スタッフレビュー詳細
バランス感覚が絶妙なサウンド
ミドルクラスながら計10基ものドライバーを搭載したイヤホン「NS10」のご紹介です。
3種類のバランス/アンバランスが交換可能なスイッチング式プラグや、音質を変更できる3種類のノズル・フィルターが付属する本製品は、様々な楽曲や聴き方に寄り添ってくれるのではないでしょうか。
今回はポップスやアニソン、その他のポピュラー音楽に最適な「Silver - Pop」のフィルターで試聴してみました。音質としては中低域~低域サウンドに下支えされたボーカルを楽しめました。
ローはしっかりと出ていますがボーカルに食い込むほどの押し出しや強調を感じることはあまりなく、声やギター、ピアノなどを主役として引き立ててくれていると感じました。それでいてキックの強い楽曲ではしっかりとその迫力を楽しめるため、各帯域の棲み分けが綺麗にできている印象です。
広範囲で満足度高く楽しめるイヤホンではないでしょうか。是非一度お試しください。
【試聴環境】
Xperia 1 V
FIIO BTR15
【試聴楽曲】
千葉雄喜、Young Coco、 Jin Dogg 「チーム友達(Remix)」
PETZ 「NEW DAY (feat. Jin Dogg、kZm)」
他
量感イメージ
この商品に対する
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あさやん
@e☆イヤホン 秋葉原店
Ultimate Ears
UE Pro Reference Remastered
¥192500 税込
always合格点を叩き出してくれる
さんざんレビューされ尽くしているモデルですが、カスタムが到着してからしばらく聴き込んでみたので、カスタムIEMとしての目線も交えてレビューします。 まず、このモデルを一言で表すなら、「上質紙」や「真っ白なキャンバス」といった表現が似合うイヤホンだと思います。長時間のリスニングでも高域が耳に刺さることがなく、個人的には一日中つけていられるサウンドです。 同社の別モデル「UE LIVE」と比べると、RRは音場が広くないのが特徴です。あちらはステージ上での響きに似たチューンなのに対し、RRはスタジオでの音の聴こえ方に近い印象を受けます。サウンドが自分の周囲に配置され、どの音がどこにあるかがはっきり分離します。どの帯域にも強い主張はないものの、控えめな部分もなく、ローからハイまで過不足なく楽曲全てをまっすぐに聴き取れます。イヤホン本体にはモニターとして必要な要素が詰まっており、上流のニュアンスやコンポーザーの意図を汲み取り、様々な表情を見せてくれると感じています。 私は楽曲制作はしませんが、モニターサウンドのように味付けの少ないサウンドが好みで、今回RRを選びました。用途としては、FPSゲームのプレイとソーシャルVRプラットフォームでの利用です。FPSでは、足音を重視するシチュエーションが多く、敵の方向を音で判断しやすいこのイヤホンは、コンペティティブなプレイの強い相棒です。また、高域サウンドが耳に刺さりにくいので、派手なサウンドエフェクトや銃撃音でも負担を感じずにプレイできています。 ソーシャルVRプラットフォームでは、VRゴーグルを用いて視界が360度メタバース世界に没入できる環境で、ワールドのBGMやSE、人の声がリアルに再生され、まるでVRの世界に住んでいるかのような体験が得られます。また、付属の「UE SuperBax」ケーブルは細く取り回しが良く、自作ケーブル(16芯)と比べても圧倒的に扱いやすいです。私の場合、自室で机上に設置した「ADI-2 DAC FS」を通して本機を再生していますが、64インチの長めのケーブルでケーブルによるストレスを感じていません。VRゴーグル使用時も、ケーブル重量を感じず、ステージ上でパフォーマンスをするアーティストにもお勧めです。 さて、ここからはユニバーサルモデル「To-Go」ではなく、カスタムIEMだからこそ感じたことを記述します。 これまで複数のカスタムIEMを所有してきましたが、すべて「割りばし縦」という耳型採取法でインプレッションを作成してきました。割りばし縦とは、割りばしを縦に咥え、少し口を開いた状態を固定して耳型を採取する方法です。閉口状態や「割りばし横」より口を開くため、イヤモニ装着時の会話にも対応できる遮音性が得られます。 シェルは少し口を開けた状態にフィットし、閉口時には耳に若干の圧迫感を感じるかもしれません。個人的には、UEのカスタムIEMが最も耳への収まりが良く、遮音性も高いと感じています。これまで試した他メーカー製品は、遮音性が十分でもやや大きいと感じたものや、小ぶりで遮音性がやや劣ると感じたものがありましたが、UEはフィット感と遮音性のバランスが取れています。 遮音性能が非常に高いため、歩行者通行帯のない道路を歩くときの使用はおすすめできません。ハイブリッド車が静かで接近に気づきにくいという話もよく聞きますが、ガソリン車の音も非常に小さくなり、音楽を再生している時にはほとんど聞こえないことも多々あります。地下鉄の車内などで騒音を気にせず音楽に没頭したい方は是非UEという選択肢をご検討ください。
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あさやん
@e☆イヤホン 秋葉原店
ELETECH
Euclid
Versa(2Pin & MMCX) to 4.4mm
¥184000 税込
音だけでなく、リスニング体験そのものも届ける
まず一聴して、サブベースや中高域帯で楽器隊の表現力が増したのを感じました。ボーカルより上の帯域では、切れ味のあるサウンドが楽しめると思います。 フィールドの広がりを感じつつも、高域のサウンドは輪郭がまろやかです。個人的には耳に刺さるような感じはありませんでした。 楽器同士の分離がしっかりしている印象ですが、音と音の間が広くとも調和が取れており、楽器だけでなくその場の空気まで含めてリスニングできているように感じました。細部に至るまで隙なく緻密な楽曲の世界を堪能できるのではないかと思います。 さまざまな楽曲で試聴しましたが、特に歌モノとの相性が良く感じられました。声からキックまで、空気の振動を肌で感じられるのではないでしょうか。 お手持ちのイヤホンに寄り添い、新たな感動も与えてくれるかもしれません。ぜひお試しください! 【試聴環境】 Xperia1V - BTR15 - 本製品 - VE3.2 【試聴楽曲】 ななひら、かめりあ 「インターネットが遅いさん (Super-Slow-Internet-san)」 CY8ER 「サマー」 LEX 「力をくれ(feat. Yellow Bucks)」 他
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あさやん
@e☆イヤホン 秋葉原店
Campfire Audio
Fathom 【CAM-4068】
¥149800 税込
BA型で低音機を?出来らあっ!
Campfire Audioより、BA(バランスドアーマチュア型ドライバー)のみで構成されたイヤホン「Fathom」のご紹介です。 筐体はそのほとんどをマット調のブラックのカラーに占められており、その中でいくつかのパーツが虹色に煌めき、その存在を主張しています。一見するとおとなしいながらも、注視すれば只者ではない存在感を感じられるでしょう。ケーブルにはシルバーに輝くTime Stream Cableを採用しており、これは同メーカーの他IEM「Andromeda Emerald Sea」などから変更ありません。 サウンドについて記述します。BA型ながら量感が多く重い低域サウンドにまず着目すべきでしょう。前後左右に広がる空間の中で、時折手の届かないほど遠くから楽器が鳴っているように感じられ、楽曲の世界に飛び込んだように錯覚するかもしれません。低域と比較すると、ボーカルは近くに響き、細やかなニュアンスも繊細に汲み取り、様々な表情を覗かせます。個人的には、強いキックがメリハリをつける打ち込み音源との相性が良いと感じました。静と動、緩急の付け方が上手く、スピード感のある楽曲を疾走感たっぷりに感じられるのではないでしょうか。 中高域~高域サウンドに関しては、金管楽器やシンバルなどに鋭さを感じつつも、個人的には耳への刺さりがなく感じられました。ボーカル帯から高域にかけてしっかりとその輪郭を感じつつも、とげとげしさがなく心地よいサウンドです。一音一音を丁寧に描写してくれるおかげで、存在感のあるベースやドラムの中でボーカルの主張が埋もれることなく楽しめると思います。 低音を軸にサウンドが展開されつつ、ボーカルやメロディも最大限楽しめるのではないでしょうか。ぜひ一度お試しください。 【試聴環境】 SONY Xperia 1V FIIO BTR15 本製品 【試聴楽曲】 HIYADAM 「Sp33d★s (feat. JUBEE)」 wotaku 「snooze (feat. SHIKI)」 米津玄師 「さよーならまたいつか! - Sayonara」 AURORA 「Cure For Me」
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あさやん
@e☆イヤホン 秋葉原店
Beat Audio
Arabica 8wire イヤホン用
2pin 4.4mm 5極 ストレート
¥14900 税込
Beat Audio、まずはここから。
Beat Audioから、ハイコストパフォーマンスの限定モデルが登場しました。 銀と銅の合金を組み合わせた本ケーブルは、煌びやかな外装に身を包んでおりますが、外見とは裏腹に案外軽量です。しっかりと耳にフィットしてくれて、とても柔らかく取り回しが良いと感じられました。個人的にケーブルの柔らかさ、重さの部分を大事にしているので、とても好印象です。私自身の経験として、重いケーブルや硬いケーブルを使った時は長時間のリスニングで耳が痛くなる事もありましたが、このケーブルではそういった心配は無用だと感じられました。 続いて音質の変化について記述します。定位がよりはっきりし、目の前のボーカルを中心にグッと広がっていくように音楽を楽しめました。リズム隊の迫力はそのままに、中~高域を軸に表現がより繊細になった印象です。音の繋がりはスムーズで、聴いていて自然に感じました。ボーカル表現が引き締まり、くっきりと目の前に再現されるのに対し、低域も高域もその本懐が損なわれていません。変化量としては高域により顕著な違いが表れているかと思います。 ハッキリと音の変化を味わえるため、初めてBeat Audioのサウンドを試すのにもおすすめの商品です。 【試聴環境】 See Audio Bravery 本製品 Xperia 1V 【試聴楽曲】 FACT「a fact of life」 SHADOWS「Chain Reaction」 Juice WRLD「Conversations」