スタッフレビュー詳細
これはまるで、イヤーピースの衣装ケース
多種多様な製品をリリースしているFiiOの全5種類、合計12ペアイヤーチップパックです。
【Balanced】
全ての帯域が明瞭になる印象で、ヴォーカルの輪郭がしっかりします。また、ギターなどの弦楽器の生音感が増し、バンドサウンドと相性がいい印象でした。お使いのイヤホンの音が好きで、音域のロスなく純粋にアップグレードさせたいのであればおすすめのイヤーピースです。
【Vocal】
「Balanced」に比べるとシリコン自体が柔らかく、名前の通り中高域帯が一つ前に出て、高域の抜けがより良くなる印象です。
ピアノ系の楽曲やK-POPなどと相性がいいように感じました。推しの声が一番重要という方には大変おすすめのイヤーピースですが、一方でバンドサウンドになると少しギターやベース、ドラムの音が控えめに聴こえるので、楽曲全体を楽しみたいのであれば「Balanced」の方がおすすめかもしれません。
【Bass】
「Balanced」に比べて低域の音の粒立ちが良く、ハリのある音になる印象です。HIP-HOPやK-POPとの相性が良く、タイトな電子ドラムのキレと電子ベースの音楽を重視して聴くにはぴったりなイヤーピースとなっています。
個人的にはHIP-HOPやK-POPでも、比較的新しいY2Kを意識した楽曲に合う印象でした。ノリよく音楽を聴きたい方におすすめのイヤーピースです。
【Bi-flange】
いわゆるダブルフランジタイプのイヤーピースで、「HS19」のセットに入っているイヤーピースの中では特に遮音性が高いシリコンイヤーピースとなっています。密閉度が高い分、低域の量感は増えますがブーミーになりすぎることなく、自然かつ力強い低域を感じられました。
上記3つのイヤーピースはS,M,L各サイズ1ペアずつ入っているのに対して、「Bi-flange」はMサイズ1ペアのみのため、注意が必要です。
【Memory foam】
シリコンイヤーピース4種類の他に、フォームタイプのイヤーピースまで同梱されています。このフォームタイプのイヤーピースは、フォームタイプの中でも比較的柔らかくさらさらな印象です。
遮音性に関しては随一で、一つひとつの音が丸くなる印象で耳あたりが優しい音に変化します。
また、こちらもMサイズ2ペアなので、注意が必要なポイントになります。
持ち運びにも便利なイヤーピースケースが付属している点も個人的におすすめです。それぞれ特徴のある5タイプのイヤーピースが同梱されているため、お気に入りのイヤーピースがきっと見つかるはずです。
【試聴環境】
使用プレイヤー:SONY NW-ZX707
イヤホン:DUNU-TOPSOUND TITAN S
【試聴楽曲】
I NEED YOU / Jon Batiste
Blue World / Mac Miller
Flash Forward / LE SSERAFIM
Ditto / NewJeans
Everybody Wants To Rule The World / Tears For Fears
19th Nervous Breakdown / The Rolling Stones
このスタッフの他のレビュー
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サニー
@e☆イヤホン 秋葉原店
CREATIVE
Aurvana Ace2
¥23800 税込
MEMSドライバー搭載!弱ドンシャリサウンド!
今回ご紹介するのはCREATIVEの完全ワイヤレスイヤホンAurvana Ace2です。 充電ケースやイヤホン本体に半透明パーツが使われた印象的な外観です。充電ケース内部は光沢のあるブロンズカラーで覆われているため、同時発売されたシックな雰囲気のAceと比べて、Ace2はゴージャスな雰囲気を醸し出しています。 肝心のサウンドについては、ドスンと底から押し上げるようなパンチのある低域と、その低域と同等の量感で中域が元気に鳴っている印象でした。インパクトある低域やハッキリ元気に鳴る中域と比べると、やや控えめな量感の高域ではありますが、音の粒立ちはしっかりしており、存在感のある中低域に埋もれることなく伸びやかに抜けていきます。 私自身このイヤホンで一番驚いたポイントは、外音取り込み機能の精度です。外音取り込み機能は機械的に処理をするため、どうしても生音とは違う機械処理した音に聴こえてしまう事がしばしば見受けられたのですが、Ace2は数ある完全ワイヤレスイヤホンの中でもかなり生音に近い自然な音質だなと感じました。 スティック型で耳の中に安定して収まり、筐体自体も比較的軽量なため、外音取り込み機能を利用しウォーキングなどのながら聴きイヤホンとしての使い方もアリなのではないでしょうか。 弱ドンシャリサウンドがお好きな方、外音取り込み機能の精度が高い製品をお探しの方におすすめです。気軽にMEMSドライバーを体験できるAurvana Ace2を是非、店頭にてお試しくださいませ。 再生環境: iPhone13→Aurvana Ace 2 試聴楽曲: TOGETHER! / JANNABI まどろみ / chilldspot I Don’t Think That I Like Her / Charlie Puth
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サニー
@e☆イヤホン 秋葉原店
BGVP
DMA
¥47500 税込
まるでライブ会場のような臨場感!
今回紹介するのは中国のオーディオブランドBGVP(ビージーブイピー)の有線イヤホン、DMAです。 クリアシェルとダークブルーのフェイスプレートのコントラストがよく映える本製品。フェイスプレートのメッシュ部分はLRで青と赤で別の色になっており、直感的に左右を識別できます。 音質について、主観ではありますが、一言でまとめると”アタック感のある低域と横方向に広がる音場が特徴的なサウンド”といった印象でしょうか。 特筆すべきは迫力のある低域で、低域のドライバーは1DDではありますが、空間表現用にBA型骨伝導ドライバーを2基搭載されていることで、その恩恵をより強く感じることができます。分離感も非常に良く、ドラムやベースの音がクリアかつダイレクトに脳に響き渡ります。 中域についても低域に埋もれることはなく、空間表現ではしっかり前に出ていることもあり、丸くハリ感のある艶やかなヴォーカルが楽しめること間違いなしです。 高域に関しては量感はやや控えめながらも存在感があり、アタック感の強い低域と艶のある中域、そしてもはやライブ会場なのではと思うほどに豊かな音場の中で、優しく伸びやかな高域がとてもいいアクセントになっています。個人的に例えるなら、プロレスのリング上で屈強なレスラー同士が激しくぶつかり合う中で、リングサイドから紅一点、優しく試合を見守る女性リングアナのようなイメージです。 Rockを愛する人や、ライブ会場にいるかのような臨場感を味わいたい人には気に入っていただけるであろう一本です。ぜひ店頭でお試しください。 再生環境: iPhone15→DMA 試聴楽曲: ・Gasoline / The Weeknd ・Runnin’ Down a Dream / Tom Petty ・Walk / Pantera ・In Bloom / Nirvana
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サニー
@e☆イヤホン 秋葉原店
Panther Audio
幻神(Genshin)
2pin 4.4mm 5極 ストレート
¥39600 税込
豊かな低域と確かな高域
今回ご紹介するのはPanther Audioからリリースされた2Pin 4.4mmバランスケーブル「幻神(Genshin)」です。こちらのケーブルは高純度金メッキ純銀、純銀、リッツ単結晶銅の三つの線材で構成された複合コア編組で設計されております。 外観はカッパーカラーとシルバーのコントラストが美しく、マット仕上げされたプラグカバー部分はブラックとゴールドで高級感があり、所有欲を満たしてくれるデザインとなっております。 肝心の音質について、一言で言うならば"程よくウォームな弱ドンシャリ"といったところでしょうか。ベースやドラムなどの低域の押し出しは強く感じますが、一音一音の輪郭が丸みを帯びているため、ゆったりした曲調の音楽でも心地よく聴けます。 また、このケーブルの本質は”高域”にあると言っても過言ではないかもしれません。伸びやかかつ豊かな広がりがある高域には、ピアノの一音一音をしっかり聴き分けられるほどの粒の細やかさがあります。そして、この再現性の高い高域には、押し出しの強い低域と対比しても負けず劣らずの量感があります。 以上のことから音傾向としては"ドンシャリ"にあてはまると感じましたが、このケーブルが面白いのはヴォーカル帯などの中域の量感も損なわれないということです。低域と高域の量感は増やしたいけど、ヴォーカルが遠くなるのは嫌という方にもおすすめできます。 広がりのあるサウンドをお求めの方にもご試聴頂きたい製品です。ぜひ店頭にてお試しください。 再生環境: iPhone15→FIIO KA5→幻神→qdc SUPERIOR 試聴楽曲: this is what autumn feels like / JVKE まどろみ / chilldspot I Don’t Think That I Like Her / Charlie Puth
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サニー
@e☆イヤホン 秋葉原店
GLIDiC
HF-6000
ブラック
¥8683 税込
日常にBGMの彩りを!
今回ご紹介するのは、ライフスタイルに寄り添うデザインで人気のオーディオブランド、GLIDiCのながら聴きイヤホン「HF-6000」です。 イヤホン本体は軽くコンパクトなため、通勤通学中のお供としてはもちろんのこと、掃除や洗濯、料理など家事をしながらの使用も問題ありません。 そして、本製品はマルチポイント対応の機種であるため、PCでの会議中にスマートフォンに電話がかかってきたとしても、一度PCのBluetooth接続を切りスマートフォンと再接続する必要はありません。また、オンライン会議中に近くにいる誰かに話しかけられたとしても、耳を塞がないオープン型イヤホンのためレスポンス早く返答ができるので、ビジネス用途でもぴったりなこと間違いなしです。 肝心の音質についてはヴォーカルや弦楽器がハリよく伸びやかに聴こえ、歌ものやロックとの相性が非常によく、中高音域が得意なイヤホンだと感じました。一方で、オープン型イヤホンの性質上、仕方がないことではありますが、低音域の音表現が控えめだと感じました。 また、少し気になったのが装着感です。その軽さから首を横に強く振るなどの激しい動きをすると、少しズレやすいように感じました。とはいえコンパクトでふわりとした軽い装着感のため、長時間のながら聴きイヤホンをお探しの方にはピッタリだと思います。ランニングなどの激しい運動中のながら聴きイヤホンとしてのご利用をお考えの方は、ぜひ一度店頭にてお試しください。 再生環境: iPhone13→HF-6000 試聴楽曲: TOGETHER! / JANNABI Under Cover of Darkness / The Strokes I Don’t Think That I Like Her / Charlie Puth