スタッフレビュー詳細
DAC・アンプは不要!? スマートフォンに直接繋いでも高音質で聴けるんです。
スマートフォンに直接刺しても十分に高音質な音を楽しめる。そんな夢のような有線イヤホン「XM-1」をご紹介します! USB-Cで接続できて、かつDAC・アンプが内蔵されているイヤホンです。
黒と灰色で構成されたマーブル模様のフェイスプレートに、控えめな光沢感のある黒色のシェルなど、全体的にシックで高級感のある外観をしています。個人的には、ケーブルが複数の銀色の線に1つだけ青い線が混じっている所が、非常にクールでいかしたデザインだと感じました。
筐体の大きさは、複数のドライバーが入った一般的なイヤホンの大きさと同じくらいです。重さは多少あるものの、シェルの形が耳に沿うような形状をしていてフィット感が高いおかげか、装着した際は重さをあまり感じなかったです。
プラグはUSB-Cを採用しており、スマートフォンに直接刺しやすい端子を採用しています。また、プラグ内にDAC・アンプが内蔵されており、これによりDAC・アンプを中継しなくても高音質で聴けるという優れものです。DAC・アンプを内蔵しているとなると端子の持ち手部分が太くなるかと思いましたが、実際には一般的なプラグとほぼ同じ大きさでした。
音質に関しては、キックやベースなどの低域と、ハイハットやパーカッションなどの高域に少し焦点を当てた、ノリの良いサウンドという印象です。特にキックの圧が高く、EDMやロックなどの激しめなサウンドが相性抜群です!
スマートフォンに直接繋いで、手っ取り早く高音質で楽しみたいという方におすすめの有線イヤホンです。これで、DAC・アンプを中継させる手間からおさらばだ!
量感イメージ
このスタッフの他のレビュー
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なおティー
@e☆イヤホン
iFi-Audio
GO bar 剣聖
¥85800 税込
実体感のある立体的な音を奏でる超音質ポータブルDAC
「GO bar 剣聖」は、解像度の高さや音のバランスの良さも勿論ですが、何といっても音の質感の良さが際立っています。物凄く上品な質感を持つ音で、オーディオを極めた人のために開発されたようなポータブルDACという印象です。 外観は、ヘアライン加工が施された眩い光沢を持つステンレス筐体です。正面の中央にはiFi Audioのアイコンと達筆に書かれた「剣聖」の文字があり、非常にたくましい見た目をしています。 正面から見て左の面には、各種操作ボタンが配置されています。これには、iEMatchの設定を切り替えるスライド式のスイッチ、音量の上げ下げのボタン、XBass+とXSpaceのON/OFF切り替えのボタンが含まれます。 XBass+とXSpaceの操作については、ボタンを押すごとにXBass+のON、XSpaceのON、両方ともON、といった形で切り替わる仕様です。 裏面には音源のフォーマットやXBass+・XSpaceなどの表記が並んでおり、再生している音源や状況に応じてランプが点灯します。全体的に簡素なUIではありますが、丁寧な表記で、かつ分かりやすい操作感があります。 音質については、濁りやボヤけがほとんどなく、見通しの良い音場と、奥行きが広い立体的な音色が特徴です。デジタルのような平たくギザギザした音から、滑らかで上下左右に厚みを感じる実体感のある音へと変化しており、まるで楽器がそこにいるかのような感覚になります。 XBass+ をONにすると、中域〜高域の音の質感や量感をそのままにしつつ、低域の広がりが増します。余韻が広がるというよりは、ベース音が音場全体を均等に塗りつぶしているような感覚があり、クッキリとした質感で減衰することなくどこまでも伸びていく重低音が心地よいです。 XSpaceをONにした場合は、高域の鋭さが増し、音場全体の明瞭度が上がります。 XBass+とXSpaceどちらもONにすると、各々の特徴がそのまま合わさり、低域と高域を焦点に当てたメリハリのあるサウンドに変化します。 このようにサウンドのモードを切り替えることで、ナチュラルなサウンドからウォーム寄りのサウンドやメリハリのあるサウンドなど、様々な音質に変化するため、全ての音楽ジャンルに合うポテンシャルを持っています。 携帯性を保ちながらも音質に極力こだわりたい方や、デジタル感のない滑らかで立体的な音を求めている方におすすめです! 試聴環境: スマートフォン → 'GO bar 剣聖' → SUPERIOR (4.4mm)
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なおティー
@e☆イヤホン
intime
轟 MarkⅡ
MMCX
¥25517 税込
重低音を愛している皆さん、お待たせしました。
intime「轟 MarkⅡ」は、極厚の重低音に包まれたいという願望を抱いている方におすすめする有線イヤホンです。三度の飯より重低音! 着け心地については、負担を感じる重さはなく、不快感もありませんでした。着け方については、本体とケーブルの接続部分が真っ直ぐ伸びる形であるため、耳掛けでも耳にかけなくても問題なく装着できると思います。 音質はまさに「轟」という名に相応しい、凄まじい音圧の重低音が特徴です。音楽を流した瞬間「低音つよっ!」と感じるほど分かりやすい音圧です。 中高音もしっかり鳴っています。音圧は低音には劣りますが、極太の重低音の隙間を突き破って耳元にしっかり届くキレのある音で、全体の音のバランスを整えています。 力強い重低音とキレのある高音の特徴から、リズム隊が活躍できるサウンドであるため、アップテンポなバンドサウンドやEDMなどにおすすめです。 また、同社から同時発売された、高音重視の「煌 MarkⅡ」、フラット志向の「雅 MarkⅡ」も当製品と同様、音のバランスの方向性が分かりやすい印象でした。「低音重視」「フラット」「高音重視」どのサウンドバランスが好みなのか分からないとお悩みの方は、上記の2モデルと「轟 MarkⅡ」の3つを聴き比べると分かりやすいのでおすすめです!
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なおティー
@e☆イヤホン
beyerdynamic
DT 770 PRO X Limited Edition
¥34980 税込
空間を広く使うダイナミックなサウンド!
「DT 770 PRO X LIMITED EDITION」は、左右や奥行きなどの位置がわかりやすいという特徴のあるヘッドホン。左右の振りや余韻・残響など、音の位置や音色が聴き取りやすく、こういった音の変化を注意深く聴き込むことの多い作曲時に向いている印象です。 黒い金属のハウジングや黒のレザー質のヘッドパッド、灰色のスウェード生地のイヤーパッドと、どこを切り取っても高級感あって所有欲が凄く満たされる見た目をしています。 重さについては、凄く軽いとは言えないものの、重厚感のある見た目にしては軽めという印象。実際に装着した際も、ヘッドパッドのおかげもあって重力を受ける感覚はあまりありませんでした。側圧についても、首を振ってもズレない安定感と、締め付け感の少ない程よい塩梅です。 ヘッドパッドはスナップボタンで装着されており、簡単に付けはずし可能。汗や汚れを拭き取りやすい親切設計で良き! 遮音性については、密閉型にしては周りの環境音が入ってくる印象。そのおかげか、耳元を塞がれるような閉塞感があまりないので、長時間装着しても不快感なく過ごせました。 音質の第一印象は、「空間表現がすこぶる良い!」。左右や奥行きの位置感覚がわかりやすい特徴があり、リバーブやパンニングなど、音の変化が如実にサウンドに現れるので作曲初心者には嬉しい特徴だと思いました。 音のバランスに関しては、各帯域均等に主張してくる印象。低域は、深く沈み込む音で広く分厚い音。中域〜高域は少ししっとりした音ながらも芯がはっきりしていて、定位が分かりやすいです。全体的に尖った音はあまりなく、耳に優しいサウンドなので、長時間の視聴でも耳は痛くなりにくいと思います。 まとめると、空間を広く使うダイナミックなサウンドを持つヘッドホンです。ステレオ感や奥行きが分かりやすく、DTMに最適だと思います。また、その空間表現の良さは、映画やアクションゲームをする際にも没入感が出て相性抜群かと!
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なおティー
@e☆イヤホン
Maestraudio
MAPro1000
Shower Blue
¥12870 税込
モニターとリスニング両方使えるコスパ最強格イヤホン
モニターライクな解像度高いカチッとした音と、リスニングライクな余韻とふくらみを感じる柔らかい音が綺麗に混ざり合った良いとこどりイヤホン「MAPro1000」をご紹介します。 Boost Red、Shower Blue、Garal Blueと配色されたスケルトン筐体。試聴時はShower Blueを使用しましたが、彩度が高く遠目から見ても目立つ綺麗さがあります。また、中身のドライバーなどが透けて見えるオシャレさもあり、街中で装着すれば人目を奪うこと間違いなし! 筐体のサイズはとても小さくて、かつ非常に平たいです。装着した際は耳からはみ出ることがなく、多少体を動かしてもズレない安定感があります。重量もほぼ感じない軽さで、ノズルが浅めな点も相まって、長時間着けても痛くならない快適な着け心地でした。 試聴して思ったことは、左右を広く使っていて、バランス良く整ったサウンドという印象です。ステレオ感が強い上に音の芯がハッキリとしているので、同時に鳴っている楽器一つひとつの音を分けて認識しやすい感覚でした。 音の質感としては、低域から中域にかけてはふくよかで余韻を感じる音、中高域から超広域にかけては、解像度高く歯切れのいい音という印象です。特定の帯域が過度に強調することなくバランス良く鳴っており、どの音楽ジャンルでも綺麗に鳴らしてくれます。 まとめると全体的に解像度が高く、音場を広く使ったイヤホンです。楽器や歌などの収録時のモニターとしてピッタリだと思います。また、装着感も非常に良いため、長時間装着する傾向があるゲームプレイ時や、映画を見る際にもおすすめです!