スタッフレビュー詳細
音を楽しむために、よりシンプルに
Campfire Audio初のワイヤレスイヤホン「Orbit」が登場しました! 最初に有線イヤホンとして音を作ってからワイヤレス化するという、音へのこだわりがとことん詰め込まれたワイヤレスイヤホンです!
「Orbit」はカラーバリエーション無しのイヤホンには珍しいベージュカラーです。特に女性に人気の色ではありますが、色々な服に合わせやすく、男性でも違和感なく馴染むような色合いになっています。
音に関しては、低音の多さと高音の広がりが印象的でした。低音は近くに聴こえ、量感があり、包み込むような深い低音からアタック感強めでファンキーなベースサウンドまで、しっかりと鳴っています。全体的に近く角の丸い音色なので、アコースティックギターやピアノのような生楽器主体の楽曲とは特に相性が良さそうです。
中高音は明瞭感のあるサウンドが正面から上下左右に素早く広がっていくようなイメージです。ワイヤレスイヤホンであることを感じさせないような音のキレや抜け感が気持ちよく、シャリつくことのない高音部分と、程よい分離感が際立って聴こえました。
全体的なバランスとしてはドンシャリ寄りで、力強い音圧と表現力に優れ、質感の再現力や、立体的な響き方は、ワイヤレスイヤホンというよりも有線イヤホンに近いように思えます。
また、イヤーピースを変えてみたところ、音色の変化をしっかりと感じられました。付属のイヤーピースだけでなく、「Orbit」の音に合わせて好みの装着感や音色のイヤーピースを探してみるのも楽しそうです。(ノズルが結構太いので軸の素材や太さに注意です)
ワイヤレスでも音質に拘りたい方や、分離感を求める方、ノイズキャンセリングの圧迫感が苦手な方へ特におすすめしたいワイヤレスイヤホンです。是非お試しください!
【試聴楽曲】
Milet / inside you
Cory Wong / Team Sports
量感イメージ
このスタッフの他のレビュー
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せめちゃん
@e☆イヤホン
FIIO
KA11
Type-C Silver
¥5202 税込
この価格で高音質⁉ 変換アダプタからのステップアップにオススメです!
通常の変換アダプターと見間違えそうなほどスリムな、スティック型DACアンプ「KA11」のご紹介です! 【見た目】 前モデル「KA1」よりもスリムになった「KA11」。Apple純正の変換アダプターと比べてもそこまで大きい印象は受けず、他のスティック型DACアンプと比較するとそのコンパクトさに驚きます! さらに、本体自体が軽いうえにケーブルが太く、全体で重みを支えているように感じます。そのおかげで使用中にプラプラとしないので、常に断線の心配をするようなこともなくなりそうです。 【音質】 Apple純正のUSB-C-3.5mmアダプターと比較して聴いてみました。 一聴して高音域が綺麗になったと感じます。「KA11」と繋げることで、高音域の細かな音がハッキリと聴こえるようになり、それに加えて空間の広がりも少し増えた印象です。 低音は一歩引いて、よりボーカルが際立つように変化するので、初めてのDACアンプとして試される方にも変化を感じ取りやすいDACアンプだと感じました。 【まとめ】 変換アダプターからステップアップしてみたい方や、サブのDACアンプとして持っておきたい方まで、どなたにでもおすすめできる製品だと思います! 低価格帯のDACアンプの中でもひときわ気になるFIIO「KA11」の紹介でした。ぜひお試しください! 【試聴楽曲】 HOME / Lucy きのこ帝国 / Dount
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せめちゃん
@e☆イヤホン
SHANLING
M0Pro
レッド
¥22770 税込
楽しさを詰めに詰めた超小型DAPです!
スマートウォッチのような見た目の「M0」が「M0Pro」になってパワーアップしました! このサイズでタッチパネルがついていて、デジタルの入出力、そしてBluetoothのレシーバーとしても使えるという万能な超小型DAP! LDAC対応でワイヤレス音質のさらなる向上や、別売りの専用アダプタで4.4mmバランス接続もできる、小さいながらに"デキるやつ"です。 やはり目を引くのはその小ささ。手のひらで包み込めるようなコンパクトサイズ感です。厚みもなくポケットに入れてもかさばらないので、外出先などでの使用に向いていると思います。また、UIがわかりやすくシンプルな表記で、操作に手間取るような感じもありませんでした。 そして音質については、低音が強めで楽しく聴けるようなバランスです。小型ながらも音圧がしっかりと感じられます。塊のような低音がドンッと響くような感じで、特にベースやドラムが聞き取りやすいです。全体的に迫力のある低音が土台となっているので、どのジャンルにおいてもノリの良さを感じられます。中高音はキレがよく、ギターや電子音などが気持ち良く耳に残る音色でした。 コンパクトなサイズのためか、サウンドステージは狭めになっています。ですが横の分離感と縦の抜け感が良くて息苦しいようには感じず、楽曲との距離が縮まる印象でした。コンパクトなサウンドステージ内でしっかりと一体感のある音色だと思います。この小ささだからこそ雑音の多い外で使うことを前提に考えたサウンドだと感じました。 そして「M0Pro」をBluetoothレシーバーとして接続してみると、音に少し変化が見られました。リバーブ感が増し、前後のサウンドステージが少し広くなったように感じます。有線接続の時よりもライブ音源に向いているような音の傾向で、また違った楽しみ方ができそうです! さらに「M0Pro」はBluetoothレシーバーには珍しいデジタル出力ができるので、アナログアンプだけでなく、デジタルのUSB DAC/アンプを「M0Pro」とつなげられます。「レシーバー + USB DAC/アンプ」という組み合わせで、音に変化をつけてみるのも面白いと思います! 豊富な入出力で色々遊べて、このコンパクトサイズの「M0Pro」をぜひお試しください!
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せめちゃん
@e☆イヤホン
SONY
LinkBuds Open【~2024/1/16まで! 応募、抽選でキャッシュバックキャンペーン!】
ホワイト
¥24973 税込
穴が空いてても高音質!
ソニーから「穴の空いた」ワイヤレスイヤホンが進化して登場しました! やはり注目すべきはその形状です! まるで五円玉のような穴あきデザインにより、外の音を遮ることなく、BGM感覚で音楽を楽しめるようになっています。思わず「どこから音が出てるんだ……?」と、つい口から零れてしまいますね。 実際に「LinkBuds Open」を装着してみると、前モデルよりもフィット感が向上しており、頭を横にしてもまったく動きません。フィッティングサポーターが長くなっている分、耳の形状に左右される部分もありますが、ハマりさえすれば落ちる心配もなさそうです。私の場合はしっかりとフィットしました! 肝心の音についてですが、オープン型にありがちな低音の物足りなさを感じさせず、ソニーらしい丸みを帯びたサウンドです。柔らかい音色で、しっかりとした低音の重みもあり、全帯域バランス良く出ているため、音楽ジャンルを選びません。 低音がしっかり聴こえるのは個人的に嬉しいポイントで、音量を下げて外出時に使っても、軽い感じにはならず、心地よいサウンドを楽しめます。BGM感覚で音楽を楽しむのに最適です。 耳かけ式のオープンイヤー型イヤホンが増える中、リング状構造の独自進化を遂げた「LinkBuds Open」は、街歩きやお家でのリラックスタイムにもピッタリなワイヤレスイヤホンです。ぜひお試しください! 【試聴楽曲】 w.o.d.「喜劇」 Nujabes「The Sign (feat. Pase Rock)」
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せめちゃん
@e☆イヤホン
水月雨 (MOONDROP)
星光 - Star Light(Type-C / 4.4mm)
¥27000 税込
変換アダプタなしで高音質!!
注目度の高い製品を多く発売している水月雨(MOONDROP)から、Type-Cプラグのイヤホン「星光 – Star Light Type-C」をご紹介します! 青に金色のラインが映える配色で一見して、水月雨らしい目を惹くデザインが特徴的です。形状は「Starfield 2」や「Aria 2」によく似ており、フィット感も抜群です。ケーブルは布巻きになっており、質感の良い少し太めのケーブルが高級感を引き立てています。 この布巻きケーブルには少しポイントがあります。これまで水月雨はイヤホン筐体のカラーに合わせたケーブルを多く採用していましたが、「星光 – Star Light Type-C」はその流れから外れ、黒色のケーブルが使われています。コネクタ周辺のパーツもシルバーで、渋さが際立っていますね。この選択は個人的にかなり好きです。 試聴にはType-Cプラグのケーブルを使用しましたが、他にも4.4mmプラグのケーブルが付属しており、選択肢が広いのも嬉しいポイントです。 音質については、自然なバランスで素直に鳴らす印象です。レンジが広く、出力にも余裕が感じられ、楽曲ごとにサウンドの質感が自在に変化します。全体的に解像度が高く、ボーカルが近くに感じられ、バランス接続のおかげで左右の分離感が際立ちます。音楽が近い位置で鳴るため、解像感を保ちつつ迫力があり、非常に気持ちよく聴けるイヤホンだと感じました。 特に低音の深さが楽曲によって変化する点が面白く、アーティストが伝えたいサウンドの表現が楽しめると思います。 変換アダプタなしで高音質を持ち運べる「星光 – Star Light Type-C」。ぜひ一度お試しください! 【試聴楽曲】 SKOLOR「BOUNCE BVCK」 MONO NO AWARE「風の向きが変わって」