スタッフレビュー詳細
歪みのないハイクオリティサウンド
韓国ソウルのDreamus Company(旧社名iriver)が世界展開するHi-Fiオーディオブランド「Astell&Kern(アステルアンドケルン)」から、「AK HC3」を紹介します。
前作HC2と比べると、さらに音の歪み、ノイズが軽減された印象で、ESS社SABRE HiFi DAC ES9219MQデュアルDAC構成の恩恵か、以前に増してクオリティの高いサウンドを味わうことが出来ます。
標準はUSB Type-Cですが、Lightningアダプターも付属しているので、iPhoneユーザーにもありがたいですね。
バスパワー駆動なので充電要らず、さらに入力は3.5mm4極マイク・コントローラーに対応してるので、ゲームやチャット、リモートワークにも対応してて嬉しい限り。(※付属のLightning変換アダプターは非対応なのでiPhoneユーザーは要注意)
そして何よりコンパクトな本体はフルアルミニウムハウジング採用で20gという驚きの軽さ。お出かけなどでの持ち運びに最適です。
音の全体的な印象としては、やや横に広めのルームサイズで、中低域、特にボトムがしっかりしていて、かつ聴きやすいサウンドです。
高域はノイズがなく、シャリつくような音の出し方もないマイルドな鳴り方で、中域はエッジを効かせながらもどこか暖かみがあり、聴いていてホッとしました。
低域はさすがの骨太さで、さらに輪郭がくっきりしているので、ベースの動きまでしっかり感じることが出来ます。
太さと柔らかさを併せ持つ製品なので、ジャンルはヒップホップやベースミュージック、サンプリングミュージック、ジャズなんかにも良い仕事をしてくれそうです。
さらに進化を遂げた「AK HC3」をぜひ店頭でお試しください。
量感イメージ
このスタッフの他のレビュー
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りょうにぃ
@e☆イヤホン
SONY
MDR-MV1
¥59400 税込
空間表現の巧さに脱帽!
新境地のクリエイター向け背面開放型ヘッドホン、SONY(ソニー)「MDR-MV1」を詳しく紹介します。 最初に感じたのは、その「軽さ」。スペック表には約223gと書かれていますが、着け心地の良さも相まって、数値以上に軽く感じました。 オーバーイヤーですっぽり収まるのでホールド感も良く、締め付けも強くないので、着けていて疲れにくく、長時間の使用にもしっかり応えてくれそうです。 そして何より、その音の良さに心底驚きました。360 Reality Audio(サンロクマル・リアリティオーディオ)の恩恵か、上下左右斜め、どこからでも音が聴こえてくる……これは初体験、驚愕のひと言に尽きます。 この音はこの位置で、この音はこれくらいのサイズで、などの立体的な空間表現が絶妙に巧い。一つひとつの音をパーツで点で聴くのではなく、全体の音をセクションごとに適切に棲み分けて鳴らしてくれています。 あくまで主観ですが、例えるならばオーケストラの演奏で一つひとつの楽器にマイクを立てて、それらをサテライトスピーカーで鳴らしているかのような、そんな立体的かつ臨場感たっぷりの音の世界に浸らせてくれます。 全ての音の情報を適切に鳴らしてくれるおかげで音同士の喧嘩がないので、通常の半分くらいの音量でもしっかり音が出ている感じを味わえました。 音表現の巧さからジャンルに縛られることない製品だと感じましたが、中でもライブ音源や生音の表現には目(耳?)を見張るものがあります。また、開放型なのに遮音性が良く、音を流し始めるとスッと外音を遮断できるので、集中したい時にもおすすめです。 ソニーが自信をもって世に送り出す本製品、是非店頭でご試聴ください。
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りょうにぃ
@e☆イヤホン
Fender Audio
TOUR
BLACK
¥21890 税込
楽器メーカーのこだわりが詰まった極上サウンド
Fender(フェンダー)と言えば、ギターやベースを演奏する方はもちろんのこと、そうでない方でも知っている方が多くいるであろう、アメリカの老舗メーカーです。 そんなフェンダーブランド初となる完全ワイヤレスイヤホンとのことで、個人的に非常に楽しみにしていました。 「TOUR」を見て最初に感じたのが、その見た目の良さ。ケースもギターアンプを連想させるようなスクエアなデザイン。3Dプリンターで形成したという本体もギターのボディを彷彿させる、グッとくるデザインで一瞬にして虜になりました。 装着感も非常に良く、重量も9.7gと重くはないので、長時間の試聴も快適に過ごせそうです。 音に関しては低域が結構しっかり目に鳴っていますが決してブーストしたような音ではなく、輪郭が明瞭かつクリアなことに驚きました。中でもベースラインやキックの表現は流石の一言。音の動きや息吹をより濃く感じられます。 中域は程よく太く、ヴォーカルやパッドなどの音もよりつややかで肉厚に鳴らしてくれます。 高域はエッジが効いているのに、耳に直接響くような不快な音の鳴り方は一切なく、適度にウェットなヴォーカルとハット等の音が心地良く感じました。全体を通した音のディティールやその再現力の巧さに、メーカーの努力と蓄積した技術力の高さを感じました。 さらに、専用のアプリを使うことで、より自分好みのサウンドスケープを味わえます。プリセットモード(ORIGINAL、JAZZ、ELECTRONICなどなど)の選択や、ゲインの調整(BOOST)など、嬉しい調節機能を多数搭載しています。 楽器メーカーのこだわりが詰まったサウンドを是非一度体感してみてください。
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りょうにぃ
@e☆イヤホン
beyerdynamic
Amiron Wireless
Copper
¥112800 税込
快適な装着感と明瞭なサウンド
ドイツの老舗音響機器メーカー、beyerdynamic(ベイヤーダイナミック)より、密閉型ワイヤレスヘッドホン「Amiron Wireless」を紹介します。 「ハイエンド・ヘッドホンなのにワイヤレス?」と思う方もいるかもしれませんが、この製品は、beyerdynamic社が誇る名機、「AMIRON HOME」をベースに開発したというだけあり、その音質は折り紙付き。聴いてもらえればその明瞭なサウンドの虜になるかと思います。 かく言う私もヘッドホンは有線派ですが、この製品には音質、装着感、機能ともに大満足。正直惚れてしまいました。 beyerdynamic独自のテスラテクノロジードライバーのおかげか、全体的に音の見晴らし、抜け、一つひとつの音の粒立ちが良いと感じました。縦横奥行き含め、どの音がどの辺りで鳴っているかなどの空間表現や、パン振り、エフェクトのかかり具合も明瞭で、ヴォーカルや楽器の演奏の再現力もさすがの一言。ギターの手グセやヴォーカルのブレスなども良い塩梅で正確に伝わってきます。 最初に何もセッティングをしないで聴いたときは若干高域が強いかな、と感じましたが、専用のアプリを使用することにより、年齢や聴力、耳の状態を加味して調整してくれるので、その後は驚くほどすっと耳に馴染んでくれました。 このアプリは、ビープ音などのテストをすることにより、どの音が聴こえていて、どの音が聴こえていないかなどを測定して、その人に合わせて音質をパーソナライズしてくれるという優れもの。もちろん簡単にオリジナルに戻すことも出来るので、好みに合わせて切り替えるのも良いですね。 タッチパッドも多機能で、再生停止はもちろん、音量の上げ下げ、早送り巻き戻し、曲のスキップ、戻るなどのオーディオ制御に加え、電話に出たり通話中の音量上げ下げもタッチひとつで簡単に出来ちゃいます。 イヤーパッドにマイクロベロアを、ヘッドバンドには高品質アルカンターラマイクロファイバーを使用しているので触れ心地も抜群なうえに、重量も約400g、装着時の締め付けも軽めなので、長時間のリスニングにも活躍してくれそうです。 密閉型のハイエンド・ワイヤレスヘッドホンでこだわりの製品をお探しの方は、是非一度店頭で試聴してみてください。
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りょうにぃ
@e☆イヤホン
ADV.
500 (チンクエチェント)
ラベンダー
¥3960 税込
小さくてもパワフルサウンド
ADV. (エーディーブイ)の「500 (チンクエチェント)」は、世界最小クラスの完全ワイヤレスイヤホンです。 手に取ってみて、その小ささと軽さに驚きました。100円玉と並べてみると一目瞭然ですね(写真2枚目)。 イヤホン本体が片側約3g、ケース込みでも24gと非常に軽量かつ、イヤホン本体も小型なので、耳穴の小さい方や女性にもおすすめです。見た目も指輪のケースのようで可愛いので、贈り物等にも喜ばれそうですね。 再生時間はイヤホンのみで約5時間、ケース込みで20時間と、ちょっとした旅行などでも充分な容量で安心です。 そんな可愛いチンクエチェントですが、音質は結構パワフルでダイナミックドライバーらしい、まとまりのあるサウンドが好印象。特に低域がしっかりしていてベースラインも太いので、低音が好きな人にも気に入ってもらえるかと思います。ヴォーカルや高域はやや遠めの位置で気持ち良く鳴っていました。 中低域が豊かに鳴るのでジャンルは問わない印象ですが、個人的には「ポップスやクラブミュージックなどと相性が良いかな」と感じました。また、カラーバリエーションが豊富(ブラック、ホワイト、ラベンダー、ピンクの4色展開)なので、男女問わずお使いいただけます。 贈りものに良し、自分へのご褒美にも良し、ファーストイヤホンにも良しの「500 (チンクエチェント)」、是非店頭で試聴してみてください。