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スタッフレビュー詳細

シングルBAの魔法

皆さんはシングルBAのイヤホンと聞くと、どんな印象を持ちますか?

「低域の迫力が少なく、音場も決して広いとは言えない一方で、ネットワークを組まないので低域から高域の繋がりが滑らかで、スッキリとしていて見通しの良い音を鳴らしてくれる。」こういった印象を持たれる方が多いかと思います。

今回ご紹介する「Magic One」は、上記の音の繋がりの滑らかさと見通しの良さに加え、1BAとは思えない低域と密度の高い充実した音を鳴らしてくれます。

「Magic One」最大の特徴はやはりシェルの中にあるウネウネとした共鳴管でしょう。シングルBAですが、このウネウネとした共鳴管が入っていることもあり、大きさは同社の5ドライバー搭載の有線イヤホン「PERFORMER 5」とほぼ同じくらいです。重心を感じられる低域から明朗な高域が鳴らせるのはこの共鳴管のおかげでしょうか。

今回の試聴では、普段使っているAstell&Kernの「SE300」を使用しました。

「SPECIALZ」のようなバンドの楽曲において、ベースやバスドラの唸るような低音を1BAでここまで再現できているのは流石です。ややボーカルが近めに聴こえるので、バックの楽器にかき消されることなく自然にスっと入ってくる印象です。

吹奏楽曲でも屈指の難易度を誇る「The Seventh Night of July ~TANABATA~」ですが、全体の動きを把握出来る位に音場感は広めです。A.Saxのソロパートではリードが振動し、その振動が楽器を通して音になる情景が目に浮かびます。

フルートやクラリネット等の高音木管によるソリでは線が細くなりすぎることなく繊細に描かれ、シングルBAの強みを感じられると思います。流石に全パートがff(フォルテッシモ)になる場面では少々窮屈さを感じますが、それでも余裕のある鳴り方をしています。

「ElsaーMaria」はボーカロイドによる楽曲で「Magic One」のボーカルの表現力の強さを感じ取れました。ハイブリッド型だとボーカルに被さって聴こえがちな低域や、マルチBAだとシャリつき気味な高域が「Magic One」ではバランスよく鳴っており聴き疲れしにくいのも特徴だと感じました。

メインにもサブとしても満足の出来るイヤホンです。是非ご視聴ください。

試聴音源
・King Gnu 「SPECIALZ」
・東京佼成ウインドオーケストラ 「The Seventh Night of July ~TANABATA~」
・seleP feat.MAYU 「ElsaーMaria」

量感イメージ

  • 近い
  • 広い
  • クール
  • ウォーム
  • 繊細
  • 迫力

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