スタッフレビュー詳細
まるでハイエンド機種!ワンランク上のミドルクラスイヤホン
ATH-TWX7はTWX9の廉価モデルに当たりますが、上位モデルとも引けを取らないバランスの優れた製品でした!
【外観・使用感】
見た目や形状はTWX9とほとんど同じで、耳の奥に行くにつれて細くなるこの形状は、耳の小さい方でもフィットしやすいかと思います。細かい違いとしてはタッチセンサーの丸い部分が凹凸になっており、装着中本体が見えない状態であってもタッチする場所が分かりやすいので、操作性が向上したと感じました。
【機能】
「ノイズキャンセリングの程良さ」と「通話音声のクリアさ」が特徴的だと感じました。
まず、ノイズキャンセリングについては申し分のない強度でした。営業中、店内のBGMが流れているスピーカーの近くでも、小音量で音楽を流していれば気にならない程度で、様々な環境に合わせて使用できる程よい強度や快適さだと言えます。何より、装着時耳に上手くはまった瞬間に周囲の雑音がカットされるので、それだけでも十分にノイズキャンセルによる変化をよく感じられる製品だと思いました。
次に「通話音声のクリアさ」についてです。ボイスメモで録音をしてみると、声が非常に聞き取りやすかったです。あえて声の音量を上下させながら話してみましたが、音割れ・途切れ・雑音が入ることもなく、クリアな音声でした。イヤホンのマイクの指向性の都合上、周囲の環境音はある程度拾いますが、声が埋もれる心配はなさそうです。
価格帯の近い約20種類の商品と比較してみても、「環境音に声が埋もれないかどうか」・「話す内容が聞き取りやすいか」という観点で、比較機種の中でも特にレベルが高いと感じました。
【音質】
音質は低音がやや多めで、深く落ち着いたウォーム系サウンドだと感じました。私は普段低音が強いと聴き疲れを感じやすいのですが、このイヤホンでは量感がしっかりしているものの聴きやすい印象です。中高音も優しくのびやかなので、バラードやゆったりとした楽曲との相性が特によく感じました。
TWX9と比較してみると、TWX9の方が少し迫力のあるはっきりとした音の印象で、TWX7の方が優しく包み込むような綺麗な音に感じました。
【まとめ】
男性ボーカルのアップテンポなバンドサウンドをノリノリで聴くのであればTWX9、女性ボーカルや声の高い男性ボーカルのバラードを楽しむのであればTWX7の方がより向いてると感じました。
また、音質と機能を合わせたコストパフォーマンスを求める方には、是非一度TWX7をお試し頂く事をオススメします!
〈試聴環境〉
iPhone14(ios16.5.1):AAC接続
再生アプリ:アップルミュージック
【試聴楽曲】
〈歌入り楽曲〉
・月光浴/ヨルシカ
・憂一乗/ヨルシカ
・春愁/Mrs.GREEN APPLE
・「私の最後の日」/ユアネス
・クロノスタシス/きのこ帝国
〈インスト曲〉
・夏陰、ピアノを弾く/ヨルシカ
・森の教会/ヨルシカ
量感イメージ
このスタッフの他のレビュー
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おってぃ
@e☆イヤホン 秋葉原店
JBL
LIVE770NC【~2024/1/10まで!抽選、応募でJBL オリジナルグッズプレゼントキャンペーン!】
ブルー
¥19800 税込
気分はダンスフロア!ノリノリな音楽と相性抜群なヘッドホン
【第一印象】 JBL「LIVE770NC」は、楽曲のリリース年代問わず、アップテンポな曲との相性が抜群だという第一印象を受けました。 〈試聴楽曲〉の欄に記載していますが、2010年以前のディスコミュージックから、2020年以降の邦ロックまで幅広い年代で試聴してみたところ、どの楽曲においても劣ることなく、リズムにのって楽しく聴くのに最適でした。 以下各観点からレビューをします。 【外観・使用感】 ヘッドバンドとイヤーパッドは厚めで非常にクッション性が高いです。特に頭頂部部分のクッションが厚くなっており、低反発な素材で出来ています。 本体は全体的に少し小ぶりで、側圧感や重みは見た目程感じられません。カラーリングは一般的なブラック、ホワイト、ブルーのほかにサンドストーン(パステルオレンジをくすませたような色)があり、豊富な配色となっています。女性や若い学生の方も選びやすいようなサイズと配色展開なので、使用しやすい年齢層も広いのではないでしょうか。 【機能】 JBL製品はアプリからの操作可能な機能の豊富さが一つの魅力だと思います。まず、ノイズキャンセリングを当店1階の店内で試してみました。1階フロアは出入口のため外の音がよく入ってくる環境なのですが、そのような環境下でも周囲の音が気にならないくらいしっかりとしたキャンセリングの強さを感じました。 また、アンビエントアウェア(外音取り込み)は7段階で調整が可能です。例えば駅構内など、環境音が大きい場所で使用する際に手動で調節することができるので、騒がしく感じることなく自然な聴き心地に近づけられるので、便利ではないでしょうか。 その他にも「空間サウンド」や「通常EQおよび低音量ダイナミックEQ(※低音増強機能)」、「最大音量のリミッター」など、紹介しきれない程便利な機能が沢山備わっています。 その中でも特に「Personi-Fi」が魅力的に感じました。性別・年齢設定と左右で行う聴力テストをもとに、自身の聴こえる帯域に適したサウンドチューニングを行う、いわばパーソナライズ機能のようなものです。250〜12kHZまでの間で9段階に分けて計測をしていることもあってか、「もう少しだけこういう音だったら良いのに……」というような、絶妙な塩梅の微調整がなされます。 このような、やりすぎない程度の細かな音の変化が、痒いところに手が届くようで実は非常に有難い機能なのだと感じました。 【音質】 音質に関して一番印象に残るのが低音です。「バスドラの4つ打ち」がメインの楽曲と非常に合うのではないでしょうか。ただ量感が多いだけではなく、太さと輪郭を持った低音が前に出てきます。リズム楽器をメインで聴く方や、電子楽器、クラブ系の要素がある曲が好きな方は、年代やジャンルを問わず楽しめると思います。 ボーカルの位置はバッキング楽器と程よく馴染む距離で鳴っており、高域の楽器も埋もれず綺麗に聴こえるので、全体の音がぼやけることなく抜けの良い聴き心地になっています。それも相まって、低音のパンチが引き立っている印象です。 【さいごに】 とにかくこのヘッドホンは低音楽器が好きな方、ダンス・クラブ系の音楽を楽しみたい方にオススメです。そしてさらに言えば、EQで細かな設定をすれば他ジャンルの楽曲に合う可能性を秘めていると思います。デザインも豊富なJBL「LIVE770NC」、是非皆さんもご試聴・ご検討してみてください‼ 〈使用機器〉 iPhone14(ios16.5.1) 〈試聴楽曲〉 ・気分上々↑↑/Mihimaru GT ・ONE/Aimer ・アイウエ (feat. 美波,SAKURAmoti)/MAISONdes ・CHEERS/Mrs. GREEN APPLE ・Magic/Mrs. GREEN APPLE ・WanteD! WanteD!/Mrs. GREEN APPLE
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おってぃ
@e☆イヤホン 秋葉原店
Anker
Soundcore Q20i
ブラック
¥6990 税込
コスパ最強王道ヘッドホン!!
私がSoundcore Q20iを試聴した時、「機能性」「音質」共にコストパフォーマンスが非常に高いヘッドホンだと感じました。現代POPやバラード、アニソンなど特にボーカルの入った楽曲においては、ジャンルを問わずオールラウンドに使用できる印象でした。 【外観・使用感】 見た目に関しては、ハウジングとヘッドバンド部分にメーカーロゴと文字が入っているだけなので、非常にシンプルです。カラーリングはブラックとネイビーの二色で、素材は軽いものとなっているため、様々な服装にも気軽に合わせることが出来そうです。 また、ヘッドバンドを調節するスライダー部分は金属素材ですので、バンドの強度に少し安心感を感じられます。素材は軽いものの側圧は程よくなっているので、落ちたり耳からずれる心配も無さそうです。 【機能】 個人的に「多機能かつ高クオリティ」という点が、Anker製品の目玉ではないかと感じています。勿論、Q20iも例外ではありません。長時間再生(ANC使用時は最大40時間、通常時は最大60時間)やマルチポイントに加えて、ノイズキャンセリングや外音取り込み機能が実用性の高い物となっています。 ノイズキャンセリングを店頭で使用してみたところ、店内BGMのボーカルや伴奏が少し聴こえてくるだけで、周囲の環境音は違和感なく綺麗にカットされて聴こえました。iPhoneのボリュームを真ん中にして音楽を流すと、店内BGMは全く気にならなかったです。 また、外音取り込みについては嫌な感覚はなく、周囲や自身の声をとても自然に聴き取れました。電車などのアナウンスを聴きつつ、周囲の環境音をカット出来るので、個人的には気軽に通勤で使いたいと思いました。 【音質】 音場は狭すぎず広すぎず、ちょうどよいという印象です。音質傾向の第一印象は低音がよく効いており、ドラムのバスドラムのアタック感や、ベースの太い音が全体の響くように聴こえるので、リズムにノリながら聴くことに最適だと感じました。 J-POPを中心に更に様々な楽曲を聴いてみると、中高音域の纏まりの良さや煌びやかさも感じられました。歯切れのいいギターのカッティングの他に、メインパートより少し後ろで鳴っているようなデジタルシンセやSE、ベル系の小物楽器などの音を楽しむことも出来ました。 また私の場合、女性ボーカルの聴き心地がとても良かったです。声の抜けがよく、アップテンポの曲やアニメソングキャラソングのような複数ボーカル楽曲などは特によく映えて聴こえ、全体的に楽曲が明るくなる印象でした。 【さいごに】 多機能かつ妥協しないそのクオリティと、様々なジャンルを楽しく聴くのに向いている音質傾向というのは、このヘッドホンの良い点なのではないかと思います。そう言った意味でコストパフォーマンスに長けていると言えると思います。はじめてのヘッドホン選びで迷った際は、エントリーモデルとしてオススメなので、是非検討してみて下さい。 〈使用機器〉 iPhone14(ios16.5.1) 〈試聴楽曲〉 ・君が夢を連れてきた/ペットな彼女たち(茅野愛衣/中津真莉子/高森奈津美) ・DAYS of DASH/鈴木このみ ・今夜2人だけのダンスを/あらたよ ・鯨の唄/Mrs.GREEN APPLE ・失恋ソング沢山聴いて 泣いてばかりの私はもう。/りりあ。
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おってぃ
@e☆イヤホン 秋葉原店
Hi-Unit
Hi-Unit002-pnk (ピエール中野モデル/ピッドホン2)
¥38900 税込
本体は軽量、サウンド迫力!ピッドホン2
“ピッドホン2”こと「Hi-Unit002-pnk」は、外出先でも高音質な音楽で没入感を味わいたい方にも適した、持ち運びしやすいハイエンドワイヤレスヘッドホンだと感じました。前作の「AVIOT WA-Z1PNK」との比較も交えながらレビューします。 始めに手に取って感じたのは、本体の軽量さです。その軽さには非常に驚きました。前作「WA-Z1PNK」の金属を使った造りから、一気に軽量化が成されています。メーカー公式情報がないため数値ではお伝えできませんが、一般的なオーバーイヤーワイヤレスヘッドホンの中では、かなり軽い部類に入るのではないでしょうか。ちなみに実際に重さを測ってみると、りんご1個分より軽いほどの重量でした。 また、ハウジングは前作の「半開放型」から音漏れの心配が少ない「密閉型」へと変わったので、公共交通機関などの静かな場所での利用にも適しています。 デザインは無地黒色のサテン調塗装、文字入れはハウジングのロゴのみという構成で非常にシンプルです。ファッション用途として、様々な服装に合わせやすいのではないでしょうか。 「機能・音質」についてはノイズキャンセリングなどの機能がない分、音質に力を注いでいる印象でした。特に、リズム楽器の聴き取りやすさが特徴的だと感じました。生ドラムの金物類の音の輪郭や、各太鼓類の絶妙な位置関係が丁寧に表現されており、他の楽器に埋もれることなく心地よく聴き取れました。 加えて、電子系のリズムパートや、効果音などの迫力や奥行き感もありました。打ち込みが含まれるようなJPOPだと特に相性が良く、没入感を感じられるのではないでしょうか。 音の傾向は、前作と比べると低音が強くなったように感じます。中高域が埋もれない程度に低音が前に押し出されているので、全体のバランスを崩さずに迫力感を味わえました。 さらに、付属のケーブルで有線接続をすることで音全体の広がりと厚みが増し、様々な楽器パートの音をはっきりと聴きながら音楽を楽しめました。可能な環境であれば是非、有線接続で聴いていただきたいです。 このように、前作「AVIOT WA-Z1PNK」からデザインを一新した今作の「Hi-Unit002-pnk」は音質の面でも進化しており、より迫力感のある音楽を楽しめるヘッドホンになったと思います。 個人的には打ち込み音の入ったJPOPや、邦ロックを聴く時、ドラムパートに注目して聴きたい方におすすめしたいと感じました。下記に【試聴楽曲】を記載しておりますので、ご参考になれば幸いです! 【使用機器】 iPhone14(ios16.5.1) 【試聴楽曲】 unravel(n-buna from ヨルシカ Remix)-Exhibition edit/TK from 凛として時雨 Avid(feat.mizuki)/SawanoHiroyuki[nZk] B∀LK(feat.suis from ヨルシカ)/SawanoHiroyuki[nZk] asphyxia/Cö shu Nie
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おってぃ
@e☆イヤホン 秋葉原店
SONY
WF-1000XM5【~2024/1/16まで!キャッシュバックキャンペーン!】
ブラック
¥41800 税込
まさにオールラウンダーなハイエンドワイヤレスイヤホン‼
WF-1000XM5は、高い機能性と邦楽のジャンルによくマッチしたオールラウンダーな音質を兼ね備えた、まさに実用的なハイエンドイヤホンだと感じました。 まず初めに見て感じたのは、「WF-1000XM4」に比べて小さくなったということです。メーカー公式によると、片耳あたり5.9gと前作よりも約20%も軽くなっているそうです。以前より小ぶりなので、より無理のない装着感と通勤通学などの移動時間などでも疲れにくい自然な着け心地です。 機能については、外音取り込みとノイズキャンセリングがより自然でしっかりしたものになったと感じました。外音取り込み時は、イヤホンを外した時と付けた時で、ほとんど違和感がないほど自然で驚きました。 私は冷房・換気扇・PC・その他機械類の起動音が合わさって常時なっている環境でノイズキャンセルを試しましたが、それらが全く気にならない程しっかり機能していました。遠くからキーボードの打鍵音や時々人の声が聞こえる場所でしたが、意識しなければ気にならない程でした。 音質に関しては、低音から中低音にかけてが少し多い傾向に感じました。しかし極端に出過ぎていることはなく、色々なジャンルでも聴きやすいようなバランスのとれた音でした。WF-1000XM4より音がスッキリとして抜けが良くなり、各パートをよりはっきりと聴けるように進化したと思います。 そんな色々なジャンルに対応できるようなこのイヤホンの音は、特に邦楽におけるポップス、王道邦ロックからバラードまで幅広く網羅できるのではないでしょうか。また、音質だけではなく機能面も充実しているので、是非皆様も一度ご試聴いただければと思います。 【使用機器】 iPhone12(ios16.3.1) 【試聴楽曲】 49/51(feat.nemoi)/ユアネス 夏霞 - From THE FIRST TAKE/あたらよ 怪獣の腕の中/きのこ帝国 花一匁/ずっと真夜中でいいのに