スタッフレビュー詳細
帰ってきたM11 PLUS!!
「M11 PLUS」のESS社DACチップ搭載モデル! 今回は自分が愛用している通常のM11PLUS LTDとの比較をさせて頂こうかと思います。
まずボディの「M11 PLUS LTD」からの変更点はボリュームタッチパネルがカーボンになっている点で、グリップ感がとても良くなっており、細かな音量の上げ下げがしやすいです!
音質ですが、「M11 PLUS LTD」ESSの方が繊細でハッキリとした描写が出来るようになっており、LTDの旭化成チップ使用した方が、迫力のある表現です。
ジャンル的には、どちらも元々クール寄りなドライな空気感があるのでオールラウンダーではありますが、強いて言うのであればESSモデルの方がクラシック系やEDM系、LTDモデルの方がポップス系やロック系に相性が良いかと思いました!
また、解像度に関してはESSの方がしっかりと描写してくれているので、細かな音を聴きやすい立ち位置で聴きたい場合はこちらをおすすめしたいです。個人的にはどちらも甲乙付け難い良さがありますね! 2台持ちもありでは!?
【試聴環境】
イヤホン:EMPIRE EARS LegendX
楽曲:
Hakos Baelz『Play Dice!』
ホロライブファンタジー『いんたらくとふぁんたじあ』
量感イメージ
この商品に対する
他のスタッフのレビュー
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エリーナ
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
FiiO
M11Plus ESS 【FIO-M11PLES-B】
¥118800 税込
デジタルチックで乾燥しているのに温度は暖かいサウンド
FiiO特有の、かぶりつけそうなほど柔らかく実体感のある低音と、視線の高さで当たり前のように真っすぐニュートラルに走ってくる中・高域でバランスよく構成された音質です。 パッと聴くとデジタルチックなややドライな印象を受けるのですが、音のエッジはほんのり暖かくやわらかで、広すぎることないサウンドステージが今主流の電子音が多いPOPミュージックにとてもよく合います。 M11シリーズ最大の特徴、3.5mmアンバランス/2.5mmバランス/4.4mmバランスのイヤホンを使用でき、バランス再生したときに聴こえている範囲内の密度が薄まることない音の広がりをするので、あっさりとしたイヤホンをバランス再生するのに向いています。 Google Play Storeがプリインストールされており、画面も綺麗で動作もスマホと遜色ないので、音楽を聴くだけではなく動画コンテンツやゲームもさくさく楽しめるのと、最大2TBのSDカードに対応しているので音楽ストリーミングサービスのハイレゾ楽曲を沢山ダウンロードする事も可能です。 普段スマホで楽しんでいるコンテンツを最大限楽しむのにM11Plus、大変おすすめです。 【試聴環境】 イヤホン:Artio CU1 ヘッドホン:SHURE SRH840A
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AKIRA
@e☆イヤホン 秋葉原店
FiiO
M11Plus ESS 【FIO-M11PLES-B】
¥118800 税込
よりニュートラルでスキのない音質
M11Plusと言えば、数量限定で販売された「M11Plus LTD」で好評いただいたモデルが記憶に新しいかと思います。 「M11Plus ESS」では、ES9068ASを2基搭載になっているほか、バッテリー持続時間が4時間伸びて14時間、SN比は6db高くなって126dbとスペックだけ見てもかなりの変化が見られます。以前のLTDが数量限定品のため、通常モデルという位置付けではありますが、ESSはまた一味違う新しいモデルと言っても良いのではないかと思います。 さて、肝心の音質ですが、全帯域に透明感があり非常に歪み感の少ないサウンドに感じました。土台となる低域はしっかりとした量感がありますが、適切な距離感で定位するのでくどさがなくさらっと聴けます。この点は、印象が濃くなりすぎず他の帯域をマスクせずにできる絶妙なバランスだと思います。中高域についても正確な定位と滑らかなでピークの少ないサウンドが非常に聴きやすいです。 「M11 Plus LTD Aluminum Alloy」と「M11 Plus ESS」を比較してみると、前者はボーカルがど真ん中に定位するようにやや中央にまとまった密度感を持っていて柔らかく艶やかな質感です。後者は横方向への広がりが増しより音をより客観的に全体を見渡せるように定位し、質感は少し乾いたモニター調でフラットな印象になっています。 総合して、音源に対してより忠実な印象になっており機器の癖を極力出さずに音楽を楽しめるように感じました。合わせる機器、音楽ジャンルをあまり選ばないと思いますので、幅広い方にオススメできる商品になっていると思います。 ぜひご検討ください!
このスタッフの他のレビュー
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タナトス
@e☆イヤホン 秋葉原店
EFFECT AUDIO
Gaea(Universal Fit)
¥170000 税込
エモい男性ボーカルと秀でた音像表現
EFFECT AUDIOのコラボ系イヤホンといえば、カスタムIEMの『Merlin』や『GENESIS J』が思い浮かびます。 『Merlin』は音の線が細く艶っぽくスッキリした明瞭感があり、対して『GENESIS J』は分厚い歯応えの良い音と全体の解像度の高さが見られました。 こちらのコラボモデル『Gaea』は、上記2機種の中間的な立ち位置のサウンドで程よい厚みを持ちながら、前に来る中低域と透きとおった表現が非常に得意で、満遍なく丁寧に鳴らしてくれます。 また以前には無かった均整のある表情が見られ、やや中高域が引っ込み思案なところがございますが、空間の広いオールマイティなイヤホンです。 個人的には歌ものを中心とした音楽がオススメで、男性ボーカルが非常に心地よく聴けますね。 試聴環境:M11 PLUS ESS
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タナトス
@e☆イヤホン 秋葉原店
FiiO
BTR7
¥34100 税込
安定感とパワーのあるレシーバー
BTR7は据え置きアンプクラスにも搭載されている『THX AAAアンプテクノロジー』を採用しているため、同ブランドのBTR5とはまた違ったサウンドを演出してくれます。 音質は一言で表現すると「ウォームな空気感と腰の添えたダイナミックなサウンド」で、実がしっかりとした低域を持ちつつ、ボーカルから高域にかけては明瞭度が高いFiiOらしく鳴らしてくれます。 Bluetooth接続時、明瞭度は高く感じ、USB接続時ではナチュラルさがより高く感じられました。 クール寄りの空気感でさっぱりとしたサウンドの中にやや艶があるBTR5と比較すれば、前述の暖かい空気感と艶感があり、腰を添えた分の音の安定感があり、余裕の持ったサウンドを奏でてくれます。 その為、駆動力が必要な機器を鳴らしたい方や迫力のあるサウンドが好みの方はBTR7。厚みがあったり濃いタイプのイヤホンをお持ちの方、迫力よりもスッキリとしたサウンドで聴きたい方はBTR5。と言ったところでしょうか。 操作に関して、右側面の電源ボタン長押しでメニュー画面を開くことができ、電源ボタン下のボタンでメニューの決定や再生/停止が可能で、ボリュームボタンでメニューの項目選択ができます。 また電源ボタンをメニュー画面になった後も押し続けることで、電源OFFとなります。初期のペアリングは電源起動後に、再生/停止ボタン長押しで機器との接続が出来ます。 試聴環境:Galaxy S21
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タナトス
@e☆イヤホン 秋葉原店
NEUMANN
NDH 30
¥89100 税込
余韻を感じるフラットサウンド
NDH 30はミキシングやマスタリング向きで、説明にもありますが特に昨今の『VRやゲームなどの没入型コンテンツのバイノーラルミックス作成』に対して、非常によく作りこまれているモニターヘッドホンです。 同ブランドの密閉型モデルのNDH 20にも感じましたが、通常のモニターヘッドホンには無いリバーブ感があり、これはゲームのBGMや環境音といった楽曲の調整に対して、大きなメリットになると思います。 NDH 20では艶のある質感やボーカルラインが前に来て、バックの楽器がやや後退するような描写がありましたが、NDH 30の場合は、開放されることで艶っぽさが乾いた質感となり、音抜けがよく高い解像度が出せるようになりました。 その結果ボーカルラインと楽器の区分けが上手くなり、より音を把握しやすくなっています。 装着感となりますがNDH 20に感じた側圧(しめつけ)が、一新されたヘッドパッドによって和らぎ長時間での使用もしやすくなりました。また緩くなったわけではなく固定力はしっかりしており、付けた際の重さもやや軽くなってより負担が軽減されました。 試聴環境:ADI2-DAC FS
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タナトス
@e☆イヤホン 秋葉原店
FAudio
Mezzo 【FA-2514】
¥266220 税込
FAudioの革新的なモデル
日本限定100台の限定モデルであるMezzoは、厚みを持たせながらも非常に見通しのよい中低~低域を奏でてくれており、同ブランドの名機と名高いMajorと似ている部分です。 アルミニウム筐体のMajorの時と比べ、より解像度高く描写をしてくれます。奥行きをしっかり表現しながら、中域~高域にかけては芯ががっしりとしたキツさの無い程よい分離感と定位感に長けており、全体を通してハリのあるサウンドです。 3段階のスイッチにより、サウンドを変更できます。聴く前は高中低に分かれているものと思いましたが、聴いてみると従来のような各帯域に強弱がつくようなものではなく、元のバランスを維持しつつ明瞭度を与えたり、よりタイトなサウンドに切り替えたりと今までにない変化を楽しむことができます。そのため、ジャンルに区別なく楽しませてくれます。 装着感は他社のUniqueMelodyに近く、ケーブルの取り回しは同ブランドのDarkSkyのように、太さはありますがしなやかなものになっています。 限定モデルとなっているのが惜しい製品ですので、機会があれば是非お試し&ご検討ください。 試聴環境:M11 PLUS ESS