スタッフレビュー詳細
全ての音を享受したい方に
一言で言い表すならパワフルかつ見通しの良いサウンドという表現になるでしょうか。押し出しの強いサウンドに色付けは少なく、フラットな音の鳴りをしているという印象を受けました。非常に高いレベルの質感に魅了されるのではないかと思います。
音の重なりも繊細に再現されるサウンドは、個人的には非常に見通しが良く感じられました。
ヘッドホンも余裕をもって鳴らしきることのできる雄大かつパワフルなリファレンスサウンドに、M17の系譜が感じられる音作りになっているのではないでしょうか。
今まで気づけなかった細かい音もしっかりと拾い上げてくれるため、聴きなれた楽曲も新たな一面を見せてくれるのではないかと思います。
据え置き機としての力強さを兼ね備えつつ、イヤホンにもしっかりその真価を発揮させてくれるアンプだと言えるのではないでしょうか。
入力系統も豊富でデジタル接続だけではなくBluetooth接続も可能なため、じっくり聴き込む目的としてはもちろんですが、スマートフォンなどを用いて手軽に高音質が楽しめるのも魅力の一つだと思います。
ぜひ一度お試しください。
量感イメージ
この商品に対する
他のスタッフのレビュー
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シャモ
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
FiiO
FiiO Q7 【FIO-Q7-B】
¥125950 税込
超高出力も今は持ち運べる時代!
Q7は家や外、イヤホンから据え置きヘッドホンまで様々な環境や機種に対応できる懐の深さがこの筐体にギッチリ詰め込まれているように感じるポータブルアンプです! 手に持った感覚としてはやはり大きいです! 620グラムあるので、もし持ちながら使うとなると腕が疲れてしまいそうですが、バックなどに入れてしまえば問題なく持ち運べる重量ではないかと思います。 卓上で据え置き型のアンプとして使用しても存在感がありますし「ファン付き冷却スタンド」も付属していますので、まさに家でも外でも使えるヘッドホンアンプですね! また接続方法も豊富で、USB、光デジタル、同軸デジタル、Bluetoothなど様々な接続に対応しているため、それぞれライフスタイルに合わせて使用することが可能です。 対応コーデックも幅広く自宅では据え置きのUSB-DACとして、外出先ではスマホとBluetooth接続するっといったマルチな使い方もできますね。 肝心の音は、試聴してすぐに音の変化を感じることができました! 低域から高域に至るまでのすべての音の情報量と解像度が一気に増し、音全体の表現力が向上しました。また、クセのない音作りがされており組み合わせるイヤホンやヘッドホンのもともと持っている音の良さをググっと底上げしてくれるように感じました。 こちらのQ7は出力も高く、高インピーダンスのヘッドホンでも駆動できるパワフルさを持ち合わせていますが、比較的インピーダンスが低いイヤホンにおいてもゲイン調整と「120段階のボリューム調整」によって最適な出力と音量で音楽を楽しむことが可能です!
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ケイティ
@e☆イヤホン
FiiO
FiiO Q7 【FIO-Q7-B】
¥125950 税込
据え置きもポータブルもワイヤレスも、弩級サウンドで
Q7はいつだって音にこだわりたい、パワーが欲しい、そんな方に寄り添ってくれるDACアンプです。 見た目はサイズも含めて同社のDAP、「M17」とそっくりです。見た目だけではなく、仕様もそっくりで、Q7の方がいい点もあります。それはS/N比と再生時間です。プレイヤー機能を廃したおかげで、ノイズが入る要素が減っていたり、電気を食う要素が減っているためでしょうか。 逆にM17から劣っている点と言えば、M17はデュアルDAC、Q7はシングルDACということと、プレイヤーとしての機能があるかどうかです。 Q7はポータブルのDACアンプでは珍しく、ステータス確認や、設定変更のためのディスプレイが用意されています。再生音源のサンプリングレートや、Bluetoothレシーバー使用時のコーデックなどが確認できます。 今回はイヤホンとヘッドホンのどちらも使用して、そっくりなM17と比較して試聴してみました。 まずはイヤホンから2.5mmバランスで試聴しました。底から湧き上がってくるようなパワー、圧倒的な余裕を感じます。 基本的な音質の傾向はM17と似ていて、優等生。1音1音の音像が手に取るように分かり、かつ各音域に癖も少なくまさしくリファレンスサウンドといった感じ。 M17と比較していて特に違いを感じたのは、バランスで聴いた際の広がり感や、左右のセパレート感です。ここはデュアルDACの恩恵かM17に軍配が上がる印象です。 逆にイヤモニのような高感度なイヤホンで聴く際は、Q7の方が背景の白さが際立つ印象を受けました。スペックを見た上で試聴したので若干プラシーボ効果はあるかも知れませんが、S/N比が高いことが影響しているのかもしれません。 またこのQ7のいい所は、イヤモニのような高感度なイヤホンでも、据え置きのハイパワーが必要なヘッドホンでもどちらでも受け入れてくれる器の広さです。 イヤホンではノイズレスで優しく鳴らしつつ、据え置きヘッドホンではパワフルに余裕をもって鳴らしてくれます。 外でも、家でも使えて、据え置きモードもBluetoothレシーバーでも使えて、イヤホンもヘッドホンもどんとこい。もう、これだけあればいいのでは? と思わせてくれます。 据え置きアンプ級の音を外でも楽しみたい、色んなアンプをとっかえひっかえするよりも、一個で集中して楽しみたい、そんな方におすすめです。 試聴環境 プレイヤー Galaxy Z Flip 3(スマホ) 試聴楽曲 Hit Me /Dirty Loops Bad Guy/Billie Eilish
このスタッフの他のレビュー
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若旦那
@e☆イヤホン 秋葉原店
THIEAUDIO
Wraith
¥72990 税込
コスパ良し!一日中付けていたいサウンドと装着感
ハイエンドIEMで大人気のTHIEAUDIOから、平面磁界駆動の開放型ヘッドホン "Wraith" が登場しました。 まず、目を引くのはそのデザインでしょう。大ぶりなサイズのイヤーパッドが付いておりますが筐体自体は非常に薄型で、公称約460gという重量ながら手に取った際は軽く感じました。 イヤーパッド自体も非常に柔らかな素材で構成されており、側圧はある程度強めですがパッドが柔らかいおかげで装着感は良好な印象です。ヘッドバンドにより頭にかかる負荷も分散されている為、長時間装着していても負担は少なそうです。 続いて、試聴した感想に移ってまいります。粒立ちの良い高域の表現は耳に刺さる事が無く、聴き疲れせず長時間聴いていられるサウンドというのが個人的な第一印象です。 しっかりとした音場の中で、中~高域はレスポンス良く、自然な鳴り方をしています。特に中~中高域の定位が良く、生音の音源はもちろんですが、EDMなどの電子音楽との相性も良さそうです。 立ち上がりのいいサウンドの下地を適切なボリュームの低域が担っている印象があり、その上で、より楽曲に厚みを持たせる中低域の押し出しがこのヘッドホンの特徴ではないかと思います。 それでいて、分厚いサブベースに対して中域が埋もれずに輪郭をもって近くで響いてくれます。 力強い低域表現をしっかりと享受でき、同時に解像度の高いギター・ピアノのサウンドや女性ボーカルも聴き分けができる分離感があるため、楽曲を分析的に聴きたい方にもおすすめです。 個人的には、ある程度しっかりとした出力のある据え置き機AMPで聴くとより真価を発揮できるような印象がありました。 e☆イヤホンでは据え置き機との組み合わせでもご試聴いただけます。是非一度お試しください。 【試聴環境】 Astell&Kern KANN ALPHA 【試聴楽曲】 相対性理論 「チャイナアドバイス」 coldrain 「Six Feet Under」 23.exe 「Telo-Telo」 他
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若旦那
@e☆イヤホン 秋葉原店
beyerdynamic
DT 990 PRO (250 Ohm)
¥22800 税込
個性的な見た目、万能なサウンド。
レトロモダンなデザインが特徴的なモニターヘッドホンです。 250Ωに対して出力感度が96dBと少々駆動力を要求するため、音楽プレイヤーや据え置き機のアンプなどとの組み合わせでその真価を発揮してくれそうです。 サウンドとしては、ビシッと中央に定位するボーカル表現から、シンバルの消えゆく非常に細やかな表現まで微細に捉えてくれる印象です。破裂音などのエッジの効いたサウンドも、個人的には耳への刺さりを感じませんでした。 深く沈む低域と、クリアでグッと伸びる高域が心地よく感じられるのではないでしょうか。近くで響く音、遠くで響く音の描き分けが丁寧に為されているため、目的の音をモニターするのはもちろん、音場が広いため楽曲のすべての音を確かにリスニングしたい方や、ゲーム・映画鑑賞などマルチな用途におすすめできるヘッドホンだと思います。 ぜひ一度お試しください。 【試聴環境】 KANN ALPHA ADI-2/4 Pro SE FiiO K9 【試聴楽曲】 Getter 「Fricken Dope」 lapix & PSYQUI 「Title」 Yunomi 「恋のうた」 他
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若旦那
@e☆イヤホン 秋葉原店
Noble Audio
Ronin 【NOB-RONIN】
¥627000 税込
最高峰の万能機
ブラック系のベースカラーの中にシルバーがかったホワイトやブルーが覗く、落ち着いたデザインのイヤホンです。 ケーブルはネイビーとシルバーの二色で仕上げられており、抜き身の刀のような静かで鋭い存在感を放っています。 サウンドについて記述します。 レスポンスのいい低域サウンドの下地の上にある、彩り豊かに耳元に届く中高域の表現力が一番の魅力ではないかと思います。リズム隊のサウンドはすっと抜け、後残りしないため、 音の密度は非常に濃いものの聴き疲れはしにくそうです。 高域の繊細な表現も細やかに描写してくれる印象で、試聴している限り耳への刺さりを感じることはありませんでした。 音数の多い楽曲でも、あまねく音が同レベルの量感で存在しており、向けたい所にフォーカスを向けられると感じました。 微細なニュアンスも描き分けられるボーカル帯の表現力もさることながら、低域が力強く横に広がってくれるため、幅広い楽曲をノリ良くリスニングできそうです。 濃密ながらも後味よくスッと消えていく一音一音に耳を傾けていると、気付けば時間を忘れてリスニングしている。そんなイヤホンではないでしょうか。 是非一度お試しください。
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若旦那
@e☆イヤホン 秋葉原店
FiiO
K9 【FIO-K9-B】
¥79750 税込
コスパ良し。机上から明朗快活なサウンドをお届け
オーディオ回路や基板レイアウト等に、同社のハイエンドラインである「K9 Pro ESS」と共通の設計を採用したハイパフォーマンスモデルが登場しました。 一見すると、外見は「K9 Pro ESS」とほとんど差がないように見えます。違いとしてまず挙げられるのがボリュームノブです。煌びやかなゴールドが印象的だった「K9 Pro ESS」に対し、「K9」ではブラック調に仕上げられ、全体にシックな統一感が出ています。 また、入力面にも変化があり、「K9 Pro ESS」では右側面にあったUSB Type-Cポートが「K9」では撤廃されています。フロント部分、アウトプットはPO/PRE/LOという表記に変更されています。 ここからはサウンドについて記述します。 輪郭が少し引きしまっている充分な量感で粒立ちの良い低域表現の上に、見通しの良い中高域の主張が感じられ、とてもクリーンなサウンドという印象です。個人的には耳への刺さりを全く感じませんでした。 中低域の空気感の表現に卓越したものがあり、周囲に音楽が展開されているような臨場感があります。まろやかに描き分けられた楽器隊のひとつひとつの音を追える解像度の高さがあり、音数が多い中でもボーカル帯は埋もれずに、しっかりと細やかに響いていると思います。 明るいサウンド傾向で、かつ立ち上がりも速い印象があります。BPMが速めのロックやEDMはもちろん、クラシックやジャズなどの楽曲を分析的に聴きたい方にもオススメです。 是非一度ご試聴ください。 【試聴環境】 iPhone 13 Pro Max K9 FOCAL CLEAR MG PRO 【試聴楽曲】 9mm Parabellum Bullet 「The Revenge of Surf Queen」 結束バンド 「ギターと孤独と蒼い惑星」 Reol 「煽げや尊し」