スタッフレビュー詳細
K9 AKM?万能で使いやすいアンプDACだよね。音、性能、外観、隙が無いと思うよ。
・アナログ/デジタル/Bluetoothなどの入出力が豊富!
・黒色で統一されたクールな見た目!
・音が硬すぎず柔らかすぎずのちょうどいい塩梅の綺麗なサウンド!
上記のようなサウンドから性能、見た目までこだわりを感じる据え置きアンプDACです。家に1台あるだけで、オーディオ視聴環境のQOLが爆上がりしそうですね。
外観はマットな質感の黒色の筐体で統一されている上質なビジュアル。アクセントとして斜めに切り出されている角と凹凸が少し取り入れられており、シンプルながらも洗練されたデザインだと感じました。
正面中央にはボリュームノブは、引っかかりがなく滑らかに動かせるので、操作感は非常に快適です。またノブを回す感覚に適度な重みがあるので、音量の微調整がしやすいのも嬉しい点です。
ボリュームノブの右側にはOUTPUTやGAINなどの操作するスイッチやボタンが付いていて、どれも直感的に操作しやすいです。OUTPUTとGAINは、つまみを上下にスライドして任意の出力モードに切り替えることができ、INPUTはボタンを押すごとにUSB・OPT・COAX……というように切り替わる仕様でした。
また、Bluetoothの接続も、簡単に行えました。INPUTのボタンでBluetooth(BT)に設定したら、ボリュームノブの周りが赤青点滅に変わりペアリング待機されるので、あとはお持ちのオーディオデバイスで接続するだけ。
複雑な操作がほとんどないため、据え置きアンプ・DACが初めての方でも問題なく運用出来そうです。
音質については、自然かつ綺麗な音という印象。全体的にキレの良い冷たい音に寄ったサウンドではあるものの、ほのかに丸みや温かみを感じました。音場は少し広めで、低域の包み込むような響きと、ボーカル・高域の透き通った余韻が広がって心地よい空間でした。
ちなみに、本商品の同系列として1つ前に発売された「K9 Pro ESS」との違いは、搭載しているDACチップ以外はほとんどないように見えます。強いて変化点を言うとするならば、ボリュームノブの側面が金色から「K9」の頃の黒色に戻っていました。見た目の高級感は「K9 Pro ESS」と比べて少し劣ってはいるものの、指紋が目立ちにくいので、むしろ都合がいいと思う方もいるかも。
音質と機能どちらも申し分なく、操作も簡単で使いやすい据え置きアンプDACです。こだわってヘッドホンを買い始めているオーディオ沼に浸かりはじめている方におすすめです!
試聴環境:
①スマートフォン( USB-C ) → K9 AKM ( USB-B → 6.3mm ) → ヘッドホン
②スマートフォン( Bluetooth送信 ) → K9 AKM ( Bluetooth受信 → 6.3mm ) → ヘッドホン
試聴に使ったヘッドホン:
SONY「MDR-MV1」
量感イメージ
この商品に対する
他のスタッフのレビュー
-
かわちゃん
@e☆イヤホン
FIIO
K9 AKM
¥86076 税込
透明感がありニュートラルな音質
10万円を切る価格でここまで仕上げてきたのは本当にすごいです。非常に透明感があり、ニュートラルな音質だと感じました。 大きな特徴として、今までのESS系の「FIIO」製品と比べると少し温かみがあり、豊かな空気感を味わえるので、解像度重視でドライな音質であったESSとは異なる音質傾向と言えるでしょう。また、「FIIO K9」と比べるとナチュラルで音楽的な傾向を楽しめます。 高域は適度に丸みがあるので、長時間聴いていても疲れにくくエッジが刺さらない、若干のマイルドさが個人的に好みでした。自然でリアリティのある、「e☆イヤホン」2024上半期DAC・AMP部門売り上げランキング第1位になるのも納得の製品です。
-
いけちー
@e☆イヤホン 秋葉原店
FIIO
K9 AKM
¥86076 税込
扱いやすさ、音質全て良し!
FIIO (フィーオ)より、人気据え置きDACアンプ「K9」のDACチップが旭化成になった「K9 AKM」が登場しました。 見た目に関してボリュームノブなどの色や形は「K9」と一緒ですが、違う点として筐体の右側面に「K9 pro ESS」と同じType-CのUSBポートが搭載されています。 操作感はボタンを押すだけでinput / outputを切り替えることでゲインの調整ができるため、初めての方でも簡単で扱いやすいと思います。 ここからはサウンドについてです。 一聴して広く見通しの良い中高域と安定感がありどっしりと構えた低域を感じました。前機種の「K9」と比べるとやや迫力が抑えられた分、全体的に音が滑らかになったような印象です。音場も広く、各帯域の定位も良く感じます。楽曲を選ばずオールジャンルで活躍できそうな印象を受けました。 据え置きの環境をレベルアップしたい方や、滑らかで空間の広さを求める方にオススメです。 試聴環境 Meze Audio / 109 Pro flipears / ARTHA 試聴楽曲 Ado / クラクラ Aimer / ninelie 革命 / Ivy to Fraudulent Game
このスタッフの他のレビュー
-
なおティー
@e☆イヤホン
beyerdynamic
DT 770 PRO X Limited Edition
¥33498 税込
空間を広く使うダイナミックなサウンド!
「DT 770 PRO X LIMITED EDITION」は、左右や奥行きなどの位置がわかりやすいという特徴のあるヘッドホン。左右の振りや余韻・残響など、音の位置や音色が聴き取りやすく、こういった音の変化を注意深く聴き込むことの多い作曲時に向いている印象です。 黒い金属のハウジングや黒のレザー質のヘッドパッド、灰色のスウェード生地のイヤーパッドと、どこを切り取っても高級感あって所有欲が凄く満たされる見た目をしています。 重さについては、凄く軽いとは言えないものの、重厚感のある見た目にしては軽めという印象。実際に装着した際も、ヘッドパッドのおかげもあって重力を受ける感覚はあまりありませんでした。側圧についても、首を振ってもズレない安定感と、締め付け感の少ない程よい塩梅です。 ヘッドパッドはスナップボタンで装着されており、簡単に付けはずし可能。汗や汚れを拭き取りやすい親切設計で良き! 遮音性については、密閉型にしては周りの環境音が入ってくる印象。そのおかげか、耳元を塞がれるような閉塞感があまりないので、長時間装着しても不快感なく過ごせました。 音質の第一印象は、「空間表現がすこぶる良い!」。左右や奥行きの位置感覚がわかりやすい特徴があり、リバーブやパンニングなど、音の変化が如実にサウンドに現れるので作曲初心者には嬉しい特徴だと思いました。 音のバランスに関しては、各帯域均等に主張してくる印象。低域は、深く沈み込む音で広く分厚い音。中域〜高域は少ししっとりした音ながらも芯がはっきりしていて、定位が分かりやすいです。全体的に尖った音はあまりなく、耳に優しいサウンドなので、長時間の視聴でも耳は痛くなりにくいと思います。 まとめると、空間を広く使うダイナミックなサウンドを持つヘッドホンです。ステレオ感や奥行きが分かりやすく、DTMに最適だと思います。また、その空間表現の良さは、映画やアクションゲームをする際にも没入感が出て相性抜群かと!
-
なおティー
@e☆イヤホン
Bowers & Wilkins
Pi7S2
サテン・ブラック
¥37602 税込
「高品質」の一言に尽きる
Bowers & Wilkins (バウワース アンド ウィルキンス)「Pi7 S2」は外観、機能、音質、どこを見ても高品質なワイヤレスイヤホンです。 外観を見てみると、無駄のないデザインで上品な印象です。イヤホン本体は緩やかな輪郭を描くマットな質感です。イヤホン本体の中央部分には艶のある水紋のような凹凸があり、高級感があります。 機能面に関しては、不快感のない自然なノイズキャンセリング機能が印象的でした。私はノイズキャンセリングの強度が強い製品を使用すると、新幹線でトンネルを通った時のような耳がキュッとなる感覚や、サーっというノイズ音を感じるのですが、「Pi7 S2」ではそういったものは一切感じることなく快適に使用できました。 音の傾向については、高音域の響きの良さと解像度の高さに衝撃を受けました。弦楽器やギター、ドラムの金物などにある細かな揺れ・歪みがボヤけることなく聴こえます。 ハスキーな声のボーカルがある曲を目を閉じて聴くと、まるで正面で本人が歌っているかのように生々しくリアルなサウンドが味わえました。 そんな響きの良い魅力的な高音域に対して、低音域は高音域の良い部分を押しつぶさない、絶妙な圧力でサウンド全体を優しく支えています。そのおかげで全体的に綺麗にまとまったサウンドだと感じました。 上記のような音の傾向、ノイズキャンセリングの性能やデザインの良さなど、まさに「高品質」なイヤホンです。ぜひお試しください! 【試聴環境】 Xperia 10 Ⅲ → Pi7 S2
-
なおティー
@e☆イヤホン
qdc
SUPERIOR EX
¥19800 税込
SUPERIORのうまみを残しつつ、FitEarのサウンド感をブレンド!
2023年に定番イヤホンとして君臨した「SUPERIOR」にCIEMの大御所FitEarのチューニング技術が合わさったイヤホン「SUPERIOR EX」が登場。この豪華なコラボはまさに、鬼に金棒。 発売当初から「SUPERIOR」ユーザーである私が、今作との比較を主軸にレビューします。 外観は、クリスタルのような強い光沢のある美しいフェイスプレートから、金属のマットな質感を基調としたクールな見た目に変化しました。筐体の形は前作とぼぼ変わらず、耳に沿った形でフィット感が良好。耳穴に隙間なく深く差し込められるので、遮音性も高めです。 ケーブルは、前作同様黒色のビニール被膜を使用されていて、表面の質感は変化なし。留め具からプラグまでの部分が、単線から撚り線に変更されています。撚り線のケーブルはハイエンドの有線イヤホンやリケーブルに多い印象で、オーディオ玄人感が出てきて所有欲が少し上がりそうな見た目になったと個人的に思いました。 音質については、前作「SUPERIOR」の特徴である迫力とキレのある低域と高域に焦点が当たっているバランスに対して、今作「SUPERIOR EX」では中域の量感が少し増していて、結果的に前作と比べてほんのりとマイルドなサウンドに変化していました。 そのため、前作ではクラブ曲やゲームサントラなどのインスト曲が得意なイメージでしたが、今作ではボーカルが手前に、かつクリアに聴こえるようになったため、歌ものの曲も相性がよくなっています。 音場は前作より低域の余韻と高域のステレオ感が少し抑えられていて、僅かに狭くなった印象です。空間が狭まっているものの、全体的に解像度や分離感が高くなっているおかげで、音が詰まっている感覚はほぼなかったです。 まとめると、前作でのいい意味で荒く攻めていた低域と高域の部分を少し整えて、全体的にバランスが整った印象です。中域にも焦点が当たったことにより、邦楽も自然なバランスで流せるようになったと思います。 「SUPERIOR」や他のエントリークラスイヤホンを買って沼につかり始めており、もう少し上の価格帯を攻めてみたいと考えている方や、洋楽・邦楽問わず様々な音楽ジャンルを迫力あるサウンドで楽しみたい方におすすめです。
-
なおティー
@e☆イヤホン
Astell&Kern
AK UW100MKII 【IRV-AK-UW100-MKII】
¥14850 税込
エキセントリックな見た目、スマートな音質
「AK UW100MKII」は、細かな音が聴きとりやすく癖のないモニターライクなサウンドと、自然な外音取り込み機能が特徴的な完全ワイヤレスイヤホンです。動画編集者やテレビ・舞台の裏方スタッフなど、音を正確に聴き取ることが重要な仕事をしている方に合うイヤホンだと思います。 イヤホン本体のタッチセンサー部分が五角形、充電ケースは六角形と他のイヤホンではほぼ見かけない独特なフォルムをしています。五角形という奇抜なフォルムではありますが、配色は全体的にグレーの落ち着いた色合いで統一されているため、様々なファッションスタイルでも馴染みそうな印象です。 装着感は、耳穴に深く入る安定感のある着け心地です。ただし、筐体が少し大きめのため、耳の形状によっては食い込む可能性があるので事前に試着する必要がありそうです。 外音取り込みについては、イヤホンを着けていないかのような自然な取り込みで快適です。取り込む音量は4段階調節できる仕様となっており、最大音量に変更したところ耳で直接聴くよりも大きな音で周囲の音を聴き取れました。 ちなみに、外音取り込みON・OFFの切り替えや取り込む音量の調整はタッチセンサーで操作できます。イヤホンを着けたまま会話ができることはもちろんのこと、「外音取り込みに切り替えたものの相手の声が小さくて聴こえない」といった際に、スマホアプリを開かずに音量調整できる点は地味に嬉しい要素です。 音質については、中高域寄りのバランスをしています。高域の解像度が高く、ボーカルの息遣いや小さなノイズ音も聴き取れました。 また、音場は平面な配置をしていて、全帯域が近くにいる感覚です。全ての音が均等な距離で鳴っているため、音量のバランスを取るモニター寄りの用途に向いている音だと感じました。 外音取り込み機能があり、タッチセンサーでのON・OFFの切り替えや音量調整が可能。かつモニターライクなサウンドである完全ワイヤレスイヤホン「AK UW100MKII」。 上記を踏まえると、音楽や動画編集などのお仕事をされている方に合うイヤホンだと思います。音を正確に聴き取る作業をしつつ、口頭やオンライン通話での会議・連絡を取るような場面に最適ではないでしょうか。 また、癖のない素直なサウンドが好きな方でしたら、リスニング用途でもぴったりなイヤホンだと思います。