スタッフレビュー詳細
新たなX登場
あのLCD-Xが新たに改良されバージョンアップして帰ってきました!
以前と比べてイヤーパッドが進化し、遮音性が向上しただけでなく装着感や緩めで甘かった音の描写がしっかりと表現されるようになりました!
音質ですが、若干ウォームな色合いでフラットな曲調で近くで満遍なく鳴らしてくれております!
以前は縦の広がりが目立っておりましたが、横の広がりもカバー出来るようになっており肉厚な音の線ながらスッと聴き取れるサウンドとなっております。同メーカーの「LCD-XC」と比べると、XCの方がややドライな色合いで高域〜中域にかけての表現が僅かですが前に来て粒立つコシのある表現で、Xの方は全体的に空いて繋がりの良くしっとりと癖の少ないマイルドな表現といったところでしょうか。
試聴環境:TEAC UD-505
量感イメージ
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タナトス
@e☆イヤホン 秋葉原店
THIEAUDIO
Elixir
¥27170 税込
滑らかで響くナチュラルサウンド
THIEAUDIOより、DD1基のシンプル構成のイヤホンが登場です。 まず手にとって思ったのは、軽量な本体と大人なデザインです。見た目から想像して上品なサウンドを奏でてくれるタイプだと伺えましたが、実際に聴くとElixirは上品過ぎないナチュラルな質感と、描き分けが上手い表現をしてくれます。また程よい残響感も感じつつ、ダイナミックらしい厚みのある音を奏でてくれます。 Legacy4と比べると線がやや太めで厚みがあり、すっきり感よりも濃密な音を味わいたい方に勧めたいです。 弦楽器や金管楽器の高めのキーの細かさや響きはLegacy4が光るところがあり、距離感がより近く艶のある描写をしてくれる点ではElixirの良さが目立ちます。ボーカルラインに関しても、生っぽい描写で距離を前に持ってきてくれるのがElixir。解像度が高くリバーブや楽器と共にフラットな距離感で鳴らしてくれるのが、Legacy4といった形です。 BA搭載のLegacyシリーズとは、また異なったタイプなので既にお持ちの方でも、楽しめるサウンドとなっています。 耳への収まりは非常によく、本体も軽量の為重さでズレるということもないです。ケーブルはしなやかで取り回しは良好でタッチノイズも、全くないわけはありませんが気にならない程度です。 試聴環境:FiiO M11 PLUS LTD
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タナトス
@e☆イヤホン 秋葉原店
Westone Audio
MACH 70 【WA-M70】
¥200200 税込
ナチュラルに広がるベースサウンド
MACH 70はシリーズの中では、特徴的なサウンドで腰が低めの重心を持ちながら、安定感のしっかりした表現をしてくれます。 シリーズの中では高域にややエッジがあり、比較的元気めなサウンドです。そのため迫力もカバーしてくれる懐の良さがあり、今までのWやProXといったシリーズにはなかった艶とクール感を持ち合わせつつリファレンス兼リスニングもできるモデルです。 個人的な比較となりますが、解像度の高さや帯域バランスの良さ臨場感はMACH 80。自然な迫力や立ち位置の近さはMACH70となり、キャラクターは近いですが、しっかりした描写のハリのある迫力はMACH 50となります。 MACHシリーズ通してですが、ProXシリーズと比べてギチッとはまるような装着感があり、MACHシリーズの”音導管を通るサウンドを逃がさない”ような着け心地は今までのWestone Audioとの違いを感じます。 試聴環境:Galaxy S21
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タナトス
@e☆イヤホン 秋葉原店
Westone Audio
MACH 80 【WA-M80】
¥228800 税込
最上のリファレンスサウンド
MACHシリーズの最上位機種となるMACH 80は、艶とクールさのある臨場感とダイナミックな迫力ながら嫌味にならない透明度があります。満遍なくフラットな描写が得意ではありますが、個人的に着目したのは中~高域にかけてのナチュラルで癖のない伸びで、自分のスマホで聴いたときに刺さりなく表現してくれていたのは驚きでした。 人気の高いモデルであった同社のW80と比較しますと、MACH 80は厚みがしっかりとあり、その分音像が整えられています。対してW80は音の線がやや細く透き通った解像度があり、どちらも甲乙つけがたいものがあります。 同時発売されたMACH 70との比較では、音色の傾向は一緒ではありますが重心が低音に寄っていて、ベースやドラムといった楽曲メインで聴く方に勧めたいバランスとなっています。こちらに関してはグレードアップというよりは、得意分野が違うリファレンスイヤホンといったところです。 MACHシリーズ通してですが、ProXシリーズと比べてギチッとはまるような装着感があり、MACHシリーズの”音導管を通るサウンドを逃がさない”ような着け心地は今までのWestone Audioとの違いを感じます。 試聴環境:Galaxy S21
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タナトス
@e☆イヤホン 秋葉原店
Cayin
MT-35MK2 PLUS Bluetoothエディション
ブラック
¥189750 税込
真空管アンプの新たな可能性
数々の真空管アンプを生み出してきたCayinより、Bluetooth接続対応型の真空管プリメインアンプ、「 MT-35MK2 PLUS Bluetoothエディション」が登場しました。据置のプリメインアンプにワイヤレス接続をして聴ける、他にあまりない魅力がありますね。 今回はBluetoothでのデジタル接続時(内部DAC使用時)と 外部DACを使用したLINE入力のアナログ接続時での組み合わせで評価します。 まずBluetooth接続時、低域は輪郭の丸みと膨らみのあるサウンドで、真空管らしい艶のある空気感を演出してくれます。高域は繊細さと凛とした余韻を楽しめます。ボーカルの帯域は三極管モードにすることで距離感がより近く艶やかになり、ウルトラリニアモードにすると全体的に透明感が増し臨場感が味わえます。 遅延は、全くないという訳ではないですが、そこまで気にならないレベルでした。 LINE入力での接続時は、DACにEARMEN 「Tradutto」を使用しました。低域の質感がやや硬めになり膨らみが控えめで解像度が上がるようになりました。高域が澄んだ事により、横にかけての広がりが上手くなったように思えます。ボーカルは三極管モードでも透明度が高く、ウルトラリニアモードではより広々とした描写にしてくれます。 ワイヤレス接続でも使える面白さをもつ真空管プリメインアンプなので、お持ちのスマホで気軽に試してみてはいかがでしょうか。 試聴環境:DAP:Galaxy S21 DAC:EARMEN Tradutto ヘッドホン:ULTRASONE Signature MASTER