スタッフレビュー詳細
高解像度でメリハリのある音を奏でるカスタムIEM
【ポイント】
・シャープで分離感に優れたサウンド
・バンドサウンドに適したバランス
【音の印象】
・低音域
重さと深さの両方をしっかりと味わえます。ダイナミックドライバーから発せられる低音のような重さがありつつ、引き締まった押し出し感の強い低音が楽しめます。
・ボーカル
近すぎず遠すぎず、ちょうどよい位置に配置されています。音楽の中心に定位しており、他の帯域との分離感も良好です。
・高音域
ハッキリとした量感がありキラキラ感が強く、やや鋭利な印象を受けました。
【まとめ】
音の輪郭を捉えやすいイヤホンです。「須山補聴器」の製品の中で、低域の量感が多めなイヤホンをお探しの方におすすめです! ぜひお試しください!
【試聴環境】
iPhone 14 Pro→EarFun UA100→「須山補聴器」MH335DW EX
【試聴楽曲】
4s4ki - I LOVE ME
Aooo - アパシー
量感イメージ
この商品に対する
他のスタッフのレビュー
-
こまめ
@e☆イヤホン 秋葉原店
須山補聴器
MH335DW EX
¥237600 税込
さらに高みを目指したDW
FitEarのMH335シリーズ4作目、「MH335DW EX」です。 一聴して感じたのは高域の量感増加です。「335ht」の際も「MH335DW」をベースに高域レンジの拡大がありましたが、「335ht」は真っ直ぐ突き刺すような伸びのある高域の印象でした。今回の「MH335DW EX」は振動・広がり・生感を感じさせるような表現となっており、それぞれ印象が違うので好みに合わせて選びやすいと感じました。 中域は高域レンジが拡大されたことにより、1歩後ろへ引いてしまったような印象ですが、元々FitEar自体がボーカルを感じやすい印象があるため、そこまで気にする必要もないかと思います。 また、低域表現も改良されています。量感の変化は感じられませんでしたが、より洗練され、輪郭がはっきりと鮮明になりました。まとまりの良さも向上している印象で、籠ることなく聴くことができます。 「MH335DW」からのアップグレードサービスもメーカーのページより可能となっております。高域表現が向上した「EX」へステップアップも可能ですので、既に「MH335DW」をお持ちの方もお試しする価値があると思います! 「MH335DW」が好みであるが高域が物足りない...や現代の楽曲に合わせたい…!といった方にはぴったり合いそうな機種となっております。店頭で試聴可能ですので、ぜひお試しください! 【試聴環境】 FIIO M15S 【試聴楽曲】 Orangestar:「DAYBREAK FRONTLINE」 MIMI:「What Call This Day?(feat.にんじん)」
-
なっかー
@e☆イヤホン 秋葉原店
須山補聴器
MH335DW EX
¥237600 税込
ロングセラーモデルに新しい仲間が加わりました!
【音質】 解像度の高さと音の分離に長けている部分が特徴です。全体的に硬めでややドライな音色ですが、個人的には高域の刺さりはあまり感じませんでした。1つ1つの音ははっきりと分かれていますが、上下方向にはそれほど広がらず、横に広い印象です。 低域はBAドライバーのみのイヤホンとして見ると量感が多いですが、ダブルウーファーという言葉からイメージされるほどではありませんでした。解像度が非常に高く締まった音の鳴り方で、特に打ち込みの音源のキックは非常に気持ち良く感じられました。 中高域はボーカルにかかる帯域が若干強く、それより上の部分はややおとなしい印象です。全体的に控えめで「MH334」シリーズほど主張は強くありませんが、耳元近くで鳴っているのでボーカルの近さや息づかいなども感じやすくなっています。 【MH335DWとの比較】 ドライバー構成は同じで、ケーブルも現行品の場合は同じ013が付属しています。変更点としては、内部部品に最新のものを使用してのネットワーク調節、アコースティックフィルターの見直しや再調節になります。情報だけ見るとそれほど変更は多くないように見えますが、比較してみると音質の違いは大きく感じました。 低域を比較すると、「MH335DW」は全体的に音が近く押し出しの強い鳴り方が特徴的でしたが、「MH335DW EX」では量感こそ控えめに感じるものの、より深い帯域から音が沸き上がっているような印象を持ちました。中高域も「MH335DW」では丸くこもったような感触を持った部分が、「MH335DW EX」ではより鮮明にはっきりと聴こえるようになりました。 楽曲全体を俯瞰して聴きたい方には「MH335DW EX」が、反対にベースやドラムの音を乗りよく聴きたい方には「MH335DW」がそれぞれおすすめです。 【まとめ】 淡々とした鳴り方なのでノリよく音楽を楽しむという目的には不向きな印象ですが、楽曲を分析的に楽しみたい方や音数の多い曲を聴く方にはおすすめです。「MH335DW」シリーズは合わせて4製品ありますが、各モデル毎に音質も異なっているので、試聴の際はぜひ比較しながらお試しください。 【試聴環境】 WM1ZM2 【試聴楽曲】 Tyla 『Water』 Bleachers 『Modern Girl』 NewJeans 『Attention (250 Remix)』
このスタッフの他のレビュー
-
わか
@e☆イヤホン
FIIO
KA17
Blue
¥25335 税込
中低音の聴きごたえが増すスティック型DAC
【ポイント】 ・土台のしっかりとしたパワフルなサウンド ・給電用端子を搭載。パワーが必要なヘッドホンも駆動できる 【音の印象】※バスパワー駆動でレビューを行っています。 ボーカルのやや下あたりの帯域から低音域にかけての力強さを感じるサウンドが特徴的でした。音楽の土台となる部分がしっかりと表現されており、定位感も優れています。音場は広く感じる一方で、低音域やボーカルはやや近めに配置されています。 【機能面】 iPhone14 Proに接続した際には、スマートフォン本体のボリュームがmaxで固定され、KA17でのみボリューム調節が可能でした。120段階で調節でき、かなり細かな調整が利きます。 また、給電用のUSB Type-C端子が搭載されており、自宅で駆動力が必要なヘッドホンを使用する際にも積極的に使用していける点も高ポイントです。 ひとつだけ注意点として、本商品にはiPhone14以前のLightning端子採用モデルに接続するためのケーブルが付属していません。Lightning to USB-Cケーブルをお持ちでない方は別途購入が必要です。 【まとめ】 ゲーム機で使用可能なUAC1.0もサポートしており、日常の様々な場面の音を良くしてくれるスティック型DACです。是非お試しください! 【試聴環境】 iPhone 14 Pro→FIIO KA17(FIIO LT-LT1にて接続)→SHURE SE315(4.4mm接続) 【試聴楽曲】 赤い公園 - pray (G)I-DLE - MY BAG
-
わか
@e☆イヤホン
final
A5000 【FI-A5DPLD】
¥32800 税込
楽曲の美味しい所を教えてくれるソムリエ
final A5000は「クリアで見通しの良い音」と「柔らかくて扱いやすいケーブル」が特徴的な有線イヤホンです。 イヤホン本体はZE8000やZE3000を彷彿とさせるシボ塗装の様な加工がされています。また、薄型軽量で耳への収まりはとても良好でした。 音質は、やや重心が低めのバランス型という印象でした。ボーカルからやや下の中低音域にかけての帯域の量感を感じ、それらがしっかりと土台を固めて安定感のあるサウンドを奏でてくれます。中高音域から高音域に関しても物足りなさはなく、微細な音までしっかりと表現されていました。 特にハンドクラップの様な効果音やオルゴールの表現が素晴らしかったです。高音域の抜けが良く、中低音域よりも下の低音はタイトな印象で、全体的にはクリアでさっぱり目な印象を受けました。 レビュー下部に記載している楽曲以外にも様々な楽曲を試聴しましたが、音源の特徴をそのまま奏でてくれる印象です。余計な味付けをされている印象が無いため、どのジャンルの楽曲を聴いても納得できるバランスで聴かせてくれました。 音質の良い音源では1つ1つの音の良さを再認識させてくれる一方で、音質の良くない音源では粗をそのまま表現してしまう印象で、やや高音域の刺さりが気になりました。試聴の際にはぜひDAPやUSB DACなどを使用して、ロスレス音源を試聴していただくことをオススメします。 付属のケーブルの取り回しの良さも注目ポイントです。BシリーズやA8000のケーブルと比較すると圧倒的に柔らかい素材で作られています。8芯でしっかりと編み込まれているため、ほどける心配もしなくて大丈夫だと思われます。 音のクセが少なく、取り回しの良いイヤホンで、常に持ち運びたいと思えるイヤホンです。是非店頭にてご試聴ください! 試聴環境 iPhone 14 Pro→Earstudio ES100→final A5000 試聴楽曲 レトロな少女 - 真夏のクリームソーダ 吉田凜音 - ASH
-
わか
@e☆イヤホン
Bose
QuietComfort Ultra Earbuds
Black
¥39600 税込
圧倒的静寂感に包まれたいあなたへ。
Bose「QuietComfort Ultra Earbuds」はレビュー時点(2023年10月)で最高レベルのノイズキャンセリング性能を有した完全ワイヤレスイヤホンです。 【ポイント】 ・Immersive Audio機能で立体的なサウンドが楽しめる ・音楽や動画にすぐに没入できる高いノイズキャンセリング性能 【見た目・充電ケース】 ひとつ前の世代にあたる「QuietComfort Earbuds II」と比較して、形状はほぼ変わりありません。本体はやや厚みがありますが、耳への収まりの良い形状と、楕円形のイヤーピースによってしっかりとホールドされます。ノイズキャンセリング性能を最大限発揮させるためにもイヤーピースのサイズ選びの際には、普段使用しているサイズ以外にもお試しいただくことをおすすめします。 同時発売された「Wireless Charging Case Cover」も要注目です。本体付属の充電ケースはワイヤレス充電非対応ですが、こちらのシリコン製のカバーを装着することで、キズから守れるだけでなく、ワイヤレス充電にも対応できます。 【ノイズキャンセリング・外音取り込み】 私にとって「Boseといえば高いノイズキャンセリング性能」と真っ先にイメージするほど、Bose製品のノイズキャンセリング性能に信頼を置いております。 今回のレビューも、音楽再生を行う前にまずノイズキャンセリング機能からチェックしていきました。イヤホン本体を耳につけて、起動音がなった直後から、周りのものが全てなくなってしまったかのような静寂感を味わえました。 私は日常的にAirpods Pro(第2世代)を使用しており、その高いノイズキャンセリング性能に満足しておりましたが、本商品のノイズキャンセリング性能もそれに匹敵すると言えそうです。特にノイズの中でも、やや高めの音に関しては、本商品の方がしっかりと消せている印象を受けました。 【音の印象】 押し出しをしっかりと感じられる低音と、スッキリとした印象の中高音域のバランスが良好でした。全体的に分離感が良好で、明るい印象を受けるサウンドです。 【Immersive Audio(イマーシブオーディオ)】 本商品のもう1つの進化ポイントとして注目したいものが、このイマーシブオーディオです。Apple製品をお使いの方にとっては、「空間オーディオ機能」と言った方が馴染みがあるかもしれません。イヤホン本体の操作で、モード切替が可能となっており、レビューの際もクワイエットモード(ノイズキャンセリング最大、イマーシブオーディオOFF)とイマーションモード(ノイズキャンセリング最大、イマーシブオーディオON)を切り替えて試聴を行いました。 イマーシブオーディオをONにすると、まるで音全てが平面から立体へ解き放たれたかのような開放感を味わえました。ヘッドトラッキングにも対応しており、左右を見渡した際に音がどこに存在しているのか鮮明に聴き分けできる印象です。 【まとめ】 ノイズキャンセリング性能を重視している方にとって、筆頭候補といえる完全ワイヤレスイヤホンです。是非店頭にてこの静寂感を体験してください! 試聴環境 iPhone 14 Pro→Bose QuietComfort Ultra Earbuds 試聴楽曲 League of Legends & NewJeans - GODS 水曜日のカンパネラ - エジソン
-
わか
@e☆イヤホン
SONY
WF-C510
ブルー
¥9900 税込
A10000クラス完全ワイヤレスイヤホンの2024年ベストバイ最有力候補
【ポイント】 ・耳の中にすっぽりと入る小さい本体 ・ボーカル周辺の中音域が聞き取りやすいサウンド 「WF-C510」は、2021年の発売以降、常にe☆イヤホンの販売ランキング上位に入っていた「WF-C500(以下C500)」の後継モデルにあたる完全ワイヤレスイヤホンです。 【イヤホン本体が小型化】 C500から大きく変化したポイントは、イヤホン本体の小型化です。C500も完全ワイヤレスイヤホンの中では本体サイズが普通〜小さめの部類に入りますが、本商品はさらに小さくなりました。小型化することで、より耳の中にイヤホンを埋め込むような装着方法が可能となりました。この装着方法により密着感が増し、イヤホン装着時の安定性が向上することで、遮音性も向上しています。本商品にはノイズキャンセリング機能は搭載されておりませんが、十分な遮音性が確保されていると感じました。 【物理ボタン搭載】 本商品にはC500同様に物理ボタンが採用されています。前述のとおり、装着時の密着感が高いため、ボタンを押し込んだ際にイヤホンが耳から外れてしまいそうな不安感はありませんでした。反応速度も速く、使いやすい印象です。 【音の印象】 全体的に音が近めに配置されています。やや低域寄りのかまぼこ形状のバランスで、ボーカルの声をしっかりと届けてくれます。 ・低音域 低音域はしっかりと鳴っている一方で、深い帯域は量感が多過ぎないように抑えられているため、スッキリとした印象を受けました。 ・ボーカル ボーカルは近くに配置されていて存在感があります。一人ひとりの声がハッキリと聴こえてくるため、ボーカルにフォーカスを当てて音楽を楽しみたい方にピッタリな音作りです。 ・高音域 高音域は低音域~中音域と比較するとやや量感は少なめです。輪郭がハッキリとしているため、一つひとつの音を捉えやすく、刺さりが気にならなかった点も好印象でした。 【まとめ】 C500の正統進化といえる「使いやすさ」と「良い音」を両立させた完全ワイヤレスイヤホンです。ぜひお試しください! 【試聴環境】 iPhone 14 Pro→SONY WF-C510 【試聴楽曲】 NewJeans - Babble Gum ねごと - カロン