スタッフレビュー詳細
新しい形の万能機
スイッチ切り替えで4つの音を楽しめる機種なので全タイプのレビューをします。
まず、スイッチの切り替えは、爪で簡単に切り替えできるので器具等は必要ないです。深爪の僕でも簡単に出来ました。
SWITCH 1 – OFF | SWITCH 2 – OFF (バランス)
フラット気味な音の鳴りですがボーカルが前目に感じました。全体的にほんといい具合で量感に物足りなさもなく、距離感もちょうどいいです。このチューニングだけでも十分いい機種です。
SWITCH 1 – ON | SWITCH 2 – OFF (バスブースト)
別機種?ぐらい低域がごりっごりに出ます。ただバスブーストによくみられるこもった感じはなく迫力と繊細さを兼ね備えており聴きごたえがグッと増します。ヒップホップ、EDM等を聴く時にはこのチューニングがおすすめです。
SWITCH 1 – OFF | SWITCH 2 – ON (高域拡張)
バスブーストの後に聴くと低域が物足りない感じがしましたが全然そんなことはなく十分出てました。楽器音の表現力が豊かになり、元々ある定位感の良さと相まって聴き惚れてしてしまいそうな音へと切り替わります。優雅なひと時を過ごしたい時にはこのチューニングを。
SWITCH 1 – ON | SWITCH 2 – ON
濃密コテコテサウンドですがこもらず透明感ある音の鳴りです。低域のパワフルさがちょっと目立ちますがバランスで前に出てたボーカルが一歩下がってフラット気味ですが聴きごたえがめちゃくちゃあります。
聴く楽曲、その日の気分や用途によって使い分けができるのでこれ一つでもこと足りそうな勢いです。
是非、一度ご試聴ください。
量感イメージ
この商品に対する
他のスタッフのレビュー
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ばらね
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
Flipears
ARTHA (Universal Fit)
¥257400 税込
シンプルさも個性も捨てたくない!そんな方に
ノーマル状態のARTHAは全体的なバランスがよく、クセがかなり少ないタイプです。低域はベースよりもキックが目立つ印象です。やや強めのアタック感が気持ちよく、楽しくリスニングできます。 中域はややウェット。特に潤いのあるボーカルが楽曲をより楽しませてくれます。ノーマル状態での高域はやや印象が薄く感じました。芯のある低域にflipearsらしいどっしりさをやや感じますが、使いやすいシンプルなサウンドであると感じました。 1のスイッチをオンにすることでベースが膨らみ、シンプルなサウンドから深みの感じる音質に変化します。音場も横に広がり、暖かい低域に音に包まれているような感覚を受けました。 2のスイッチをオンにすると、ノーマル状態では控えめであった高域のピークがぐっと高くなります。スネアのアタック感や余韻、ギターのジャキっとしたざらつきなどより繊細な表現を感じました。 確かに細やかな表現はしっかりと感じられましたが、どちらもスイッチをオンにすることでイヤな強調をされたり、全体のバランスが偏ったようなサウンドには変化しませんでした。 ノーマル状態がかなり整っているので、スイッチを動かすことでやや彩が加わり、より楽しいリスニングへと導いてくれます。 いろんなジャンルを聴くので基本的にはシンプルなサウンドが好きだけど、たまにはちょっと冒険もしたい...…!という方におすすめです。 ※画像はflipearsカスタムIEM完成品例です
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りょうにぃ
@e☆イヤホン
Flipears
ARTHA (Universal Fit)
¥257400 税込
フラットサウンドのオールラウンダー
Flipears (フリップイヤーズ)のARTHA(アーサ)は、端正なルックスに加え、8BAと4WAYクロスオーバーを搭載したモデルです。 ドライバー数の多いイヤホンは情報が多い分、製品やメーカーによってそのアプローチも異なりますが、このARTHAは、個々の棲み分けや役割がしっかりしていて、絶妙な音達のバランス感を味わえる製品です。 この製品の最大の特徴は、2つの音質チューニングスイッチを搭載していること。筐体側面にあるつツマミ部を上げ下げすることで、それぞれ異なった4つの音質(ノーマル、バスブースト、高域拡張、全ブースト)に簡単に切り替えることが出来ます。 個人的には、デフォルト(SWITCH 1、2共にOFF)のサウンドが一番好みでしたが、フラット傾向のサウンドはジャンルを選ばず全ての音を楽しめる、そんな印象を受けました。ヴォーカルも男女問わず、歌い手の表情、輪郭を損なうことなく綺麗に鳴らしてくれます。 低音好きな方のためのバスブーストモード(SWITCH 1をON、2をOFF)は、ただ低域をカチあげる、というものではなく、ベースやキック、バスドラ、鍵盤のマイナスあたりの音域なども、きちんと分別して鳴らしてくれています。音の抜けも程よく、輪郭がくっきりしているので、ファットで抜けの良いサウンドが好みの方は是非このモードをチョイスしてみてください。 高域拡張モード(SWITCH 1をOFF、2をON)は、まさに女性ヴォーカルやピアノ、主に生演奏などを楽しむのに適していると思いました。ハイトーンに厚みや伸びが出るので、クリアな音が楽しめます。 全ブーストモード(SWITCH 1、2共にON)は、まさに極厚なサウンド。とはいえ、ブーストした感じではなく、クリアさをしっかりと残してくれています。例えるなら、適切な範囲内でしっかりブーストしているというか、こういう音作りが上手いメーカーだな、と感心させられました。 ミックス、リファレンス、普段使いなど、色んな用途で使える製品です。 是非店頭でご試聴ください。
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すずき
@e☆イヤホン
Flipears
ARTHA (Universal Fit)
¥257400 税込
空間と奥行き、音の厚みを感じるフラットモニター
フィリピン発のイヤホンメーカーflipearsより、8BAドライバー&サウンドチューニングスイッチ搭載のモデルが登場しました。 スイッチの切り替えで4タイプの音質を楽しめますが、本レビューはスイッチをOFFにした「バランス」チューニングでのレビューです。 真っ先に目に入るのは、ARTHA専用として採用され、Ocean Mosaicと名付けられたデザインの美しさですが、華美なデザインと裏腹に、音質は手堅いモニター的要素と音楽を楽しむリスニング的要素を絶妙に両立した、巧みで実直なチューニングが施されています。 同社モデルのAURORAと共通しますが、基本のバランスはフラットと言えます。上下音域のレンジの広さとレスポンスの良さから、全域にパワフルな印象を持ちますが、音像の中心にフラットバランス特有のブレない芯を感じます。どんな音でも、高域と低域のどちらにも振られ過ぎず、とても聴き取りやすい音です。 特徴として、楽器音やボーカルの生々しさ、優れたディテールを挙げることができますが、とことん音源との相性を選ばない点がARTHAの面白いポイントです。イヤホンによっては、楽器なら電子やアコースティック、ボーカルなら女性、男性ボーカルなど、綺麗に鳴らせるジャンルを分けて表現したりしますが、ARTHAはすべてのジャンルをカバーできている印象です。誇張も不足感もないナチュラルな音に、持ち前の定位感・厚み・パワフルさが組み合わさり、フラットでありながら聴き応え抜群な音を実現しています。楽曲差による鳴り方、聴こえ方の変化が少ないため、安心感・安定感があります。 帯域別で言うと、中高音の鳴り方が個人的なARTHAの推しポイントなので、ご試聴いただけるタイミングがあれば、じっくり聴いてみてほしいです。 再生環境:iPhone – Shanling UP5 試聴楽曲:アイウエ feat.美波&SAKURAmoti(ALTERNATIVE),Segredo(発熱巫女~ず), Who?(Azari),Won’t Back Down feat.P!nk(EMINEM)
このスタッフの他のレビュー
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もい
@e☆イヤホン 秋葉原店
須山補聴器
FitEar MH335ht
¥204600 税込
ふわっと優しい低音カスタム
MH 335DWを元に設計などを見直したこの機種は、引き継がれた低音の量感はもちろんのこと、中高域に伸びがあるので非常に見通しが良く聴きやすいです。 また、中域も近いのでリスニング用途でも使用可能な1本だと感じました。335 DWと比べると音が柔らかくなり優しさと力強さを感じるような印象でした。 ステージで使用する場合なら335 DWはアタック感が強くリズムが取りやすい低音でリズムを取るボーカルの方などはそちらが良いかと。 低音全体を見渡せるように聴きたい方や低音のモニターをするなら「MH335ht」がおすすめです。
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もい
@e☆イヤホン 秋葉原店
VISION EARS
VE6 Xcontrol
¥352000 税込
悩んだらControl一択‼
スイッチ機能付きで一台で2度おいしいモデルです。モニターとリスニング用をこの一台で賄ってくれます。 ただ、スイッチが壊れてしまうのが不安な方や、片方の音だけで大丈夫という方は、チューニングをどちらかに決めてオーダーすることも可能です。(僕はX1固定でオーダーしました。) では、各モデルのレビューへ進みます。 【X2】(スイッチ上) フラットで非常にクリアな音です。土台の低音がしっかりしているので、中高域の楽器が安定していて、伸びや煌びやかさが際立っています。 また、空間表現に長けており楽器の細やかな部分まで楽しめるので、クラシックを聴かれたり、楽器の音をしっかり楽しみたい方やモニター用でお探しの方などには特におすすめです。 【X1】(スイッチ下) スイッチを下げると共に重心もグッと落とすことで、低音の量感や厚みが増します。 量感が増えたにも関わらずゴワつく事はなく、どこか疾走感を感じるキレの良さとレスポンスの速さです。そのおかげで他の帯域とぶつかり合う事なく、むしろお互いを引き立てあっているため楽曲に没入してしまいます。 ロックやメタルなどの激しめ楽曲や、スピード感のある楽曲を聴かれる際は「X1」がおすすめです。
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もい
@e☆イヤホン 秋葉原店
VISION EARS
VE8
¥440000 税込
他モデルのいい所集めました!
VEの特徴でもあるレスポンスの速さはもちろん、 「VE 5」のようなボーカルの表現力 「VE 6 X1」の深みがある低域 「VE 6 X2」の音場感と空間表現 「VE 7」のクッキリとした定位感 その全てを掛け合わせたのが「VE 8」です。音の繋がりの滑らかさも非常に良くて、個性ある機種たちがしっかりと纏まってるんです。まさにオールスターです。 もう非の打ち所がございません。万能機をお探しなら必聴です。
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もい
@e☆イヤホン 秋葉原店
VISION EARS
MEISTER
¥308000 税込
VE5とはまた違ったボーカル機種
ダイナミックらしいインパクトのある低音ですが、カドがないと言いますか...... 迫力はあるものの、柔らかさがあるのでキツさがなく聴き心地が良いです。 「いい濃さの低音やな」と思った矢先に、高精度な中高域に引き寄せられます。 低音に負けず劣らずのボーカルの存在感は、もう手の届く範囲にいるのではないかと錯覚するようなクオリティです。 VISION EARSのボーカル機種といえば「VE 5」が挙げられると思います。その「VE 5」と比較すると、「VE 5」はアリーナ2階から見渡すような感覚で、「MEISTER」はアリーナ最前でどっぷり浸る感じです。 より音の濃さを求めるのであれば、「MEISTER」かと思います。 ダイナミックドライバー搭載のカスタムIEMの為、気圧でドライバーがペコペコ鳴る可能性があります。お含みおきください。