スタッフレビュー詳細
魂を揺さぶる低域と透き通る高域
このイヤホンを一言で表すなら
「圧倒される程の情報量の多さ」
これでしょう。
量感としてはかなり低域が前に押し出されるような音作りをしていますが、音楽全体が低域に支配されることはなく、高域、例えばバイオリンの響きや余韻もしっかりと表現しきれています。低域のルーズな響きから高域の細かいパッセージも歯切れよくはきはきと鳴らしきる……一音一音を事細かに表現しうる情報量の多さは圧巻です。
この絶妙なバランスは空間の表現にも影響を与えています。これだけ低域がしっかり出ていると、全体的にコンパクトにまとまってしまいがちになりますが、それを高域の余韻をしっかりと表現する事で、より自然な音の広がりへと中和してくれています。
そしてこの空間表現の優秀さを支えるのはノイズキャンセリングの力でしょう。空間表現、いわゆるダイナミックレンジは小さい音から大きい音までの出力の幅の事を言いますが、屋外での試聴は常に騒音との戦いです。小さい音は騒音に負けてしまい結果として空間表現はどうしてもコンパクトになってしまいます。
ZE8000のノイズキャンセルはその小さい音がしっかりと聞こえうるほどに周囲の音をシャットアウトしてくれつつも、強いノイズキャンセル特有の圧迫感を全くと言っていいほど感じさせない、自然に周りの音を減衰してくれている感覚でした。
イケイケガンガンでノリよく聴きたい人もゆったりしっとり浸りたい人もどちらの要望にも応えうる表現力がこのイヤホンには込められています。
H ZETTRIO 「Neo Japanesque」
光田康典「CRONO CROSS~時の傷跡~」
少女病「ラストピース」
大和「NO ONE LIVES FOREVER」
Snail's House 「Pixel Galaxy」
ベートーヴェン「交響曲第3番 変ホ長調 作品55『英雄』」
量感イメージ
この商品に対する
他のスタッフのレビュー
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マッキー
@e☆イヤホン仙台駅前店
final
ZE8000
ホワイト
¥29800 税込
圧倒的な空間表現の実現!新時代完全ワイヤレスイヤホン
finalから登場した『ZE8000』は、完全ワイヤレスイヤホンでも様々な音楽ジャンルを満足のいく音で聴きたいという方におすすめです。 ケースの大きさは男性である私の手に丁度収まるくらいで、完全ワイヤレスイヤホンの中では少し大きめのケースだと思います。 本体は小柄な女性スタッフでも安定して装着できます。 ノイズキャンセリングは、圧迫感が少なく自然な効き方をするので、苦手意識のある方でも使いやすいと思います。 肝心な音は細かい空間表現が特徴的で、低音域はしっかりと前に出ており聴きごたえがありながらも 自然な低域の為他の音域を邪魔せず聴きごたえを実現してくれております。 中音域はボーカル部分の声の『余韻』がかなり心地よくスゥーっと引き込まれる印象です。 高音域はきめ細やかで、完全ワイヤレスイヤホンでは感じた事のない余裕さがあります。どの帯域においても、圧倒的な情報量を持っており、『音の余韻』『響き』を感じられます。 どの音楽ジャンルで聴いてもしっかり満足のいく音で鳴らしてくれるいわば完全ワイヤレスイヤホン界の『エリート』と呼べるイヤホンです。完全ワイヤレスイヤホンで音楽を細部まで楽しみたい方におすすめしたい製品です。
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つのっち
@e☆イヤホン仙台駅前店
final
ZE8000
ブラック
¥29800 税込
完全ワイヤレスイヤホンにおける新たな最適解
外観はイヤホン本体から軸が伸びていますが、本体の軽さのおかげか、装着してみると違和感はありません。むしろ装着感はかなり良いように思います。文章で説明するのが少し難しいのですが、イヤーピースの先端だけでなく耳の内側に触る部分もすべてシリコンで覆っているため、耳全体でイヤホンをホールドしている感じがします。さらに付属のイヤーピースでSS〜LL(5種類)と細かく選べるのも嬉しいポイントです。 実際に音を聴いてみると、まず感じたのは深くしっかりと響く低域の心地良さです。しかし、聴き始めこそ低域を中心とした丁寧でやわらかいサウンドの印象が先行しましたが、聴くほどに解像度の高さが実感でき、低域から高域までどこをとっても音の細部まで表現してくれます。いつもの音量からもう1つ上げたくなるような心地良さがあります。 音数の少ない歌ものはもちろんのこと、スピード感のあるメタルまで幅広く楽しめるイヤホンだと思います。ぜひお試しいただきたいイヤホンです! 【試聴環境】 Galaxy S20 【試聴楽曲】 Aimer:カタオモイ Dream Theater:Erotomania サカナクション:忘れられないの
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Hulk
@e☆イヤホン 名古屋大須店
final
ZE8000
ブラック
¥29800 税込
無限大の解像度、究極の国産フラグシップワイヤレスイヤホン
国産オーディオメーカーであるfinalはこれまで「D8000」「A8000」というふたつの「8000」の名を冠したフラグシップ機を出してきました。「8000」という名前が持つ意味は「無限大」。D8000もA8000もヘッドホン/イヤホンの常識を越えた解像度と表現性を持ったオーディオ機器ですが、遂に完全ワイヤレスイヤホンにおいても常識を越えた逸品が生み出されました。それがこの「ZE8000」です。 D8000は平面磁界型ドライバー搭載のヘッドホン、A8000はトゥルーベリリウム振動板搭載のダイナミック型イヤホンなので、もちろん音の特性は違います。ではZE8000はどうかといいますと、「D8000のようなワイドレンジを持ち合わせ、A8000のような繊細なサウンドを奏でるイヤホン」といった表現になります。 付属のイヤーピースはZE8000向けに開発された専用設計のもので、外耳道に入る部分だけでなく、耳に当たる部分までをシリコン素材でカバーした形状をしています。このイヤーピースのおかげで装着感が非常に良くなっているのは言うまでもないですが、イヤホンから出力された音の聴こえ方にも大きく影響しています。「D8000のようなワイドレンジ」と表現したのはこの特徴のおかげで、耳の中に直接装着するイヤホンでは難しかった自然な広がり方の音を見事に表現しています。 全体的な音の感触は暖かみのある柔らかい音ですが、輪郭はハッキリとしていて、なのに聴き疲れしづらい不思議な感触を味わうことが出来ます。これはこのイヤホンの最大の特徴でもある「8K SOUND」が成せる業であり、本来の音を非常に解像度の高いかたちで表現することで演出のいらない自然な音を奏でることが出来ているためなのではないでしょうか。 他のワイヤレスイヤホンを圧倒するサウンド、自然で軽い装着感、ワイヤレスイヤホンとして必要な機能もきちんと揃っていることも考えればフラグシップ、「8000」の数字を名乗るに相応しいイヤホンだと感じました。 是非その圧倒的な存在感をご自身の目で、耳でお確かめください! 試聴環境 ・OPPO Reno7 A 試聴音源 ・Love the Subhuman Self / アークシステムワークス ・stoic / TaQ ・ROOM / Blanc Bunny Bandit ・放送室 / 星街すいせい
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みくぺ
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
final
ZE8000
ブラック
¥29800 税込
細かい音まで任せて!優しくどっしり落ち着いた優等生
finalの待ちに待ったノイズキャンセリング機能搭載!そしてフラッグシップモデルの完全ワイヤレスイヤホン"ZE8000″の魅力をご紹介させてください!! ノイズキャンセリングは自然に周りの音をじんわりと軽減してくれる感じです。特有のツン!とした圧迫感は少なく強度も優しめなので三半規管が弱く酔いやすい方にもご使用して頂きやすいのではないかなと思います。 外音取り込みは専用アプリ「final connect」をご利用いただくと【ながら聴きモード】【ボイススルーモード】2種類から選択できます。外の音の取り込み方としては外との音とのギャップも少なく聴き取りやすい印象です。 【ながら聴きモード】では流している音量のまま外の音を取り込むので、聴く曲のジャンル、音量によって外の音が聞き取りにくい場合もあります。その場合は【ボイススルーモード】を使用してもらうと楽曲の音量を抑えめにして外の音を中心的に取り込んでくれるので日々のシーンによって使い分けして頂けるとより豊かに使えます。 そしてメインの音質について!第一印象は全体的に余裕のある響き方だな。と思いました。低域は重厚感があり空気をたっぷりに含んだような余韻のある粒立ちが特徴で楽曲に深みがでます。 ボーカルは表現力が高く、ナチュラルで透き通った歌声が特徴的です。質感が滑らかで耳当たりが非常によく女性ボーカルに映えます。 そして聴き込めば聴き込むほど感動したのは細部の細部まで立体感のある響きを感じれる高域です! どんな細かい音までも任せて! と言わんばかりに余裕のある空間に粒立ち豊かに鳴らしてくれます。艶っぽさと立体感を感じつつ角に丸みを持たせてくれているので聴き疲れをしにくいのがポイントです。生楽器気分を味わえるので楽器中心の楽曲にオススメです! キャラクターとしては『優しくどっしり落ち着いてる優等生』いうイメージなのでライブ感というよりはホール感を味わいたい! 細部まで音を聴き込みたい方へおススメです! 至福のオーディオライフを是非。 試聴環境:iPhone13Pro 試聴楽曲:吉田拓郎/今日までそして明日から :女王蜂/火の鳥 :MISIA/アイノカタチ
このスタッフの他のレビュー
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よしけい
@e☆イヤホン 秋葉原店
Oriolus
OA-JC5
¥24200 税込
見た目も音もクリアなヘッドホンアンプ
見た目の第一印象としてはシンプル。そして潔い側面が開放された基盤丸見えの設計。個人的な感覚にはなりますが、こういった基盤がむき出しの設計は浪漫を見出しつつも、実際使っていくとなるとどうしても埃などが気になってしまうところではあります。とはいえ、こういった電子機器を使う中で必要なメンテナンスをしていれば問題はないでしょうし、アクセスがしやすい分メンテナンスのしやすさにも繋がる一面かと思います。 音質について一言で言うとクリア。Snail's Houseの楽曲「Pixel Galaxy」を試聴した際、この楽曲はコードのシンセは歯切れ良い感じの音のバッキング、メロディは余韻を含んだ柔らかめの音のシンセで構成されており、それが混在する楽曲なのですが、コードはしっかりとトランジェントの表現の正確性が伺え、メロディは音のリリースの部分として余韻をしっかりと豊かに表現してくれるので、柔らかい音と固い音、それぞれがしっかりと共存する音楽が再現されます。 OA-OJ5は真空管アンプに加えてトランジスタのアンプも搭載したハイブリッド構成のヘッドホンアンプになっています。この2つのアンプの良い部分がしっかりと楽曲に反映されていることが体感できた部分ではないかと思いました。 また、真空管を搭載したアンプでよく挙がる不安点としてホワイトノイズの発生があるかと思いますが、今回の試聴環境ではある程度出力を上げてもホワイトノイズは全然聴こえませんでした。 クリアな音質はあまりヘッドホンやDACに左右されない印象があるので、お手持ちの機器に追加する形で導入しやすいアンプだと思います。 試聴環境 ヘッドホン NEUMANN NDH 30 DAC Oriolus OA-JC3 試聴楽曲 Pixel Galaxy/Snail's House ヘリガンナー/FINAL FANTASY VII REMAKE Original Soundtrack NO ONE LIVEA FOREVER/大和 Butterfly Effect/fox capture plan La voix du Sang/Unlucky Morpheus String Theocracy/Mili
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よしけい
@e☆イヤホン 秋葉原店
Bose
QuietComfort Earbuds
Black
¥26400 税込
迫力の低域と必要十分なノイキャン
個人的に私がQuietComfort Ultra Earbudsのユーザーでもあるので、そことの比較も踏まえて紹介していきます。 軽く総評を先に話すと、Boseのいいところをしっかり落とし込んで作られたイヤホンという印象です。かなり迫力をもって低域を鳴らしてくれる表現力と十分なノイズキャンセリングな性能。今回は主にこの2つについてお話していきます。 【音質について】 Boseと言えば低域。QC Earbudsにも、しっかりとそのエッセンスが多分に含まれています。 ウッドベースがボンボン響く様に量感をもって鳴らしてくれる表現に加え、いわゆるサブベース帯というかなり低い帯域の発音もしっかりしており、ティンパニ―のメインの音だけでなく振動ともいえるくらいの低い音が腹から響いてくるような雰囲気作りもしっかりしている印象を受けました。 中高域はどちらかというと温かみのある余韻に富んだ音をしており、迫力のある低域に対して優しさのある表現となっています。 【ノイズキャンセリングの性能について】 Ultra Earbudsユーザーの私からしても、これぐらい音を消してくれるのであればかなり満足できるほどのノイキャン性能を持っています。 Ultra Earbudsはノイキャンの強度を細かくアプリで設定できるとはいえ、一番強いノイキャンだとかなり閉塞感を覚えるほどの性能なので、このレベルから多少下がったとしても十分すぎるほどのノイキャン性能をQC Earbudsは持っています。 個人的には今Ultra Earbudsで調整している強度と同じくらいの性能をしているので、電車や町中であっても問題なく音楽に集中できると思います。
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よしけい
@e☆イヤホン 秋葉原店
xDuoo
LINK2 BAL MAX
Green
¥19250 税込
無音も音の1つだということを認識させてくれる1機
【音質】 特筆すべき点は、タイトルでも挙げた無音の表現です。ドングルDACなどの小型ポータブル機器は常にノイズとの闘いになりますが、デュアルで搭載されたDACやブラッシュアップされたアンプ回路のおかげで、非常に高いS/N比を実現しています。か細く鳴るピアノのタッチや迫力のティンパニー、そして余韻に至るまで音の移り変わりをこと細かに、そして鮮やかに表現します。音のバランスはどこかを誇張することなく、音源を忠実に再現しようとする印象を受けました。 【機能・操作感】 本機には再生・停止ボタン、ボリューム操作ボタン、Gain切り替えスイッチ、UAC切り替えスイッチの4種類のボタンがついており、ドングルDACの中では比較的多く、一見とっつきにくそうなデザインだと感じる人もいるかと思います。しかし、機能自体は必要十分に抑えられており、このような広く浅いUIの方が自分が今必要な機能にアクセスしやすいというメリットにもなります。個人的にもこのデザインの方が好きです。それに、多いと言っても4つなので、使っているうちにすぐ慣れると思います。 イヤホンやヘッドホンの色をなるべく崩さず、純粋に解像度を上げたい方には、ぜひチェックしていただきたいDACです。バランスが良いため、どんなジャンルの楽曲でもしっかり表現してくれる印象ですが、個人的にはピアノソロやクラシックなどの楽曲でお試しいただきたいです。
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よしけい
@e☆イヤホン 秋葉原店
FIIO
JH5
Black
¥15741 税込
豊かな低域と小気味いい高域
付属品としてバランス重視型と低域重視型の2種類のイヤーピースが付属しています。まずは低域重視型のイヤーピースを装着して試聴してみました。 一聴して感じたのは、ウッドベースがボンボンと跳ねるような低域の存在感の強さです。量感だけでなく、サブベース帯の発音もしっかりしており、腹の底から揺らすような低域を感じられます。また、高域の抜けが良く、低域の量感が多くてもそれに支配されることはなく、低域と高域がバランスよく再現されています。POPsよりもインスト系、特にドラムンベースやダブステップ等との相性はかなり良いと思います。 一方、POPsや歌ものをよく聴かれる方はイヤーピースをバランス重視型に変えるのが良いでしょう。低域の量感が抑えられ、その分ボーカルが位置する中域が存在感を出してきます。音の違いが出るイヤーピースを2種類付属してくれている点も嬉しいポイントですね。 装着感に関しては、エルゴノミクスデザインを採用しているだけあって収まりが良く、内からの圧迫感もなく非常に快適でした。ただ、イヤホン自体はそれなりに大きいので、耳が小さい方は一度装着感を試された方がいいと思います。 各帯域の出音がしっかりしている分、イヤーピースやリケーブルで音の変化を味わいやすいイヤホンとなっています。プラスαで購入しなくても、付属品の2種のイヤーピースで音が変わる体験を味わえますので、初めてイヤホンを購入される方にもおすすめの商品です。 試聴楽曲 星街すいせい「みちづれ」 fox capture plan「Butterfly Effect」 Sound Horizon「愛という名の咎」 黒沢ダイスケ「INSPION」 下村陽子「Vector to the Heavens」 ベートーヴェン「交響曲第3番 変ホ長調 作品55『英雄』」