スタッフレビュー詳細
自然な立体音響が魅力!
SONYのゲーミングブランド「INZONE」が始動しました。
最初の製品として、3つのゲーミングヘッドセットが登場し、このH3はその中でももっともお手頃な製品です。
H3は今回のシリーズで唯一有線で使用できるモデルなので、充電がめんどくさかったりなど有線派の方にはこちらがおすすめです。
外観はPS5を彷彿とさせる近未来的な曲線のデザインが特徴的です。
着け心地が良好で、しっかりと締め付けてくれつつ、イヤーパッドの絶妙な柔らかさと、形状のおかげかあまり圧迫感が強くありません。また、遮音性も非常に高く、ヘッドホンを装着しただけでエアコンの音くらいであればほぼ聞こえなくなりました。
本体左ハウジングにアナログのボリュームが付いており、完全に独立したものなので、PCやゲーム機などの音量を変えることなく、再生ボリュームを変えられるのが良いなと思いました。とっさに最小まで回せば無音状態にもできます。
いくつかのアクション映画で試聴してみました。
音の傾向はフラット目ですがやや高域が強めで、効果音が聴き取りやすい調整になっているように感じました。
低音が強すぎず、聴き疲れしにくそうです。純正のPC用アプリケーションで音の傾向をいじることもでき、低音を強くしてみると、足音や爆発音のような音も聴き取りやすくなりました。
ここはお好みや、みている、プレイしているコンテンツによって調整できるのが嬉しいポイントです。
また、目玉機能である立体音響も試してみました。自然にそれぞれの音の距離感がグッと広がったイメージです。オフの状態で聴いていた時は、一歩となりでなっていた銃声が、オンにすると5歩くらい離れたように感じ、逆にセリフなどの音は変に離れていかないので不思議な感覚です。
また、左右の音の位置関係もよりクッキリと表現されるようになり、特に驚いたのが後ろの音を、しっかりと後ろでなっているように感じられたことです。
ゲームだけでなく、映画やドラマなどにもオススメできるヘッドセットです。
量感イメージ
この商品に対する
他のスタッフのレビュー
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りょうにぃ
@e☆イヤホン
SONY
INZONE H3 【VCT23 公式ゲーミングヘッドセットパートナー】【MDR-G300】
¥9000 税込
SONYが送り出すゲーミングブランド「INZONE」、遂に降臨!
人気ブランドSONYより、ついにゲーミングヘッドセットが登場!その名も「INZONE」。 今回はそのINZONEの「H3」をご紹介したいと思います。 今回登場した3モデル(H3、H7、H9)の中で唯一の有線です。ゲームに使うとなると遅延問題は切っても切り離せないので、やはりまだ有線の人気が根強いのではないでしょうか? SONYの人気ゲーム機「PS5」とも見た目や相性も良く(そりゃ同メーカーなので言うまでもかなですが)、セットで揃えたい欲が強い私には涎物の製品です。 装着感も良く、大きめのイヤーパッドがいい仕事をしてくれています。長い時間、時間を忘れてゲームに没頭出来ちゃいそうですね。 音もフラット傾向、音場がやや広めで、各音の低位が良いので、FPSでも力を発揮してくれそうです。 マイクも指向性があるので、他の音が入りにくく、クリアな通話が楽しめます。 独自のPCソフトウェア「INZONE Hub」を使えば、さらに音質のカスタマイズが出来るので、あなた好みのおサウンドにどんどん染めていっちゃいましょう。 立体音響バーチャライザーでますます定位感も上がり、これはまさに勝つためのヘッドホン、ゲーマーにとって非常に嬉しい製品です。 是非店頭でお試しください!
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かやちゃん
@e☆イヤホン 秋葉原店
SONY
INZONE H3 【VCT23 公式ゲーミングヘッドセットパートナー】【MDR-G300】
¥9000 税込
定位感抜群!エントリーヘッドセット
この製品の一番魅力的なポイントは「定位感」だと思います。 敵がどこにいるのか、どれくらいの距離なのか、手に取るように分かります。 まるでゲームの世界に自分が入り込んでしまったのかと勘違いしてしまうほどの再現度です。 音の傾向は中高域に寄っていて、低域の量感が若干少な目な印象を受けました。筐体のハウジング(音を鳴らす部品)上にダクトが付いていて、そこで低域の量感を調整し、絶妙なバランスで音を鳴らしてくれます! 全体的にスッキリとしたサウンドで、聴き疲れしにくそうです! 側圧が強すぎず弱すぎず、本体が軽量な事も相まって、装着感は非常にいいと思いました! イヤーパッドの質感も少し高級感のあるような手触りで、不快感は感じにくいでしょう。 マイクが跳ね上げミュートができる点や全体の音量調節をヘッドセットで出来る点、PC版のみとなりますがイコライザー、立体音響の調整など多くの機能を兼ね備えています。 エントリーヘッドセットとは思えない破格の性能、是非手に取ってみてください。
このスタッフの他のレビュー
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ケイティ
@e☆イヤホン
Astell&Kern
A&ultima SP2000T Copper Nickel 【IRV-AK-SP2000T-CN】
¥404980 税込
物理的にもサウンド的にもずっしり!
ハウジング素材が違うだけでここまでサウンドが違うのか! オペアンプ方式と真空管方式の両方のアンプを搭載したAstell&Kern (アステルアンドケルン)の最高級DAP、SP2000Tの素材違いモデルがこの「A&ultima SP2000T Copper Nickel」です。 まず持ってみてその重さの違いに驚きました。スペックを見てみてください。通常モデルは約309g、「Copper Nickel」は約509gですよ! 500mlの水よりも重いです。 ですが、このA&ultima SP2000T Copper Nickelにはその重さでも持ち歩きたくなる魅力があります。 基本的な仕様は通常モデルと同じなので説明を省かせていただき、早速サウンドについてご説明します。 まずはOPAMPモードから聴いてみます。全体的にタイトめで、シャキッとしたサウンドが特徴的です。解像度は非常に高く、タイトさも相まってひとつひとつの音の描写が繊細です。 サブベースが唸るような場面でも、低音が支配的になることはなく、しかしながら深く重い低音が鳴り響いていてとても心地よいです。EDM、ロックやメタルなど低音の深さ、早さを重視する場面にピッタリです。 次にTUBE-AMPで聴いてみます。大きくキャラクターを変えすぎない点に好感を持ちました。真空管らしい柔らかさ、中域の伸びやかさを付加しつつも、前述のタイトさは失わず、絶妙な匙加減です。 このモードでは、ドライな楽曲、生楽器メインの楽曲、例えばクラシックギターソロや、UKロックなどがピッタリ合うと思います。 また、HYBRID-AMPモードでは、5段階でOPAMPとTUBE-AMPの配合をいじることが出来ます。ご自身のお好みのポイントを見つけてみてください。 全体を通して、通常モデルと聴き比べてみると、通常モデルよりも全体の厚みが出て、音圧も高いように感じました。秋葉原店のハラちゃんがレビューしているように、倍音の表現が豊かなためそう感じたのかもしれません。 オペアンプと真空管を混ぜ合わせる、ハウジングに白銅を試用しているなど個性的なコンセプトを持ちつつ、堅実なサウンドから逸脱しない名機だと思います、ぜひ一度お試しください。
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ケイティ
@e☆イヤホン
SONY
NW-WM1ZM2
¥396000 税込
進化しているのはAndroid OSを搭載したことだけじゃない
多くの方がこの発表を待ちわびていたことでしょう。 ついに「NW-WM1」シリーズの後継機が登場しました。 まず外観から 1AM2、1ZM2ともに質感は前作と似ていて高級感があります。サイズの数値を見ると若干大きくなっているのですが、実際に持ってみるとスリムでスタイリッシュになったように感じました。 操作感はさっくさくでストレスフリーです。Androidユーザーの自分としては慣れ親しんだUIで、かつスピーディに動作するのでかなり心地よく扱えました。 音質に関して まずは1AM2から。 前作1Aの厚みと柔らかさのある傾向は踏襲しつつ、更に明瞭でかつ空間表現力が向上している印象です。 今回試聴したMaroon5 /Sugarでは、冒頭のノイズ交じりのシンセのサウンドに、今まで気付かなかったところまでノイズが効果音として使われているのに気づけたり、 ベースの細かいタッチの差を感じられたりと感動の連続でした。 まとまりがありつつも各楽器の輪郭が手に取るように伝わってくる感覚がありました。 また、billie eilish / bad guyでは、サブベースが目の前で鳴っているかのような圧を感じつつ、ボーカルやフィンガースナップのサウンドが埋もれずスッと抜けてきます。 続いて1ZM2です。 1AM2と同じ曲を同じ順番で聴いたのですが、Maroon5 /Sugarの1音目からまるで別物のサウンドで思わず再生を止めてしまいました。 音量やそのほかのサウンドの設定を確認し、同じ設定であることを確認して改めて試聴するとやはり全くの別物でした。 1AM2もポータブルプレイヤーとして十分以上のサウンドクオリティであると感じたのですが、1ZM2はさらにその上を行くイメージです。 さらに明瞭で広く、艶やかで生々しい響きです。 1AM2よりも、アコースティック系の音源との相性が非常によさそうです。 ストリーミングサービスに対応するなど機能を時代に合わせるだけでなく、サウンドクオリティもしっかりと向上している生まれ変わったフラッグシップウォークマンを是非お手に取ってみてください。 試聴イヤホン:WESTONE UM PRO30【Redesign model】 試聴楽曲:billie eilish / bad guy :Maroon5 /Sugar
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ケイティ
@e☆イヤホン
SONY
Float Run【WI-OE610】
¥13082 税込
耳から浮いててちゃんと聴こえるの? って思うじゃないですか、聴こえるんですよこれが
Float Runは運動時や家事、仕事をしながら聴くのにおすすめな「ながら聴き」イヤホンです。 耳をふさがない形状であるため、外の音の聞こえ方がイヤホンをしていない状態と変わらず聞き取りやすいことや、耳に何も入れないことで耳が疲れにくく、ムレにくいことが特徴です。 装着してみると、メガネをしていてもあまり干渉せず、その状態で頭をブンブン振っても飛んでいく気配はありません。 また、本体が軽量なためか掛けていて負担を感じることもなく、長時間のワークアウトやデスクワークのお供にも快適そうです。 音質は低音控えめで聴き疲れにくく、ながら聴きで長時間聴くのにぴったりな傾向です。 また人の声などの中音域がとても綺麗で聴き取りやすく、音楽はもちろんのこと映画やドラマ、ラジオやポッドキャストなどにもおすすめです。 音量抑え目ならまわりの声は聞こえつつ、音楽も楽しめます。音量をぐっと上げると、周りの声が何を言ってるかは分からないけれど、何か言ってるのはわかるレベルです。音量を変えることでシーンに合わせた使い方ができます。 また、音漏れが少ないことも特徴の一つです。隣に人がいても、音楽を楽しめる音量でほとんど音漏れを感じさせません。よっぽど静かな環境で、よっぽど近距離に居なければまず気にならないでしょう。 家事や仕事、運動をしながらのながら聴きイヤホンに興味はあるけれど、耳から落ちたりしないか心配。音質も妥協したくない。そんな方におすすめの製品です。
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ケイティ
@e☆イヤホン
beyerdynamic
Free BYRD
Gray
¥33800 税込
機能もサウンドも高水準な老舗ブランドの自信作
Free Byrdは老舗オーディオブランドbeyerdynamicの待望の初完全ワイヤレスイヤホンで、そのサウンドメイクの技術力をしっかりと感じられる製品です。 まず接続から。専用アプリをインストールした状態で、Google Fast Pairでペアリングしたところ、スムーズにアプリが開きました。接続はとってもシームレスでストレスが全くありません。 ノイズキャンセリングはかなりがっつりかかるタイプで、空調やPCの差動音などのノイズキャンセリングが得意とするノイズはほぼシャットアウトし、声やキーボードのタイピング音などはワントーン下がるイメージです。 音楽再生中は周りの音がほとんど何も聞こえませんでした。オフィスやカフェくらいの騒音ならがっつり音楽に集中できます。 外音取り込みは音量が控えめで、大きい音がしても不快にならないような仕様になっていると感じました。 音楽再生中はしっかり音楽を聴こうとする音量だと、周りの声はほとんど聞こえず、自分のタイピング音はしっかり聞こえるという塩梅になります。ながらで聴きたい時は音楽の音量を小さめで使うとよいでしょう さて、音質についてはいい意味で癖のない聴き取りやすい音色に感じました。beyerdynamicらしい、硬質でシャキッとしたサウンドを期待すると拍子抜けしてしまいますが、この優しく情報量の多いサウンドはFree BYRDの特徴としておもしろいと思います。 【低域】 全体的に優しい柔らかさがありつつも、低域の輪郭が分かりやすく聴き取りやすいです。 【中域】 半歩引いているくらいの距離感のイメージで、その影響もあってか音場が広めに感じます。 【高域】 出る所はでて、雑味になりやすい帯域がしっかりと引いていることで全体的な優しさを演出しつつ低域の輪郭も確保しているのかなと感じました。 総じて、令和4、5年の完全ワイヤレスイヤホンに求められるものは網羅しつつ、老舗オーディオブランドの腕をしっかりと感じられるサウンドに仕上がった逸品だと思います。 ベイヤーファン、ガジェット好きどちらにも勧められるイヤホンです。