q11がスティック型のDAC搭載アンプと大きく異なる点は、「バッテリーを搭載している」という点です。Q11自体の充電が必要ではありますが、再生機器側の電力供給不足によって使用できないという心配が不要で、スマートフォンのバッテリーの減りも抑えられるというメリットの方が個人的には大きく感じます。 バスパワータイプ(アンプ自体にはバッテリーを搭載しておらず、再生機器から電源を供給する製品)の同価格帯のポータブルDAC搭載アンプと比較すると、出力が高く音に余裕のある印象を受けます。Q11を通すことで全体的に音の輪郭や粒立ちをハッキリと感じられる様に変化します。音の味付けは少なめです。中低音域の音の厚みと高音域の繊細さの両方を兼ね備えたサウンドを楽しめました。 また、Q11と再生機器のボリュームが連動していないという点もgoodポイントです。再生機器である程度音量調整しておいて、そこからQ11で細かく調整といった事が可能です。Q11のボリュームは程よい抵抗感があり、かなり細かい調整が可能だと感じました。 スマートフォン直挿しからのステップアップにはもちろんのこと、10000円前後の価格帯のアンプを現在お使いで出力に不満のある方にも試していただきたい商品です! 試聴環境 iPhone 14 Pro→FiiO Q11→AAW ASH(カスタムIEM) 試聴楽曲 吉田凜音 - JASMINE YOASOBI - Blue
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わか
@e☆イヤホン
Acoustune
Monitor RS ONE
Sumire
¥11680 税込
A10000の中で特にオススメな有線イヤホン
A10000の有線イヤホンの中で人気の高いAcoustune「Monitor RS ONE」に新色「Sumire」が追加されました。 既に発売している「Teal」や「Graphite」も透け感がきれいですが、「Sumire」はモニターイヤホンには採用されることの少ない濃い目のパープルが採用されており、透き通ったパープルの筐体がとても美しい……。是非店頭で手に取って実物を見て欲しいです! 肝心の音は、やや硬めで聴き分けのしやすい音作りで、まさに「ステージモニターイヤホン」といったイメージそのままな印象を受けました。どの帯域も過不足なく出ていて、ジャンルを問わず音楽を楽しめました。音場はやや狭めで、音の1つ1つが近くに配置されていることで、聴き分けがしやすいです。 各帯域ごとの印象について 【低音域】 しっかり出てはいますが主張しすぎておらず、タイトでかっちりとした低音が心地よかったです。 【ボーカル】 リアルで存在感のあるボーカルが楽しめます。 【高音域】 高音域も他の帯域同様しっかりと出ています。刺さりが気になる事はありませんでした。 1つだけ注意点があるとすれば、リケーブル可能イヤホンではあるものの「Pentaconn ear 異形」と呼ばれる(ロング ver.とも呼ばれています)、通常のPentaconn earよりも長めのコネクタが採用されているという点です。通常のPentaconn earやmmcx、2pin採用のイヤホンと比べてしまうと、純正以外のケーブルの選択肢が少ないですが、RS ONE Sumireの発売と同時に4.4mm5極とマイク付の3.5mm4極の純正リケーブルが発売となりましたので、是非こちらもご検討ください! 試聴環境 iPhone 14 Pro→Earstudio ES100→Acoustune Monitor RS ONE 試聴楽曲 YOASOBI - アイドル NewJeans - Ditto