スタッフレビュー詳細
デジタルチックで乾燥しているのに温度は暖かいサウンド
FiiO特有の、かぶりつけそうなほど柔らかく実体感のある低音と、視線の高さで当たり前のように真っすぐニュートラルに走ってくる中・高域でバランスよく構成された音質です。
パッと聴くとデジタルチックなややドライな印象を受けるのですが、音のエッジはほんのり暖かくやわらかで、広すぎることないサウンドステージが今主流の電子音が多いPOPミュージックにとてもよく合います。
M11シリーズ最大の特徴、3.5mmアンバランス/2.5mmバランス/4.4mmバランスのイヤホンを使用でき、バランス再生したときに聴こえている範囲内の密度が薄まることない音の広がりをするので、あっさりとしたイヤホンをバランス再生するのに向いています。
Google Play Storeがプリインストールされており、画面も綺麗で動作もスマホと遜色ないので、音楽を聴くだけではなく動画コンテンツやゲームもさくさく楽しめるのと、最大2TBのSDカードに対応しているので音楽ストリーミングサービスのハイレゾ楽曲を沢山ダウンロードする事も可能です。
普段スマホで楽しんでいるコンテンツを最大限楽しむのにM11Plus、大変おすすめです。
【試聴環境】
イヤホン:Artio CU1
ヘッドホン:SHURE SRH840A
量感イメージ
この商品に対する
他のスタッフのレビュー
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タナトス
@e☆イヤホン 秋葉原店
FIIO
M11Plus ESS 【FIO-M11PLES-B】
¥88000 税込
帰ってきたM11 PLUS!!
「M11 PLUS」のESS社DACチップ搭載モデル! 今回は自分が愛用している通常のM11PLUS LTDとの比較をさせて頂こうかと思います。 まずボディの「M11 PLUS LTD」からの変更点はボリュームタッチパネルがカーボンになっている点で、グリップ感がとても良くなっており、細かな音量の上げ下げがしやすいです! 音質ですが、「M11 PLUS LTD」ESSの方が繊細でハッキリとした描写が出来るようになっており、LTDの旭化成チップ使用した方が、迫力のある表現です。 ジャンル的には、どちらも元々クール寄りなドライな空気感があるのでオールラウンダーではありますが、強いて言うのであればESSモデルの方がクラシック系やEDM系、LTDモデルの方がポップス系やロック系に相性が良いかと思いました! また、解像度に関してはESSの方がしっかりと描写してくれているので、細かな音を聴きやすい立ち位置で聴きたい場合はこちらをおすすめしたいです。個人的にはどちらも甲乙付け難い良さがありますね! 2台持ちもありでは!? 【試聴環境】 イヤホン:EMPIRE EARS LegendX 楽曲: Hakos Baelz『Play Dice!』 ホロライブファンタジー『いんたらくとふぁんたじあ』
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AKIRA
@e☆イヤホン 秋葉原店
FIIO
M11Plus ESS 【FIO-M11PLES-B】
¥88000 税込
よりニュートラルでスキのない音質
M11Plusと言えば、数量限定で販売された「M11Plus LTD」で好評いただいたモデルが記憶に新しいかと思います。 「M11Plus ESS」では、ES9068ASを2基搭載になっているほか、バッテリー持続時間が4時間伸びて14時間、SN比は6db高くなって126dbとスペックだけ見てもかなりの変化が見られます。以前のLTDが数量限定品のため、通常モデルという位置付けではありますが、ESSはまた一味違う新しいモデルと言っても良いのではないかと思います。 さて、肝心の音質ですが、全帯域に透明感があり非常に歪み感の少ないサウンドに感じました。土台となる低域はしっかりとした量感がありますが、適切な距離感で定位するのでくどさがなくさらっと聴けます。この点は、印象が濃くなりすぎず他の帯域をマスクせずにできる絶妙なバランスだと思います。中高域についても正確な定位と滑らかなでピークの少ないサウンドが非常に聴きやすいです。 「M11 Plus LTD Aluminum Alloy」と「M11 Plus ESS」を比較してみると、前者はボーカルがど真ん中に定位するようにやや中央にまとまった密度感を持っていて柔らかく艶やかな質感です。後者は横方向への広がりが増しより音をより客観的に全体を見渡せるように定位し、質感は少し乾いたモニター調でフラットな印象になっています。 総合して、音源に対してより忠実な印象になっており機器の癖を極力出さずに音楽を楽しめるように感じました。合わせる機器、音楽ジャンルをあまり選ばないと思いますので、幅広い方にオススメできる商品になっていると思います。 ぜひご検討ください!
このスタッフの他のレビュー
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エリーナ
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
Astell&Kern
AK PA10 【IRV-AK-PA10】
¥74250 税込
Astell&Kernシリーズを愛する方納得のサウンド
Astell&Kernユーザーにとってはたまらない濃密で正確なサウンドを体感できるアンプです。 【試聴環境】 プレイヤー:SP3000 接続ケーブル:PA10付属mini-miniケーブル、e☆イヤホンラボ Jet Short Cable 4.4mm to 4.4mm ヘッドホン:audio-technica ATH-R70X(アンバランス接続)、Sennheiser HD660S2(アンバランス/バランス接続) 【音質】 どの音域もまっすぐ鳴る力と厚みを与えられ、特に中音域はPA10によって厚みがしっかりと補強されます。声の唸りや楽器の押し出しが引き立つのでより真摯に音楽を受け止めたいという気分にさせてくれます。 高音域は刺さることなく、音の末までしっかりと捉えることができ、低音は胸の位置で張り出したような存在感を得られます。また、ノイズレスという言葉通り静寂時のシンとした暖かい空気感が特徴的でした。 ホール感や余韻の脚色が少なく、プレイヤー自体の音を折り曲げずに素直に前へ押し出す手伝いをしてくれるので、キャラが立つプレイヤー・ヘッドホン関係なしに導入できる構成です。 Crossfeedの設定では、スピーカーの位置が徐々にアングルを開いて遠ざかるような効果があり、ヘッドホンによって自然な鳴り方を任意で設定できます。 また、4.4mmバランス再生では左右に振りすぎない程よい距離感で、音楽の中心を見失わずにいられるところが魅力的に感じました。 【ドライブ力】 420Ωを誇るATH-R70X(アンバランス接続)の場合、SP3000の出力2V、PA10はハイゲイン、ボリュームダイアル7時あたりでしっかりと聴きごたえのある大きさになりました。 【使用感】 一面がプレイヤーを傷つけにくいラバーパッド仕様になっているので、別途ゴムパッドを導入せずともきれいに束ねられます。アンプの下部1-2cmはラバーでおおわれていませんが、ややラバー分の高さが出ているのでカツカツあたることはなさそうです。
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エリーナ
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
LIQUID LINKS
Martini
MMCX 3.5mm 3極 ストレート
¥61200 税込
イヤホンの特徴を顕著に表すケーブル
イヤホンの音の迫力や抑揚を、より引き出そうと前に持ってくるような能力を持ったケーブルです。 全ての音のパーティクルを加速させて前へ押し出す傾向があり、音がぐっと目の前に近づくような錯覚を得られます。あくまで近づける・押し出す傾向なので音の角をより鋭利になど形を変える様な変化はもたらしません。 解像度の保持力にも優れているので、「元のバランスを崩さずに音の距離感を縮めたい、音に厚みを足したい」というイヤホンをお持ちの方にはぜひお試しいただきたいです。 ケーブルの太さのおかげで耳裏にかけた時の安定感があり、曲線を描いた分岐パーツは見た目より軽めに作られております。 線材自体も強度と柔らかさを両立しており、使用感は 箱出し直後は洗濯洗剤と入浴剤の間のような香りが、ケーブル全体を纏っておりますが、使用するにつれて和らいでいきます。 もっと音の中へ潜り込みたい方へおすすめしたいケーブルです。 【試聴環境】 ・Unique Melody Mavis(2pin) ・Campfire Audio ANDROMEDA 2019 (MMCX) ・HiBy Music RS6(DAP) ・Cayin N8ii(DAP)
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エリーナ
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
iBasso Audio
DX170
ブルー
¥59620 税込
軽量ボディーでノイズレスなしっとりサウンドを堪能あれ
まずもって驚く本体の軽さ!そして決して軽くないしっとりとした音に驚きました。 男性・女性ボーカルをじっくりと味わえるような、少しゆったりと深みのある構成です。 特にバラードや、アコースティック、歌謡曲にピッタリで、沁み入るように声に傾聴しやすいバランスとなっております。 中高域の目立つ楽曲であっても、程よくカリカリしないバランスを保ち出力してくれ、解像度も申し分ないです。 デジタルフィルター5種類とイコライザーを駆使してよりアニソンやJROCKなどのスピード感重視な楽曲にも対応できます。 APKPureがあらかじめインストールされており、ストリーミングアプリなどのダウンロードも手軽です。RAMは2GBなので、あくまで音楽再生がメインといった使用感になります。 背面には角度によって色味が変わる偏光パールの加工が施されており、特にブルーの色味では紫と黄色のオーロラのような色味を堪能できます。付属のシリコンケースはクリアカラーなので、保護しながらも筐体を眺めることが可能です。 音楽をゆったりと楽しみたい方へおすすめしたいプレイヤーです! 【試聴環境】 ・Kibera Imperial NORN ・SHURE SRH840A ・Daft Punk、Aimer、Norah Jones、クラシック音源(交響)…etc.
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エリーナ
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
HiByMusic
R5Gen2
¥59400 税込
ややコンパクトなA級ソリッドチューン万能プレイヤー
iPhone12miniに近いサイズ感とソリッドな音が特徴的な使いやすさ満点の音楽プレイヤー(DAP)です。 (画像は一般的な手のサイズをした男性スタッフが持った写真です) サウンドは中高音域寄りで、ボーカルの震え具合や細かなシンバルウォークの再現に長けており、クラスAアンプモードに切り替えることで低域に深みが生まれるオールラウンダーな構成です。 ゆったりというよりは、ややクリスプでシャクシャクとしたテクスチャになっているので、アニソンやレゲエなどレスポンスの速さが活きる楽曲との相性が良いです。 従来のイコライザとは違って、MSEB(Mage Sound 8Ball Tuning)と言われるHiBy Music独特の音質調整機能が付いており、「Fast(すばやく)/Thumpy(どんどん)」「Crisp(シャッキリ)/Thick(ふとめ)」「Cool(冷たい)/Warm(暖かい)」など音の聴こえ方をベースに調節を行うことが可能です。 元からGoogle Play Storeがインストールされており、YouTubeや音楽ストリーミングサービスなどの利用ができます。 2.5mm4極、3.5mmアンバランス、4.4mm5極とメジャーなヘッドホン出力に対応しており、使用できるケーブルの選択肢が多いのも魅力の一つです。 レザーケースも付属と、必要なところは全ておさえている万能機種です。初めてのプレイヤーとしていかがでしょうか? 【試聴環境】 ヘッドホン: HD 660S バランス/アンバランス イヤホン: SE846