スタッフレビュー詳細
一台で何役こなすんだ⁉
大人気Razer「BlackShark V2 Pro」の、アップグレードモデルが登場しました!
見た目は脱着可能なマイクのデザインが多少変わっているくらいで、おおよその見た目は前モデルを継承した形です。実際にサイズを見比べると、イヤーカップの内径は縦が少し縮み、横が少し広がっています。R側イヤーカップに、後述する「オーディオプロファイル」の切り替えスイッチが追加されました。
大きな変更点として、まず一つに「有線3.5mm接続を廃してBluetoothへの変更」が挙げられます。これにより接続方法は
・Bluetooth5.2
・2.4 GhzのType-A ワイヤレス
の2Wayとなりました。
バッテリー持続時間が最大約70時間と大幅に伸びたため、有線接続がなくてもコンスタントにバッテリーを気にする必要はなさそうです。
そしてこの製品最大の強みは、プロゲーマーが協力しチューニングされた特定タイトル向けのオーディオプロファイルが用いられる点です。
国内外で人気を博すシューティングタイトルそれぞれに向けたサウンドチューニングにより、
ゲームが発する音情報を最大限に受け取れるようになるのではないでしょうか。
以下、一部プロファイルについて所感を記述します。
【APEX LEGENDS用サウンドプロファイル】
射撃のヒット音やアーマーの割れた音などがわかりやすい音色に変化しました。明るく優しいサウンドで、長時間聴いていても疲れにくいと感じました。
【VALORANT用サウンドプロファイル】
スパイク設置/解除音やスキルのサウンドなど、ラウンド取得に繋がる重要なサウンドが強調された印象です。定位は良好で、足音だけでもおおよその位置把握ができると思います。
【標準オーディオプロファイル】
「ゲーム」では、空間の広がりを感じやすく、まろやかな表現をしている印象です。低域がタイトに絞られ、中低域〜中域が強調されたサウンドだと思います。
「音楽」に切り替えると、低域〜中低域の厚みがグッと増してノリ良く音楽を聴けるサウンドになった印象です。
「映画」では、濃密で迫力のある低域の下地に適度な距離感で存在する声やBGMにより、作品に没入できるサウンドだと感じました。
おしなべてみると各々が全く異なるサウンドで、まさに多目的に用いられるヘッドセットになっていると感じました。320gという重量も装着してみると個人的にはそこまでの重みを感じず、長時間の使用も楽に行えそうに思えます。
複数のeスポーツアスリートが求めるサウンドを体現した一台。ぜひ一度お試しください。
試聴環境:
PC
iPhone 13 Pro MAX
試聴楽曲:
ralph 「Get Back (03- Version) feat. JUMADIBA & Watson」
HIYADAM 「I RAVE U」
他
量感イメージ
このスタッフの他のレビュー
-
あさやん
@e☆イヤホン 秋葉原店
iFi-Audio
hip-dac3【~2024/2/13まで!抽選、応募でUSB-Cアクセサリープレゼントキャンペーン!】
¥35200 税込
外でもコンパクトに高音質を楽しみたいなら
iFi-Audioより、大人気シリーズhip-dacからhip-dac3が登場しました。 外見からわかるhip-dac2との違いとしてはまず一点、背面にIEMatchが実装されたところです。高感度のIEMを鳴らす際などに嬉しい機構だと思います。ゲインを切り替えられるPowermatchはhip-dac2より引き続き搭載されているので、出力の必要なヘッドホンなどを鳴らす際にはパワフルに用いることも可能です。 二点目の違いは、デジタル入力方法です。hip-dac2ではUSB-Aに入力する必要があったのですが、hip-dac3ではUSB-Cが採用されているため、数多くの製品があるUSB Type-C to USB Type-CないしUSB Type-C to LightningのOTGケーブルをこの製品にも使用できます。 サイズはhip-dac/hip-dac2と共通のため、前作をお持ちの方はケースを流用できるのも嬉しいところです。さらに、XBass機能も引き継いでいるため、開放型のヘッドホンを用いているときや、迫力のある楽曲を楽しみたい際にはXBassをオンにしてノリよくリスニングを楽しめます。 音質としては、基本的にイヤホンの特徴をそのまま活かしてくれる印象で、その中でも若干低域に主張を感じました。立体的な表現を綺麗に味わえるのではないでしょうか。沈み込むような低域表現の心地よさとボーカル帯の力強さ、美麗さが両立しています。 手持ちのイヤホンにその真価を発揮させてくれるやもしれません。是非一度お試しください。 【試聴環境】 iPhone13 Pro Max 本製品 final A8000 【試聴楽曲】 さユり 「花の塔」 kZm 「Forever Young (feat. BIM & WILYWNKA)」 他
-
あさやん
@e☆イヤホン 秋葉原店
カナルワークス
CW-U15POP
ギャラクシーブルー
¥80300 税込
カラーもサウンドもポップに楽しめる一本
よく弾む低域サウンドの主張の上で、ボーカルが綺麗に聴けるイヤホンです。打ち込み系の音楽、その中でもキックに重点を置いた音源との相性が抜群だと感じました。 個人的にヒップホップの中でもDRILLを好んで聴くのですが、重いビートをこれでもかというほど激しく表現するため、いつの間にか頭を振っている。そんな "楽曲を楽しく聴ける" イヤホンの新星という印象を持ちました。 左右の広さは十分にありつつ、特に自分に肉薄して聴こえる距離感の音に対する立体的な表現の多彩さが心地よいです。 カラバリも豊富で、お気に入りのカラーがきっと見つかるはず。 是非一度お試しください。 【試聴環境】 iPhone13 Pro Max AK HC2 【試聴楽曲】 AbzSav X Sixty X MadMax 「Sticks & Stones」 他
-
あさやん
@e☆イヤホン 秋葉原店
Jabra
Elite 10
Titanium Black
¥39600 税込
Dolby Head Trackingを体感せよ
Dolby Atmos®︎空間サウンドに最適化された完全ワイヤレスイヤホン、Jabra Elite 10のご紹介です。 小型かつ滑らかな筐体は、するっと私の耳にハマり、装着感は個人的には良好なものでした。イヤホン本体を眺めてみるとソラマメのような膨らみが確認できます。ユニバーサルモデルの有線イヤホンのような人の耳に合わせた形状を、最小化しているのでしょう。 先述の通り、個人的には装着感が良好で、口を開閉してみるとイヤホンが動く感覚はあれど、私が試した限り耳から外れることはありませんでした。イヤホンを装着したまま食事をすることもある私としては嬉しいポイントです。 音質については前後左右に幅を感じられるサウンドで、空間の表現が巧いという印象を持ちました。プリセットをいくつか変更して試聴した中で最も私の印象に残ったのは、低音ブーストでした。低域の量感は明らかに増されますが、ボーカルや楽器に被ることがないため、キックの重みをより楽しめるのではないでしょうか。 この製品において特筆すべきは、専用アプリを用いて設定できる「メディア向け空間オーディオ」機能だと思います。ヘッドトラッキングをオンにすると、頭の動きに反応して音の配置も動くのが感じられます。音源側でも音は一点ではなく散らして配置されているものですが、着目したい音を意識することでまた違った楽しみ方ができる興味深い機能です。 ぜひ一度お試し下さい。 試聴環境 iPhone 13 Pro Max 試聴楽曲 Caravan Palace 「Leena」 Captain Joz 「Going Home with Ya」 さユり 「花の塔」 他
-
あさやん
@e☆イヤホン 秋葉原店
final
VR2000 for Gaming
¥6910 税込
大人気モデルの兄弟機が堂々参上!
ゲーム向けイヤホンとしてトップクラスの人気を誇るfinal 「VR3000 for Gaming」に、兄弟機として位置づけられたイヤホン「VR2000 for Gaming」が登場しました。「DARK OLIVE」と名付けられた暗めのミリタリー調なカラーが特徴的です。筐体デザインはVR3000と同様に見受けられます。 続いて、音質について記述します。目を瞠るほど巧みにチューニングされているというのが第一印象です。 繊細なサウンドの変化を瞬時に認識できるようにか、音の粒がはっきりと描写されながらも違和感を覚えない程度に輪郭を持っていると感じました。エッジと称するよりは、細かく毛羽立っているという表現が似合うでしょうか。一音一音に手を触れて確認しているかのように、しっかりと認識できると思います。 一定の音場の中で、楽器や声の配置がしっかりと聞き分けられるのではないでしょうか。FPSゲームのプレイに用いても勿論、その定位の良さを十分に体感できると思います。前後左右から聞こえる敵の足音もしっかりと判別でき、サウンド面からゲームプレイを助ける心強い相棒になりそうです。 是非一度お試しください。 【試聴環境】 KANN ALPHA PC 【試聴楽曲】 Captain Joz 「Going Home with Ya」 Candee 「Unlucky (Feat. 7)」 他