スタッフレビュー詳細
毎日音楽でブチ上がりたい方、絶対コレ。
一聴しての第一印象は、女性ボーカルが落ち着いた距離を保ち、低音と高音が一歩前に出るような「お手本のようなノれるサウンド」でした。
聴き込んでいくとクールな音粒がひとつひとつが良く立っており、巧みな奥行きや左右の分離の表現も相まって、各帯域の見通しがよく非常に鮮明かつクリア。細部の描写にも余念がなく、思わず様々なジャンルの音楽に聞き入ってしまいました。
高めの中音域から高音域にかけての鮮明さと爽快感が印象的で、投げっぱなしの荒っぽさがなく「鋭利」「刺さる」と一蹴させない絶妙な鳴り方が非常に癖になります。
イヤホンユニットの重量が片側7gと、スペック上は決して超軽量とは言い難いはずなのですが、すっかり試聴に夢中になり、後から製品スペックを確認して「絶対に7gもないよ!」と驚いてしまうほど、個人的には違和感がなく軽い着け心地です。
ノイズキャンセリング性能は十分すぎるほど高く感じました。建物内の空調の音や車両が通行する低い音など、音楽に没頭したい時に気になる環境音が特にしっかりと打ち消される印象です。また、外部音取り込みモードでは人の声が聞き取りやすく、それでいて特有の露骨な集音感も感じませんでした。
筐体背面のタッチセンサーはやや高感度で、ちょっとコンビニに寄ってお会計……というシーンでも不便しませんでした。
私のように、クールトーンで描写力の高い音作りがお好みの方や、毎日音楽でブチ上がりたい方には、絶対にコレです。
量感イメージ
この商品に対する
他のスタッフのレビュー
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さばたん
@e☆イヤホン 秋葉原店
Technics
EAH-AZ60M2
シルバー
¥27720 税込
音と機能、どちらも譲れないあなたへ
音の第一印象としては前作のEAH-AZ60に比べ角が落ち着き、まとまりがでたように感じました。 EAH-AZ60は個人的に「THE ドンシャリサウンド」という印象でしたが、M2はもともと強みだった低音域の迫力や勢いを増しつつ、中高音域の鋭さを落ち着かせながら繊細さに磨きがかかり、全体にまとまりが出て、完成度がさらに1段階引き上げられたように感じました。 そのまとまりのおかげで楽曲問わず聴きやすいのですが、やはり勢いのある音なのでロックバンドとの相性がいいと感じましたが、勢いの中にしっかりと繊細さのある音なので、テクノなどの音数の多い楽曲にもオススメです。 同時に発売されたEAH-AZ80も同様に音質面も進化しておりますが、大きく変わったと感じるのは機能面です。ノイズキャンセリングはよりしっかりと外音をカットしつつ、30分程度装着していましたが個人的にキツさや閉塞感が気になることはありませんでした。外音取り込みはクリアに聴こえるようになっておりマイク性能が格段に上がった印象です。 試しに外で使用し軽く走ってみましたが風切り音も気にならなかった為、通勤通学など外でもストレスなく使用できるのではないかと思います。 機能で一番変化があった点といえばやはりマルチポイントです。前作もマルチポイント機能はついていたものの2台までだったところが、M2になり3台まで同時にマルチポイントをすることが可能になりました。2023年夏現在、3台のマルチポイントが可能なトゥルーワイヤレスイヤホンはとても珍しいです。 実際に手持ちのiPhone、iPad、PCでマルチポイントを試してみました。まず3台で接続するためにはTechnicsアプリ上で『設定→マルチポイント→3台』に設定する必要があります。 そしてあらかじめ各端末とEAH-AZ60M2をペアリングし、全てが接続済みの状態で使用できました。私が試したのは ①全ての端末で音楽や動画を順番に再生する ➁iPad、PCで動画再生中にiPhoneで受電する(LINEアプリ) という2パターンです。①に関して、どの端末でも特に遅延なくスムーズに再生機器の切り替えができました。②も動画再生中に呼び出し音が鳴りイヤホンの操作で応答まで可能でした。 仕事上色々な端末でイヤホンを接続したい方にはかなりオススメしたいほど、スムーズな切り替えが実現しています。また、マルチポイントの性能はさることながら、今回の検証で私が最も推したいと思ったのは優れた通話性能です。 先述したノイズキャンセリング、外音取込の機能でもマイク性能は高いと感じましたが、実際に通話で使用してみると、店内でBGMが多い環境だったにも関わらず、通話相手の声がとてもクリアに聴こえ、周りの音はさほど気にならない快適な通話を行えました。 マルチポイント機能と合わせ、リモートワークなどのお仕事が多い方には嬉しい機能が詰まっているのではないでしょうか。「音も機能も譲れない!」という欲張りさんにはうってつけのイヤホンです。 【試聴楽曲】 KEYTALK 君とサマー NANIMONO ジャージは戦闘服★ YOASOBI アイドル
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わか
@e☆イヤホン
Technics
EAH-AZ60M2
ブラック
¥27720 税込
目の前に広がる低音と高音がテンションを上げてくれる完全ワイヤレスイヤホン
Technics「EAH-AZ60M2」はしっかりとした低音域と中高音域の抜けの良さのコントラストが好印象な完全ワイヤレスイヤホンです。 【ポイント】 ・しっかりと量感のある低音 ・近くて鮮明な高音 【低音域】 低音域に関してはしっかりと量感がありました。音の1つ1つに芯は感じるものの、やや輪郭は丸い印象ですが、「ゆるい」と感じることはなく、適度にアタック感を抑えられていて、中高音域とのバランスが良く感じました。 【ボーカル】 今回試聴に使用した楽曲の女性ボーカルは、他の帯域と比較するとやや遠目に配置されている印象でした。後述する高音域の存在感が大きいため、ボーカルがやや遠めに配置されていることで、くどさを感じさせず、全体をスッキリとした印象にしてくれています。 【高音域】 近さと鮮明さを感じる高音域がとても印象的です。やや刺激的に感じる場面もありましたが、メリハリが効いている高音が、前述したボーカル域の特徴も相まって見通しの良さに一役買っているように感じました。 レビューの際に、同時発売の「EAH-AZ80」も試聴を行いました。どちらも、見通しの良さを感じるサウンドである点は共通していますが、EAH-AZ80と比較するとEAH-AZ60M2(本製品)の方が、低音の量感がある印象でした。低音寄りのサウンドが好みの方であれば「EAH-AZ60M2」の方が好まれるのではないかと思います。 どちらもオススメの商品です。是非e☆イヤホン店頭にて聴き比べしてみてください! 試聴環境 iPhone 14 Pro→Technics EAH-AZ60M2 試聴楽曲 YOASOBI - Idol IVE - I AM
このスタッフの他のレビュー
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ナキ
@e☆イヤホン 名古屋大須店
634ears
MIROAK-II Japan Limited
¥52800 税込
低音重視ウォーム系、でも他を御座なりにしない。
ステムに太さがありますが長さは短めで、筐体の軽量さも相まって快適な装着感です。 「ズシッ」とした低音域と、重厚なアタック感の低め中音~中音域が印象的で、ストリングス三重奏の音源を試聴した際には後方に配置されたコントラバスの音色が音階問わず最も目立って感じられました。 高め中音~高音域は控えめながらさっぱりとして、ヴォーカルのブレスや掠れなど歌唱表現の繊細さはしっかりと写すので思わずじっと聴き入ってしまいます。 いわゆる「ウォーム系」のイヤホンにおいて、音色の味付けが濃くてくどさが出てしまったりということが稀にありますが、本機ではそれを全くといって良いほど感じなかったので驚きました。低音域が印象的でありつつも、高め中音~高音域の軽やかな風合いが対比となり、全体の音色が暗く落ち込むのを防いでくれています。 また、音場は広い方ではありませんが、定位感が良く、特に前後の振りはかなり鮮明に感じられました。 個人的には、電子音よりもアコースティック、スローかミドルテンポの楽曲がよくマッチするように感じましたが現代的な楽曲も相性が悪いことは決してなく、音数の多さも優れた定位表現でもって見事に聴かせてくれます。そういった面では、音色の好みさえ合えばどんな楽曲を聴いても楽しませてくれる一本ではないでしょうか。 試聴環境:KANN MAX 試聴楽曲:未だ降りつもる雪/Crustacea 追憶/Kalafina 표정관리(Fronting)/SEVENTEEN
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ナキ
@e☆イヤホン 名古屋大須店
SoundsGood
Arianrhod
MMCX to 4.4mm Balanced
¥15800 税込
コスパ破壊神、お上品な味変ケーブル
白銀色の美しい見目から、ド派手で煌びやかな音を想像しましたが、確かにイヤホンの印象は大きく変わるものの、方向性としてはしっとりとした“お高級な味変”が叶う、価格に対してコストパフォーマンスに優れた一本でした。 女性ヴォーカルはやや落ち着いた位置に控え、まろやかでシルキーかつ「ぽわっ」と浮かんでいるように感じられるのが印象的です。“するーーーっ”と伸びていき、馴染んでフェードアウトしていくような高音のなんと優しいこと……普段であれば刺さりが気になる音源も非常に聴きやすかったです。 自分を中心にオーケストラが取り囲むような、バランス特有の定位感に、芯数・本数の多さによってか低めの中音〜低音域はやや質量と主張を増します。そこに余韻が加わってしっとりとした没入感が演出されており、アーティストによっては男性ヴォーカルがぐっと前面に出て、試聴した楽曲のジャンルによっても顔が変わるのが新鮮でした。 また、芯数の多さに対してケーブルは柔らかく、取り回しに苦労することはなさそうです。パーツ部等に重量が感じられるので、音色的にも腰を据えて聴くのが合いそうです。 エントリーモデルから一歩前進したい、リケーブルでイヤホンの味変ならぬ音変を楽しみたい方にお勧めいたします。 試聴環境:KANN MAX, SE846, SE215 試聴楽曲:君が手を伸ばす先に/藤田舞衣子 Ciao/Sonohra Chemical/VIXX
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ナキ
@e☆イヤホン 名古屋大須店
Jabra
Elite 10
Titanium Black
¥39600 税込
元来のJabraファンは勿論、新規ユーザーにも!
個人的に音質面で言及したいのが、奥行きと臨場感の表現の素晴らしさ! 眼前から奥に向かって広がる、迫力を兼ねつつも開放的な鳴りによる臨場感の演出が印象的です。 震えるような低音域は健在で、中音~高音域は輪郭が非常に鮮明で、歯切れが良くサッパリとしています。 しかし既存モデルと比較したとき、圧倒的に高音の量と存在感が増しました。しゅわりとした余韻が僅かに感じられ、高音域と低音域の対比でお互いを引き立て合っているように感じられます。 シリコンラバーコーティングによる快適な装着性に加え、形状は既存モデルと比較するとノズルが短くなり、耳介に据わるような装着感でインナーイヤーとカナル型の間のような形状に生まれ変わりました。 軽く、圧迫感の無い快適な装着感を叶えた上で、それでもアクティブノイズキャンセリング性能が「ごく自然・でもしっかり」なので驚きですね。音楽停止時でも、装着するだけで空調の音や人の雑踏が殆ど聴こえなくなります。また、音楽再生時にはカフェや商店会での人の話し声も殆ど気にならないほど低減されました。 最早お墨付きのマイク品質もテストしましたが、音声に嫌な鋭利さがなく、あくまでもナチュラルな風合いで相手方に音声を届ける力に長けているように感じました。 是非店頭にて実際にお試しくださいませ。 【試聴楽曲】 心誰にも/ゲーム実況者わくわくバンド Scentist/VIXX 疾る黒き獣魔/メギド72より
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ナキ
@e☆イヤホン 名古屋大須店
SHANLING
SONO
¥11880 税込
良い意味で、少しクセのあるイヤホン
良い意味でややクセのある音色に感じます。アンバランスでも楽器が斜め後方から覆うような鳴り方で、サウンドステージの表現が面白いですね…… 楽曲にもよりますが、ボーカルが一歩奥に位置するのでビートやグルーヴを楽しむEDMや打ち込み、VOCALOID楽曲、それからシンフォニックやインストゥルメンタルの楽曲と非常に相性良く感じました。 ダイナミックドライバーを2基搭載していることもあり、インピーダンス値に対して若干の鳴らしづらさはあります。スマートフォンに直挿しで聴いてみると、音数の多い楽曲や重厚な曲ではやや低めの中音域に靄がかかったような嵩張りを感じますが、DACやDAPを使用して少しパワーをかけてやると、質量のある低音が変に膨らむことなく、爽やかな中~高音をより楽しむことができました。また、高音域は金属筐体らしい涼やかな響きが印象的ですが、存外刺さりは気になりません。 是非店頭にてご試聴くださいませ。 試聴楽曲:ネオメロドラマティック/ポルノグラフィティ INTO THE VOID/VIXX ヴァイガルド防衛戦/メギド72より