スタッフレビュー詳細
高コスパを求めるあなたにオススメしたい有線イヤホン
FIIO「FH11」は情報量多めな音を奏でてくれる有線イヤホンです。
【ポイント】
・ドンシャリ寄りのバランスの取れた音
・クッキリとした印象のボーカル
【各帯域の印象】
・低音域
量よりも重さを重視した低音です。かといって決して量が不足しているというわけではなく、弾むような心地良い低音が音楽を下からしっかりと支えています。
・ボーカル
ボーカルはやや近めに配置されています。余韻はあまり残らず、輪郭がクッキリとしているボーカルを楽しめます。
・高音域
一つひとつの音の粒をしっかりと感じられる高音を奏でます。今回試聴した楽曲においては刺さりは気になりませんでした。
【全体の印象】
中高音域を中心に全体的にやや近めに感じる音作りです。一方で、音の分離感や抜け感も良好なため、窮屈さは感じませんでした。また、低音域から高音域にかけて全帯域の音の繋がりが自然で、良い意味でハイブリッドドライバーである事を忘れてしまう音作りがなされていました。
1つだけ注意点があるとすれば、FH11はコネクタに2pinを採用したリケーブル可能な有線イヤホンではあるものの、接続部分の形状が特殊なため、お持ちのケーブルが使用できない可能性が高いです。リケーブル前提で購入を検討する方はご注意ください。
装着感も良好で、ハイブリッドドライバーの有線イヤホンの入門としてまさにピッタリな有線イヤホンです!
試聴環境
iPhone 14 Pro→Earstudio ES100→FIIO FH11
試聴楽曲
4s4ki - Sugar Junky
赤い公園 - 消えない
量感イメージ
この商品に対する
他のスタッフのレビュー
-
みかげ
@e☆イヤホン仙台駅前店
FIIO
FH11 Black 【FIO-IEM-FH11-B】
¥8800 税込
ハイブリッド機のエントリーモデルの決定版
「ハイブリッドイヤホンって使ってみたいけど高いよなぁ……」と思っている方にオススメなイヤホンがFIIO「FH11」です! 同社の「FD11」と同じような形のハウジングですが、色はガンメタのような色となっており、フェイスプレートのロゴは星のような形に変更されているので見分けやすいですね。 音質に関しては全体的にクール寄りな音で硬めの音となっており、低域はそれを柔らかく支えるようなハイブリッド機らしい音です。解像度が高く、ギターの音や女性ヴォーカルのブレスは特に艶めかしく鳴らしてくれます。また、音の奥行きがしっかりと表現されているので見通し良く音を聴かせてくれる印象です。 「FH11」でご注意いただきたい点としては、端子まわりの形状が円形の凹凸がある独自形状なので、他社製のカスタム2pinのケーブルが使用できない恐れがあります。リケーブルをお考えの方はご注意ください。 リケーブルの選択肢は限られるものの、標準ケーブルでもハイブリッド型らしい音を楽しめるコスパ抜群の「FH11」、是非お手に取ってみてはいかがでしょうか? 試聴楽曲 Eden’s Song/はな Distance/佐咲紗花 ふたり/米倉千尋
-
つくちゃん
@e☆イヤホン 秋葉原店
FIIO
FH11 Black 【FIO-IEM-FH11-B】
¥8800 税込
くっきりサウンドがお好みのあなたに……
メタリックなブラックの色味がおしゃれで、着けていてとてもかっこいい。本体に少し重みがありますが、イヤーピースを合わせれば落ちにくくなります! 「バランス重視」と「低音重視」2種類のイヤーピースが付属していて自分の好みに合わせて付け変えができます。 〇バランス重視イヤーチップ 名前の通り、音全体のバランスが良くなります。低音イヤピよりも、空間が少しだけ広くなるような感じとよりクリアで聴きやすくなったように感じました。ですが、聴く楽曲によっては少し高域が刺さりやすい印象を得ました。 〇低音重視イヤーチップ 低音の迫力満点! 低域は少しタイトめですが楽器の音が近く、ベースやドラムなどのリズム隊の音がしっかりと聴こえやすかったです。伸びやかな高域で、楽器の余韻や女性ボーカルなどの高い音も綺麗に聴こえます。また、中域に関してはどちらのイヤーピースでも輪郭がくっきりとしているのでしっかりと聴き取りやすいです! 全体的にクリアで歯切れのいいくっきりとしたサウンドで、パワフルな低音かつ伸びやかな高域が魅力なイヤホンでした。楽器の音が好きな方や、タイトめなくっきりサウンドが好みの方に、1度は聴いていただきたいイヤホンです! 【試聴環境】 試聴プレイヤー:Google pixel 7Pro 【試聴楽曲】 Moment / INI オリオンをなぞる / UNISON SQUARE GARDEN 最上級Story/ つばきファクトリー 海の見える街 / ALL That Jazz
このスタッフの他のレビュー
-
e☆イヤホンスタッフ
@e☆イヤホン
FIIO
BTR7
¥32274 税込
小型Bluetoothレシーバーの1つの最高到達点
「FiiO BTR7」は同社のフラグシップポータブルプレイヤー「M17」を彷彿とさせる本体デザインが特長のBluetoothレシーバーです。 Bluetoothレシーバーの中では本体が大きめではありますが、その大きさが気にならなくなるほど素晴らしい音を出力してくれます。 実際に手に持ってみると、細身で軽いためポケットにいれても邪魔にならないと感じました。(FRISK neoの缶とほぼ同じくらいのサイズ感です) 肝心の音質に関しては、1つ1つの音をしっかり聞き取れる解像度の高さが好印象でした。 全体的に明瞭感が増し、各パートがどの位置に配置されているかまでハッキリと分かるような見通しの良さが特徴的でした。 パキっとしていて疾走感のあるサウンドで、iPhoneとAACで接続していることを忘れてしまう程の音質を味わうことが出来ました。 機能面においてはボリュームが再生機器側と連動しておらず、細かな調整が利く点が好印象でした。 また、Qi規格の無線充電対応が個人的にはとても嬉しいく感じます。 使用しないタイミングで、ケーブルの抜き差しをせずに置くだけで充電できるのはとても便利なものです。 フラグシップの名に恥じない高音質、高機能な商品です! Bluetoothレシーバー派やスティック型DACアンプ派の方はもちろんのこと、最近完全ワイヤレスイヤホンをメインに使っているという方にも是非試聴していただきたいオススメの商品です! 試聴環境 iPhone 11→FiiO BTR7→AAW ASH(カスタムIEM) 試聴楽曲 赤い公園 - pray YOASOBI - RGB 4s4ki - m e l t
-
e☆イヤホンスタッフ
@e☆イヤホン
SHANLING
M1 Plus
Silver
¥33660 税込
小型プレイヤー選びの最適解
【ポイント】 ・エントリークラスながら4.4mmバランス接続に対応 ・見通しの良いスッキリサウンド 【見た目・操作感】 手のひらに収まるサイズ感で、3.5mmアンバランス接続と4.4mmバランス接続に対応しています。このサイズ感で4.4mmジャックを搭載しているプレイヤーはほとんど存在していないため、個人的に待ち望んでいました。 正面は全面液晶で、本体左側に「再生・一時停止」「曲送り」「曲戻し」の3ボタン、本体右側には電源ボタンと共用のボリュームノブが搭載されています。左右に配置されたボタンやボリュームは、適度な硬さがあり、誤動作しにくそうです。なお、画面スリープ時の操作無効機能も搭載しています。 【音の印象】 全帯域を通じて音像が捉えやすく、スッキリとした印象を受けます。特に、ボーカルの細かなブレスや熱量はハッキリと感じられました。音は近めに配置されており 、外方向への抜けや音場の広さを味わえる音作りがなされています 低音域はしっかりと重さが感じられる一方で、膨らみすぎず引き締まった音を奏でます。高音域は細めで抜けも良く、繊細でありながら一つひとつの音を堪能できました。 【機能面】 本商品はエントリークラスに位置づけされますが、USB DACモードやBluetoothレシーバー機能など、プレイヤーに欲しい機能はしっかりと搭載されており、ミドルクラス以上の商品と比較しても遜色がありません。 独自OSを搭載しているため、Apple MusicやSpotifyといったサブスクアプリは使用できませんが、Bluetoothレシーバー機能があり、コーデックもLDACに対応しているため、高音質でサブスク音源を楽しむことが可能です。 他のプレイヤーのレビューでも触れていますが、本商品も画面表示を180度回転させることが可能です。自宅でUSB DACとして使用する際に、イヤホン接続側を手前にして使いやすい工夫がされている点は、とても好印象です。 【まとめ】 機能面・音質ともに「エントリークラス」以上の満足感を得られるプレイヤーです。ぜひお試しください! 【試聴環境】 SHANLING M1 Plus → AAW ASH(カスタムIEM) 【試聴楽曲】 NewJeans - ASAP 三月のパンタシア - 恋はキライだ
-
e☆イヤホンスタッフ
@e☆イヤホン
SONY
WF-C510
ブルー
¥7668 税込
A10000クラス完全ワイヤレスイヤホンの2024年ベストバイ最有力候補
【ポイント】 ・耳の中にすっぽりと入る小さい本体 ・ボーカル周辺の中音域が聞き取りやすいサウンド 「WF-C510」は、2021年の発売以降、常にe☆イヤホンの販売ランキング上位に入っていた「WF-C500(以下C500)」の後継モデルにあたる完全ワイヤレスイヤホンです。 【イヤホン本体が小型化】 C500から大きく変化したポイントは、イヤホン本体の小型化です。C500も完全ワイヤレスイヤホンの中では本体サイズが普通〜小さめの部類に入りますが、本商品はさらに小さくなりました。小型化することで、より耳の中にイヤホンを埋め込むような装着方法が可能となりました。この装着方法により密着感が増し、イヤホン装着時の安定性が向上することで、遮音性も向上しています。本商品にはノイズキャンセリング機能は搭載されておりませんが、十分な遮音性が確保されていると感じました。 【物理ボタン搭載】 本商品にはC500同様に物理ボタンが採用されています。前述のとおり、装着時の密着感が高いため、ボタンを押し込んだ際にイヤホンが耳から外れてしまいそうな不安感はありませんでした。反応速度も速く、使いやすい印象です。 【音の印象】 全体的に音が近めに配置されています。やや低域寄りのかまぼこ形状のバランスで、ボーカルの声をしっかりと届けてくれます。 ・低音域 低音域はしっかりと鳴っている一方で、深い帯域は量感が多過ぎないように抑えられているため、スッキリとした印象を受けました。 ・ボーカル ボーカルは近くに配置されていて存在感があります。一人ひとりの声がハッキリと聴こえてくるため、ボーカルにフォーカスを当てて音楽を楽しみたい方にピッタリな音作りです。 ・高音域 高音域は低音域~中音域と比較するとやや量感は少なめです。輪郭がハッキリとしているため、一つひとつの音を捉えやすく、刺さりが気にならなかった点も好印象でした。 【まとめ】 C500の正統進化といえる「使いやすさ」と「良い音」を両立させた完全ワイヤレスイヤホンです。ぜひお試しください! 【試聴環境】 iPhone 14 Pro→SONY WF-C510 【試聴楽曲】 NewJeans - Babble Gum ねごと - カロン
-
e☆イヤホンスタッフ
@e☆イヤホン
SIMGOT
EM10
¥81000 税込
キツさを感じさせないドンシャリイヤホン
【ポイント】 ・質の良い低域を存分に楽しめる音作り ・どの帯域も埋もれることなく聴こえてくるクッキリサウンド 【音の印象】 ・低音域 中音域に近い帯域から振動のような深い帯域まで、質と量を両立させた低音を奏でます。個人的には、特に重さという部分において「EM10」が奏でる低音に好印象を持ちました。あらゆる音源の低域がブーストされ、テンションの上がる音を楽しめます。 ・ボーカル ボーカルはやや近めに感じられ、分離感に優れています。低音域にマスキングされず、耳にしっかり届きます。ややウォームな印象を受けました。 ・高音域 高音域は余韻が少なく、歯切れの良い印象です。キラキラ感が強めですが、刺さりはあまり気になりませんでした。クールでソリッドな音で、他の帯域とのバランスが良いです。 【まとめ】 低音域の量感だけでなく、中高音域の明瞭感も楽しめるイヤホンです。ぜひお試しください! 【試聴環境】 iPhone 14 Pro→EarFun UA100→SIMGOT EM10 【試聴楽曲】 4s4ki - m e l t 赤い公園 - サイダー