スタッフレビュー詳細
透明感の化身
透明感抜群でありながらもしっかりとしたメリハリと空気感を感じる、64 audio「U4s」です。
マットネイビーの金属筐体にホワイトのコーポレートロゴが映えます。今回の機種も交換可能なモジュールシステムを採用しており、1つで何度も楽しめます。今回はU4s専用モジュールM12で試聴しました。
一聴して感じたのは透明感のある音場の広さと、抜けの良さです。やはりApexテクノロジーを採用している64 audioらしい音です。
しかし抜けの良さにより低域の厚みが損なわれているかというと、全くそんなことはありません。むしろ低音のキックは適切な強さで、高音域の透明感とのメリハリの良さがU4sのアイデンティティを形成しています。
レスポンスもよく、どのような楽曲でも使えるのではないでしょうか。モジュール交換を行えば、さらに万能になるでしょう。
64 audioの技術の結晶、群雄割拠のミドルハイクラスに切り込んできたU4sは皆様の有望な選択肢になるでしょう。ぜひご試聴ください。
※2023年9月、仕様変更に伴いm12 Apex Moduleは付属いたしません
再生環境:N6ii/E02→U4s
試聴楽曲:KOTOKO Aiobahn「INTERNET YAMERO」
花譜「トウキョウ・シャンディ・ランデヴ」
ずっと真夜中でいいのに。「綺羅キラー(feat. Mori Caliope)」
量感イメージ
この商品に対する
他のスタッフのレビュー
-
いけちー
@e☆イヤホン 秋葉原店
64 AUDIO
U4s
¥175000 税込
広い音場を持つ万能機
64AUDIO U4sのご紹介です。 見た目は青を基調としたシェルに、黒色のフェイスプレートから浮かび上がるようなロゴが際立ちカッコいいです。 筐体は小柄で耳が小さめな私でもしっかりと装着できたので、耳が小さい方でも安心できそうです。 試聴してみてまず感じたのが、音場の広さです。そこに加わる丁度良い強さの低音と解像度が高く伸びの良い高音が印象的でした。また、音の抜け感も良く、長時間聴いていても疲れなさそうです。全体的にバランスが良いので様々なジャンルの楽曲に合いそうです。 中高域の伸びの良さや、音場の広さが欲しい方にオススメです。 試聴環境 M11 plus LTD 試聴楽曲 街路、ライトの灯りだけ /三月のパンタシア 革命 / Ivy to Fraudulent Game
-
れんれん
@e☆イヤホン
64 AUDIO
U4s
¥175000 税込
音の「空気」を変えられる!切れ味抜群のサウンド
今回紹介するイヤホン「64Audio U4s」は、スッキリ感と迫力のある音を探している方、1つのイヤホンで色んな音を体験してみたい方、R&Bやバンドサウンドが大好きな方にオススメのイヤホンです! 【外観】 マットかつサラッとした質感、落ち着いた気品を感じさせるスレートブルーの本体は思わず手に取って眺めてしまう美しさです。傾けると鋭く反射する64 Audioのロゴ、自分好みのサウンドに変えられるApex Module(後述)はカッコよさとロマンを併せ持った素晴らしいデザインだと思います! 【音質】 低音域は手前で滲まずにクッキリと、中高音域は高い解像度と奥行きを感じるサウンドになっています。全体的に音の分離と立ち上がりが良く、曲の細部まで聴き込みやすいチューニングだと感じました。 前後左右に細かく振られたシンセサイザーやカッティングギターもしっかり存在が伝わる定位感は聴きごたえ抜群です! 中でも激しめの曲で薄く反響するようなボーカルコーラスも鳴り始めから終わりまでしっかり聴き取れる立体感と分離の良さには本当に驚きました……! ハウジング下部にある小さい円柱型のフィルターはAir Pressure Exchange (Apex) Moduleといい、こちらを付け替える事によってイヤホン内部の空気圧を調整できます。実際にU4s専用の「12dB / m12 Apex Module」からより密閉感の高い「20dB / m20 Apex Module」を試したところ、キックの押し出される空気感がグッと強くなり、より一層迫力ある音に変化しました。 メリハリの効いた明瞭サウンド、聴きたい音にフォーカスしやすいポジションバランス、自分好みの音にカスタマイズできるモジュールなど、これ一つで様々な音楽体験が楽しめるイヤホンだと思います! スッキリとしたポップソングやノリ良く聴けるR&B、激しいバンドサウンドなどをよく聴く方にオススメです。ぜひお試しください! ※2023年9月、仕様変更に伴いm12 Apex Moduleは付属いたしません 【試聴楽曲】 安野希世乃 / ロケットビート 宇多田ヒカル / Kiss & cry Michael Jackson / Can’t Let Her Get Away FACT / slip of the lip
このスタッフの他のレビュー
-
アラチャン
@e☆イヤホン 秋葉原店
qdc
Live 5SL 【QDC-LIVE-5SL】
¥110000 税込
鋭い立ち上がりのステージモニター
より分析的で鋭い立ち上がりの低音を求める方へのモニターイヤホン「Live 5SL」です。 Liveシリーズの上位機種「8SL」と異なる点はまず、フェイスプレートです。左右別色のフェイスプレートは同じですが、L側が水晶を彷彿とさせるような非常に透明度の高いシェルとなっています。 もちろん音も異なります。「8SL」は情報量の多さを持ちつつも、くどさを感じさせない低音域を軸とした音作りが特徴的でした。それに対して「5SL」は全体的にスッキリ整いつつも、鋭い立ち上がりをした低音です。「5SL」の方がよりモニターライクではないでしょうか。 ドライバー数も大切ですが、その違い以上にチューニングの重要さが垣間見える「Live 5SL」を是非ご試聴ください。 再生環境:SP1000M→Live 5SL 試聴楽曲:KOTOKO Aiobahn「INTERNET YAMERO」 花譜「トウキョウ・シャンディ・ランデヴ」 ずっと真夜中でいいのに。「綺羅キラー(feat. Mori Caliope)」
-
アラチャン
@e☆イヤホン 秋葉原店
NUARL
Sound:A JAPAN Tuning Edition
¥19800 税込
重低音重視の日本モデル
低域のハリ感・量感、空間の広さを重視した「Sound Japan Tuning」モデルです。 一聴した瞬間にベースラインの唸り方が特徴的だと感じました。まるで生音のような滑らかさと重心の低いサウンドで、楽曲の下支えをしっかりしています。ボーカルも柔らかくつややかで、少し距離感はありますが聴きやすく、一歩引いた位置から鳴らすので分かりやすいです。高域も伸びやかで、天井のないような綺麗な伸び方をします。全体的に女性ボーカル向きな印象を受けます。実際に結束バンド「星座になれたら」で試聴しましたが、ピッタリだと感じました。 筐体は同じくNUARL「OverTure」と同じ形を採用しており、二回りほど縮小しているようです。全てが金属だったOverTureとは違い、内側は樹脂で成形されているので軽くて良い装着感です。長時間の試聴でも問題ないのではないでしょうか。 女性ボーカル物や低域の滑らかさを求める方にオススメです。ぜひご試聴ください。 試聴環境:AK100MKII→Sound Japan Tuning Edition 試聴楽曲:日向電工「ブリキノダンス」 ネイサン・エヴァンズ「WellerMan」 スティーヴ・アオキ「Azukita」
-
アラチャン
@e☆イヤホン 秋葉原店
FIIO
M15s 【FIO-M15S-B】
¥176000 税込
マルチでパワフルな上位機
小さいボディに圧倒的パワーと、多彩な出力で様々な用途に使える「Fiio M15S」です。 音質としては上位機種譲りの解像度の高さと前に出てくる締まったクリアな低音、空間の広さが特徴です。 今回もいつもの2曲で試聴しました。「トウキョウ・シャンディ・ランデヴ」ではハリのあるバスドラムに透き通ったボーカルが乗り、パッケージとしての完成度の高さが感じられました。 ナチュラルめに表現する上位のM17と違って全体的に元気なサウンドです。 「Pretender」では弾むようなピアノの音色と、つややかなベースラインが合わさりやはりこちらも全体的なまとまりがあって楽しく聴きやすいと感じました。 またハードコアやロックなどテンポの速い曲でも持ち前のパワーを生かして小気味よく聴けます。 ステップアップ先に最適なマルチに使えるDAPではないでしょうか。元気なサウンド、ノリよく様々なジャンルの曲を聴きたい方にお勧めです。ぜひお試しください。 再生環境:M15S→SE215 試聴楽曲:Ado「踊」 Official髭男dism「Pretender」 花譜「トウキョウ・シャンディ・ランデヴ feat. 花譜, ツミキ」
-
アラチャン
@e☆イヤホン 秋葉原店
TAGO STUDIO TAKASAKI
T3-02
¥37400 税込
ナチュラルモニターの定番
ナチュラル系モニターイヤホンの定番「T3-02」です。定評のあるTAGO STUDIOのモニターヘッドホンである「T3-01」と同じく木のハウジングが採用されています。 T3-02には、BOX-IN-BOX構造という一般的なプロユースのレコーディングスタジオに用いられている建築構造の方式を採用しており、高い遮音性が特徴です。イヤーピースはSpinFitのシリコンイヤーチップが付属しており、装着感が良好です。 音はナチュラルで、音源に対して忠実に出してくれるように感じました。定位や空気感がしっかりしておりさすがのクオリティです。また、残響感や距離感も自然です。 ナチュラルなサウンドなので聴き疲れしにくく、長時間のリスニングにも使用できます。まさに万能という言葉がふさわしいです。 コネクタが独自規格ではありますが、純正のバランスケーブルも別売りであり、e☆イヤホン・ラボのobsidianやIoliteなども使えるのでケーブルも選べます。 ナチュラル系モニターサウンドの定番であり、優しい柔らかい音でリスニングにも使える万能派「T3-02」を是非ご試聴ください。 再生環境:SE200(ESS側)→T3-02 試聴楽曲:official髭男dism「pretender」 花譜「トウキョウ・シャンディ・ランデヴ」 ずっと真夜中でいいのに。「綺羅キラー(feat. Mori Caliope)」