スタッフレビュー詳細
ヘッドホン、スピーカーと併用することでモニター環境に+αをもたらす1台
スピーカーやヘッドホンで作曲、MIX作業を行う方が多いのではないかと思いますが、その環境にイヤホンという選択肢の追加はいかがでしょうか? RS THREEはイヤホンとしての特徴を十二分に利用し、定位感に優れたモニターイヤホンです。
私の普段の制作環境
スピーカー YAMAHA HS5
ヘッドホン FOCAL Clear Professional、NEUMANN NDH30、YAMAHA HPH-MT8
・音
帯域のバランスは非常にモニターらしい実直さがあります。歯擦音などもしっかり出してくれつつも、ちゃんと刺さらないように処理した音は不快感なく鳴らしてくれます。モニターという言葉でよくイメージされる淡々と音を鳴らすような表現を地で行くその姿、非常に好きです。
特に低域の表現はベースモデルであるRS ONEと比べてもかなりしっかり出るようになってます。ただ個人的にはもっと低いところまで出ててもいいかな?と思いましたが、そこはヘッドホン達に任せましょう。
そして特筆すべき点としては定位の正確さです。まず前提として、イヤホンは物理的特性の仕様上ヘッドホンと比べると音場やダイナミックレンジはどうしてもコンパクトに収まりがちですが、ここはヘッドホン(特に開放型)とイヤホンの特性違いとして割り切ります。
音場が狭いと定位も少しぼやけがちになってしまうのがどうしてもしょうがない部分ですが、RS THREEはそこをいい意味で裏切ってくれました。右から左へ音が移動するような表現や、パン振りのパラメータに対する音の位置も非常に自然かつ正確に感じ取る事が出来ました。これはヘッドホンやスピーカーよりもモニタリングしやすい部分だと思います。
・個人的一押しポイント:ケーブル
タッチノイズが少なく、取り回しも良いのでシンプルに作業に集中しやすいケーブルになっていますが、一番ありがたいのはケーブル長が1.8mということです。
個人的な環境ではありますが、スピーカーやPCなどと接続する都合上オーディオインターフェイスが机の奥側に設置されているため、一般的なイヤホンケーブルの長さである1.2mだとどうしても窮屈になってしまいます。
RS THREEの付属ケーブルは1.8m。1.8mって結構絶妙な長さでして……PCに向かって作業する時は長すぎず、ギター等で雑にコード進行考えたりする時もイヤホンを着けた状態で行えるくらいの余裕はある長さなので非常に作業がはかどります。
サードパーティー製のケーブルも色々ありますが、基本1.2mの物がほとんどで長めのケーブルの選択肢は限られており、延長ケーブルを使うのも線材が変わったり接点が増えたりとあまり良いことはありません。その為、最初から長めのケーブルが付属しているというのは非常に助かるポイントになってます。
・さいごに
単体の性能もかなり高いパフォーマンスをしていますが、イヤホンならではがしっかり表現された音作りなので、ヘッドホンやスピーカーと併用するとよりその性能が輝く1台だと思います。クリエイターの方はぜひ聴いてみてください。
量感イメージ
この商品に対する
他のスタッフのレビュー
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つのっち
@e☆イヤホン仙台駅前店
Acoustune
RS THREE
¥15174 税込
初めてのモニターイヤホンにおすすめ!
モニターらしいバランスの良い音で原音への忠実さを感じられます。なかでも高域の解像感はこの価格帯では随一ではないでしょうか。適度な距離感を保ちながら、刺さることなく綺麗に聴こえる高域は心地よく、聴き疲れもなさそうです。それでいて、低域の輪郭もくっきりとしているので、物足りなさを感じることなく普段使いでも楽しめるイヤホンだと思います。 程よい分離感で楽器の音がより近くで聴こえるので、特定の楽器の音にアプローチするような聴き方が好きな方や、これまでモニターイヤホンを使った事がない方にもぜひ手に取って頂きたいイヤホンです! 【視聴環境】 Galaxy S20 - SHANLING UA3 【試聴楽曲】 ExWHYZ:Obsession サカナクション:忘れられないの Dream Theater:Erotomania
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よしみく
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
Acoustune
RS THREE
¥15174 税込
リスニングとしてもおすすめなモニターイヤホン!
まず直観で音がすごく良いと感じました。低域が力強く聴こえますが、他の音域にかぶさらず邪魔をしてないです。低音が好きでボーカルもしっかり聴きたい方には、好んでいただけるかと思います。 前作のMonitor RS ONEと比較しますと、低域の変化が一番違うように感じました。アタック感のような力強さはMonitor RS ONEの方が強く、RS-THREEは、もう少しだけ控えめな印象です。 程よい力強さの低域のため、低域以外の音が埋もれることなく聴き取れました。なので、よりスタジオ等で使いやすいと思います。 見た目は、本体がクリアボディで、中の基盤等が見えてすごくカッコいいです!! コードに捻じれ加工をしていて、くるくる巻いてもクセが付きにくく、タッチノイズも少なく本当に隙のないイヤホンです!! ・リスニングとしてイヤホンにこだわってみたい ・低音が好きだけどボーカルやギターもちゃん聴きたい ・バンド系、EDM等の音楽をよく聴く ・音楽活動をしていている こんな方に是非オススメしたいイヤホンです♪
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しょうちゃん
@e☆イヤホン
Acoustune
RS THREE
¥15174 税込
超低域の表現力、ワンランク上のモニターサウンドを是非!
超低域の迫力と生々しさ、上から下までハッキリとしたモニターライクなサウンド、情報量の多さが魅力のイヤホン、それがAcoustune (アコースチューン)「RS THREE」です! 軽量かつ小型の筐体は耳へのおさまりが非常に良く、異物感や負担を全くと言って良いほど感じません。私は2時間ほど装着していましたが、耳が痛くなることも疲労感もありませんでした。 音に関しては、超低域の迫力と生々しさと圧倒的な情報量の多さが特徴的でした。上から下までハッキリと聴こえる見通しの良いサウンドで、普段聴いている音楽にこんな音があったのかと驚きました。 高域にはしっかりと芯が通っており、力強く煌びやかな音で刺さりすぎず、細くなりすぎず、まさに丁度良い音の強さです。 中域はボーカルがクリアで、他の帯域の音と比較して特に人の声が一歩前に出ている印象でした。ブレスやリップ音などの表現も丁寧で、全体に臨場感をもたらしてくれる上品なサウンド傾向です。 低域に関しては前述の通り迫力とリアリティのある超低域が印象的でした。聴きごたえのある厚みのある音でありながらも、一音一音しっかりと拾える繊細さも感じ取ることができました。 余談ですが、個人的にお気に入りのイヤーピース、Acoustune「AEX70」Mサイズを使用して試聴もしました。Acoustune 「RS THREE」付属のイヤーピース「AET07」Mサイズと比較して超低域が若干落ち着き、高域の煌びやかさが増す印象でした。高域にアクセントをつけたい方や、煌びやかな高域がお好みの方には是非一度お試しいただきたい組み合わせです。 モニターサウンドながら聴きごたえがあり、丁寧な表現で聴き疲れはせず、いつまでも聴いていたくなるおすすめのイヤホンです。情報量が多く、迫力のあるサウンドがお好みの方、長く戦える一台をお探しの方は是非一度お試しください! 【試聴環境】 SHANLING 「M6 Ultra」 → Acoustune「RS THREE」 【イヤーピース】 ・付属「AET07」:Mサイズ ・Acoustune「AEX70」:Mサイズ 【試聴楽曲】 Linkin Park / One More Light L'Arc〜en〜Ciel / Vivid Colors milet / Again and Again
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りょうにぃ
@e☆イヤホン
Acoustune
RS THREE
¥15174 税込
リファレンスモニターイヤホンの最適解
Acoustuneの新ラインナップ、Monitorシリーズ「RS ONE」の発売から早10ヵ月。待望のMonitorシリーズ第二弾「RS THREE」をご紹介します。 その音を聴いて最初に頭に浮かんだのが、ヘッドホン:SONY 「MDR-CD900ST」や、スピーカー:YAMAHA 「NS-10M STUDIO」でした。全ての音を原音に忠実に再現してくれていて、ノイズ、ヴォーカルのブレス、音のパン振り、空間系エフェクトのかかり具合等も判断しやすい優れモノだと感じました。 低域はマイルドですが、しっかりと出ていて物足りなさは決して無く、中域は太く盛るような音では無くナチュラルに鳴ってくれます。高域もRS ONEに比べるとスマートで、硬さが無い。 個人的には非常に好み。 普段使いでも勿論イケますが、特に曲を作っていたり、DTMにハマっている人には、これがリファレンスモニターの最適解じゃないかと感じさせるほどでした。 RS ONEもライブ用モニター寄りなピーキーさが好きで絶賛愛用中ですが、このRS THREEに買い替えよかな?と真剣に検討しています。 筐体も軽くて疲れにくく、ケーブルも着脱可能、そして、RS ONEのケーブルが1.2mだったのに対して、RS THREEは1.8mあるので、ケーブルの長さが足りないなんてことも無く、これは意外と嬉しいポイントではないでしょうか? お求めやすい価格でリファレンスに適したモニターイヤホンをお探しの方には是非おすすめしたい一品。是非e☆イヤホン店頭でご試聴ください。
このスタッフの他のレビュー
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よしけい
@e☆イヤホン 秋葉原店
Oriolus
OA-JC5
¥24200 税込
見た目も音もクリアなヘッドホンアンプ
見た目の第一印象としてはシンプル。そして潔い側面が開放された基盤丸見えの設計。個人的な感覚にはなりますが、こういった基盤がむき出しの設計は浪漫を見出しつつも、実際使っていくとなるとどうしても埃などが気になってしまうところではあります。とはいえ、こういった電子機器を使う中で必要なメンテナンスをしていれば問題はないでしょうし、アクセスがしやすい分メンテナンスのしやすさにも繋がる一面かと思います。 音質について一言で言うとクリア。Snail's Houseの楽曲「Pixel Galaxy」を試聴した際、この楽曲はコードのシンセは歯切れ良い感じの音のバッキング、メロディは余韻を含んだ柔らかめの音のシンセで構成されており、それが混在する楽曲なのですが、コードはしっかりとトランジェントの表現の正確性が伺え、メロディは音のリリースの部分として余韻をしっかりと豊かに表現してくれるので、柔らかい音と固い音、それぞれがしっかりと共存する音楽が再現されます。 OA-OJ5は真空管アンプに加えてトランジスタのアンプも搭載したハイブリッド構成のヘッドホンアンプになっています。この2つのアンプの良い部分がしっかりと楽曲に反映されていることが体感できた部分ではないかと思いました。 また、真空管を搭載したアンプでよく挙がる不安点としてホワイトノイズの発生があるかと思いますが、今回の試聴環境ではある程度出力を上げてもホワイトノイズは全然聴こえませんでした。 クリアな音質はあまりヘッドホンやDACに左右されない印象があるので、お手持ちの機器に追加する形で導入しやすいアンプだと思います。 試聴環境 ヘッドホン NEUMANN NDH 30 DAC Oriolus OA-JC3 試聴楽曲 Pixel Galaxy/Snail's House ヘリガンナー/FINAL FANTASY VII REMAKE Original Soundtrack NO ONE LIVEA FOREVER/大和 Butterfly Effect/fox capture plan La voix du Sang/Unlucky Morpheus String Theocracy/Mili
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よしけい
@e☆イヤホン 秋葉原店
Bose
QuietComfort Earbuds
Black
¥26400 税込
迫力の低域と必要十分なノイキャン
個人的に私がQuietComfort Ultra Earbudsのユーザーでもあるので、そことの比較も踏まえて紹介していきます。 軽く総評を先に話すと、Boseのいいところをしっかり落とし込んで作られたイヤホンという印象です。かなり迫力をもって低域を鳴らしてくれる表現力と十分なノイズキャンセリングな性能。今回は主にこの2つについてお話していきます。 【音質について】 Boseと言えば低域。QC Earbudsにも、しっかりとそのエッセンスが多分に含まれています。 ウッドベースがボンボン響く様に量感をもって鳴らしてくれる表現に加え、いわゆるサブベース帯というかなり低い帯域の発音もしっかりしており、ティンパニ―のメインの音だけでなく振動ともいえるくらいの低い音が腹から響いてくるような雰囲気作りもしっかりしている印象を受けました。 中高域はどちらかというと温かみのある余韻に富んだ音をしており、迫力のある低域に対して優しさのある表現となっています。 【ノイズキャンセリングの性能について】 Ultra Earbudsユーザーの私からしても、これぐらい音を消してくれるのであればかなり満足できるほどのノイキャン性能を持っています。 Ultra Earbudsはノイキャンの強度を細かくアプリで設定できるとはいえ、一番強いノイキャンだとかなり閉塞感を覚えるほどの性能なので、このレベルから多少下がったとしても十分すぎるほどのノイキャン性能をQC Earbudsは持っています。 個人的には今Ultra Earbudsで調整している強度と同じくらいの性能をしているので、電車や町中であっても問題なく音楽に集中できると思います。
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よしけい
@e☆イヤホン 秋葉原店
xDuoo
LINK2 BAL MAX
Green
¥19250 税込
無音も音の1つだということを認識させてくれる1機
【音質】 特筆すべき点は、タイトルでも挙げた無音の表現です。ドングルDACなどの小型ポータブル機器は常にノイズとの闘いになりますが、デュアルで搭載されたDACやブラッシュアップされたアンプ回路のおかげで、非常に高いS/N比を実現しています。か細く鳴るピアノのタッチや迫力のティンパニー、そして余韻に至るまで音の移り変わりをこと細かに、そして鮮やかに表現します。音のバランスはどこかを誇張することなく、音源を忠実に再現しようとする印象を受けました。 【機能・操作感】 本機には再生・停止ボタン、ボリューム操作ボタン、Gain切り替えスイッチ、UAC切り替えスイッチの4種類のボタンがついており、ドングルDACの中では比較的多く、一見とっつきにくそうなデザインだと感じる人もいるかと思います。しかし、機能自体は必要十分に抑えられており、このような広く浅いUIの方が自分が今必要な機能にアクセスしやすいというメリットにもなります。個人的にもこのデザインの方が好きです。それに、多いと言っても4つなので、使っているうちにすぐ慣れると思います。 イヤホンやヘッドホンの色をなるべく崩さず、純粋に解像度を上げたい方には、ぜひチェックしていただきたいDACです。バランスが良いため、どんなジャンルの楽曲でもしっかり表現してくれる印象ですが、個人的にはピアノソロやクラシックなどの楽曲でお試しいただきたいです。
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よしけい
@e☆イヤホン 秋葉原店
FIIO
JH5
Black
¥15741 税込
豊かな低域と小気味いい高域
付属品としてバランス重視型と低域重視型の2種類のイヤーピースが付属しています。まずは低域重視型のイヤーピースを装着して試聴してみました。 一聴して感じたのは、ウッドベースがボンボンと跳ねるような低域の存在感の強さです。量感だけでなく、サブベース帯の発音もしっかりしており、腹の底から揺らすような低域を感じられます。また、高域の抜けが良く、低域の量感が多くてもそれに支配されることはなく、低域と高域がバランスよく再現されています。POPsよりもインスト系、特にドラムンベースやダブステップ等との相性はかなり良いと思います。 一方、POPsや歌ものをよく聴かれる方はイヤーピースをバランス重視型に変えるのが良いでしょう。低域の量感が抑えられ、その分ボーカルが位置する中域が存在感を出してきます。音の違いが出るイヤーピースを2種類付属してくれている点も嬉しいポイントですね。 装着感に関しては、エルゴノミクスデザインを採用しているだけあって収まりが良く、内からの圧迫感もなく非常に快適でした。ただ、イヤホン自体はそれなりに大きいので、耳が小さい方は一度装着感を試された方がいいと思います。 各帯域の出音がしっかりしている分、イヤーピースやリケーブルで音の変化を味わいやすいイヤホンとなっています。プラスαで購入しなくても、付属品の2種のイヤーピースで音が変わる体験を味わえますので、初めてイヤホンを購入される方にもおすすめの商品です。 試聴楽曲 星街すいせい「みちづれ」 fox capture plan「Butterfly Effect」 Sound Horizon「愛という名の咎」 黒沢ダイスケ「INSPION」 下村陽子「Vector to the Heavens」 ベートーヴェン「交響曲第3番 変ホ長調 作品55『英雄』」