スタッフレビュー詳細
B&W好きにはたまらないドライで明瞭なサウンド
Bowers & Wilkins 「Px8」は、老舗オーディオブランドがワイヤレスヘッドホンに求められる機能を搭載しつつ、音質にもこだわり倒した珠玉の逸品。
まず箱を開けてみると頑丈そうで高級感のあるファブリック調のケースが現れます。大事な本体を持ち運ぶ際にもしっかりと守ってくれそうです。
本体に触れてみると、見た目の印象よりも軽く感じました。スペック上は約320gとのことですが、本当にそんなに重いかな? と疑問に思ってしまうほど。
イヤーパッドやヘッドバンドの体に触れる部分には「ナッパ・レザー」といわれる柔らかめの革が使われています。これの肌触りがもう最高で、表面がすべすべとしていて、いつまでも撫でて痛くなりました。THE・高級感。
スマホと接続をしようとペアリングモードにしてみると、Android端末にポップアップが出て簡単に接続できるGoogle fast pairに対応していることが分かりました。いちいちBluetoothの設定画面に行かずに済むのでとても楽ちんです。
装着してみると、やはり重みを感じにくく、先述のレザーのおかげか装着していても蒸れや圧迫感を感じませんでした。
ヘッドバンドの調節も優秀です。ヘッドバンドを一番短い状態にしてから、頭の上にヘッドバンドを載せて、本体を引っ張るように耳の位置に合わせると、何の引っ掛かりも感じずスムーズで、ストレスフリーに調節が完了しました。
ノイズキャンセリングを試してみると、BOSEやAppleのようなガツンと遮断する感じではなく、やさしく自然に遮音してくれました。何も再生していない状態だと、話し声やモノがぶつかるような音は少しだけ音量が下がり、エアコンやPCのファンの音はほぼ消えました。
外音取り込みも自然で、こちらも大げさにザーッと再生する訳ではなく、あくまでも外の音を聞こえやすくする補助のような役割に感じました。
また、外音コントロール変更時のビープ音が、ノイズキャンセリングON時、外音取り込み時、オフ時で異なる音が鳴るので、今何のモードになっているか分かりやすいです。
ヘッドホンを頭に装着すると再生が開始され、外すと止まるよくある機能にうも対応しており、その感度を三段階で調節ができます。外したのに再生が止まらないことがある場合は感度を強めに、逆に外していないのに再生が止まってしまう場合は感度を弱めに、もしくは機能を無効にするなど好みに合わせて設定が可能です。
イコライザーにも対応しており、高音と低音をそれぞれプラスマイナス6段階調整可能。嫌味ないじられ方ではなく、初めからそのチューニングだったかのような自然な変化が楽しめます。
音については、同社のスピーカーシリーズのような明瞭でドライなサウンドに感じました。ジャズ系のブラスバンドなどの生音管楽器の楽曲と相性抜群です。
ワイヤレスヘッドホンの中でも随一の空間表現力の高さを感じます。メインメロディはドセンター耳元で、ハイハットは左頭上の遠め、のように、それぞれがキッチリと役割通りの方向、距離に定位してくれます。
「サカナクション」の楽曲のコーラスのような、左右のパン振りがある様な音は、音の移動が手に取るように分かります。
B&Wのスピーカーのようなサウンドを外でも楽しみたいという方や、ワイヤレスヘッドホンでも妥協せず楽しみたい方にオススメです。
試聴環境
スマホ:Galaxy Note20 Ultra
楽曲:角田健一ビッグバンド/イン・ザ・ムード
サカナクション/バッハの旋律を夜に聞いたせいです。
量感イメージ
この商品に対する
他のスタッフのレビュー
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マルフォイ
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
Bowers & Wilkins
Px8
ブラック
¥105930 税込
上品なデザインと高音質を。
音楽を試聴してみた感想は、特に低域の厚みが印象的で、迫力を感じました。高域はクッキリと金物系も綺麗に鳴らされており、よいバランスです。 専用アプリのイコライザーは、高音と低音の強さの調整がそれぞれ真ん中を基準に、プラスマイナス6段階(0.5ずつ調整できるため、実質12段階)の調整が可能です。 私の好みとしてはもう少し低音が弱めが好みだったので、少しずつ落として調整してみました。低音をアプリ内の数字で-3落としたあたりで、高音域の上品な感じが際立ち、私的に好みのサウンドになりました。 さらに、アプリにて装着センサーのON・OFFができます。いわゆる、ヘッドホンを外した際に、自動で再生が停止する機能のことです。好みはわかれますが、これが意外と便利です。センサーの感度も3段階で選べるのですごく好印象でした。 以上を踏まえて、ヘッドホンをご購入された際は、ぜひアプリのダウンロードをオススメしたいです。 試聴環境:Pixel 6Pro 試聴音源:Oasis/Libe Forever MUSE/Plug in beby BUMP OF CHIKEN/ロストマン
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おざき
@e☆イヤホン仙台駅前店
Bowers & Wilkins
Px8
ブラック
¥105930 税込
高級感がたまらない良い音ヘッドホン
まず見た目から、クールでスタイリッシュなデザインに惹かれました。 装着感は見た目の雰囲気より軽く感じる快適さがあります。 音の傾向としては低域どっしりと強め。ですが中高域も聴きやすく、ライブ音源などを聴くと臨場感がすごく気持ちよく聴けます。 ノイズキャンセリングはキツすぎず環境音が気にならなくなる程度なので、強めのノイキャンが苦手な方にはちょうどいいかもしれません。快適に音楽を楽しめます。 室内でも、外出先や乗り物の中でも良い音で快適に音楽を楽しめます! ぜひ店頭にてお試しください☆
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はるくん
@e☆イヤホン 秋葉原店
Bowers & Wilkins
Px8
ブラック
¥105930 税込
外でもいい音を!
まずデザインは、Px7 S2ではメッシュ生地だったヘッドバンドやハウジング部がレザーに変更、ハウジングの金属部はガンメタ調の光沢があるのもに変わり高級感溢れる外観になりました! 音質面ではPx7 S2と比べて低域が強く、突き上げるような鳴らし方に変わっているように感じました。少しクセがある印象ですが、スッキリだけでなくその中に力強さも感じられる臨場感溢れるサウンドです! アプリでのイコライザーは高音と低音のバーのみでの操作となっており、かなり簡略化されていて直感的に操作できる印象でした。変に強調したような変化のしかたは無く自然な変化をしてくれるので、苦手意識がある方にもオススメです! ノイズキャンセリングはアナウンスの音や人の声に対してはあまり効果を実感できなかったですが、環境音に対してはすごく自然な感じで消してくれており、効果を実感出来ました! めちゃくちゃ強い訳では無いですが普段使いでは申し分ないレベルだと思います! 家ではもちろん外でも気軽にいい音を楽しみたい!そんな場面にピッタリなヘッドホンです。ぜひ、お立ち寄りの際はお試しください! 試聴環境 プレイヤー:iPhone 13Pro 楽曲:祝福/YOASOBI 火焔/DUSTCELL
このスタッフの他のレビュー
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ケイティ
@e☆イヤホン
iFi-Audio
Uno
¥14300 税込
ヘッドホンアンプとは何かを教えてくれる1機種
iFi-Audio「Uno」は手のひらサイズの据え置きヘッドホンアンプです。机の上のスペースを確保しつつ、スマホやPC、ゲーム機に直で聴くのとは格別のサウンドを提供します。 まずe☆イヤホン秋葉原店の店頭で本体と対面する際、あまりの小ささに発見できませんでした。店頭スタッフに場所を教えてもらうと目の前にあり、そして思わず「ちっさ!」と声に出してしまいました。同社のヘッドホンアンプ「ZENシリーズ」をそのままミニチュアにしたような外観、サイズ感でなんだかかわいくすら思えます。 持ってみるとこれまた軽すぎて驚きました。メーカー公称値92gと、みかん1つくらいの重さしかありません。据え置きヘッドホンアンプとは書きましたが、まさに手のひらサイズで超軽量なのでもちろん持ち歩いて使うこともできます。 音質はiFi-Audioらしい元気でハツラツとしたキャラクターで、音ひとつひとつが活き活きとしているように感じます。明瞭で音の輪郭をとらえやすく、スマホやPCに直でイヤホン・ヘッドホンを繋げている場合と比べて「音が変わった!」と分かりやすいと思います。 デフォルト状態を含めて4つのサウンドモードがあり、気分や用途に合わせてサウンドを変更できるのもUnoの魅力です。 【ゲームモード】 名前の通り、ゲーム時、特にFPS等の競技タイトルに向いているモードです。全体的に音がパキッとして、音の発生したタイミングや方向を掴みやすくなり、グレネードの着地音や銃声、足音といった競技タイトルに必要な音が聴き取りやすくなります。 【映画モード】 音の大小の表現力が向上し、静かなシーンと大きな音のシーンの差が大きくなることで臨場感が増し、映画への没入感を高めてくれます。 【音楽モード】 全体的に音に厚みがでて、デフォルトモードと比べてより「楽しく」音楽を聴かせてくれるイメージです。EDMやロックなど、ノリノリで聴きたい楽曲におすすめです。 Unoは、ヘッドホンアンプとはなんぞや? 何が変わるんだ? と気になっている方や、ワンランク上の音を気軽に体験してみたい方におすすめです。
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ケイティ
@e☆イヤホン
SHANLING
H7
チタニウム
¥108900 税込
超多機能で、イヤホンから据え置き環境まで汎用性の高いポタアン
Shanling H7は古き良き純粋なポタアンのような外観に、超多機能を詰め込んだ製品です。 まず、ポタアンとして見ても入出力の豊富さに驚かされます。出力はポータブル環境で標準的な3.5mmシングルに加え、据え置きヘッドホンでも使えるよう6.3mmシングル、さらには4.4mmバランス接続。また、H7から他のアナログアンプに接続するRCA LINE OUT、まで搭載しています。これ以上何を求めますか。 また、入力は主要なデジタル入力である、同軸、光、USBに対応。また、給電用とデータ転送用のUSB端子が別で1つずつ搭載されているため、給電しながらでもUSB入力を使うことが出来ます。 さらにはBluetoothレシーバー機能にも対応していて、スマホや他の端末からワイヤレスでデータ転送が可能な上、LDACコーデックに対応しているので、対応端末であればハイレゾワイヤレスで聴くこともできます。 そして極め付きはプレイヤー機能です。H7本体にMicro SDを挿入することで、スタンドアロンで音楽再生ができるようになります。また、スタンドアロンでは操作性が不安という方のために専用の操作アプリも用意されており、スマートフォンから遠隔で操作することが出来ます。 まさに至れり尽くせり、「超」多機能と称した意味を感じ取っていただけると思います。 また、操作性に関してもよく考えられていると感じました。本体の基本操作は、2つのダイヤル兼ボタンで行います。片側のダイヤルはボリューム関連、もう片方にそれ以外の細かな操作が割り振られていることで、何か他の操作をしようとして誤ってボリュームを操作してしまうことを防止しています。 さて、本題の音質について。全体的に少し固めでハリのあるサウンドだと感じました。音一つひとつの輪郭がしっかりと表現されていて、整然としたサウンドに包まれます。 また、今回イヤホンでハイゲインで再生したにも関わらず、ノイズをほとんど感じないほどで、スペックのS/N比の高さは伊達では無いなと感じました。逆に、HD 820のような高抵抗のヘッドホンでも悠々と鳴らしてくれるので、様々な利用シーンで使える汎用性の高いアンプだと思います。 家でも、外でも、イヤホンもヘッドホンも全部一つで済ませつつ、ハリのある聴きごたえたっぷりなサウンドを楽しみたい方におすすめの超多機能ポタアンです。
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ケイティ
@e☆イヤホン
SENNHEISER
MOMENTUM True Wireless 3
ブラック
¥35937 税込
IE 600の音が好きなら完全ワイヤレスイヤホンはこれ!
・クールで粒立ちのいい音 ・高いカスタマイズ性 ・きっちりハマるフィット感 大人気のSENNHEISER 「MOMENTUM True Wireless」シリーズも遂に第3弾となりました。 ケースは今までのモデルと同じようなファブリックの質感で、しっかりとした高級感があります。 ケースのフタを開け閉めした際も、ヒンジがしっかりとしていて安心感があり、マグネットでしっかりと閉まってくれるので勝手に開いてしまう心配もなさそうです。 本体のデザインが今までの2モデルと違います。今までのモデルはタッチパッドのある表面部分のみがメタリック系のシルバーでしたが、「MOMENTUM True Wireless 3」はより広い範囲がメタリック調になっていて、タッチパッド部分から本体までの流れがシームレスなデザインに感じます。 また、耳の中でイヤホンを保持してくれるイヤーフィンが追加されたことによって、今まで以上に装着した際のフィット感が高くなっているように感じます。 ノイズキャンセリングは必要十分で、しっかりと空調などの音をかき消してくれます。音楽再生時は同僚のタイピング音もほとんど聞こえません。 外音取り込みも自然で、最大音量こそそこまで大きくないですが、会計時などの普段使いには十分使いやすいレベルだと思います。 試聴してまず驚いたのが、そのサウンドクオリティの高さです。音ひとつひとつの粒立ちがよく、まとまりがありつつも細かい音まで届けてくれます。同ブランドの「IE 600」と似た傾向でややクールめなキャラクターで、残響感もしっかりと表現してくれています。帯域バランスは概ねフラットに聴こえますが、低音がしっかりと深くまで出ているので全体的に厚みがあります。 また、アプリによりサウンドの変更や、タッチパッド操作時の動作の変更、自分がいる場所によってサウンド設定を呼び出せる「Sound Zone」など高いカスタマイズ性もあります。 ガジェット的な楽しみもありつつ、SENNHEISERのサウンドも楽しめる本機は全てのオーディオファンに一度お試しいただきたいです。 試聴プレイヤー:Galaxy Note20 Ultra 試聴楽曲:billie eilish / bad guy :Maroon5 /Sugar
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ケイティ
@e☆イヤホン
SONY
Float Run 【WI-OE610】
¥19800 税込
耳から浮いててちゃんと聴こえるの? って思うじゃないですか、聴こえるんですよこれが
Float Runは運動時や家事、仕事をしながら聴くのにおすすめな「ながら聴き」イヤホンです。 耳をふさがない形状であるため、外の音の聞こえ方がイヤホンをしていない状態と変わらず聞き取りやすいことや、耳に何も入れないことで耳が疲れにくく、ムレにくいことが特徴です。 装着してみると、メガネをしていてもあまり干渉せず、その状態で頭をブンブン振っても飛んでいく気配はありません。 また、本体が軽量なためか掛けていて負担を感じることもなく、長時間のワークアウトやデスクワークのお供にも快適そうです。 音質は低音控えめで聴き疲れにくく、ながら聴きで長時間聴くのにぴったりな傾向です。 また人の声などの中音域がとても綺麗で聴き取りやすく、音楽はもちろんのこと映画やドラマ、ラジオやポッドキャストなどにもおすすめです。 音量抑え目ならまわりの声は聞こえつつ、音楽も楽しめます。音量をぐっと上げると、周りの声が何を言ってるかは分からないけれど、何か言ってるのはわかるレベルです。音量を変えることでシーンに合わせた使い方ができます。 また、音漏れが少ないことも特徴の一つです。隣に人がいても、音楽を楽しめる音量でほとんど音漏れを感じさせません。よっぽど静かな環境で、よっぽど近距離に居なければまず気にならないでしょう。 家事や仕事、運動をしながらのながら聴きイヤホンに興味はあるけれど、耳から落ちたりしないか心配。音質も妥協したくない。そんな方におすすめの製品です。