スタッフレビュー詳細
ドデカイ重低音と煌びやかな中・高音が共存した見事なバランス
重低音を軸に非常にバランスの良いサウンドを奏でるイヤホン「Hype2」のご紹介です。ナチュラルすぎず、味付けしすぎずのちょうどいい音色のため、どのジャンルの音楽でもカッコよく聴かせてくれるでしょう。
油絵の抽象画のような模様をしたフェイスプレート。いかにも「只者のイヤホンじゃないぞ」と言わんばかりのオーラを放っていて、所有欲を掻き立てます。そんな派手めな模様ですが、配色の彩度が低めであることから、装着時の見た目の主張が意外と控えめ。様々なファッションに馴染みやすそうです。
装着感は耳の形に沿ってピッタリ密着するような形状をしており、安定感と遮音性が高いです。筐体の奥行き(フェイスプレート〜ノズル間)が太めで、装着した際に耳からはみ出やすいですが、重量が軽いので着け心地に影響はあまりなかったです。
音質は重低音を軸にしたまとまりの良いサウンドです。低域は分厚くて迫力があり、中域〜高域は程よい粒感のある煌びやかな音で綺麗に鳴っています。各帯域の主張がバランス良く、一つひとつの音を丁寧に鳴らしています。
また、音場も広さと質感、共にちょうどいい空間。ステレオ感や奥行きなどが過度に味付けされていることがなく、程よい余韻と左右の振れを感じます。
「重低音を重視したド迫力のサウンド」と「バランスの良い綺麗なサウンド」という、一見正反対に見える要望を同時に叶えさせてくれるイヤホンです。重低音を軸に据えるEDMはもちろんのこと、様々な音楽ジャンルに相性ピッタリです。
量感イメージ
この商品に対する
他のスタッフのレビュー
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shazy
@e☆イヤホン 秋葉原店
THIEAUDIO
Hype 2
Indigo (Blue)
¥51300 税込
丁寧なサウンド、正確な表現
まずは見た目について。手に取ったのは「インディゴ」のカラーで、深さと奥行きを感じるデザインです。かなりシブめな配色なので、「落ち着いた色がいいけどソリッドなのはなんか寂しいなぁ」という人にはドンピシャかもしれません。 装着感については、試聴している際にフィット感で難儀する事はなく、装着におけるストレスは全く感じませんでした。遮音性が高い印象で、店内BGMなど気にする事なく集中して聴いていられました。 肝心の音については、ダイナミックドライバーを2基搭載していることから、傾向として低音の強調が強い事が多いものの、「Hype 2」はバランスが絶妙! 高域の繊細な部分を潰す事なく、まさにいい塩梅。欲しい分だけ来る加減が非常に上手いなと感じます。中音域は程よくまとまり、クセはなく全域でかなりの仕上がりを魅せるなぁという印象です。 リスニングで楽しむのはもちろん、「モニターイヤホンが欲しいけど、業務感が強いのはなぁ......」という方は一聴あれ! 試聴環境 iPhone13mini iOS16.6.1 楽曲 THE LAST ROCKSTARS/THE LAST ROCKSTARS(Paris Mix) L'Arc~en~Ciel/Driver's High X JAPN/紅 結束バンド/星座になれたら
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ワット
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
THIEAUDIO
Hype 2
Indigo (Blue)
¥51300 税込
あまりにも新機能が実用性に富んでいる……そんなイヤホン。
THIEAUDIOから実用性に富んだ技術を搭載したイヤホンが登場。 今回のイヤホンはフェイスプレートがかなり特徴的な模様で、トロピカルな雰囲気があって格好良いと思います! 個人的には特に青色(Indigo)の色味がかなり好き。細長い葉が重なり合っているような見た目がとても好みで、一直線にぶっ刺さりました。 付属品にはバランスケーブルなどは付属していないので、バランス接続希望の方はリケーブルの必要があるので要注意です! さて、肝心な音質のご紹介……の前に。一風変わったこのイヤホンの技術面についてご紹介させていただきたい。 このイヤホン、なんと最新のBAドライバー(スピーカーの部分のこと)を採用しているとのことで、かなりこの時点でe☆イヤホンスタッフとしては心躍るポイントです。一体どんな音がするのか……。音質のご紹介の部分でお伝えしますね。 また、「IMPACT²(インパクト・スクエアード)」という10mm振動板を2つ使って低音の質感を向上させる技術も搭載……新しく耳にする技術が多すぎて、ついていくのが大変。 では、音質の面をご紹介します! まず、低音域は先述の「IMPACT²」の恩恵もあり、重低音域から中低音域まで幅広く、そして量感を持ちつつも決して他の音域の音をかき消してしまうような支配的な音質ではなく、質の良いものが耳に飛び込んできます。低音域のスピード感はそこまでないものの、標準的な余韻や残響感があり、楽曲をモニターとリスニングの両者の目線で見られると感じました。 次に中音域。このあたりの音域から新型BAドライバーの音質が影響を及ぼしてくるところですね。正直、聴いているとかなりあっさりしている中音域と感じました。ボーカルの部分がもちろん若干前に出てくるような印象ですが、1番手前まで出てくるかというとそういった訳でもなく、バックグラウンドの楽器たちと程よく混ざって、一体感を持って音楽を楽しむことができると感じました。 最後は高音域。低音域も良かったのですが、高音域もまた良かった……「ちゃんとキラキラしてるけど刺さらない」こんな言い方で伝わるでしょうか。かなり粒の細かい繊細な高音域を楽しめるにも関わらず音のエッジが立ちすぎていない上に、滑らかな音なので耳に刺さらず、心地よく感じました。 全体的な音の印象は、「低音域・高音域は程よく、しつこくなく味付けし、中音域はさっぱりとさせたリスニング(でも、モニターもできる)イヤホン」という感じです。 「IMPACT²」という文言とダイナミックドライバー2基搭載という時点で、低音域の主張がもっと激しいのかと思いきや、いい意味で裏切られたような印象です。 高価格帯のイヤホンは厳しいけど、ミドル帯の価格でどんな楽曲でもどんな状況でも使える万能選手が欲しい‼ という方におすすめです!
このスタッフの他のレビュー
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なおティー
@e☆イヤホン
iBasso Audio
D16 TAIPAN
¥247500 税込
最高クラスの音質を外出時にも体験したいという方へ
地響きのような深い超低域から、針のように細い超高域まで、すべて滑らかにクリーンな音に変化させてくれます。最高クラスの音質と持ち運びできるサイズ感を両立したポータブルDACアンプ「D16 TAIPAN」のご紹介です。重量はあるものの、この音質なら納得の一品です! 一般的なスマートフォンより一回り大きいサイズで、ディスプレイ以外ほぼ全て黒色の金属で構成された重厚感のある外観です。持つとかなりの重みを感じるので、電車や徒歩などの移動時に持ち歩いて使うというよりは、室内で机などに置いて聴く用途が合いそうです。 正面から見ると、上下側面に入出力端子やスイッチが揃っていて、端子の上部に「COAX」や「OUT」などの表記が書かれている親切な設計です。また、USB-C端子が充電用とDAC用で2つ用意されており、充電中もDACとして使用できるのが地味にうれしい仕様ですね。 操作は電源ON/OFFのトグルスイッチと大小2つの音量調節ツマミのみというシンプルな構成です。ツマミは押し込むことも可能で、ディスプレイの表示/非表示や出力の設定切り替えなどができます。 音質は、ノイズがすこぶる少ないクリーンなサウンドという印象です。イヤホン本来の個性は残しつつ、すべての音が滑らかでかつ明瞭に聴こえてきます。全ての帯域の音がまんべんなく精密に聴こえてくるため、普段聴いている曲でも新しい音を発見することがあり、驚きの連続でした。 特に重低音は顕著にクッキリとした音に変化しており、音程や定位が聴き取りやすいです。凄く深い音をここまで綺麗にまっすぐ鳴らしてくれるDACは、ここ2023〜2024年のポータブルDACの中では初めて聴いたかもしれません! 音場も広めの印象で、すべての音から半歩下がって俯瞰して聴くような感覚です。楽器の数が多い曲でも、一つひとつの音の位置感覚が分かりやすいです。 外出時に持ち込めるDACの中ではトップクラスに音質が良いと感じたポータブルDACでした。カフェやホテルなど、家にいる時以外の時間でも音質にこだわりたい方にぜひおすすめです。また、省スペースな据え置きDACアンプとして使用するのもおすすめできる性能です!
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なおティー
@e☆イヤホン
水月雨 (MOONDROP)
Joker
¥15300 税込
きらめくブライトなサウンドに浸ろう
「Joker」は、長時間ゆったりと音楽に浸りたい方や、ボーカルの息遣いやニュアンスなど細部の音を聴きとれるサウンドを求めている方におすすめな有線ヘッドホンです。ボーカルの主な帯域である中域〜高域の解像度が高い点と、圧を感じない快適な装着感が特徴です。 ヘッドホンからケーブルまで、全体的に黒で統一されたプレーンなデザインで、性別やファッションを問わず馴染む見た目に。 ハウジングは縦に長い楕円形で耳がイヤーパッドに挟まれることなくすっぽりハマりやすい形状だと思います。側圧もほとんど感じない力で、長時間着けていても耳が痛くなりにくい快適な装着感です。 音漏れを確認したところ、大音量で流すと至近距離でシャカシャカ音が出る程度。一般的な適正音量であれば外出時でも音漏れを気にせずに使用できそうです。 音質に関しては、高域に寄ったバランスをしたきらびやかなサウンドが特徴的です。中域〜高域には程よい粒立ちがあり、ドラムの金物音やパーカッションなどが心地よい刺激を与えてくれます。 また、解像度が高く、ボーカルの細部のニュアンスをしっかりと感じ取れます。特に女性ボーカルだと、前述している中域〜高域の粒立ちと相まって表現力が高く相性抜群です。 低域は奥でうっすらと鳴っている印象です。マイルドな音でほんのり温かみを感じます。 快適な装着感と高音寄りの煌びやかなサウンドが特徴のヘッドホン「Joker」。普段から長時間ゆったりと音楽に浸る方や、女性ボーカルの曲を聴く方におすすめです。
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なおティー
@e☆イヤホン
FIIO
JT1 Black
¥13200 税込
家でゆったりと聴いていたくなるヘッドホン
着け心地が良く、癖の少ない優しいサウンドが特徴的で、初心者の方にも安心してご案内できるヘッドホンが登場しました! FIIOから発売されたエントリーモデル「JT1」をご紹介します。 花の模様のように配置されたパンチングが施された正円のハウジングが特徴的で、一見開放型にも見えますが、密閉型のヘッドホンなので音漏れの心配はほとんどありません。 重さは一般的なヘッドホンと同じくらいで、特別軽いというわけではありませんが、側圧は強すぎず優しい着け心地でした。側圧が弱いとズレ落ちる不安がよぎりますが、大きめのハウジングが耳周りや頭を広い範囲で覆うようにホールドすることで、多少の首の振りでズレることはありませんでした。 音質は低域と中高域に少し焦点を当てた、程よくメリハリのあるサウンドという印象です。迫力ある太い低域と、まっすぐ綺麗に伸びてくる中高域が音楽の美味しい部分を強調しつつ、全体的にまろやかでサラッとした感覚で聴くことができます。音場は奥行きが広く、各音の前後の配置がわかりやすい印象でした。 まとめると、強く締め付けることなく、そっと包み込むような優しい着け心地。サウンドはまろやかで聴き疲れしにくいので、総合的に長時間の視聴でも快適に使用できるヘッドホンだと感じました。家でまったりくつろぎながら、じっくりと音楽や動画などのコンテンツを楽しむ方には特におすすめです!
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なおティー
@e☆イヤホン
ONIX
Overture XM5
¥130680 税込
外観、音質ともに気品あふれるDAP。これ使ってる人見たら惚れてまうやろ
一番気に入っているのはクラシックな高級感ある外観です。マットな質感をした黒色の筐体の落ち着いた雰囲気と、金色に輝くボリュームノブ・端子のゴージャスさとのコントラストが実にエレガント! これだけでもただ者ならぬ風格がある上、音質も非常にブリリアント! 一聴してみると、滑らかで透き通った余韻と角の取れた繊細な音色が特徴的で、空間に余裕を感じられる大人のサウンド。全体的に気品あるDAPで、所有欲があふれ出る一品です! ここからは気に入った細かい点を2つご紹介します。 まず、物理ボタンがある点。2024年現在の大半のDAPはタッチスクリーンで操作が完結されているのが主流である中、あえて物理ボタンで前の曲・再生/停止・次の曲・ファンクションキーが配置されています。タップ操作をしているのに機器が反応してくれないことが私は多く、主要の操作を物理ボタンとして配置してくれるのは個人的に嬉しい点です。 次に、スクリーン画面の表示が回転する点。例えばラックに立てかけた際に、充電と視聴を同時にやるとなると、出力端子と充電端子の配置が上面と底面にある都合上、横置きにしないと繋げにくいことありませんか? そんな時にもスクリーン画面の表示を横に合わせれば視認性も確保できます。地味にうれしい点ですね! まとめると、外観や音質ともに余裕感のある上品なDAPです。所有欲を最大限に満たしつつ確かな性能・音質を持つ商品なので、自分へのご褒美品としておすすめの一品です。