スタッフレビュー詳細
日常にBGMの彩りを!
今回ご紹介するのは、ライフスタイルに寄り添うデザインで人気のオーディオブランド、GLIDiCのながら聴きイヤホン「HF-6000」です。
イヤホン本体は軽くコンパクトなため、通勤通学中のお供としてはもちろんのこと、掃除や洗濯、料理など家事をしながらの使用も問題ありません。
そして、本製品はマルチポイント対応の機種であるため、PCでの会議中にスマートフォンに電話がかかってきたとしても、一度PCのBluetooth接続を切りスマートフォンと再接続する必要はありません。また、オンライン会議中に近くにいる誰かに話しかけられたとしても、耳を塞がないオープン型イヤホンのためレスポンス早く返答ができるので、ビジネス用途でもぴったりなこと間違いなしです。
肝心の音質についてはヴォーカルや弦楽器がハリよく伸びやかに聴こえ、歌ものやロックとの相性が非常によく、中高音域が得意なイヤホンだと感じました。一方で、オープン型イヤホンの性質上、仕方がないことではありますが、低音域の音表現が控えめだと感じました。
また、少し気になったのが装着感です。その軽さから首を横に強く振るなどの激しい動きをすると、少しズレやすいように感じました。とはいえコンパクトでふわりとした軽い装着感のため、長時間のながら聴きイヤホンをお探しの方にはピッタリだと思います。ランニングなどの激しい運動中のながら聴きイヤホンとしてのご利用をお考えの方は、ぜひ一度店頭にてお試しください。
再生環境: iPhone13→HF-6000
試聴楽曲:
TOGETHER! / JANNABI
Under Cover of Darkness / The Strokes
I Don’t Think That I Like Her / Charlie Puth
量感イメージ
このスタッフの他のレビュー
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サニー
@e☆イヤホン 秋葉原店
final
D8000 DC 【FI-D8DPAL】
¥548000 税込
一から変わったD8000の実力
今回ご紹介するのは、Finalの代表的なフラグシップヘッドホン「D8000」を一から見直し、新たに開発されたフラグシップモデル「D8000 DC」です。 まず驚かされるのが、ヘッドホン本体の軽さと装着感です。旧フラグシップモデル「D8000」は、500mlペットボトルよりも重い重量があり、長時間のリスニングでは、やや負担を感じることもありましたが、その点「D8000 DC」は約431gと、従来モデルから約100gの軽量化を実現。さらに、1.5倍大きいイヤーパッドを採用することで、抜群のホールド感を実現しています。これにより、身体への負担を軽減し、長時間のリスニングにも最適です。 音質について 一言で表現するなら、「高解像度、ややハイ寄りの現代版ドンシャリ」といった印象です。 解像度の高さ 音源に対する解像度が非常に高く、出音には“歪み”の要素が全く見当たりません。音数の多い近年の楽曲でも、一音一音を正確に再現しており、分析的に聴く際にも全く違和感がありません。 帯域バランス ローミッドとミドルハイの帯域は若干控えめに感じられるものの、これは「ドンシャリ」というキャラクターによるものです。低域と高域は十分な量感があり、解像度と分離感の高さから、物足りなさは一切ありません。 空間表現 ヴォーカルはセンターで程よい距離感を保ち、左右のパンがはっきりと認識できる横方向の広がりが特徴的です。さらに、音は後方にも広がり、半円を描くように定位感が生まれるため、立体的で豊かな音場を楽しむことができます。 音楽を分析的に楽しむのはもちろん、リスニングそのものを楽しい体験に変える逸品です。ぜひ店頭で試聴して、この新たなフラグシップモデルを体感してみてください。 再生環境 iPhone15 → RME ADI-2 DAC FS → D8000 DC 試聴楽曲 BIRD OF A FEATHER / Billie Eilish Every Breath You Take / The Police Mayonaise / The Smashing Pumpkins I Don’t Think That I Like Her / Charlie Puth
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サニー
@e☆イヤホン 秋葉原店
PHILIPS
TAE2146
ホワイト
¥1480 税込
初心者の方にはもちろん、ビジネス用途にも!
今回ご紹介するのは、PHILIPSのUSB Type-C接続イヤホン「TAE2146」です。カラーはブラックとホワイトの2色展開で、デザインは至ってシンプル。小さな筐体にPHILIPSのロゴのみがあしらわれていますが、それゆえにどんなファッションにも自然に溶け込むイヤホンと言えるでしょう。 肝心の音質については、一言で言うならば「中低域から中域にかけて厚みのある見通しの良い音」といったところでしょうか。私自身、試聴の際にはロックを聴くことが多いのですが、低めのギターのバッキング音やヴォーカル、ハイハットなど、すべてが過不足なく表現され、帯域バランスに優れたイヤホンだと感じました。 強いて言うならば、中音域帯に厚みがあり、前に出ている印象なので、高域が繊細なピアノ楽曲や女性バラードよりは、太いギターの音や音数の少ないオールドロックとの相性が良いように感じました。 また、筐体自体がとても軽く携帯性に優れており、リモコンマイクが付属しているため、中音域帯が厚く、話し声が聞き取りやすいので、出先でのビジネス用途にも最適です。ぜひ店頭にてお試しください。 再生環境: iPhone15→TAE2146 試聴楽曲: sometimes / My Bloody Valentine War Pigs / Black Sabbath Realize / Silica Gel Better Days Ahead / Pat Metheny Group
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サニー
@e☆イヤホン 秋葉原店
VIOLECTRIC
HPA V550 PRO
¥825000 税込
紛れもなく”真の音”
今回紹介するのは、ドイツの放送および録音用プロ機器を生産している「Lake People Electronic GmbH」のヘッドホンアンプブランド「VIOLECTRIC」のアナログヘッドホンアンプ「HPA V550 PRO」です。 この製品は、同社の「DHA V590」からD/Aコンバーターを除いた大部分の機能を備えています。 音質の第一印象は、音のつながりの滑らかさと歪みの少なさです。元々プロユースの機材メーカーが手がけた民生機ということもあり、アンプ自体の癖や味付けは控えめに感じられます。ギターの弦をピックで弾くニュアンスまで聴き取れるほどの音の再現性は、本機の本質と言っても過言ではないでしょう。使用するヘッドホンやセッティング次第でその個性に染まる、柔軟なアナログアンプだと思います。 帯域バランスについては、低域から中低域にかけてがかなり厚めに出ており、低域の押し出しは主張の強い部分と言えます。音場に関しては、頭を中心として左右から後方に広がる立体感が特徴的で、バンドものの楽曲を一度聴けば、自分自身がステージの中心に立っていると錯覚しそうなほどの再現性の高さが非常に魅力的です。 出音のレスポンスが非常に速くタイトであるため、メタルなどのスピード感ある音楽に非常に合うように感じました。 何よりも音の再現性を重視する方に非常におすすめできるアナログアンプです。 なお、本製品の内部には256ステップのアッテネータが採用されているため、無音時にチリチリというノイズが聞こえることがありますが、これは製品仕様のためご了承ください。 再生環境: HPA V550 PRO → ADI-2/4 Pro SE → LCD-X 2021
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サニー
@e☆イヤホン 秋葉原店
iFi-Audio
ZEN CAN 3
¥41121 税込
出力の恩恵
あの”ZEN CAN”が新しくなりました、2,000mWという驚異的な出力パワーを携えて。 前作のZEN CANが1600mWの出力だったことを踏まえ、このハイパワーを体感するため、今回は平面磁界型駆動のヘッドホンであるAUDEZEのLCD-X 2021で試聴してみました。 ZEN CAN3 のファーストインプレッションで、前作のZEN CANと明らかに違いを感じた部分はズバリ”中音域”の音の厚みです。前作のZEN CAN は個人的にとてもプレーンな印象を持っており、ヘッドホンが持つ特性の邪魔をすることがないアンプというイメージが強かったのですが、今回のZEN CAN3はリスニング色が強まった印象です。 私自身、前作のZEN CANには、プレーンな音というキャラクターの印象が強く残っており、あらゆる音楽ジャンルにも適し、幅広いエリアのニーズをカバーできるアンプといったイメージがありました。ですが、ZEN CAN3は前作の見通しの良さを残しながらも、出力が上がったこともあってか一音一音がより太く出ており、特にヴォーカル帯にあたる中音域に確かなハリを感じました。また、高域も明らかに前作のZEN CANよりも音の伸びが感じ取れます。 また、定位もやはりヴォーカルが一歩前で聴こえる印象です。その印象的なヴォーカルを補うように少し後ろから押し上げるように締まったグルーヴィーな低域が鳴っております。低域と同じか少し多い量感の高域が、低域と同じくらいの距離で鳴っているので、前作のZEN CANよりも明らかに奥行きを感じやすくなっていると感じました。 前作と比べて特徴が異なっており、何よりもノリよく音楽を楽しみたい、ハリのあるヴォーカルが聴きたいという、ポップスとR&Bをこよなく愛する人におすすめのアンプです。是非店頭にてお試しください。 試聴環境 ZEN DAC→iFi-Audio 4.4mm to 4.4mm cable→ZEN CAN 3 試聴楽曲 BIRD OF A FEATHER / Billie Eilish Red Wine Supernova / Chappell Roan Focus / H.E.R. I Feel It Coming / The Weeknd, Daft Punk