スタッフレビュー詳細
不思議でクセになる音
一聴して真っ先に思ったのは、「音場が横に広い!」です。ボーカルと楽器はほんの少し距離を感じますが、同時になぜかとても近いようにも聴こえます。例えると、遠くからメガホンで歌ってくれているような感覚に近いかなと思います。少し不自然に感じる瞬間があるかもしれませんが、しっかりリアルに鳴ってくれます。
高音域はとても繊細で、粗さを全く感じませんでした。特にシンバルの音の美しさは、他のイヤホンと比べてもトップクラスだと思っています。低音域は少し控えめですが、リズムは問題なく掴めるほどに鳴ってくれます。
全体的に良い意味で普通ではない、どこか不思議な音をお求めの方はぜひ。
量感イメージ
このスタッフの他のレビュー
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ほーりー
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
Panther Audio
AMETHYST 132
¥253000 税込
Jラップ好きにおすすめ♪
量感多めで、余韻が少なめな中低音が魅力的なイヤホンです。全体の印象はウォーム寄りで迫力がありますが、キレのある鳴りも印象的でした。 低音の量感が多いイヤホンはボーカルが埋もれがちな印象がありますが、「AMETHYST 132」は他の帯域も量感が多めなので、音が埋もれることはありませんでした。音場が近めなこともあり、逆にボーカルは聴きやすいです。 相性が良い音楽としては、キレが良くテンポが速い男性ボーカルが特に気持ちよく聴けるので、Jラップが一番おすすめです。最近のK-POPに多い、音の強弱が激しい曲とも相性が良いと感じました。 低音好きな方は、ぜひお試しください♪
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ほーりー
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
HUM
HUM Dolores
¥298000 税込
ボーカルを重視する方にとてもおすすめ!
ボーカルの聴きやすさや綺麗さ、高い解像度は他のモデルと比較して突出している印象です。ボーカルを重視する方にはぜひお試しいただきたい逸品だと感じました。 全体のバランスはかまぼこ型で、ボーカルが聴きやすく感じられます。そのうえ低い音や高い音もしっかり表現されており、高い解像度と輪郭を持っています。どの帯域も過不足なく伝わってくるのはとても嬉しいですね。 楽器は程よい強さではっきりと表現してくれるので、ボーカルをより際立たせながらも細かい音もしっかり聴き取れます。これはカスタムIEMだと装着感が向上した恩恵か、より強まった印象です。また、音場は特別広くはなく、ボーカルなどの中音域はやや近めな印象なので、リスニング用途としても適していると感じました。 「HUM」と言えばぎっちり詰まった内部パーツも魅力のひとつです。「Pristine-Reference」とはまた違うドライバー以外のパーツが入っており、「Dolores」にはインダクタという黒くて丸い部品が入っています。ほかにもクリアシェルから覗く他のモデルではあまり見たことがない内部構造は、とてもポイントが高いです。選択するカラーは中身が見えやすいものを選びたくなっちゃいますね♪ ユニバーサルモデルではクリアシェルのみなので、しっかり中身を堪能できます。ご安心くださいませ! まとめると、非常にボーカルが魅力的なイヤホンです。ボーカルを重視する方はもちろん、そうでもない方にもぜひ一度お試していただきたい商品です。ぜひ、「Dolores」で歌声を聴いてみてください!
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ほーりー
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
qdc
8Pro【QDC-8PRO-S】
¥247500 税込
どんな音楽もおまかせあれ!
1つで異なる3種類の音が聴けるすごいイヤホンです。サウンドはさすが「8BAシリーズ」をベースにしているだけあり、解像度がとても高いです。音場の広さは「8BAシリーズ」とは少し異なり、横に広がっています。ほどよい密度でとても聴きやすく、好印象です。 【ベースの機種との比較】 スタジオモニター用の「Studio」は、中音域の輪郭がよりはっきりしており、ボーカルがより聴きやすくなりました。雰囲気が少し乾燥しているのも聴きやすさの理由の一つだと思います。少し密度がほしい方はベースとなっている「8SS」も試聴してみてください。 ライブモニター用の「Live」は、やや高域が強くなり、全体のバランスが取れています。低音域の量感はそのままで、リズム体は変わらず楽しめること間違いありません。ですが、雰囲気はベースモデルよりは少しだけすっきりしているので、濃く味わいたい方はベースモデルの「8SL」も試聴してみてください。 リスニング用の「Hifi」は、音場が広くなったことで少しだけ雰囲気は変わりますが、上記2種類ほどの変化はありません。ベースモデルと同じく、上記2種類と比較して個人的に一番聴きやすく、誰にでも愛されそうなサウンドであることに変わりはありません。 【デザインと装着感】 ぱっと見は落ち着いた大人なカーボンファイバーですが、よく見るとヘリクスやトラガス部でカーボンファイバーがぐにゃぐにゃしているのがとても可愛いです!装着感はさすが「qdc」といったところ。ユニバーサルデザイン内でこれ以上ないほどピタッと密着してくれます。ただし、シェルはカスタムIEMのような形をしているので、合う合わないは事前に確認しておくことをおすすめします。
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ほーりー
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
Noble Audio
FoKus Prestige
Blue
¥86043 税込
K-POPとの相性◎のドンシャリサウンド
一番の特徴は低音だなと、一聴してわかるほどブーミーな音です。そこそこ量感がありますが、濁ることなく正確にドンッとすごいパワーを感じます。リズム帯はとても楽しく聴けること間違いなしです。低音が強い曲だとさらに迫力がとてつもないので、試聴の際はひとつ低音が強い曲を用意しておきましょう。飛びます。 中高音の輪郭がはっきりしているタイプのイヤホンは、シンバルの音が刺さりやすい傾向にありがちですが、こちらはやや後ろの方で鳴ってるように聴こえますので、逆にちょうどよく感じます。そのためあまり粗さを感じませんでした。また、音場は広めより近めな方なので、ボーカルが聴きやすいのも◎ 特に最近のK-POPアイドルソングなど、音の強弱がはっきりしている曲はさらに楽しめると思います。重低音好き、ドンシャリ好きな方にはとてもおすすめです。 見た目はカスタムIEMメーカーでよく使われているスタビライズドウッドを使用しており、ひとつひとつデザインが異なります。世界でひとつのデザインがめちゃ魅力的です! 装着感は幅が広いので、ほとんどの方は耳から飛び出るかなと思います。ただ、耳のシンバにあたる部分がしっかり凸になっているので、ほとんどの方は耳の形状に合わせて密着してくれると思います。