スタッフ詳細
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@e☆イヤホン
スタッフレビュー
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SHANLING
M1 Plus
Silver
¥33660 税込
小型プレイヤー選びの最適解
【ポイント】 ・エントリークラスながら4.4mmバランス接続に対応 ・見通しの良いスッキリサウンド 【見た目・操作感】 手のひらに収まるサイズ感で、3.5mmアンバランス接続と4.4mmバランス接続に対応しています。このサイズ感で4.4mmジャックを搭載しているプレイヤーはほとんど存在していないため、個人的に待ち望んでいました。 正面は全面液晶で、本体左側に「再生・一時停止」「曲送り」「曲戻し」の3ボタン、本体右側には電源ボタンと共用のボリュームノブが搭載されています。左右に配置されたボタンやボリュームは、適度な硬さがあり、誤動作しにくそうです。なお、画面スリープ時の操作無効機能も搭載しています。 【音の印象】 全帯域を通じて音像が捉えやすく、スッキリとした印象を受けます。特に、ボーカルの細かなブレスや熱量はハッキリと感じられました。音は近めに配置されており 、外方向への抜けや音場の広さを味わえる音作りがなされています 低音域はしっかりと重さが感じられる一方で、膨らみすぎず引き締まった音を奏でます。高音域は細めで抜けも良く、繊細でありながら一つひとつの音を堪能できました。 【機能面】 本商品はエントリークラスに位置づけされますが、USB DACモードやBluetoothレシーバー機能など、プレイヤーに欲しい機能はしっかりと搭載されており、ミドルクラス以上の商品と比較しても遜色がありません。 独自OSを搭載しているため、Apple MusicやSpotifyといったサブスクアプリは使用できませんが、Bluetoothレシーバー機能があり、コーデックもLDACに対応しているため、高音質でサブスク音源を楽しむことが可能です。 他のプレイヤーのレビューでも触れていますが、本商品も画面表示を180度回転させることが可能です。自宅でUSB DACとして使用する際に、イヤホン接続側を手前にして使いやすい工夫がされている点は、とても好印象です。 【まとめ】 機能面・音質ともに「エントリークラス」以上の満足感を得られるプレイヤーです。ぜひお試しください! 【試聴環境】 SHANLING M1 Plus → AAW ASH(カスタムIEM) 【試聴楽曲】 NewJeans - ASAP 三月のパンタシア - 恋はキライだ
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SONY
WF-C510
ブルー
¥9900 税込
A10000クラス完全ワイヤレスイヤホンの2024年ベストバイ最有力候補
【ポイント】 ・耳の中にすっぽりと入る小さい本体 ・ボーカル周辺の中音域が聞き取りやすいサウンド 「WF-C510」は、2021年の発売以降、常にe☆イヤホンの販売ランキング上位に入っていた「WF-C500(以下C500)」の後継モデルにあたる完全ワイヤレスイヤホンです。 【イヤホン本体が小型化】 C500から大きく変化したポイントは、イヤホン本体の小型化です。C500も完全ワイヤレスイヤホンの中では本体サイズが普通〜小さめの部類に入りますが、本商品はさらに小さくなりました。小型化することで、より耳の中にイヤホンを埋め込むような装着方法が可能となりました。この装着方法により密着感が増し、イヤホン装着時の安定性が向上することで、遮音性も向上しています。本商品にはノイズキャンセリング機能は搭載されておりませんが、十分な遮音性が確保されていると感じました。 【物理ボタン搭載】 本商品にはC500同様に物理ボタンが採用されています。前述のとおり、装着時の密着感が高いため、ボタンを押し込んだ際にイヤホンが耳から外れてしまいそうな不安感はありませんでした。反応速度も速く、使いやすい印象です。 【音の印象】 全体的に音が近めに配置されています。やや低域寄りのかまぼこ形状のバランスで、ボーカルの声をしっかりと届けてくれます。 ・低音域 低音域はしっかりと鳴っている一方で、深い帯域は量感が多過ぎないように抑えられているため、スッキリとした印象を受けました。 ・ボーカル ボーカルは近くに配置されていて存在感があります。一人ひとりの声がハッキリと聴こえてくるため、ボーカルにフォーカスを当てて音楽を楽しみたい方にピッタリな音作りです。 ・高音域 高音域は低音域~中音域と比較するとやや量感は少なめです。輪郭がハッキリとしているため、一つひとつの音を捉えやすく、刺さりが気にならなかった点も好印象でした。 【まとめ】 C500の正統進化といえる「使いやすさ」と「良い音」を両立させた完全ワイヤレスイヤホンです。ぜひお試しください! 【試聴環境】 iPhone 14 Pro→SONY WF-C510 【試聴楽曲】 NewJeans - Babble Gum ねごと - カロン
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SIMGOT
EM10
¥81000 税込
キツさを感じさせないドンシャリイヤホン
【ポイント】 ・質の良い低域を存分に楽しめる音作り ・どの帯域も埋もれることなく聴こえてくるクッキリサウンド 【音の印象】 ・低音域 中音域に近い帯域から振動のような深い帯域まで、質と量を両立させた低音を奏でます。個人的には、特に重さという部分において「EM10」が奏でる低音に好印象を持ちました。あらゆる音源の低域がブーストされ、テンションの上がる音を楽しめます。 ・ボーカル ボーカルはやや近めに感じられ、分離感に優れています。低音域にマスキングされず、耳にしっかり届きます。ややウォームな印象を受けました。 ・高音域 高音域は余韻が少なく、歯切れの良い印象です。キラキラ感が強めですが、刺さりはあまり気になりませんでした。クールでソリッドな音で、他の帯域とのバランスが良いです。 【まとめ】 低音域の量感だけでなく、中高音域の明瞭感も楽しめるイヤホンです。ぜひお試しください! 【試聴環境】 iPhone 14 Pro→EarFun UA100→SIMGOT EM10 【試聴楽曲】 4s4ki - m e l t 赤い公園 - サイダー
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須山補聴器
MH335DW EX
¥237600 税込
高解像度でメリハリのある音を奏でるカスタムIEM
【ポイント】 ・シャープで分離感に優れたサウンド ・バンドサウンドに適したバランス 【音の印象】 ・低音域 重さと深さの両方をしっかりと味わえます。ダイナミックドライバーから発せられる低音のような重さがありつつ、引き締まった押し出し感の強い低音が楽しめます。 ・ボーカル 近すぎず遠すぎず、ちょうどよい位置に配置されています。音楽の中心に定位しており、他の帯域との分離感も良好です。 ・高音域 ハッキリとした量感がありキラキラ感が強く、やや鋭利な印象を受けました。 【まとめ】 音の輪郭を捉えやすいイヤホンです。「須山補聴器」の製品の中で、低域の量感が多めなイヤホンをお探しの方におすすめです! ぜひお試しください! 【試聴環境】 iPhone 14 Pro→EarFun UA100→「須山補聴器」MH335DW EX 【試聴楽曲】 4s4ki - I LOVE ME Aooo - アパシー
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Hi-Unit
Hi-Unit 003-pnk (ピエール中野モデル/有線ピヤホン5)
¥57200 税込
音楽を聴くことがさらに楽しくなる中低音寄りバランスの有線イヤホン
【ポイント】 ・バンドサウンドにピッタリなアタック感の強い低音 ・中低音域寄りのバランスでありながら見通しの良いサウンド 【見た目・装着感】 「Hi-Unit 003-pnk(有線ピヤホン5)」は、有線ピヤホン3と同じ「黒×金」のシックなカラーを採用しています。フェイスプレートの縁が金色になることで、見た目の高級感が増しました。 アルミ合金の本体は少しだけ重みを感じますが、耳に装着するとその重みは感じず、耳にピタッとフィットしました。ややノズルが長めで、普段使用しているイヤーピースよりも大きめのサイズがしっくりきました。 【音の印象】 一つひとつの音の輪郭がハッキリとしています。分離感に優れており、音の位置を立体的に捉えることができました。 ・低音域 「ピヤホン」といえば質の良い低音域が特徴ですが、有線ピヤホン5でもその特徴は健在です。特にアタック感と深さにおいては、低音に特徴を持った有線イヤホンの中でもトップレベルだと感じました。 ・ボーカル ボーカルは近めに配置されています。複数人が同時に歌っているパートでも、一人ひとりの声の聞き分けがしやすく、とても好印象でした。 ・高音域 中低音域と比較するとほんの少しだけ量感が少なめではあるものの、埋もれることなく存在感を感じられます。キラキラ感の強い音でありながら刺さりは気にならず、細かな音まで鮮明に聴こえました。 【まとめ】 バンドサウンドが好きな方、中低音域寄りのバランスの良質なイヤホンをお探しの方にオススメしたい有線イヤホンです。歴代ピヤホンファンの方にももちろんオススメです! ぜひお試しください。 【試聴環境】 iPhone 14 Pro→EarFun UA100→Hi-Unit 003-pnk 【試聴楽曲】 League of Legends & NewJeans - GODS Aooo - アパシー
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Urbanista
PALO ALTO
Midnight Black
¥14300 税込
軽量な本体から放たれる量感たっぷりな低音を味わえる完全ワイヤレスイヤホン
【ポイント】 目の前に広がる低音域 軽い装着感&自然なノイズキャンセリング 【音の印象】 低音域寄りのバランスのサウンドを奏でる完全ワイヤレスイヤホンです。量感、アタック感、深さのどれもしっかりと感じられます。ウーファーを目の前にした時のような振動も体験できます。ボーカルは近すぎず遠すぎず、低域と比較するとやや遠い位置に配置されています。高音域はやや少なめな印象ですが、埋もれずに聴こえてきます。 【ノイズキャンセリング・外音取り込み】 ノイズキャンセリングの効きは強めではないものの、特有の閉鎖感がなく、ノイズをワントーン軽減してくれるため、使いやすい印象を受けました。外音取り込み時の外の音の自然さは優秀で、イヤホン着脱時の違和感が少なかったです。 【まとめ】 しっかりと低音を感じられる完全ワイヤレスイヤホンです。ぜひお試しください! 【試聴環境】 iPhone 14 Pro→Urbanista PALO ALTO 【試聴楽曲】 NewJeans - How Sweet 4s4ki - m e l t
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AUDEZE
MM-100
¥76230 税込
抜けの良いフラットサウンドを奏でるヘッドホン
【ポイント】 ・リスニング寄りのフラットサウンド ・音の輪郭をハッキリと捉えられる分離感 【音の印象】 弱かまぼこ型のサウンド傾向です。全体的に音は近めに配置されています。音抜けが良いため、窮屈さは感じませんでした。定位感に優れ、クールな印象を受けるサウンドを奏でます。一つひとつの音の輪郭がハッキリとしており、分析的な聴き方にも適している印象を受けました。 低音域はタイトで正確な印象を受けます。やや量感は少なめですが、重さや深さも感じられます。ボーカルは近めの音場の中でも最も近い位置に配置されており、細かな息遣いまでよく聴こえます。前述の通り、全体を見渡すとクールな印象を受けますが、ボーカルには温かみを感じました。高音域は線がハッキリと感じられる一方で、聴き疲れの要因となるような刺さりは感じられませんでした。 【装着感】 しっかりとした造りで、装着するとやや重さを感じますが、イヤーパッドが非常に柔らかく、厚みがあるため、メガネをした状態でおよそ30分間試聴を行いましたが、痛みや疲れを感じることはありませんでした。 【その他】 「MM-100」以外のAUDEZEのヘッドホンは基本的にmini XLR両出しを採用しておりますが、「MM-100」は3.5mm片出しが採用されており、リケーブルが比較的容易な点はとても好印象です。 今回のレビューでは、再生機器にスティック型のポータブルDAC「EarFun UA100」とホームユースが基本となる「Astell&Kern ACRO CA1000T」を使用しました。ポータブルDAC使用時に駆動力不足を感じたため、「MM-100」の真価を発揮するためには据え置き環境や、出力が高めのポータブルDAPが必要だと感じました。 【まとめ】 リスニング用途としてだけでなくモニタリング用途としても楽しめるヘッドホンです。ぜひお試しください! 【試聴環境】 Astell&Kern ACRO CA1000T → AUDEZE MM-100 【試聴楽曲】 YOASOBI - 「もう少しだけ」 Avicii - 「Without You」
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DUNU-TOPSOUND
DTC480
¥13090 税込
手軽にパワフルサウンドを楽しみたい方にオススメなスティック型USB DAC
【ポイント】 ・低音域に厚みの感じられるサウンド ・細かなボリューム調整が可能 【音の印象】 低音域から中低音域にかけての量感がやや多めな印象を受けました。アタック感がしっかりとあり、横への広がりが感じられつつも間延びした印象は受けませんでした。ベースラインがかなりハッキリと聴こえてくるため、バンドサウンドとの相性が良いと感じました。 ボーカルはやや近めな印象です。ボーカルから高音域にかけての刺さりは気になりませんでした。高音域はやや細めかつシャープで、低音域やボーカルに埋もれることなく聴き取れました。 【機能・付属品】 「DTC480」は再生機器のボリュームとは連動しないボリュームを搭載しています。再生機器の方である程度の音量調整を行った後に、「DTC480」のボリュームで細かな調整が可能です。 1つだけ注意点として、Lightning端子用のケーブルが付属しておりません。旧世代のiPhoneをお使いの方は別途準備が必要です。なお、私の試聴環境では、「FIIO LT-LT2」にて接続できることが確認できました。 【まとめ】 再生機器に繋ぐだけの手軽さで力強さを得られるUSB DACです。ぜひお試しください! 【試聴環境】 iPhone 14 Pro →(FIIO LT-LT2)→ DUNU-TOPSOUND DTC480 → AAW ASH(カスタムIEM) 【試聴楽曲】 赤い公園 - 消えない IVE - Accendio
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iBasso Audio
DC07PRO
Black
¥33660 税込
空間の広さを手軽に楽しめるスティック型USB DAC
【ポイント】 ・広い音場と高い明瞭感 ・細かな調整が可能なボリューム搭載 【音の印象】 10000円前後の比較的安価なスティック型USB DACを使用した際と比較すると、音場の広さが特長的でした。近くに配置されている音は近いまま、やや遠くに配置されている音が外側に拡散していくように抜けていきます。一つひとつの音の輪郭が鮮明になり、細かな音まで聴き取りやすくなる印象です。輪郭がはっきりとすることで低域のアタック感もハッキリとしますが、やや量感が抑えられており、全体的なバランスがとても良く感じました。 【ボリューム・ゲイン】 iPhoneに接続した際には、iPhone本体のボリュームは無効(固定)になり、DC07PROのボリュームダイヤルでのみボリューム調整が可能です。ボリュームダイヤルはクリック感があり、液晶を見なくても1段階ずつのボリュームの上げ下げが容易でした。さらに3段階のゲイン調整が可能で、多くのイヤホン・ヘッドホンと組み合わせて使用できそうです。 【電池の消費・発熱】 私の環境では、1時間ほど再生して、電池消費は12%程でした。また、iPhone本体と繋がっているケーブルのLightning端子部分がやや熱を持ちましたが、触った際に暖かいと感じる程度の発熱でした。 【まとめ】 スマートフォンに挿すだけで手軽に広い音場を楽しめるUSB DACです。是非お試しください! 【試聴環境】 iPhone 14 Pro→iBasso Audio DC07PRO→AAW ASH(カスタムIEM) 【試聴楽曲】 石野理子 - Bricolage NewJeans - Supernatural
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iBasso Audio
DX180
Blue
¥78210 税込
静寂の中で解像度の高いサウンドを楽しめるDAP
【ポイント】 ・明るくて解像度の高いサウンド ・ホワイトノイズがほぼ聴こえてこない静寂の空間 【音の印象】 一つひとつの音の輪郭がハッキリとしている印象を受けました。特に高音域の明瞭度が非常に高く、細かな音までハッキリと聴こえてきました。聴き疲れの要因となるような刺さりは感じられませんでした。 全帯域を見渡してみると、明るくて暖かな印象を受けますが、前述のとおり音の輪郭がハッキリとしているため、ぼやけた印象は受けません。量感イメージの部分では、低音域を他の帯域よりもやや少なめに評価していますが、物足りなさは全くなく、タイトでありながら深さもしっかりと味わえます。ボーカルがやや近めで、人の声にフォーカスを当てて音楽を楽しみたい方にもオススメできるDAPです。 【機能・操作面】 既に生産終了となっている旧世代のモデル「DX170」のレビューの際にも触れた「ホームユースを想定した端子の配置」が本商品にも引き継がれています。プレイヤー上部に「USB Type-C端子」、プレイヤー下部に「3.5mm&4.4mm端子」が配置されており、自宅でPCに接続してUSB DACとして使用したり、充電器に接続しながらの音楽再生が快適に行えます。 ボリュームノブは柔らかめで、クリック感がしっかりとあります。とても軽快かつ滑らかに動くため、ボリュームを「1段階ずつ」「一気に増減」どちらもしやすかったです。カバンやポケットの中での誤作動が気になる方は画面オフ時のみボリュームノブを無効にすることが可能です。 【まとめ】 低価格帯のDAPやUSB DACと比較するとワンランク上の解像感を味わえるDAPです。是非お試しください! 【試聴環境】 iBasso Audio DX180→AAW ASH(カスタムIEM) 【試聴楽曲】 YOASOBI - Haven’t NewJeans - OMG