スタッフレビュー詳細
一聴して進化を感じられるサウンド
SONY 「WH-CH710N」の後継機「WH-CH720N」の登場です。デザイン、装着感、音質のすべてが洗練された正統進化という印象を受けました。もちろんフラッグシップモデルの「WH-1000XM5」と比べると価格相応の差を感じますが、お値段以上のサウンドを気兼ねなく外に持ち出して音楽を楽しめるという点では、ワイヤレスヘッドホンの購入を検討されている全ての方におすすめできる製品です。
実際に着けてみると、ソニー史上最軽量という謳い文句のとおりとにかく軽いです。首に掛けていても重さを感じないのは嬉しいですね。また、ノイズキャンセリングをONにしていても最長35時間というロングバッテリーとこの軽さが両立されていることにとても魅力を感じます。ノイズキャンセリングは自然な効き方でノイズキャンセリング特有の閉塞感が苦手という方には丁度いい強度だと思います。
音質の方は適度な空間の広さと包み込むような低域が心地良く感じました。全体的に癖の少ないサウンドですが、クリアなボーカルと後ろの方から楽曲全体を支えてくれるような低域が好印象でした。また、高域も刺さることなく表現できています。シンプルな構成の楽曲のほうがより魅力が分かりやすいと思いますが、アコースティックなサウンドからEDMまで幅広く楽しめます。
何といっても最軽量、気軽に外に持ち出して良い音で音楽を楽しみたい方にオススメできるワイヤレスヘッドホンです。初めてのワイヤレスヘッドホンにもピッタリだと思います。ぜひぜひお手に取ってみてください。
【試聴環境】
NW-A306 - WH-CH720N
【試聴楽曲】
ExWHYZ:Seacret Seacret
上原ひろみ、馬場智章&石若駿:N.E.W.
チリヌルヲワカ:天邪鬼
量感イメージ
この商品に対する
他のスタッフのレビュー
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えんじ
@e☆イヤホン 秋葉原店
SONY
WH-CH720N
BC ブラック
¥18377 税込
音・利便性・使用シーン、どの項目も捨てる必要なし!
音質・機能・価格のバランスがあまりにも美しい、満足感十二分の注目機、SONY「WH-CH720N」が登場しました。 まず、持った瞬間にその軽さに驚かされます。ノイズキャンセリング搭載機としては屈指のこの軽さが、特筆すべき連続再生時間(ANC ON時:35時間/ANC OFF時:50時間)を誇る本機と相性抜群です。 また、ファッションアイテムとしても優秀で、シンプルなデザインが普段のコーディネートの中にも違和感なく溶け込んでくれます。カラーが3色展開ということもあり、時にはアクセントとしての効果も期待できそうです。 ノイズキャンセリングのパワーは同価格帯の中だとかなり優秀な部類に感じられ、その効きの自然さは高級機と比較しても遜色ないように思えました。 外音取り込みは極めてナチュラルで、マイクで拾っている感覚が非常に少ない印象でした。そのため、装着した状態での長時間の使用も全くストレスになりません。 肝心の音については、帯域ごとの調和が絶妙で、輪郭もくっきりとした、バランス感覚に優れた癖のない鳴り方をしています。 聴く音楽のジャンルを一切選ばず、何を聴いてもその完成度は揺らぐことがありませんでした。 空間は程よい広がりがあり、掴みやすい中高域が心地良いです。 全体を支える低域は十分な量感と存在感がありつつも支配的ではなく、キレの良さも兼ね備えています。ただ、そのバランスの良さが、人によっては味気ないと感じられる可能性もあると思います。 そんな時に有効なのがアプリの活用です。個人的にソニー製品のアプリはとても優秀だと思っていて、各種設定はもちろんのこと、音質の変更も自在に行うことが出来ます。 用意されているプリセットが9つと多く、その一つひとつで明確な音の変化を感じられます。それに加えて、オリジナルのイコライザーも2種類作成でき、より思い切ったカスタマイズが可能です。 尚、カスタマイズの際、一般的なアプリのイコライザーでよく見られる縦軸での音の変更に加えて、ソニーのアプリではそれらの下部に位置する場所にある横軸で低音をより増幅させることが可能です。この仕様によって、音に迫力をお求めの方の期待も裏切ることはないはずです。これだけ派手にいじっても音が一切破綻しないのは、ひとえにデフォルトのバランスの良さがゆえなのでしょう。 その他にも、2台同時接続が可能なマルチポイント機能や、通話時の風ノイズを低減する機構、圧縮音源の高音域をヘッドホン側で補完するDSEEなど、今欲しい機能が盛り沢山のヘッドホンとなっています。 エントリーモデルとは明確な実力差を感じさせ、フラッグシップモデルのエッセンスもふんだんに盛り込まれたSONY「WH-CH720N」、音楽ジャンル・シーンを選ばず、どなたにも自信を持っておすすめできます!
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なおティー
@e☆イヤホン
SONY
WH-CH720N
BC ブラック
¥18377 税込
いつでも、どこでも快適に高音質なサウンドを
SONY「WH-CH720N」は、装着感・機能・サウンドの全てがちょうどいいバランスで設計されているワイヤレスヘッドホンです。 装着感はとても快適で安定感があります。アームが圧迫感のない絶妙な力で固定されるので、左右からの締め付けが強くないように感じますが、軽く頭を左右に振ってもズレずにしっかりと支えられています。 機能はノイズキャンセリングと外音取り込み機能があります。どちらの機能も不快感のない自然な強度で、長時間着けていても疲れにくいと感じました。 また、「Headphones Connect」アプリを通すことで、「イコライザー」や「DSEE」などの機能が使用できます。 特に「DSEE」という機能はとてもおすすめで、ストリーミング再生やBluetoothの伝送で圧縮された音源をCD音質相当までヘッドホン内で補完する機能と言われております。実際私は1年前から同社の完全ワイヤレスイヤホン「WF-1000XM4」で「DSEE」機能を使用しており、圧縮音源でもハイレゾ音源と比較して遜色がない臨場感のあるサウンドになっていると感じました。 Wi-Fiのない場所でもストリーミングサービスで高音質なサウンドを聴きたいけど、データ通信量が多くなりがちなハイレゾ音源を流すのは控えたい、と悩みを抱えている方は試してみる価値アリです! 音の傾向は、低域から高域まで非常にバランスがよく癖のないサウンドです。中域から高域が中央手前にいて、その後ろとサイドに低域が広がっているような空間でした。 非常にバランスの良いサウンドなので、様々なジャンルの曲を聴くのはもちろんのこと、動画視聴や通話など、音楽鑑賞以外の用途でもマルチに使用できるヘッドホンだと思います。 室内、屋外問わず、快適に高音質で音楽や動画を視聴したいと思う方、長時間音楽を聴いている方におすすめです。
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シャモ
@e☆イヤホン大阪日本橋本店
SONY
WH-CH720N
BC ブラック
¥18377 税込
今までを過去に帰すように、すべてが進化!
「SONY(ソニー)史上最軽量※」のノイズキャンセリング搭載ワイヤレスヘッドホンが登場しました!(※2023年2月時点) 【機能・スペックについて】 「WH-CH720N」は「WH-CH710N」の後継モデルです。前作を様々な面において上回る性能と音質を有しています! 一覧にまとめると ・本体重量が223gから、192gとなり約30gの軽量化を実現 ・軽量化を実現しつつ、最大35時間の連続再生を維持 ・1000Xシリーズにも採用されていた「統合プロセッサーV1」を搭載 ・専用アプリ「Headphones Connect」に対応し、EQ設定などが可能に ・機器同士の再接続が不要な、最大二台までのマルチポイント接続にも対応 ・「360 Reality Audio」認定モデルとなり、対応コンテンツの再生が可能に などなど、設計・機能面においても目覚ましい進化を果たしています。 【ノイズキャンセリングについて】 ノイズキャンセリングについては精度も高く、それでいてかなり自然な印象です。周りの音を打ち消す強さを例えるのであれば、同社の「WF-1000XM5」が「周りのどんな音でも絶対に消す」というようなイメージで、「WH-CH720N」は「まんべんなく自然に消す」といったイメージでしょうか。 近年では強力なノイズキャンセリングを搭載した製品が多数ありますが、強力なノイズキャンセリングは人によっては強い圧迫感を感じてしまう場合もあります。なので「WH-CH720N」のように強すぎない自然なノイズキャンセリングであれば長時間でも快適に使用できそうです。 【外音取り込みについて】 周りの音が曇って聞こえるような印象はなく、標準的なレベルではないかと思います。遠くの音などは若干聞き取りにくい気がしますが、近くの音や話し声であれば問題なく聞こえます。 【音質について】 低域・中域・高域の全てが自然でとてもクリアです。どこかの帯域が主張するわけでも、どこかが引っ込んでいるわけでもなくフラットに音楽を奏でてくれます。強いて言えば、低域が強い楽曲などで深い帯域をしっかりと拾い、響かせるポテンシャルの高さがあるため、フラットさだけでなく少しリスニングライクな一面もあるところでしょうか。 「360 Reality Audio」も試聴しましたが、しっかりとしたサラウンド感があり、高い没入感を感じられます。また、スマートフォンアプリの「Headphones Connect」を使用し、EQ設定で低域の量感などを増加させると、個人的にライブ音源などの迫力が段違いに良くなると感じました! e☆イヤホンの各店頭では実機をご用意しての試聴が可能ですので、ご来店の際はぜひお試しください!
このスタッフの他のレビュー
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かく
@e☆イヤホン仙台駅前店
THIEAUDIO
Ghost
¥19800 税込
暖かみのあるボーカルと自然なバランス
THIEAUDIO「Ghost」は、開放型の自然なサウンドと聴きごたえのある低域が両立されており、開放型ヘッドホンの入門機としてオススメの1台です。 全体的に暖かみのあるサウンドで、広がりのある低域〜中低域としっかりとした存在感のあるボーカルが特徴的です。一般的に開放型ヘッドホンというと低域は控えめになりがちですが、THIEAUDIO「Ghost」は低域をしっかりと鳴らしながらも全体のバランスを損なわずに、開放型の良さをしっかりと残しているところが好印象でした。 暖かみのあるサウンドを活かして、アコースティックな楽曲やボーカルの優しい楽曲との相性がとても良いと思います。 装着感は側圧が少し強く感じましたが、ヘッドバンドのスライダーを調節すると、側頭部に対して垂直に力が加わるので違和感や痛みはなかったです。 エントリーモデルと言える価格帯の開放型ヘッドホンとしては、とても使いやすい1台だと思います。ぜひお手に取ってみてください。 【試聴環境】 FiiO K7 - THIEAUDIO Ghost 【試聴楽曲】 King Gnu / 白日 宇多田ヒカル / First Love Queen - Don't Stop Me Now
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かく
@e☆イヤホン仙台駅前店
FiiO
FF5 Black 【FIO-IEM-FF5-B】
¥22000 税込
豊かな中域が癖になるインナーイヤー型イヤホン
2022年9月に発売された『FiiO FF3』の上位機種です。もともと豊富だった付属品にシリコンリングが加わり、さらに自分好みにカスタマイズができます。 音の方は豊かな中域が印象的で、FF3よりもさらに聴きごたえのあるサウンドです。インナーイヤー型のメリットである音の広がりや抜け感は最大限に活かしながら、リスニングの楽しさもしっかりと味わえます。気持ちよく豊かに鳴る中域は女性ボーカルの歌声との相性が良いと思います。 全体的な重心は低めで、付属のスポンジカバーを付けるとさらに低域に寄っていきます。個人的には音質の変化が控えめで、耳へのフィット感が増すシリコンリングがお気に入りでした。耳に触れる縁の部分だけを覆うシリコンリングですが、それだけでも適度に低域を持ち上げてくれるのでおすすめです。 女性ボーカルをよく聴く方や、カスタマイズで色々付け替えて試すのが好きな方にはぜひ手にとっていただきたいイヤホンです。どうぞお試しください!
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かく
@e☆イヤホン仙台駅前店
FiiO
JD7 Silver 【FIO-IEM-JD7-S】
¥15400 税込
キレのあるギターサウンドにぴったり!
エネルギッシュなバンドサウンドにとてもオススメなイヤホンです。FiiOらしいメリハリのある音が楽しめます。 まず印象的だったのが全体的に1歩前に出るようなまとまりのある音。それでいて中高域の解像感がしっかりとあるため、歪んだギターが心地よく、アクセントのついたキレのあるカッティングも気持ちよく鳴ってくれます。 セミオープン構造が採用されており、適度な抜け感で音が籠らずクリアに聴こえるので、楽器の音を近くに感じながらもボーカルが埋もれていないのも良いです。 低域はタイトな印象で、量感は多くはありませんがバスドラやベースのアタック感を十分に伝えてくれます。やはりリズムの細かい楽曲との相性が抜群だと思います。 バンドサウンドをとにかく楽しく聴きたいそんな方にとてもおすすめできるイヤホンです。ぜひぜひお手に取ってみてください。 【視聴環境】 Galaxy S20 - Atom mini 【試聴楽曲】 BEAT CRUSADERS:TONIGHT,TONIGHT,TONIGHT ポルカドットスティングレイ:テレキャスター・ストライプ ExWHYZ:STAY WITH Me
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かく
@e☆イヤホン仙台駅前店
SONY
Float Run【桐生祥秀選手おすすめモデル】【WI-OE610】
¥19800 税込
耳を塞がない骨伝導でもないワイヤレスヘッドセット
スポーツをしながら音楽を聴きたい、だけど骨伝導は振動がすこし気になる、そんな方にぴったりなのがSONY 「Float Run」です。 見た目はソニーらしい配色で、既存の骨伝導イヤホンと比べると耳かけ部分の大きさがすこし目立ちますが、実際に着けてみるとこの耳かけ部分がしっかりホールドしてくれていて快適な装着感に繋がっていることが分かります。個人的にはマスクの上からでも問題ありませんでした。 さて、とても気になる音について。特筆すべきは音場の広さです。まさに耳元に自分専用のスピーカーがあるような広がりのある音が楽しめます。音のバランスとしては中域から中高域にかけてフォーカスをあてたサウンドで、温かみのあるボーカルが印象的でした。低域についても骨伝導イヤホンよりも自然な鳴りが感じられると思います。 ながら聴きのワイヤレスイヤホンを探している方にとってはまた1つ新たな選択肢になると思います。是非是非お手に取ってみてください。 【視聴環境】 Galaxy S20 【試聴楽曲】 BiS:テレフォン ネクライトーキー:こんがらがった ExWHYZ:Obsession