スタッフレビュー詳細
このイヤホンは4つの顔を持っている‼
ハウジングに設けられたqdc独自の「チューニング・スイッチテクノロジー」により1つのイヤホンで4種類の音質を楽しめます!
まずは外観についてです。ハウジング部分には、明るい青をベースにし、そこに黄色と黒のアクセントが加えられたマーブル模様のようなデザインが特徴的です。
では次に音質についてです。
【Standard Mode】①↓②↓
まず一聴してすぐに引き込まれるような、迫力のある力強い低域に驚きました。ボーカルもエッジが立っていて存在感があり、それでいてキツさは感じません。定位感に関しては、ボーカルが中心にあり、それぞれの楽器は左右にバランス良く配置され、他の音を隠してしまうことなく綺麗に奏でてくれています。
【StorongBass】①↑②↓
「Standard Mode」よりもさらに全体の重心が低くなり、リスニングライクな音の中に少しだけモニターらしさを感じます。個人的にJAZZやアコースティック系との相性が良いのではないかと思いました!
【HighSensitivity】①↑②↑
低域と高域のメリハリが強く、かなりハキハキとした音になります。分かりやすいもので言うと「ドンシャリ」な音ではありますが、低域も高域もつぶれることなくまっすぐ鼓膜まで突き抜けていくようです。
【SmoothVocal】①↓②↑
上記の「HighSensitivity」よりも高域の主張が大人しくなり、全体的に聴きやすくなった印象です。低域部分もしっかりとした音圧があり、聴きごたえがあります。
「チューニング・スイッチテクノロジー」により音の傾向と雰囲気に変化が加わり、どのモードでもそれぞれの良さがあります! スイッチの変更により、高域と低域の「明るさ」のようなものが変化し、ベースとなる音の質感は残しつつ、どのモードにおいてもちょうどよい音質の変化が感じられます。
店頭にて試聴機をご用意しておりますので、お越しの際は様々なモードの音の変化をじっくり体感していただければと思います!
量感イメージ
この商品に対する
他のスタッフのレビュー
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しょうちゃん
@e☆イヤホン
qdc
Anole V3 II-S【QDC-ANOLE-V3II-S】【~5/31まで!買い替えキャンペーン!】
¥77220 税込
一台で完結できてしまう有能機!
・この一台で4種類のサウンドを味わえる ・重心の低い迫力のあるサウンド ・ロックとの相性抜群! 上記の中に気になるものがあった方にピッタリの製品、それがqdc (キューディーシー)「Anole V3 II-S」です! 鮮やかな青色を基調としたフェイスプレートが印象的なこちらのイヤホン。装着感が抜群に良く、耳の形状に沿ってピタッとフィットするため遮音性も高く、長時間でも快適に音楽に没入できると感じました。 Anole V3 II-Sを語るうえで欠かせないポイントは、二つのスイッチを切り替えることで合計4つのサウンドが楽しめることです。誰でも簡単に切り替えられるので、気軽に4つのイヤホンを使い分けているかのように楽しめます。普段二台のイヤホンを持ち歩いている私にとっては非常に魅力的な機能です……! 音質に関しては4種類のモードのうち、基本となる「Standard Mode」と個人的に一番お気に入りだった「High Sensitivity」の二つをご紹介します。 【Standard Mode】 重心が低く、迫力を感じるウォーム系のサウンドです。低域が深くなりすぎない、絶妙な重たさだと感じました。ある程度の重みを感じたあとに広く響き渡るような感覚で、聴きごたえ抜群の後味がスッキリした音が魅力的です。 音の距離はかなり近い印象です。迫力のあるサウンドと音に包まれるような距離感で、ライブハウスにいるような感覚を味わえます。 上記のサウンド傾向から、8、90年代ロックやダンスミュージックとの相性が抜群だと思います。 【High Sensitivity】 「Standard Mode」と比較して音の緩急がハッキリとした印象です。音に勢いがついたため迫力も増したように感じました。 低域の量感がより厚くなり、ボーカルを前に押し出すような感覚が臨場感のあるサウンドを演出しています。そのため「High Sensitivity」は、激しい曲調の楽曲や情報量の多い曲との相性がいいと思います。 以上が音質のご紹介でした。まだまだ語り尽くせない魅力が満載の製品ですが、最後に一つだけ個人的に嬉しいポイントをご紹介します。 付属のケーブルに3.5mm/2.5mm/4.4mmの切り替えが可能な「3in1プラグ」を採用しており、抜き差しのみで簡単にアンバランス接続とバランス接続の切り替えができます! この一台で4つのサウンドが楽しめるだけでなく接続端子の切り替えもできてしまう、まさに“全て”が詰まった超万能機です! 新しくイヤホンをお求めの方、長く使える相棒をお探しの方、普段ロックを聴かれる方には特におすすめの製品です。ぜひ一度お試しください! 【試聴楽曲】 L'Arc〜en〜Ciel / ROUTE 666,Vivid Colors HYDE / DEFEAT milet / inside you
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かかりちょー
@e☆イヤホン 秋葉原店
qdc
Anole V3 II-S【QDC-ANOLE-V3II-S】【~5/31まで!買い替えキャンペーン!】
¥77220 税込
スイッチを搭載した万能機
シンプルなサウンドかつバランスも整っており、優秀な万能機だと感じました。 低域は厚みを持たせつつも、過剰に膨らませずに抑えている印象を受けます。打ち込み系との相性が良い低域の質感だと思いました。 ボーカル帯域は滑らかに表現されて聴きやすく、耳に馴染みます。落ち着いた鳴り方でフラットに聴けると感じました。また、高域表現はキラキラした感じはありませんが、繊細かつ丁寧に表現されています。 定位感に優れた自然な空間表現だと感じました。スイッチも搭載しており、より自分の好みに調整できるのは魅力的です。 モニターからリスニングまでマルチに使いたい方におすすめです。ぜひお試しください!
このスタッフの他のレビュー
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シャモ
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
HiByMusic
R6 III
Black
¥75900 税込
Hiby Musicらしさもありつつ、すべてが聴きやすい。
Hiby Music × 聴きやすさ=HiByMusic R6 III 【外観などについて】 形状や端子の配置、サイズは同社から発売されている「New HiBy R6」と同じような印象です。画面のレスポンスも良く、スマートフォンとほとんど変わらない感覚で操作できます。 【全体の音の印象について】 全体にキレがあり、とても聴きやすく心地良いサウンドです! 【それぞれの音について】 ・低域について 量感という点においては少しタイトな音質に感じますが、ドラムのアタック感や押し出しの強さは十分にあるため、迫力に欠けるような印象はなく音の厚みもしっかりと保たれているように思います。 ・中域について 個人的には各帯域のなかでも、この中域が最も注目するべきポイントではないかと思います! 声のハスキーさ、深みなどがちょうど良く、どちらに偏っているわけでもなく様々な楽曲を満遍なく奏でてくれます。また、女性ボーカルの繊細さや男性ボーカルの低音の深みもしっかりと表現されており、その魅力とディテールをしっかり捉えつつ表現している印象です。 ・高域について Hiby Musicのプレイヤーにみられる高域のキラキラ感は健在のため、J-POPなどの明るい楽曲から、ロックなどの激しい曲でもその勢いが薄れることはありません。また、突き抜けるような超高域が出るというわけではありませんが、その分ブレス音や、「さ行、ち、つ」等の破擦音も比較的に刺さりにくく心地良いです。 【まとめ】 総合的に感じたのは「とにかく低音の厚みが欲しい」といったり「高解像度で中高域のキレが欲しい」というような個性が突出しているような音というよりも、Hiby Musicらしさを出しつつも様々な楽曲を心地よく綺麗に鳴らしてくれる、そんな音に感じました。 【試聴音源】 藤井風 - 死ぬのがいいわ キタニタツヤ - Rapport RADWIMPS - すずめ(feat.十明)
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シャモ
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
Whizzer
DA1
¥10800 税込
スティック型DAC入門ならこちらもいかが?
スマホだけでは音量が足りない? なら充電不要のスティック型DACを! 【外観・デザインについて】 筐体にはアルミニウムが採用され、剛性と品質の高さが伺えます。また、本体側面にあるインジケーター部分が明るく、現在の接続状況や再生コーデックの確認が一目で分かるようになっています。 【全体の音の印象について】 本来の音の良さを残しつつ、迫力と繊細さを加えるナチュラルな音質です! 【それぞれの音について】 ・低音について 大きく前に出ることなく、ほんの少し存在感を増すようになります。曲の中に含まれる低音に若干の厚みが増すことで音全体に厚みを持たせています。 ・高域、中域について 大きな変化は感じられませんでしたが、ボーカル部分に関して発声の瞬間や息が吐き出された瞬間に生じる「破擦音」が少し増え、アコースティックな音源などの生っぽさや表現力が秀でたように思います。 【まとめ】 「スマホだけではイヤホンやヘッドホンの音量が足りない、でもスティック型DACってどうなの?」という方への入門機として選んでいただくのに、価格・品質・性能面において十分な実力ではないでしょうか! 最近はハイレゾ音源配信対応の音楽サービスも増えてきたので、ハイレゾ音源を聴いてみたいという方もぜひこちらをご検討ください!
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シャモ
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
SHANLING
M0Pro
レッド
¥19800 税込
4.4mmバランス接続に拡張できる超小型DAP!
4.4mmバランスがない? いえいえ後付けで聴けるんです! 【全体の音の印象について】 迫力重視な音質で、少しアナログ感も感じられます! 【それぞれの音について】 ・低域について 音圧が高く、音の波が押し寄せるような感覚があります。少しふくらみのある鳴り方をするので、曲によっては中域のボーカルを隠してしまうような場合がありますが、落ち着いたJAZZ、クラシック等ではそれがアナログな雰囲気を演出しており、短所になりえる部分を上手く長所にも昇華させているように思います。 ・中域について 楽曲の中でのボーカルは低域によって若干隠れがちではありますが、声の近さによりその存在をしっかりと残しています。音数が多く音圧の高い楽曲ではわかりにくいですが、音数が少なく静かな曲ではボーカルの存在感と繊細さを感じることができます。 ・高域について 高域は中域よりも出方が強い印象で、ハイハットなどの金属感の音もしっかりと描写してくれています。しかしその反面、ボーカルの「ブレス音や、『さ行、ち、つ 』等の破擦音」が少し耳に刺さるような場面も見られます。こちらについては後述する「バランス接続」で少し印象が変わりますので参考にしていただければと思います。 【バランス接続について】 この「M0 Pro」は別売りの「M0Pro 専用3.5mm to 4.4mmバランスアダプター」を使用することで、4.4mmバランス接続が可能になります! また、「M0 Pro」は比較的バランス接続の恩恵と特徴が分かりやすい類なのではないかとも思いました。 3.5mmのアンバランス接続で気になることは無かったのですが、4.4mmのバランス接続によって、周りで鳴っていた楽器達が距離と間隔をあけ音の分離感と広がりを向上させたことにより、アンバランス接続の音がむしろ窮屈だったのではないかと思うほど、見渡しが良くなりました。 なお鮮明さの向上もみられ、低域に隠れがちだったボーカルも前に出るようになりました。また、高域にあった「ブレス音や、『さ行、ち、つ 』等の破擦音」ですが、曲や音量によってはまだ刺さるものの、前述した分離感の向上により少し和らいでいるように感じます。 【まとめ】 大きさもスマートウォッチほどの大きさでありながら、太く迫力に優れた音を奏でてくれます。画面の操作性については、そこはかとなく懐かしさを感じるアナログなUIで、レスポンスは速いです。 カバンやズボンのポケットはもちろん、胸ポケットに入れても余裕のあるサイズ感は、気軽に高音質な音楽を持ち歩きたい時に凄く相性が良さそうです! 【試聴音源】 RADWIMPS - すずめ(feat.十明) Official髭男dism - ミックスナッツ [Alexandros] - 閃光
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シャモ
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
Astell&Kern
ACRO CA1000T【IRV-ACRO-CA1000T-OB】
¥332980 税込
三つの音色を持つ、ハイエンド・オールインワンアンプ!
【機能・スペックについて】 「ACRO CA1000T」は通常モデルの「ACRO CA1000」とは異なる点を持ち、その性能をさらに向上させています。 違いについては ・「Astel&kern」のロゴが光り、再生中のコーデックを色で判断可能 ・コーデックの幅、種類の向上(PCM 768KHz/32bit、DSD 512、MQA、Roon Readyに対応) ・「ACRO CA1000T」から MQA 16Xフルデコーダー、光デジタルでのMQA入出力が可能 ・「SP2000T」に初搭載されたハイブリッド真空管システムの設計を応用 など最新DACチップを搭載するだけでなく、Astel&kernが培った技術を融合させることにより、さらなる進化を実現しています。 次は各モードの音質についてお伝えしたいと思います。 【OP-AMPモード】 音全体のレスポンスが速く、解像度とスピード感に優れている印象です! ひとつひとつの音がハキハキしており、音の輪郭を正確に描写することに長けているように思います。また、音の雰囲気が明るく見渡し良く感じられるので、電子音楽やJ-POPなどの音数が多い楽曲に加え、幅広い楽曲を綺麗に鳴らしてくれます。 【TUBE-AMPモード】 音の柔らかさ、残響音がしっかりと感じられ、落ち着きのあるやさしい音です! 角が取れたことにより、スッと届く柔らかく上品な音が全体に響き渡り鼓膜に届きます。じっくりと腰を据えて音楽に浸りたいと思わせてくれます。しっとりとしたJAZZや女性ボーカル等との相性抜群です。 【HYBRID-AMPモード】 見事に両者の要素を併せ持つハイブリッドらしい音です! ボーカルの小さな息づかいをしっかりと拾う繊細さ、それでいながらそこに柔らかさが加わり絶妙な艶感を帯びています。 低域は量感を持たせつつもブーミーになることなく、柔らかさが加わったことにより、下から持ち上がるような低音に存在したキツさを弱め、しっかりとした土台のようなものに築き上げているように思います。 それぞれのモードで感じられた音の共通点については、距離感などは大きく変化することなく、音の性質の変化にしっかりとフォーカスがあてられているように感じました。また、高い音の中でも「超高域」と呼ばれる部分は、柔らかく奏でている印象でした。 次に「クロスフィード機能」を使用しての感想ですが、左右の音を分けていた壁のようなものが薄まり、それぞれの音が少し混ざり合う事により、相対的に「自分を中心として音楽が鳴っている」ように感じました。 音質を変化させるというよりは、音の聴かせ方を変化させる印象ですね。普段とは違う感覚があり、気分によって使い分けるのも面白そうです! 【最後に】 一台で幅広いハイレゾ音源に対応し、ネットワークオーディオ再生もサポート、最新のDACチップとデュアル真空管により三色の音色を奏でる、この「ACRO CA1000T」は使い勝手と音質の多彩さに秀でた、まさに最高のオールインワンアンプと言えるのではないでしょうか! ※バランス評価のグラフは【HYBRID-AMPモード】時の評価を掲載しております。