スタッフレビュー詳細
持ち運べる自分だけのライブ会場
中国国内でステージモニター用のカスタムIEMとして70%のシェアを誇る老舗「qdc」から6機種一斉リリースとなったユニバーサルモデル。「Live 5SL」はそのライブステージでの使用を想定したモデルです。
左右で色の違うフェイスプレートは視認性が良く、色さえ覚えれば一目で判別できるのはとても嬉しい点。「他の人があまり使ってないようなモデルを使ってるぞ」と音楽を聴く度に少し嬉しくなりますね。
音に関して書く前にこれだけは書かせてください。筐体が少し大きめでも、カスタムメーカーのユニバーサル機なだけあってフィット感が非常にいいんです‼
音楽を聴いてるとき、あまりにも楽しくなってヘドバンしても落ちる気配すらありません! 長時間の使用でも付属のイヤーピースが柔らかいため耳が痛くなりにくいのも良い点です。
肝心の音質については音と音に適度な距離感があり、一つひとつの音がしっかりと把握できます。ステージでの使用を想定していることもあり、低音が強めでアタック感と沈み込みがしっかりあるのですが、余分に出している感じの全くない引き締まった低音です。
聴きこんでいくにつれ、低音の動きの鮮明さに「この低音は生きている‼」と感じるほどでした。中高域は低音に負けずキレッキレの音で、ギターやハイハットの音のソリッドさとボーカルの鮮明さがはっきりと伝わってきます。味付けは少ないながらも噛めば噛むほど味の出てくるスルメのようなサウンドです。
基本的に全ジャンル楽しく聴けますが、ハードコア、ロック、EDMが特にオススメです。ステージモニター機ですが、普段音楽を聴くときにこのイヤホンで自分だけのライブ会場にいる感覚に浸ってみてください!
試聴楽曲
macrocosmos/Leaf
闘いの詩/THE NEUTRAL
TiamaT:F Minor-Zeit Ende-/Team Grimoire
量感イメージ
この商品に対する
他のスタッフのレビュー
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マルフォイ
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
qdc
Live 5SL 【QDC-LIVE-5SL】
¥110000 税込
モニターサウンドをお探しの方に。
ファーストインプレッションは「やっぱりqdcのイヤホンはどれも装着感が良い」。そんな事を思いながらの試聴です。 モニターサウンドらしさ全開の、やや硬めでありながら分離感の良いサウンド。サウンドステージは横に広く感じるタイプで、全体的にはやや狭めな印象です。 特に低域の表現力に優れており、ベースラインやドラムのキックなどの表現力がとても高く感じました。ズシンと存在感を感じさせてくれますが、くどさがないのが個人的に好印象です。 中域や高域の表現力は、低域に比べると量感は少ない印象ですが、あくまでも低域の表現力の高さ故だと思います。 傾向としてはシャキシャキとしたサウンド。量感ではなく、キレで存在感をしっかりと感じ取れました。女性ボーカルのバンド楽曲を何曲か試聴しましたが、前に来る低域を上手く中高域が支えているような印象を持ちました。 低域好きな方にはもちろんおすすめしたいイヤホンではありますが、低域が強いイヤホンに苦手意識のある方にもぜひ一度試していただきたいです。ロック系や楽器数の多い楽曲などとの相性は抜群です。 試聴楽曲 結束バンド/光の中へ Lyn/Wake Up, Get Up, Get Out There 初音ミク/Tell Your World Longiness/SugLawd Familiar W●RK/millennium parade × 椎名林檎 etc.
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アラチャン
@e☆イヤホン 秋葉原店
qdc
Live 5SL 【QDC-LIVE-5SL】
¥110000 税込
鋭い立ち上がりのステージモニター
より分析的で鋭い立ち上がりの低音を求める方へのモニターイヤホン「Live 5SL」です。 Liveシリーズの上位機種「8SL」と異なる点はまず、フェイスプレートです。左右別色のフェイスプレートは同じですが、L側が水晶を彷彿とさせるような非常に透明度の高いシェルとなっています。 もちろん音も異なります。「8SL」は情報量の多さを持ちつつも、くどさを感じさせない低音域を軸とした音作りが特徴的でした。それに対して「5SL」は全体的にスッキリ整いつつも、鋭い立ち上がりをした低音です。「5SL」の方がよりモニターライクではないでしょうか。 ドライバー数も大切ですが、その違い以上にチューニングの重要さが垣間見える「Live 5SL」を是非ご試聴ください。 再生環境:SP1000M→Live 5SL 試聴楽曲:KOTOKO Aiobahn「INTERNET YAMERO」 花譜「トウキョウ・シャンディ・ランデヴ」 ずっと真夜中でいいのに。「綺羅キラー(feat. Mori Caliope)」
このスタッフの他のレビュー
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みかげ
@e☆イヤホン仙台駅前店
Bowers & Wilkins
Px7 S2e
アンスラサイト・ブラック
¥54450 税込
上質な低域とおしゃれな外観
「Px7 S2」とその後継機種にあたる「Px7 S2e」を、今回は比較を交えつつレビューしていきます。 【スペック】 スペックに大きな違いはありません。バッテリー持続時間30時間、15分の充電で7時間再生可能と充電し忘れてもすぐ使えるのはうれしいポイントです。 【外観】 非常に洗練された、普段使いしやすいデザインです。「ハウジングが若干小さめかな?」と思っていましたが、装着すると耳をすっぽり覆ってくれています。前作ではハウジングとイヤーパッドの間のリングが光沢のある銀色でしたが、今作はマットな仕上げになっていて、より大人っぽいデザインになりました。 【装着感】 大きな違いはないものの、イヤーパッドがもちもちしていて着け心地がいいです。側圧は少し強めですが、ドライバーが傾斜配置されていることにより、耳にあたるという事がなく快適です。 【音質】 ここが特に大きく違った点です。前作より音が少し柔らかくなり、絹のようにきめ細かい低音になっています。また、高域は刺さる事なくきれいに響かせてくれます。特に相性が良いと感じたのは生楽器を使った曲でした。ノイズキャンセリングをONにするとより豊かな低音を楽しめます。 さらに上質になった音をおしゃれに持ち運んでみてはいかがでしょうか⁉ 試聴楽曲 Alt.Strato/Endorfin. 泡沫の灯/Endorfin. ユメヒバナ(feat.中恵光城)/RD-Sounds
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みかげ
@e☆イヤホン仙台駅前店
Astell&Kern
AK HB1
¥35980 税込
艶やかなヴォーカル、驚きの軽さ
今回はAstell&Kern初のBluetoothレシーバー「AK HB1」をレビューします。見た目はシンプルながらも高級感があります。重量は約40gと、持った際にとても軽く感じました! 胸ポケットに入れておいても軽いので快適です。 今回iPhone(AAC接続)で使用してみると、女性ボーカルのつややかさと、ピアノの音の煌びやかさは圧巻でした。粒立ちが良く、弦楽器の細かいフレーズも聴き取りやすいです。 楽曲の中の“一瞬無音になるところ”がしっかり表現されていて、まさにAstell&Kernらしい音だと感じました。普段クラシックや女性ボーカルを聴くという方に特にオススメです! また、機能面ではUSB-DACとして使用時のみ、3.5mm4極インラインマイク入力に対応する点や、不意にホイールに触って音量が変わってしまうのを防ぐロック機能など、細かいところにユーザーへの配慮が感じられます。 用途に合わせて様々な使い方ができる機能性、軽くて快適な携帯性、そして何より音にこだわりたいというオーディオ初心者から上級者まで、幅広くオススメできる1台です! 是非お手に取ってみてください! 試聴楽曲 忘我に揺れる孤高の花/少女病 電脳/V.W.P 願事/ミオヤマザキ
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みかげ
@e☆イヤホン仙台駅前店
ASHIDAVOX
EA-HF1+
ブラック
¥10890 税込
この低域、震えるぞ⁉
前作「EA-HF1」よりも更に深く、そして重く芯のある低音! そしてカラーバリエーションも増えた! 今回は「EA-HF1+」をレビューします。 まずは装着感から。耳の窪みにしっかりとハマるサイズ感と付属しているイヤーピース、コンプライ「T-400 Mサイズ」のおかげでしっかりフィットしてくれます。本体が軽めなので、つけていても重さはあまり感じません。耳掛けは出来ないので、タッチノイズが気になる方は別途ケーブルクリップをご用意いただくと良いと思います。 肝心の音質はしっかりと音の重さを感じるドンシャリサウンドです。前作と比較すると低域の量感が感じられますが、引き締まった低音で芯を感じられます。また、高域の立ち上がりが早く鋭くなっていて、聴いていて非常に気持ちが良いです! 特に相性が良いジャンルはハードコア系の楽曲です。脳が震えるほど気持ち良い低音を響かせてくれます。 ポップなカラーバリエーションも増えて心機一転。気分をブチ上げたい方にオススメなイヤホンです! 是非お手に取ってみてください! 試聴楽曲 Furioso Melodia/gmtn. Kathastrophe/Team Grimoire 厭世アリス/LeaF
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みかげ
@e☆イヤホン仙台駅前店
FIIO
FF1
¥5390 税込
低域までしっかり鳴らす開放型
FIIOから着脱可能ケーブル採用の、開放(イントラコンカ)型イヤホンが登場しました! その名も「FF1」。ケーブルはマイク付きケーブルとなっていて、通話する際にも気軽に使えます! リケーブルも可能となっていますが、他社のケーブルは刺さらない形状になっていますので、リケーブル前提でお考えの方はご注意ください。 肝心の音質は全体的に少しやわらかめですが、しっかりと芯のある低域が魅力的です。開放型という事もあり、しっかりと見通しのよいサウンドになっていて、どの帯域もバランス良く鳴っています。驚いたのはチェロやヴァイオリンなどのストリングスの音が濃密な鳴り方で、非常に相性がいいです。 気軽に普段使いできて、抜けの良さと濃密さを両立させたFIIO渾身のエントリークラス開放イヤホンです。是非お手に取ってみてください。 試聴楽曲 climactic cry/少女病 十三月の不確定なドール/少女病 魔女/花譜