スタッフレビュー詳細
リケーブルで”遊べる” インナーイヤー型イヤホン
「NOBUNAGA Labs 鶯(うぐいす)」はリケーブル製品でオーディオファンから支持を得ているNOBUNAGA Labsが初めて発売した有線イヤホンです。
鶯はインナーイヤー型と呼ばれる形状を採用しています。イヤーピースを使用して耳の奥まで挿入して耳に装着するカナル型のイヤホンと比較すると、耳の手前にイヤホンを置く形で装着するため密閉感が少なく、イヤーピースが触れている部分がかゆくなることもないため快適に音楽を楽しめます。また、イヤホン本体が重いと、耳の手前にイヤホンを置くインナーイヤー型イヤホンの装着方法では耳から外れてしまいやすくなってしまいますが、本製品に関しては、アルミ素材を採用した筐体がとても軽く、耳の小さめな私でも外れたり痛くなったりすることなく試聴できました。
音の全体のバランスは、ボーカルを中心とした中音域がしっかりと出ているやや重心の高めなバランスでした。音楽を聴き始めてすぐにボーカルの近さと密度の高さに驚きました。その背後に低音域と高音域が配置されています。「やや重心が高め」と表現しましたが、低音域に関してもしっかりと鳴っており、不足しているという印象は受けませんでした。
耳の穴を完全に塞がない事による抜け感の良さは、まさにインナーイヤー型イヤホンの真骨頂という印象です。特に高音域の抜けの良さは素晴らしく、音場を広く感じる役割を担っているように感じました。
個人的には、ボーカル+アコギ1本といった音が少なめな楽曲を聴くのにピッタリなイヤホンだと思います!
なお、インナーイヤー型イヤホンである以上どうしても仕方のない部分ではありますが、音漏れ耐性はかなり低いため、外で使用する際には音量に注意しなければなりません。その一方で、外音がある程度聴こえるため、マイク付きのケーブルにリケーブルしてボイスチャットやオンライン会議に使用するというのも良さそうです。
NOBUNAGA Labからはエントリークラスからハイエンドモデルまでたくさんのケーブルが発売されているため、それらとの組み合わせを楽しむことも鶯の醍醐味ではないでしょうか!
試聴環境
iPhone 14 Pro→Earstudio ES100→NOBUNAGA Labs 鶯
試聴楽曲
赤い公園 - 衛星
4s4ki - SUCK MY LIFE3
量感イメージ
この商品に対する
他のスタッフのレビュー
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澪
@e☆イヤホン 秋葉原店
NOBUNAGA Labs
鶯(MMCX対応)
シルバー
¥7980 税込
泣きたい夜に優しく包み込んでくれるイヤホンです
インナーイヤー型でリケーブル対応のイヤホンが登場しました! 筐体がスタイリッシュな見た目をしていて、ファッションの一部になりそうなイヤホンだと思います。 アルミ製なこともあり、イヤホンをつけていることを忘れてしまうようなぐらい軽いです。ケーブルが軽く、柔らかすぎずコシがあるので絡まりづらいのも好印象です。 インナーイヤー型のイヤホンは、耳の表面にイヤホンをひっかけるだけで装着できるのでつけ方に迷うということがなく、つけやすいです。 カナル型のように耳の中でしっかりと保持されるわけではないので、イヤホンが耳の形に合わない場合に、カナル型と比べて外れやすいという特徴もあります。 ですが、この鶯は耳が小さめな私でもしっかりとフィットし、外れる心配はありませんでした。また、柔らかいイヤーパッドが付属しているので、固いイヤホンが直に耳に当たるのがつらいという方もご安心ください。 イヤーパッドを変えると、音質も変わるので、ありとなしを聴き比べて見てください。(レビューは後述) 鶯は、インナーイヤー型では珍しいリケーブル対応のイヤホンで、断線時に交換して長く愛用できたり、音質を変える目的でケーブルを変更することもできます。 リケーブルの規格の中でもシェアの高い「MMCX」が採用されているため、ケーブルの選択肢が多い点も嬉しいです。 音質について、一言で言い表すならば、『空気感の澄んだマイルドな優しい音』です。バンドミュージックよりも、シンプルなバラードなどの音数が少ない音楽が映えるなと感じました。 耳にくる音のアタック感が強すぎないため疲れづらく、長時間使えそうです。 インナーイヤー型なこともあり、音がふわっと広がりボーカルの声の伸びがよく聴こえて、音の余韻が耳に優しく残り感じられました。 スピーカーで聴いてるように音楽にのめりこめる空間がひろがり、その場にいるような感覚になることができました。 イヤーパッドを装着してみると、着ける前とくらべて、ボーカル、弦楽器が一歩前にでるなと感じました。イヤーパッド未装着の優しい空気感から一転して音のはっきりとした輪郭が聴こえるので、音の広がりをもちつつ、解像度を高めたいという方はイヤーパッドありがいいんじゃないかなと思います。 前述した通り付属のイヤーパッド一つでも音質が変わるので、この製品を実際に聴く際はぜひアリ/ナシを聴き比べていただきたいです。 ピアノやギターにボーカルを乗せたような、音数の少なめなバラードがよく合うイヤホンだと感じました。包み込まれる空気感で、装着している感覚もほとんどないのでこのイヤホンでバラードを聴くと音楽に入り込んで感情が揺れ、本当に泣きそうになりました。 ひとりで音楽にそっと浸かりたいときや、人恋しくてさみしい夜におすすめです。私は、部屋の隅で体育座りしながらしんみりバラードをこのイヤホンで聴きたいと強く感じました。 私の試聴環境 iPhone12 →純正3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ →Apple Music 私の試聴した曲 ギラギラ - Ado 華奢なリップ - ジェニーハイ Redo - 鈴木このみ Shallow - レディーガガ&ブラッドリー・クーパー
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KJ
@e☆イヤホン
NOBUNAGA Labs
鶯(MMCX対応)
ブラック
¥7980 税込
「鶯」のように自由に、開放的に!
リケーブル対応のインナーイヤー型イヤホンの登場。 インナーイヤー型でなじみのある形状に、ホワイトカラーで「NOBUNAGA Labs」のデザインが良い味を出しています。アルミ素材が使われており非常に軽量。インナーイヤーも相まって解放感が抜群です! 長時間の使用でも疲れにくいのが音楽好きにはありがたいですね。 フィット感を向上させるイヤーパッドが付属しているので、シチュエーションや好みに合わせて着け外しできます。 そして注目ポイントであるリケーブル! MMCXコネクタ着脱式で音質を変えたい方や、有線イヤホンあるあるのケーブル断線などでもケーブルを変えれば引き続き使えます。初めてのリケーブルイヤホンにピッタリだと思います! 最後に音質ですが、バランスを意識したオールラウンドな仕上がり。自然で優しい低域とクリアで伸びやかな中高域が全体のバランスを整え、キレのある高域が響き渡り、インナーイヤーならではの開放感も相まって非常に心地の良いサウンド。オールジャンルでずっと聴いていられるそんな印象でした! ケーブルを変えることで音質の変化も楽しめるので、お求めやすい価格ながらずっと楽しめるイヤホンではないでしょうか!!
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つくちゃん
@e☆イヤホン 秋葉原店
NOBUNAGA Labs
鶯(MMCX対応)
ブラック
¥7980 税込
インナーイヤーでリケーブルしたい方必見!
インナーイヤー型でリケーブルできる珍しい製品が登場しました! アルミ筐体で軽く、着けている感覚があまりなく、ケーブルもとても柔らかいので、絡まりが少なく取り回しもとてもしやすいです! 音に関しては、広がりのある優しい音です。高域の伸びがとてもよく、低音が優しく持ち上げるように鳴らしてくれるので聞き疲れはしにくいなと思いました。ボーカルの輪郭がはっきりしているのでとても聴きとりやすかったです。 MMCXコネクタで着脱可能な仕様なので、断線してもイヤホン本体が壊れていなければ ケーブルを変えることによって何度でも使えますし、音質も変える事ができるので、よりこのイヤホンを楽しむこともできます☆ 初めてリケーブルする方にもおすすめ! 試聴プレイヤー:Google pixel 7Pro Shooting Sta / INI 101回目のプロローグ / UNISON SQUARE GARDEN あの夏へ / 久石 譲
このスタッフの他のレビュー
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わか
@e☆イヤホン
HiByMusic
R3 II
Black
¥32000 税込
程よい小ささのポータブルオーディオプレイヤー
HiByMusic「R3 II」は、持ち運びに最適なポータブルオーディオプレイヤー(DAP)です。 【ポイント】 ・手の中に収まるサイズで4.4mmバランス接続対応 ・スマートフォンだけでは味わえない力強いサウンド 【手に持った印象】 レビューしている2023年10月時点で販売している同社の小型DAP「R2 II」と比較すると横幅がやや細く、縦が長くなっています。個人的には、横幅が細い本商品の方が手で持った際に握りやすく、使いやすいと感じました。 【操作感】 スワイプやタップといったひと通りの操作を行いましたがサクサクと動作し、挙動に関して重さや追従の悪さを感じませんでした。また、側面にボリュームと3つの物理ボタンが配置されており、物理ボタンが「1+2」の2つに分かれているため、ポケットやカバンから本体を取り出さずに指の感覚だけで操作しやすいように設計されています。 小型DAPは液晶も小型化することでタップの判定がシビアになりがちですが、本商品は液晶が小さすぎず想定通りの動作をしてくれ、ストレスなく操作ができました。 その他、個人的に嬉しく感じたポイントは、画面の回転機能が搭載しているという点です。デフォルトでは本体の下側に充電やイヤホンの端子が配置されていますが、この機能を使用することで上下を逆転させられます。(レビューの画像は画面を180度回転させています) 【音の印象】 スマートフォンに有線イヤホンを直挿しした場合と比較して、力強さを感じられるサウンドです。音の輪郭が明確になり、ワンランク上の音楽体験ができます。 手に馴染む大きさと形状で、毎日持ち運びたいと思えるDAPでした。是非お試しください! 試聴環境 HiByMusic R3 II→SHURE SE315 試聴楽曲 三月のパンタシア - 逆さまのLady 三月のパンタシア - 恋はキライだ
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わか
@e☆イヤホン
FIIO
KA17
Blue
¥25343 税込
中低音の聴きごたえが増すスティック型DAC
【ポイント】 ・土台のしっかりとしたパワフルなサウンド ・給電用端子を搭載。パワーが必要なヘッドホンも駆動できる 【音の印象】※バスパワー駆動でレビューを行っています。 ボーカルのやや下あたりの帯域から低音域にかけての力強さを感じるサウンドが特徴的でした。音楽の土台となる部分がしっかりと表現されており、定位感も優れています。音場は広く感じる一方で、低音域やボーカルはやや近めに配置されています。 【機能面】 iPhone14 Proに接続した際には、スマートフォン本体のボリュームがmaxで固定され、KA17でのみボリューム調節が可能でした。120段階で調節でき、かなり細かな調整が利きます。 また、給電用のUSB Type-C端子が搭載されており、自宅で駆動力が必要なヘッドホンを使用する際にも積極的に使用していける点も高ポイントです。 ひとつだけ注意点として、本商品にはiPhone14以前のLightning端子採用モデルに接続するためのケーブルが付属していません。Lightning to USB-Cケーブルをお持ちでない方は別途購入が必要です。 【まとめ】 ゲーム機で使用可能なUAC1.0もサポートしており、日常の様々な場面の音を良くしてくれるスティック型DACです。是非お試しください! 【試聴環境】 iPhone 14 Pro→FIIO KA17(FIIO LT-LT1にて接続)→SHURE SE315(4.4mm接続) 【試聴楽曲】 赤い公園 - pray (G)I-DLE - MY BAG
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わか
@e☆イヤホン
beyerdynamic
Xelento 2nd generation
Remote
¥217800 税込
有線でも無線でも”エクセレント”な体験を
beyerdynamic「Xelento remote 2nd generation / Xelento Wireless 2nd generation」は、重心の低いサウンドを存分に楽しめるイヤホンです。 【オススメポイント】 ・厚みがあり、ふくよかな低音を楽しめるイヤホン ・有線接続時に引けを取らない迫力のサウンドを楽しめるワイヤレスケーブル(Xelento Wirelessにのみ付属) まずは見た目から。形状は旧モデルと似ています。旧モデルでは銀色の筐体に黒のフェイスプレートが埋め込まれていましたが、第2世代ではフェイスプレート部分も銀色で、Astell&Kernとのコラボモデルである「AK T9iE」に似ている印象です。 ノズル部分に関しても旧モデルと同様に楕円型を採用しています。付属のシリコンイヤーピースが7サイズ用意されているため、耳に合うイヤーピースがないという状況にはなりにくいと思いますが、別途イヤーピースを購入する際には装着可能か確認が必要です。 使用するイヤーピースに関しては、やや大きめをお試しいただくことをオススメします。小さめのイヤーピースを使用した際には、Xelento remoteの特徴的な低音域が抜けてしまう印象でした。e☆イヤホン店頭での試聴の際にはスタッフにお声がけいただければ、イヤーピースのサイズ変更も可能です。 試聴は、まず有線接続から行いました。全体的な音のイメージは中低音域以下の量感をハッキリと感じる重めなサウンドだと感じました。厚みがあり、ふくよかな低音を楽しめます。ボーカル域に関しては、やや近めで息遣いまでしっかりと聴かせてくれます。高音域はやや控えめな印象で、ボーカルのサ行や高音域の刺さりは感じませんでした。 ワイヤレスケーブルに変更すると有線接続時と比較して、やや低音域の量感が減り、それに伴い高音域の量感が増えたように感じますが、全体的な音の印象は有線接続時とさほど変わりませんでした。 「エンハンスメントモード」を使用することで、有線接続時とワイヤレス接続時の音質面での差はさらに縮まります。エンハンスメントモードOFF時と比較すると、ON時は低音の質や量感がかなり有線接続時に近づく印象です。ボタン1つでON/OFFの切り替えが可能ですので、是非聴き比べしてみてください。 「サウンドパーソナライゼーション機能」に対応している点は、ワイヤレスケーブル時のみの有線接続時にはないメリットと言えます。同社の完全ワイヤレスイヤホン「Free BYRD」と同様に、専用アプリで健康診断の際に行うような高音域の聴覚テストを行うことで、音のバランスを自動的に調整してくれます。 なお、先に「Free BYRD」で測定したプロファイルをそのまま適用してくれたため、今回のレビューでは測定不要でした。 サウンドパーソナライゼーション機能による音の変化もFree BYRDと同様な印象で、見通しが良くなり立体的な広がりをより感じるサウンドに変化しました。 旧モデルユーザーの方はもちろんのこと、今までXelento remoteという名前は聞いたことがあるけど、試聴したことはないという方も是非試してみてください! 試聴環境 【有線接続時】 iPhone 14 Pro→Earstudio ES100→beyerdynamic Xelento remote 2nd generation 【ワイヤレス接続時】 iPhone 14 Pro→beyerdynamic Xelento Wireless 2nd generation 試聴楽曲 4s4ki - BOUNCE DANCE NewJeans - OMG
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わか
@e☆イヤホン
FIIO
K9 Pro ESS 【FIO-K9PROESS-B】
¥142566 税込
1台で何でもできる。美音系全部載せ据置DACアンプ
「FiiO K9 Pro ESS」は繊細かつパワフルな音が特徴のFiiOのフラグシップモデルです。 低音域から高音域まで、全ての帯域で1つ1つの音を明確に聴き分けられるほどの音の正確さに驚きました。低音域に関しては、しっかりと出ているもののタイトに引き締まった音で、まるで1つ1つのピースがハマっていくかのような正確さを感じました。 中音域に関しては、まさに原音を忠実に再現しているという印象でした。ボーカルが近めに配置されている音源の、ボーカリストの細かな息遣いや空気の震えまで再現されており、とても生々しさを感じました。 高音域に関しても正確無比な印象は変わらず、とても小さい音まで再現しており、「聞こえなかった音が聞こえる」という体験を久しぶりに味わいました。 全体を通しては、少し広めの音場で、低音域のパワフルさをしっかりと感じつつも、スッキリとした高音域とのマッチが絶妙なバランスのアンプでした。 機能面に関しては、豊富な入出力が魅力的です。デジタル、アナログの入出力に加えてBluetoothの受信が可能です。 個人的な機能面の「推しポイント」は横置きにした際に本体右側手前に1つだけあるUSB-C端子です。 据置として、パソコンなどと接続している状態のまま、スマートフォンを簡単に接続できるのは、現代の生活に非常にマッチしていると思います。 注意点があるとすれば、ヘッドホン出力に、3.5mmアンバランス接続が存在していないという点ですが、付属品に変換アダプターが同梱されているため、別途の購入は不要です。 今回のレビューではBluetooth機能は使用しませんでしたが、現在の主要コーデックを網羅しており、「無線で高音質」体験ももちろん可能です。 高機能高音質なアンプにも関わらず、かなりコンパクトに収まっているため、机の隅に置いて使用するスタイルにピッタリだと思います! 是非ご試聴ください! 試聴環境 iPhone 11(Lightning - USBカメラアダプタ使用)→ FiiO K9 Pro ESS→AAW ASH(カスタムIEM)