スタッフレビュー詳細
小型プレイヤー選びの最適解
【ポイント】
・エントリークラスながら4.4mmバランス接続に対応
・見通しの良いスッキリサウンド
【見た目・操作感】
手のひらに収まるサイズ感で、3.5mmアンバランス接続と4.4mmバランス接続に対応しています。このサイズ感で4.4mmジャックを搭載しているプレイヤーはほとんど存在していないため、個人的に待ち望んでいました。
正面は全面液晶で、本体左側に「再生・一時停止」「曲送り」「曲戻し」の3ボタン、本体右側には電源ボタンと共用のボリュームノブが搭載されています。左右に配置されたボタンやボリュームは、適度な硬さがあり、誤動作しにくそうです。なお、画面スリープ時の操作無効機能も搭載しています。
【音の印象】
全帯域を通じて音像が捉えやすく、スッキリとした印象を受けます。特に、ボーカルの細かなブレスや熱量はハッキリと感じられました。音は近めに配置されており
、外方向への抜けや音場の広さを味わえる音作りがなされています
低音域はしっかりと重さが感じられる一方で、膨らみすぎず引き締まった音を奏でます。高音域は細めで抜けも良く、繊細でありながら一つひとつの音を堪能できました。
【機能面】
本商品はエントリークラスに位置づけされますが、USB DACモードやBluetoothレシーバー機能など、プレイヤーに欲しい機能はしっかりと搭載されており、ミドルクラス以上の商品と比較しても遜色がありません。
独自OSを搭載しているため、Apple MusicやSpotifyといったサブスクアプリは使用できませんが、Bluetoothレシーバー機能があり、コーデックもLDACに対応しているため、高音質でサブスク音源を楽しむことが可能です。
他のプレイヤーのレビューでも触れていますが、本商品も画面表示を180度回転させることが可能です。自宅でUSB DACとして使用する際に、イヤホン接続側を手前にして使いやすい工夫がされている点は、とても好印象です。
【まとめ】
機能面・音質ともに「エントリークラス」以上の満足感を得られるプレイヤーです。ぜひお試しください!
【試聴環境】
SHANLING M1 Plus → AAW ASH(カスタムIEM)
【試聴楽曲】
NewJeans - ASAP
三月のパンタシア - 恋はキライだ
量感イメージ
この商品に対する
他のスタッフのレビュー
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ねぷ
@e☆イヤホン 秋葉原店
SHANLING
M1 Plus
Silver
¥33660 税込
安定感のある王道スペック!!
コンパクトなサイズ感ながらも、様々な用途で安心してご使用いただけるこのような製品を待ち望んでいる方も少なからずいらっしゃったはず! SHANGLINGより「M1 Plus」が新登場です! まさに王道といった感じの聴きやすい音作りに加え、エントリークラスながらも4.4mmバランス接続に対応している点、さらにお手持ちの端末とBluetooth接続ができる点や、USB DACとしても使用可能など、今どきの音楽プレイヤーとして「安定感のある王道スペック」と言えるのではないでしょうか! 音に関しては、ボーカルが非常に際立ち、発音がしっかりと聴こえる一方で、ほどよい量感のある低域も備えており、空間表現もしっかりしているため、音楽全体をしっかりと捉えることができます。 機能面については、サブスクの使用こそできませんが、Bluetooth接続で音楽再生機器で簡易的に音楽を聴くことができ使用感は良好です。 ・音楽を聴くための機器は1つは持っておきたいけど、値段が気になる ・1つでいろいろな機能を賄いたい そんな方にぴったりの製品です。 各店舗にて展示しておりますので、ぜひお試しくださいませ!
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れんれん
@e☆イヤホン
SHANLING
M1 Plus
Black
¥33660 税込
あらゆるシーンや環境に対応したオールラウンドプレーヤー!
【エッジの効いたコンパクトデザイン!】 6角形かつ左右非対称に傾いたユニークなデザインですが、実際に手に取ってみるとビックリするほど手に馴染みます……! 6つのカドが手の平と指の関節にちょうどよく収まり、左右どちらの手でもしっかりとホールド感のある握り心地です。 3.2インチのディスプレイも片手で操作するのにピッタリのサイズ感で、親指が画面の四隅に満遍なく届きます。前面はキャッシュカード1枚分ほどのサイズなので、手が小さめの方でも快適に操作できると思います。 【様々な環境に対応した接続方法】 3.5mm / 4.4mm接続のデュアルコネクション、USB-DACモードやBluetooth送受信機能を搭載した豊富な接続方法が魅力です! 専用アプリ「SyncLinK」を使えばスマートフォンからSHANLING「M1 Plus」内の楽曲や音量の操作が可能で、ポータブル環境での利便性も非常に高いモデルだと感じました。 今回はスマートフォンからBluetoothレシーバーモードで接続し、SHANLING「M1 Plus」本体にはバランス接続イヤホンqdc「SUPERIOR」を使って試聴してみました! 【丸みと透明感のあるサウンド】 全体的に輪郭がボヤつきやすい低音域や、ざらつきやすい高音域を抑えた丁寧なチューニングが印象的です! パノラマのような奥行きと広がりが加わり、楽曲全体を見渡しやすくなりました。 パートごとの鳴らし分けも非常に優れており、特にドラムと鍵盤楽器が格段に聴こえやすくなった印象です。サビで他のパートが前に出てくる場面でも埋もれることなく、最後までしっかりと存在感のあるサウンドが楽しめました! 【まとめ】 コンパクトなサイズ感と充実の機能、刺激を抑えて広がりと明瞭感を加えたサウンドが特徴のSHANLING「M1 Plus」は、まとまりのある柔軟なサウンドを求める方や、あらゆるシーンで使えるDAPをお探しの方にオススメです! ぜひお試しください! 【試聴環境】 iPhone 12 mini → SHANLING「M1 Plus」→ qdc「SUPERIOR(4.4mm)」 【試聴楽曲】 Cory Wong / Starship Syncopation Zedd / Descensus (feat. Dora Jar) トゲナシトゲアリ / 名もなき何もかも 星野源 / 喜劇 (feat. DJ Jazzy Jeff & Kaidi Tatham)
このスタッフの他のレビュー
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e☆イヤホンスタッフ
@e☆イヤホン
iBasso Audio
DC-Elite
¥73260 税込
サブスク派の最適解。スマートフォンで極上の音楽体験ができるスティック型DAC
iBasso Audio「DC-Elite」は、手のひらサイズでミドルハイクラスのDAPのような音を楽しめるスティック型DACです。 【ポイント】 ・エントリークラスDACとは一線を画す圧巻のサウンド ・細かなボリューム調整が可能な「PCMボリューム調整ボタン」搭載 【見た目・操作感】 同社のスティック型DAC「DC04PRO」と比較して一回りほど大きく、小型DAPと比較すると「DC-Elite」の方が小さい印象です。金属特有の手触りで高級感があり、所有欲を満たしてくれそうです。 アナログボリュームはしっかりとクリック感があり、ポケットの中での誤動作の心配もありません。また、アナログボリュームに加え、本体側面の「PCMボリューム調整ボタン」によって細かな音量調節も可能です。 【音の印象】 力強さをはっきりと感じられるサウンドです。低音域から高音域まで全ての音をとらえることができ、分析的な聴き方ができつつも、1つの音楽としての自然さを持ち合わせています。 低音域はややウォームさがあり、中音域から高音域にかけてはクール寄りで全体的には美音系でバランスが取れたサウンドです。音場は広めで、ボーカルはやや引いた印象を受けました。 【使用感】 レビューではiPhone14 Proを使用して、バランス接続にて試聴を行いました。Apple Musicにてロスレス音源を再生し、1曲ごとにおよそiPhoneの電池が2%程減少しました。 また、30分程度再生したのちに発熱をチェックしてみると、DC-Elite本体はほとんど温度変化がありませんでしたが、Lightning端子部分はやや熱くなりました。 【まとめ】 スマートフォンやDAPでサブスク音楽配信サービスを使用している方に強くオススメできる商品です。外出時に小型DAPを使用している方も1ランク上の音楽体験ができること間違いなしです! スマートフォンとケーブルで接続するだけでこの音が楽しめることに驚きました。是非ご試聴ください! 試聴環境 iPhone 14 Pro→iBasso Audio DC-Elite→MASSDROP x MEZE 99 Noir(99 Clasics用純正4.4mmアップグレードケーブル使用) 試聴楽曲 赤い公園 - pray STAYC - Teddy Bear
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e☆イヤホンスタッフ
@e☆イヤホン
Technics
EAH-AZ80
シルバー
¥36630 税込
すっきり爽快な高音質完全ワイヤレスイヤホン
Technics「EAH-AZ80」はバランスが良く、クリアなサウンドが楽しめる完全ワイヤレスイヤホンです。 【ポイント】 ・全体的に見通しの良さを感じるサウンド ・しっかりと存在感のあるボーカル ・耳にピタッとフィットする本体形状 今回のレビューでは同時発売の「EAH-AZ60M2」と共に試聴を行いました。 【低音域】 芯をしっかりと感じられる低音を楽しめます。EAH-AZ60M2と比較すると、量感がやや減り、輪郭がハッキリとすることで、より1つひとつの音がわかりやすく捉えられる印象でした。 【ボーカル】 ハッキリとした存在感を放つボーカルが印象的でした。EAH-AZ60M2と比較するとより近く、生々しさを感じられ、2023年1月から6月のあいだに試聴した完全ワイヤレスイヤホンの中でトップレベルに好みのサウンドです。 【高音域】 EAH-AZ60M2の試聴で感じた鮮明さはそのままに、やや刺激的な部分が抑えられている印象でした。 【全体の印象】 見通しが良く、さっぱりとした爽快な音が楽しめる完全ワイヤレスイヤホンです。メリハリが効きつつも刺激的になり過ぎず、レビューし始めてすぐに「良い音」だと感じさせてくれました。 【その他特徴】 ポイントにも記載しましたが、装着感の良さもEAH-AZ80の特徴です。イヤホン本体の耳の下側に触れる部分がやや膨らんでおり、この部分が耳にピタッとフィットすることで良好なホールド感を得られます。 同時に試聴したEAH-AZ60M2と比較すると、EAH-AZ80(本製品)は1つひとつの音の鮮明さや全体的に「整っている」と感じられる音作りがされている印象を受けました。 完全ワイヤレスイヤホン選びで迷っている方に是非候補にいれて、試聴してほしいオススメ商品です! 試聴環境 iPhone 14 Pro→Technics EAH-AZ80 試聴楽曲 YOASOBI - Idol IVE - I AM
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e☆イヤホンスタッフ
@e☆イヤホン
FIIO
KA17
Blue
¥25335 税込
中低音の聴きごたえが増すスティック型DAC
【ポイント】 ・土台のしっかりとしたパワフルなサウンド ・給電用端子を搭載。パワーが必要なヘッドホンも駆動できる 【音の印象】※バスパワー駆動でレビューを行っています。 ボーカルのやや下あたりの帯域から低音域にかけての力強さを感じるサウンドが特徴的でした。音楽の土台となる部分がしっかりと表現されており、定位感も優れています。音場は広く感じる一方で、低音域やボーカルはやや近めに配置されています。 【機能面】 iPhone14 Proに接続した際には、スマートフォン本体のボリュームがmaxで固定され、KA17でのみボリューム調節が可能でした。120段階で調節でき、かなり細かな調整が利きます。 また、給電用のUSB Type-C端子が搭載されており、自宅で駆動力が必要なヘッドホンを使用する際にも積極的に使用していける点も高ポイントです。 ひとつだけ注意点として、本商品にはiPhone14以前のLightning端子採用モデルに接続するためのケーブルが付属していません。Lightning to USB-Cケーブルをお持ちでない方は別途購入が必要です。 【まとめ】 ゲーム機で使用可能なUAC1.0もサポートしており、日常の様々な場面の音を良くしてくれるスティック型DACです。是非お試しください! 【試聴環境】 iPhone 14 Pro→FIIO KA17(FIIO LT-LT1にて接続)→SHURE SE315(4.4mm接続) 【試聴楽曲】 赤い公園 - pray (G)I-DLE - MY BAG
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e☆イヤホンスタッフ
@e☆イヤホン
SONY
WF-C510【~2024/1/16まで! 応募、抽選でキャッシュバックキャンペーン!】
ブルー
¥8910 税込
A10000クラス完全ワイヤレスイヤホンの2024年ベストバイ最有力候補
【ポイント】 ・耳の中にすっぽりと入る小さい本体 ・ボーカル周辺の中音域が聞き取りやすいサウンド 「WF-C510」は、2021年の発売以降、常にe☆イヤホンの販売ランキング上位に入っていた「WF-C500(以下C500)」の後継モデルにあたる完全ワイヤレスイヤホンです。 【イヤホン本体が小型化】 C500から大きく変化したポイントは、イヤホン本体の小型化です。C500も完全ワイヤレスイヤホンの中では本体サイズが普通〜小さめの部類に入りますが、本商品はさらに小さくなりました。小型化することで、より耳の中にイヤホンを埋め込むような装着方法が可能となりました。この装着方法により密着感が増し、イヤホン装着時の安定性が向上することで、遮音性も向上しています。本商品にはノイズキャンセリング機能は搭載されておりませんが、十分な遮音性が確保されていると感じました。 【物理ボタン搭載】 本商品にはC500同様に物理ボタンが採用されています。前述のとおり、装着時の密着感が高いため、ボタンを押し込んだ際にイヤホンが耳から外れてしまいそうな不安感はありませんでした。反応速度も速く、使いやすい印象です。 【音の印象】 全体的に音が近めに配置されています。やや低域寄りのかまぼこ形状のバランスで、ボーカルの声をしっかりと届けてくれます。 ・低音域 低音域はしっかりと鳴っている一方で、深い帯域は量感が多過ぎないように抑えられているため、スッキリとした印象を受けました。 ・ボーカル ボーカルは近くに配置されていて存在感があります。一人ひとりの声がハッキリと聴こえてくるため、ボーカルにフォーカスを当てて音楽を楽しみたい方にピッタリな音作りです。 ・高音域 高音域は低音域~中音域と比較するとやや量感は少なめです。輪郭がハッキリとしているため、一つひとつの音を捉えやすく、刺さりが気にならなかった点も好印象でした。 【まとめ】 C500の正統進化といえる「使いやすさ」と「良い音」を両立させた完全ワイヤレスイヤホンです。ぜひお試しください! 【試聴環境】 iPhone 14 Pro→SONY WF-C510 【試聴楽曲】 NewJeans - Babble Gum ねごと - カロン